罪名、一万年愛す

罪名、一万年愛す

1,980円 (税込)

9pt

横浜で探偵業を営む遠刈田蘭平のもとに、一風変わった依頼が舞い込んだ。九州を中心にデパートで財をなした有名一族の三代目・豊大から、ある宝石を探してほしいという。宝石の名は「一万年愛す」。ボナパルト王女も身に着けた25カラット以上のルビーで、時価35億円ともいわれる。蘭平は長崎の九十九島の一つでおこなわれる、創業者・梅田壮吾の米寿の祝いに訪れることになった。豊大の両親などの梅田家一族と、元警部の坂巻といった面々と梅田翁を祝うため、豪邸で一夜を過ごすことになった蘭平。だがその夜、梅田翁は失踪してしまう……。

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罪名、一万年愛す のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    多少突拍子もないストーリーではあるもののテンポ良く話が展開されてエンタメとして楽しめる。適度な長さで気晴らしにGood!
    戦後の時代を生き抜いた貧しい子供達の経験を踏まえて教育への投資が常に必要であるとのメッセージがさりげなく残されている。

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの吉田修一。
    前作は何を読んだっけ?
    横道世之介かな??

    わりと好きなストーリー。
    途中で「方舟」を想像した方は、
    私以外にもいたはず。

    もう一度手に取りたいと思い4点。

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    遠刈田(とおがった)と言う私立探偵の元に風変わりな依頼がくる。一代で財成し遂げたデパート王の祖父が夜な夜な著名な宝石を探していると言う。今は引退してプライベートアイランドの豪邸で暮らしている祖父の米寿の祝いに遠刈田も駆けつける、と言う所から物語は始まる。大嵐の無人島で失踪した祖父を探していくのだが、

    0
    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

     個人所有の小さな孤島から、1人の老人が忽然と姿を消した。
     老人の名は梅田壮吾。九州の富豪で島の持ち主だ。壮吾氏がいなくなったのは、氏の米寿を祝う内輪のパーティーが開かれた翌朝のことだった。

     台風が間近に迫っており、本土に帰るのは不可能だ。島にはパーティー会場となった別荘が1棟あるだけで他に身

    0
    2025年02月11日

    Posted by ブクログ

    ドタバタミステリーというカテゴリーはないけれど、なかなかのぶっ飛び展開が面白くてあっという間に読み終わる。
    戦後の浮浪児の話は、ちゃんと知っておきたいと思い、次の一冊は「浮浪児1945-―戦争が生んだ子供たち―」に決まり。

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    3.5 謎解きが始まるまで読むのに苦戦した。後半の回収は日本の忘れてはならない歴史を絡めてくる展開。伏線がなさすぎて、後半の流れは意外ではあった。戦争の記憶は忘れてはならない。男にとっての初恋の重要性も入れ込んで来ている話。

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    一代で財産を築き上げた老人がパーティーのさ中孤島から失踪し~で始まる作品。

    展開は現実味にかけているし、登場人物のキャラが薄く、今一つ入り込めないなあと感じ始めたら、終盤、一気に読ませる展開になってくる。

    かなり、重いテーマを扱っているために敢えて軽めの作風にしているのかもしれない。

    日本に戦

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

    探偵の遠苅田に、九州の小さな島で隠居生活を送る高齢の祖父がある宝石を探し始め、その謎を解き明かしてほしいと依頼が来て、その島で起こる出来事や祖父の出自など明らかになっていく話。ネタバレになるのであまり言えないが、『砂の器』や『飢餓海峡』、『人間の証明』に通じる戦後を生き延びる厳しさや哀しみが描かれて

    0
    2025年06月21日

    Posted by ブクログ

    これは推理小説?ミステリー?と思わせておいての、ちょっとした変化球な小説でした。
    現実的かと言えば、むしろおとぎ話的な色合いが濃く、それだけに絶海の孤島での事件発生時にも、割合と気軽に読むことができました。
    読後感は極めて良いです。
    心に残るのはやはり「今からそう遠くもない昔」の幸次とケロとみっちゃ

    0
    2025年06月16日

    Posted by ブクログ

    産経新聞に連載されていた小説。タイトルに惹きつけられたが、ラストにその実がわかる。
    昭和の時代を異なる形で生きてきた、愛の話。

    0
    2025年06月12日

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