昨日、若者たちは
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昨日、若者たちは

682円 (税込)
477円 (税込) 12月25日まで

2pt

3.4

香港、上海、ソウル、そして東京。
分断された世界で今を直向きに生きる若者を描く純文学短編集。
2021年に刊行された単行本『オリンピックにふれる』を改題したものです。

「香港林檎」
「この香港のどこかを、もう一人の自分が歩き回っているような気がして仕方ないんだ」
ボート選手枠で入社して10年、タイムが低迷する偉良はコーチから思わぬ宣告を受ける。

「上海蜜柑」
「私たち、上海に住んでるのよ。欲しいものは欲しいって、今、世界で一番言える街に」
ケガで体操選手を諦め、臨時体育教師になった阿青。結婚目前の恋人には初めてのチャンスが訪れていた。

「ストロベリーソウル」
「がんばるって、約束したじゃないか」
ソウルのスケート場で働くクァンドンは、三回転ジャンプに挑む赤い練習着の少女に心惹かれるが……。

「東京花火」
「誰も悪くない。なのに、誰も幸せじゃないのはなぜだ?」
東京五輪が始まった。開会式を前に失踪した部下を探す白瀬は、国立競技場の前に立つ。
2021年東京オリンピックと同時進行で新聞連載された話題作。

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昨日、若者たちは のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    香港、上海、ソウル、東京、4つの都市で暮らす若者を描く短編集。元は『オリンピックにふれる』というタイトルだったものが改題されて『昨日、若者たちは』になっており、4編それぞれの若者たちの人生にオリンピックが何らかの形で「ふれて」来るのだけど、その触れ方や距離感は四者四様でオリンピックを射程圏に目指す距

    0
    2025年10月24日

    Posted by ブクログ

    香港・上海・ソウル・東京でスポーツをめぐる若者たちの物語。東京編で父親が「スポーツが教えてくれるのは勝つことじゃない。負けてもいいってことだ。負けることが、決してかっこ悪いことじゃないことを教えてくれる」と言う。素敵な言葉だ。

    0
    2025年05月13日

    Posted by ブクログ

    吉田修一氏のオリンピック時に掲載された短編小説集。香港林檎、上海蜜柑、ストロベリーソウル、東京花火と、アジアの若者たちの4つのストーリーを綴りながら、暖かい励ましをくれているような、包み込まれているような感覚だ。
    香港では、ボート部の男が将来を案じながら、その道を終えようとしているときにオリンピック

    0
    2025年05月01日

    Posted by ブクログ

    描かれているのは若い人なのだけれど少しどんよりしたストーリーだなと。短編集で『東京花火』という作品が1番好き、ただ思い返しても私はオリンピック賛成派ではなかったなと思う。

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オリンピックを題材にアジアの4つの都市を舞台にした短編集

    人生の岐路に立たされた主人公たちを描いていて、なかなか面白い作品集でした。

    以下、収録されている各作品の感想

    香港林檎
    時代の転換点にある香港と、人生の転換点にある主人公が重ねられるお話。最初のところでジャッキー・チェンを成龍と呼ぶのは

    0
    2025年02月21日

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