柚月裕子のレビュー一覧

  • 逃亡者は北へ向かう

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    幼少期に不幸な生い立ちを過ごした青年が不運にも人を殺めてしまった後、自分自身の出自である父を探して逃亡という名の旅をする。
    社会が幸せな子供を守ることが、犯罪を減らすのだと思う。厳罰化ではなく、その子、人の癒しを大切にしたいと思った。

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    2026年02月07日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    すべて東北被災地の現実がリアルに描かれているのは、作家さんが岩手県の出身地であり、山形県在住だからなんでしょうか。

    遺体が多すぎて二十四時間稼働している火葬場。
    遺体安置所で身元確認により感情的になった人がいても、野次馬で人垣ができないくらいみんなも同じ状況。
    毎日悪夢を繰り返す後遺症など。

    それだけでもドキドキしながら読む中で、サスペンス的要素がフックで入り、だんだんと迫ってくる中、最後の落とし込み。参りました。

    刑事、陣内の家族に対する愛。
    その妻、理代子の家族愛。
    殺人犯、真柴の足りない愛。
    その父、日沼が息子に伝えたい愛。
    津波によって失われた圭佑の家族愛。
    その子ども直人の別な

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    2026年02月06日
  • 慈雨

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    刑事を退職後、妻香代子と巡礼に参加した主人公

    旅先で幼女殺害事件をニュースで耳にし、15年末まえの純子ちゃん事件を冤罪にした記憶に縛られる主人公

    同じ犯人ではないか、また第3の被害者を出してという責めに苦しむ

    部下であり、娘の恋人である新米刑事、もと同僚と密かに組んで、白いバンをトラックにのせて移動と推理し捜査していく。

    後半になり犯人像への迫り方
    刑事としての強い責任感とプライド、人間像と重なりながら引き込まれていった

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    2026年02月06日
  • 朽ちないサクラ

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    2024年に映画化された柚月裕子さんの警察小説…あるストーカー殺人事件から警察の不祥事がスクープされて…新聞記者の親友に裏切られたと詰め寄る主人公…真実を知るかもしれない関係者に届きそうになると新たな事件が…終始緊張感がありました!

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    2026年02月05日
  • 風に立つ

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    補導委託について、とても興味がわいてきた。家族や親子にはいろいろな形があって、いびつな部分もあるけど、それを周りの人との関係を通して違う見方ができる。素晴らしい制度だと思った。

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    2026年02月05日
  • 教誨

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    読んでいて何度も気持ちが揺れた。
    同情してはいけない、でも理解しようとしてしまう。
    その葛藤ごと背負わされている気がした。
    読後のモヤモヤは、簡単に消えてくれない。

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    2026年01月31日
  • 慈雨

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    4.3/5.0

    登場人物たちそれぞれが抱える、悲しみ、苦しみ、悔恨、逡巡、罪の意識……
    それらが痛いほど伝わってきた。
    そしてそれらを決して綺麗にまとめることなく、結末を提示することもなく、「書き切らない」小説としての終わらせ方にも好感を持った。

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    2026年01月28日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    とても悲しいお話しでした。
    柚月さんは東日本大震災で家族を亡くされました。
    その想いがつまった小説でした。
    読んでいて、どんな想いで書かれていたのか、
    胸が苦しくなりながら読み終えました。

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    2026年01月28日
  • 盤上の向日葵(上)

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    上巻は警察側の目線が多く、下巻は佳介側の目線が多く、違う小説を読んでる気持ちになった。
    将棋の細かい描写はちっともよくわからなかったけど、ずっとその先はどうなるんだろうという気持ちで読むのをやめられなかった。

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    2026年01月25日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    今さらながら東日本大震災のやばさ、しんどさに思いを馳せた

    家族探して遺体安置所の巡るとか普通に心壊れる

    家族亡くなった/亡くなってないでギスるの嫌だな
    お互い傷つける意思はないとは思うけど異常事態で心のバランスを保つの難しいから細かな気遣いが出来ないだけなんだろうな

