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836円 (税込)

4pt

3.3

「ねえ。『喜び』って言葉から、どんな風景をイメージする?」風呂上がりの妻から唐突な質問を受けた慎一は、眼を閉じてみると、ふいにひとつの景色が見えてきた。海から眺める東京に似た大都市。同じく想像したらしい妻は、自分は空にいるという。(「ティファニー2021」)一流ブランドには物語があり、人生の一瞬を輝かせる。著者が20年をかけてその一瞬を切り取ってきた珠玉の作品集。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    エッセイを読んでいると、この感性があの素晴らしい小説達を生み出すんだ、と思う。
    「THE BAR」の中で、寺島しのぶのことを「~力強い女優に・・花が美しいのは、水を吸い上げる努力と、懸命に日を浴びる生命力があるからだと、改めて思わせるような女(ひと)」と言っている。素敵な表現だ✨

    0
    2024年10月09日

    Posted by ブクログ

    エッセイ集なのかな。
    どれも数ページで終わるストーリー。
    随所に心に染みわたる表現もあり、ほのぼのした印象だった。
    最初の逆光写真と、NIGHT COLORシリーズが気に入った。

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    吉田修一がさまざまな企業や媒体からの依頼に応じて寄せた掌編・エッセイ集。吉田修一の上質な文章で切り取られる人生の瞬間は美しく、ブランドというものを際立たせる。ただ、もうちょっと編集は工夫できたのではないかなぁ。掌編と取材旅行記的なエッセイが混ざって次々に出てくると読み手側のテンションが追いつかない。

    0
    2025年02月28日

    Posted by ブクログ

    エッセイもあり、創作もあり、ちょっと変わったまとめ方の本です。
    どれも読みやすく、気が利いていたり、仕掛けがあったり、おしゃれだったりと、スラスラ読めてしまいます。

    個人的には「祖母のダイニング」が好きです。

    0
    2024年07月21日

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