女たちは二度遊ぶ

女たちは二度遊ぶ

506円 (税込)

2pt

電車で遭遇した目を見張るように美しい女。電話ボックスで見かけた甘い香りを残した女。職場で一緒に働く世間に馴染めない女。友人の紹介でなんとなく付き合った怠惰な女。嬉しくても悲しくてもよく泣く女。居酒屋から連れ帰った泥酔する女。バイト先で知り合った芸能界志望の女。そして、中学の時に初めて淡い恋心を抱いた女……。人生の中で繰り返す、出会いと別れ。ときに苦く、哀しい現代の男女をリアルに描く短編集。カバーイラスト/はんだじゅんこ

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女たちは二度遊ぶ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年05月18日

    あらためて、クズでチャーミングで社不でセクシーな女性を描くのがうますぎるなと。。
    「遭ったことのある11人の女」を小説にしたそうだが、自分のことをこんなふうに描いてくれる人がいるなんて恐ろしいけれどすこし羨ましい。

    解説の田中敏恵氏
    「男が語る女は、女にとってリトマス試験紙のようだ」

    吉田修一さ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    作者の吉田修一氏が「初めて何かを思い出そうとして書いた作品」と語っている通り、過去に関わった女を懐古した作品。
    「何を思い出そうとして書いたのか、、それは結局わからなかった」と。


    アベレージは低いけれど、こういう余韻を残す作品は嫌いではない。

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    Posted by ブクログ 2024年02月23日

    登場する全ての女性との出会いと別れに共通して、ミステリアスさと哀しさを感じる。著者の描写が絶妙で、想像しやすく、読み進める中であたかも自分が経験しているかのような錯覚に陥る。

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    Posted by ブクログ 2018年11月20日

    短編集。どれも面白いのだが、とりたてて印象には残らなかった。良いのに残らない。そういう本に時々出会う。絲山秋子の「イッツ・オンリー・トーク」なんかがそうだった。

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    Posted by ブクログ 2018年04月25日

    吉田修一って女性を描くのがすごくうまい。
    男性の描く女性って女から見ると
    いやいや、と思う部分が多かったりするけど
    この人はとても自然に女性を描く。

    短編で、スッキリしない人も多そうだけど
    私はけっこう好きだった。

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    Posted by ブクログ 2016年10月03日

    登場人物に関しては、だれも友達になりたくはない人ばかり(笑)出来れば避けて通りたい人たち。
    だけど、不思議ともっと知りたくなる。

    大恋愛をしたわけではない、運命の人と思える相手でもない。それなのに、本当にふとした瞬間、どんな思い出があって、どんな言葉を交わして、どんな印象があるのかを思いだす。
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    Posted by ブクログ 2014年11月27日

    14/11/27

    吉田先生さすがです。まーた痛いとこほじくるひとですよ吉田先生。色んな女がいますなあ。『平日公休の女』がいちばん悲しくて切なくて響いてきて好き。喧嘩したときも腹が立って顔を見たくないときも迎えも送りもしてくれるって言ったのに!って。感情的になります。ほんとひどいことするのね。

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    Posted by ブクログ 2014年07月11日

    自分もどこかで気を抜いたら陥ってしまいそうな位のだめな男たちと、短い時間を共に過ごした女たちの短編集。

    男はいつも理由や結論を求める。でも責任はとりたくない。
    女はどこか気まぐれで、だけど決心すると妙に行動が早かったり。

    たぶん誰しも過去のちょっと苦い思い出とだぶるようなエピソードたち。

    決し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月01日

    男性視点での恋愛?短編集。

    学生主観の話はノスタルジーを感じて良かったが、女性は勿論手に取ってもあまり共感はないし男性も人を選びそうな作品。テンポはすごく良い。

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    Posted by ブクログ 2022年08月25日

    だから何?って感じで終わる短編集
    こういうの苦手なんだよなぁ
    けど男目線で語られるかなり昔のたまにふと思い出すような女の話っていうのがなんかいい

    なんでかよくわからないけどやけに記憶に残ってて定期的に思い出す誰かとのやりとりとかあるよな〜という感じ

    そういうなんとなくの話を書くのがうまくてすご!...続きを読む

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