吉田修一の作品一覧
「吉田修一」の「国宝」「タイム・アフター・タイム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「吉田修一」の「国宝」「タイム・アフター・タイム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
法政大学経営学部卒。1997年『最後の息子』で第84回文學界新人賞を受賞し、小説家デビュー。『パレード』が第15回山本周五郎賞を受賞。『パーク・ライフ』が第127回芥川賞を受賞。『東京湾景』がTVドラマ化された。その他作品に『キャンセルされた街の案内』、『あの空の下で』、『初恋温泉』などがある。
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Posted by ブクログ
オッソーと久遠、この二人だったからこそ、手に入れることのできた景色があったのだと思う。
読みながら、いろいろな感情の涙が出た。悲しいだけでも、嬉しいだけでもない。登場人物たちが過ごした時間、越えてきた時間を一緒に歩いてきたからこそ湧いてくるような涙だった。
情景描写が鮮やかで、人物の心理も細やかに描かれている。景色そのものだけではなく、そこにいる人の感情まで色を持って見えてくるようだった。文字を追っているはずなのに、物語の中に自分も登場人物の一人として参加しているような没入感がある。
だからこそ、「うんうん、そうだよな」「分かるよ」と、何度も心の中で登場人物たちに頷きながら読んでいた。
Posted by ブクログ
個人的には著者が同じ国宝より好き。
映画を観ていないけど、国宝は映像が伴って良さがより際立つ作品じゃないかと思う。
で、こちらの作品は、日経に連載されている小説だった。
日経を購読しているので連載を読めば読めたけど、この作品に関して言えば1冊を一気読みした方がいいように思った。
舞台は、東京、長崎、沖縄。
登場人物はいずれもワケあり。
ベースは高校生の恋愛話なんだけど、話は単純ではない。
そして、20年経ってもその2人にも、高校時代にかかわった人たちにもなんかワケがある。
そんな描写が結構引き込んでくれて、500ページ以上あるのに1日で読んだ。
オッソーと久遠のその後を知りたくなった。
Posted by ブクログ
吉田修一さんの愛と喪失を描いた物語。
恋愛小説であり、戦争小説でもありました。
主人公・一心の日常と、伝説の映画女優だった和楽京子こと鈴さんの人生がリンクして描かれており、『国宝』と似た描き方だと感じました。
戦後、鈴さんの女優人生は、成功に満ちた鮮かな人生に見えますが、その裏には被爆者であることを揶揄されたり、親友の存在が心の傷として残っていることが明らかとなります。
鈴さんが佳乃子さんを長崎港に連れ出し、海に向かって叫ぶシーンは、胸が引き裂かれそうになりました。
鈴さんが佳乃子さんのことを語ると、彼女が影になってしまうという言葉が重く響き、佳乃子さんの人生も引き受けた鈴さんの覚悟に、戦争を