女たちは二度遊ぶ

女たちは二度遊ぶ

671円 (税込)

3pt

電車で遭遇した目を見張るように美しい女。電話ボックスで見かけた甘い香りを残した女。職場で一緒に働く世間に馴染めない女。友人の紹介でなんとなく付き合った怠惰な女。嬉しくても悲しくてもよく泣く女。居酒屋から連れ帰った泥酔する女。バイト先で知り合った芸能界志望の女。そして、中学の時に初めて淡い恋心を抱いた女……。人生の中で繰り返す、出会いと別れ。ときに苦く、哀しい現代の男女をリアルに描く短編集。カバーイラスト/はんだじゅんこ

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女たちは二度遊ぶ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    過去に関わりのあった女性をふと思い出した、みたいな話が何本もまとまってる短編集。
    恋愛関係、肉体関係、バイト先や会社の同僚など関係性はそれぞれ。
    僕も普段生活している中で、何がきっかけになったのかはわからないくらい急に、ふと誰かを思い出すことがある。昔付き合ってた人とかはもちろんだけど、辞めた会社の

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    あらためて、クズでチャーミングで社不でセクシーな女性を描くのがうますぎるなと。。
    「遭ったことのある11人の女」を小説にしたそうだが、自分のことをこんなふうに描いてくれる人がいるなんて恐ろしいけれどすこし羨ましい。

    解説の田中敏恵氏
    「男が語る女は、女にとってリトマス試験紙のようだ」

    吉田修一さ

    0
    2022年05月18日

    Posted by ブクログ

    規格外の女性達
    持っている世界がそれぞれで
    自分がつまらなく思えた
    どこからきてどこへ行くのか
    考えても考えなくても一生
    いいんじゃないか

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    長い人生の中の一瞬の出来事を今体験してるみたいな感覚になって、次はどんな物語なんだろうって一気に読みたいけど勿体なくてちまちま読み進めた一冊

    0
    2025年07月31日

    Posted by ブクログ

    吉田修一さんって、短編もなかなかですね。一つ一つはとても短いですが、人間関係の機微を上手く切り抜いて表現されていました。少し甘いけど、星4つです

    0
    2024年05月20日

    Posted by ブクログ

    作者の吉田修一氏が「初めて何かを思い出そうとして書いた作品」と語っている通り、過去に関わった女を懐古した作品。
    「何を思い出そうとして書いたのか、、それは結局わからなかった」と。


    アベレージは低いけれど、こういう余韻を残す作品は嫌いではない。

    0
    2024年04月04日

    Posted by ブクログ

    登場する全ての女性との出会いと別れに共通して、ミステリアスさと哀しさを感じる。著者の描写が絶妙で、想像しやすく、読み進める中であたかも自分が経験しているかのような錯覚に陥る。

    0
    2024年02月23日

    Posted by ブクログ

    短編集。どれも面白いのだが、とりたてて印象には残らなかった。良いのに残らない。そういう本に時々出会う。絲山秋子の「イッツ・オンリー・トーク」なんかがそうだった。

    0
    2018年11月20日

    Posted by ブクログ

    吉田修一って女性を描くのがすごくうまい。
    男性の描く女性って女から見ると
    いやいや、と思う部分が多かったりするけど
    この人はとても自然に女性を描く。

    短編で、スッキリしない人も多そうだけど
    私はけっこう好きだった。

    0
    2018年04月25日

    Posted by ブクログ

    登場人物に関しては、だれも友達になりたくはない人ばかり(笑)出来れば避けて通りたい人たち。
    だけど、不思議ともっと知りたくなる。

    大恋愛をしたわけではない、運命の人と思える相手でもない。それなのに、本当にふとした瞬間、どんな思い出があって、どんな言葉を交わして、どんな印象があるのかを思いだす。

    0
    2016年10月03日

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