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Posted by ブクログ
主人公はどこにでもいる地味で平凡なOL
彼女の唯一のプライドは、誰もが認める容姿端麗な弟の存在
自分のことが好きじゃない、というか半分あきらめているけど、
心のどこかでは光の当たる人と対等になれるかも、
という期待がいつになっても捨てられず、
自分に良く似た平凡な弟の彼女を認められない・・
巻末のあとがきが私の感想そのもの!
そして、この文章は結構納得してしまったなぁ
「どの幼稚園にも、必ず王子様役に選ばれる男の子がいて、
同じように必ずお姫様役しか考えられない女の子がいる。
たかが生まれてから三,四年の人生経験で、彼らが
王子様やお姫様にふさわしい魅力を得るはずがない。
そう考えれば、人間の晴れやかな魅力というのは、決して
人生経験などからではなく、生まれた瞬間に与えられるか、
与えられないかの違いなのだろうと思う。」
章のタイトルが最後に効いてくるところや、
寂れた地元をリスボンの街に重ね合わせるという発想など
この人の凝った作りはいつも通り
嫌いじゃないです
Posted by ブクログ
まず、目次を開いて面白そうだと思った。
1.モテる男が好き!
2.イヤな女にはなりたくない
3.どちらかといえば聞き役
4.家族関係は良好
5.初体験は十九歳
6.タイミングが悪い
7.ときどき少女漫画を読む
8.夜のバスが好き
9.アウトドアは苦手
10.間違えたくない
内容は、よくあるOLの日常。
平凡な毎日を楽しもうと、自分の街をリスボンの街と置き換えているところが非常に面白い。
先述のとおり、日常の話であることに変わりないのだが、
その中で出てくる登場人物の関わりや気持ちの変化など非常に面白く、成程!と思えるようなラストで一気読みしてしまった。
自分もなんだか一歩踏み出せるような温かくて大好きな作品となった。
著者の吉田修一氏は男性なのに、女性の心理をうまく表現されていて、女性よりも女性らしい主人公であったかもしれないと思った。
もっと読んでみたい。
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小説・文芸
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