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Posted by ブクログ
オーディブルで聴いた。ナレーターが俳優の眞島さんで聴き心地よく、吉田さんのビジュアルを思い浮かべながら車の中でクスクス笑った。仕事で疲れた帰り道、軽く聴ける内容。ANAの飛行機によく乗るので『翼の王国』で吉田さんのエッセイは読んでいたけど、知らないエピソードばかりで新鮮だった。『悪人』を姉に勧められて初めて吉田修一さんの文章を読んで、まるで映画を見ているような解像度を感じた記憶。エッセイも臨場感がある。李監督とのエピソードは原作者と映画監督のやりとりとしてとてもインパクトあった。ラストのお話の電車の中は吉田さんの様子が見えて可笑しくて可笑しくて…『作家と一日』を読んでいても感じるのが、吉田さんの人柄と自分自身をとことん客観的に見る視点。恥ずかしい失敗をたくさんシェアしてくれて有難い。締め切りのあるお仕事。字数を稼ぐ吉田さんの心模様まで想像できておもしろい。これであんな本を書くのか…と不思議でしょうがない。
Posted by ブクログ
重たいテーマの本が続いて、無性にエッセイが読みたくなった。そして久しくエッセイの本を読んでいないことに気づいた。誰のを読めばいいのかもわからなかったが、たまたま見つけた吉田修一さんの本作に吸い寄せられた。タイトルも気になったし、これまで数作読んで、吉田修一さんのファンになり、人柄に触れてみたいと思ったからだ。
結果から言うと、ドンピシャだった。ANAの機内誌に連載していたとのことで、旅もののお話が多いのがよかった。情景描写を読んでいるだけで行ってみたいと思わせてくれる。それでいて、日常のありふれたきまづい瞬間などを切り取っていて、しかもそれがちょっと笑いそうになったり、どうなっちゃうの?と思わせたりする筆力はさすが!新作を含め、まだ読んでいない作品はいっぱいあるので楽しみでならない。
Posted by ブクログ
昨日に続いて吉田修一さんのエッセイ。
村上春樹さんは小説とエッセイにかなりの落差があって痛快なのだが、吉田修一さんはどうなのだろうか。
『横道世之介』という映画はうろ覚えだけど、あまり落差がない気がする。
今回のエッセイも旅の一コマと追想が綴られている。
なかでも、「青の氾濫・竹富島」「対馬旅情」「四00万人分の笑顔がお気に入り」竹富町も対馬も金比羅山神社も行ったことがない。
特に藍色、空色、水色、水浅葱、露草色、勿忘草色、青褐、鉄紺、、33種類の青表現以上の色の豊富な竹富島の海と空。期待を裏切らないどころか期待以上という景色。
想像ばかりがふくらみ、幸せな気分になる本だった。
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