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電車で遭遇した目を見張るように美しい女。電話ボックスで見かけた甘い香りを残した女。職場で一緒に働く世間に馴染めない女。友人の紹介でなんとなく付き合った怠惰な女。嬉しくても悲しくてもよく泣く女。居酒屋から連れ帰った泥酔する女。バイト先で知り合った芸能界志望の女。そして、中学の時に初めて淡い恋心を抱いた女……。人生の中で繰り返す、出会いと別れ。ときに苦く、哀しい現代の男女をリアルに描く短編集。カバーイラスト/はんだじゅんこ
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Posted by ブクログ
過去に関わりのあった女性をふと思い出した、みたいな話が何本もまとまってる短編集。 恋愛関係、肉体関係、バイト先や会社の同僚など関係性はそれぞれ。 僕も普段生活している中で、何がきっかけになったのかはわからないくらい急に、ふと誰かを思い出すことがある。昔付き合ってた人とかはもちろんだけど、辞めた会社の...続きを読む元同僚とか、ワンナイトした人とか、飲みに行った店でその場限りの話し相手になってくれた人とか。特にエピソードがあるわけでも僕の人生に大きな影響を与えたわけでもない人たちだったとしても、思い出すとなんだか心が疼くというか懐かしくてたまらない気持ちになる。今何してるのかな、あれからどんな人生を歩んでいるのかな、くらいには思う。そんなふうに、一瞬だけ人生が交わった人たちが存在していて、そんな瞬間がたくさん詰まっている短編集でした。
あらためて、クズでチャーミングで社不でセクシーな女性を描くのがうますぎるなと。。 「遭ったことのある11人の女」を小説にしたそうだが、自分のことをこんなふうに描いてくれる人がいるなんて恐ろしいけれどすこし羨ましい。 解説の田中敏恵氏 「男が語る女は、女にとってリトマス試験紙のようだ」 吉田修一さ...続きを読むん、モテるんだろうなぁ。
規格外の女性達 持っている世界がそれぞれで 自分がつまらなく思えた どこからきてどこへ行くのか 考えても考えなくても一生 いいんじゃないか
長い人生の中の一瞬の出来事を今体験してるみたいな感覚になって、次はどんな物語なんだろうって一気に読みたいけど勿体なくてちまちま読み進めた一冊
吉田修一さんって、短編もなかなかですね。一つ一つはとても短いですが、人間関係の機微を上手く切り抜いて表現されていました。少し甘いけど、星4つです
作者の吉田修一氏が「初めて何かを思い出そうとして書いた作品」と語っている通り、過去に関わった女を懐古した作品。 「何を思い出そうとして書いたのか、、それは結局わからなかった」と。 アベレージは低いけれど、こういう余韻を残す作品は嫌いではない。
登場する全ての女性との出会いと別れに共通して、ミステリアスさと哀しさを感じる。著者の描写が絶妙で、想像しやすく、読み進める中であたかも自分が経験しているかのような錯覚に陥る。
短編集。どれも面白いのだが、とりたてて印象には残らなかった。良いのに残らない。そういう本に時々出会う。絲山秋子の「イッツ・オンリー・トーク」なんかがそうだった。
吉田修一って女性を描くのがすごくうまい。 男性の描く女性って女から見ると いやいや、と思う部分が多かったりするけど この人はとても自然に女性を描く。 短編で、スッキリしない人も多そうだけど 私はけっこう好きだった。
登場人物に関しては、だれも友達になりたくはない人ばかり(笑)出来れば避けて通りたい人たち。 だけど、不思議ともっと知りたくなる。 大恋愛をしたわけではない、運命の人と思える相手でもない。それなのに、本当にふとした瞬間、どんな思い出があって、どんな言葉を交わして、どんな印象があるのかを思いだす。 普...続きを読む段は思い出せないけど、ふと同じ匂いがしたときに当時のことが鮮明に思い出せる香りみたいな。 自分の人生に何か大きな影響を与えた訳ではない、未練があるわけでもない、それなのに綺麗に忘れられず、思い出せば一日中彼女で頭がいっぱいになるような。 私は、忘れられない人がいるだろうか。 誰かにとって忘れられない人になっているのだろうか。 人生で何人の忘れられない人に出会えるのだろう。 物語全体は淡々としていて、面白味にかけるように見える。だけど面白味がないからつまらないといつのはこの作品においては違う気がする。 彼女たちについて考えれば考えるほど、面白い作品だと私は思う。
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女たちは二度遊ぶ
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吉田修一
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