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    2026年01月24日
  • 最後の証人

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    途中まで、被告人が誰なのかわからないようになっていて、さまざまに予想をしながら読み進めていきました。途中で挟み込まれる過去のエピソードがどんなふうに裁判に関わってくるのか、読む手が止まりませんでした。佐方の仕事は信念と情熱を持ってきっちりやり遂げる姿もとても魅力的でした。面白かったです。

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    2026年01月24日
  • 盤上の向日葵(下)

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     事件を追う刑事から、棋士の半生にスポットライトのほとんどが移転していく。ミステリーも犯人捜しより、何故?という疑問がほとんどになる。ミステリー要素とヒューマンドラマが良い具合に絡まりあった傑作だと思います。

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    2026年01月21日
  • 盤上の向日葵(上)

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     謎の死体の抱いた将棋の駒の出所を追う警察2人。その2人の雰囲気も良い感じで読ませてくれて、別パートのヒューマンドラマもいちいち感動しながら読める一冊。ミステリーの行方も気になる上巻が終わり、これから下巻に入ります。

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    2026年01月21日
  • 孤狼の血

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    大上がかっこよすぎる!!!大好きな映画だからずっと原作を読んでみたいと思ってたけど、おもしろい!熱い!素晴らしい!!珍しく映画から入った方がいい原作本な気がする。配役もばっちりで、出てくる人物も多いから役者を想像しながら話を進めることができて読みやすかった!とは言えこれはどこの所属だったっけ?と何度か初めの相関図を見ながら、、、
    警察として。人として何が正しいのか。でも大上はかっこいい。大上と日岡のコンビをずっと見ていたかったような気分。
    読み終えてから考えると、虎狼の血ってタイトルが最高にかっこいい。
    すぐ続編も読もう!!!

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    2026年01月19日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    もしかしたらこんな不幸の連鎖で、自分でも思いもよらない罪を犯してしまうこともあるかもしれない。
    射殺された真柴亮さんの人生が悲し過ぎた。

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    2026年01月18日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    切ない話。人間は運命に逆らえない。
    主人公の少年は最後の最後で、心が満たされた
    と思うと、いくらかほっとする。
    迫力のある作品でした。

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    2026年01月18日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    柚月さんの本にははずれがない。
    今回はとくに吸い込まれるように読んだ。
    松本清張の砂の器を思い出させる。
    題名の蟻の菜園は、蟻と植物の共依存によって成り立っている事象。
    小説の中で、あなたと呼びかける人物は誰なのか、最後まで謎だった。

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    2026年01月18日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    東北の震災という未曾有の大災害の中、同時に連続殺人事件が発生してしまう。
    連続殺人犯の青年は、決して人を殺そうとしていたわけではなかった。自分の欲のために動いたわけでもなかった。生まれてきた瞬間からあらゆる不運に見舞われた。
    運が悪かった。自分は悪くないのに。どうしてこんなにも運が悪いんだ。
    犯人のそんな子供じみた発言も、ここまでも悪運が続くと、この運をどうやったら覆せることができたのか、やはり運が悪すぎたとしか言いようがない。
    運が悪かったのではない。誰が悪かったのでもない。自分がいつでも選択してきたのだと、最後は悟る。果たしてそんなふうに思えるのだろうか、自分なら。
    あらゆる苦悩が詰め込ま

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    2026年01月17日
  • 盤上の向日葵(下)

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    終わりは賛否ありそうですが、やはり最後までぐいぐい引き込まれました。佳介が破滅に向かっていっているのは読みながら分かっていて、でも殺していないで欲しいと思って読み進めていました。やっぱりめちゃくちゃ面白い小説ですね

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    2026年01月17日
  • 盤上の向日葵(下)

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    将棋は全くわからないけど、将棋の世界の凄まじさに引き込まれて夢中で読みました。
    将棋がわかる方ならもっと面白いんだろうな。

    虐げられて育った桂介が、近所のおじさんに将棋を教えてもらえた時間だけがどんなに幸せなひとときだったことか。
    想像しただけで涙が出ました。
    切なく悲しい物語でした。

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    2026年01月16日