柚月裕子のレビュー一覧

  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    元弁護士の女と元詐欺師?の男の、バディ謎解きもの。
    短編なので、サクサク読めて楽しめた。

    ドラマは観る予定無し。
    柚月裕子作品ははじめて。読んだ後に調べてみると、警察もの・将棋?の小説を書く等、幅広く書いている方のようで、読んでみたいと思った。

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    2026年10月10日
  • 最後の証人

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    オーディブルにて
    そんなまどろっこしいことしないで早く殺しちゃえばいいのにと思いながら聴いていました
    見事に騙されました
    その一文を聴いた瞬間えー!!
    面白った
    第二弾も楽しみ
    リーガルミステリー大好き

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    2026年10月10日
  • 教誨

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    ネタバレ

    吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。響子は十年前、我が子も含む女児二人を殺めたとされた。事件当時、「毒親」「ネグレクト」と散々に報じられた響子と、香純の記憶する響子は、重なり合わない。香純は、響子の教誨師だった下間将人住職の力添えを受け、遺骨を三原家の墓におさめてもらうために、菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。香純は、響子が最期に遺した「約束は守ったよ、褒めて」という言葉の意味が気になっていた――。

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    2026年10月08日
  • 盤上の向日葵(下)

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    将棋をあまり知らない人でも読みやすいし、将棋を割と知っているともっと読みやすい感じの作品。
    上巻での主要人物の話が、下巻ではついに絡み合ってくる。
    果たして犯人は誰で、犯行の動機とは何か…。
    単に事件を解決するだけでなく、そこへ至るまでの物語に要注目だと思います。

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    2026年10月08日
  • 盤上の向日葵(上)

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    将棋をあまり知らない人でも読みやすいし、将棋を割と知っているともっと読みやすい感じの作品。
    上巻は主要な人物にフォーカスを当てた準備回みたいなもので、上巻の内容などが下巻にどう絡んでくるか、先の展開を早く知りたい気持ちをかき立ててくれる。

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    2026年10月08日
  • 最後の証人

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    最愛の息子を事故で失ったら、自分はどうするだろう。
    その事故を起こした人が罪に問われず、その後も何も変わらずに生きていたら…。

    考えるだけで胸が苦しくなった。同じ母親として、その気持ちや置かれた境遇を思うと、目を背けたくなるほどつらかった。

    さまざまな立場から描かれることで、同じ出来事でも見え方が変わっていく。苦しさを感じながらも、続きが気になり、一気に読み終えた。

    大切な人がそばにいてくれることを、当たり前だと思わずにいたい。ともに過ごせる時間を大切に、一日一日を過ごしていこうと思った。

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    2026年10月07日
  • 朽ちないサクラ

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    警察不祥事とそこから巻き起こる事件に対して警察広報職員の泉が核心に迫る。読みやすいのはもちろんのこと、色んな登場人物に感情移入しやすい良さがある。続編も早く読みたい。

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    2026年10月04日
  • 慈雨

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    こんなにも心温まる物語があっただろうか。
    一生心に残しておきたい言葉もたくさん書かれてあって、私にとってとても大切な一冊になった。

    刑事の妻として心の底から支えていく、覚悟をもった女性がとてつもなくかっこよく、こんな人間になりたいと思う。

    人生、自分が得ることばかりを考えてはいけない。
    損得を考えず与えられる人間になりたいと思えた。

    ◾️心に残った文章
    あるときを境に人生とは目的を持って手に入れたものを一つずつ手放してゆかねばならない旅路となる。
    それは遍路に通ずる苦行である。
    自分のものであると信じて疑わなかったものを一つ一つ失いゆく。
    望むと望まざるとに関わらず、その荷を背から下ろして旅路は終わりへと近づいていく。
    最後には唯一無二の自分の命すら手放して一生を終える。

    ずっと晴れとっても人生はようないんよ。
    日照りが続いたら干ばつになるし、雨が続いたら洪水になる。
    晴れの日と雨の日がおんなじくらいがちょうど良い。、

    すべての人間が本人の意思とは関係なくこの世に生み落とされる。
    望まれて生まれてくる命とそうでない命。
    だが命の重さは変わらない。
    どの命もこの世に生まれたことを祝福されるべきだ。
    祝福される人間はひとりでも多い方がいい。
    その人間が自分とは赤の他人の刑事であっても。

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    2026年09月29日
  • 教誨

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    素晴らしい作品
    もう終わってしまった話、でもどうしてそこに至ったのか知りたくてたまらなくなる
    救われない、悲しい話だけどなぜそこに至ったのか、誰かが知ってくれて恭子も救われたと思う

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    2026年09月23日
  • 誓いの証言

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    著者が生み出した佐方貞人というキャラクターの特性に感涙。またいつか時間がゆっくりと取れるようになった暁には、読み返したいシリーズのひとつである。

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    2026年09月23日
  • 検事の死命

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    そういえば、この作品を書いた後に「次は佐方が検事をやめるに至った作品を書くと思います」って柚月裕子さんが仰っていた記憶があるのだが、最新作には書かれていなかったな…
    また16年待つのか…

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    2026年09月21日
  • 検事の本懐

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    ネタバレ

    これまでAudibleでたくさんの作品を聴いてきたけど、胸が詰まって泣けてくるのは柚月裕子作品が多い。
    静かに胸にじわじわ登場人物たちの感情が染み込んできて、あるポイントでそれが決壊する。
    この作品は、短編が繋がっていて、少し冗長だなと感じたところもある。
    でも、小さいパーツが繋がって、最後の章が活きるんだろうなと読み終えて納得。
    佐方貞人という人物を深く知って、もっと好きになった。
    まだ他の作品を読んでないけど、死なないで活躍を続けてほしい!

    いい本に出会うと、こんな素晴らしい作品を生み出して、世に出してくれた人たちみんなに感謝したくなる。
    ありがとうございました!!!!!!

    あと、やっぱりいつも装丁が素晴らしいですよね。
    検事バッジ、かっこいい。
    このシリーズはまだあるようなので、本当に楽しみ。

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    2026年09月20日
  • ウツボカズラの甘い息

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    とても面白かった!
    文絵の過去が明らかになった後半からの展開が特に。
    美への欲望だけでなく、金への欲望は人を狂わす。

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    2026年09月19日
  • 検事の本懐

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    上からの指示に唯唯諾諾と従うのではなく、人の心理を読み、真実を求める佐伯検事の姿勢が素敵!検事や裁判官、警察も、こういう人にだけなってほしい。
    最後の終わり方がとても良い!
    気になっていた部分が回収されてスッキリします!

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    2026年09月18日
  • 誓いの証言

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    ネタバレ

    お久しぶりの佐方さん。

    女性の立場で考えた時、どんなに憎い相手でも、貶める手段として自分の体を使うかな、とは思ったけど、それすら厭わないほどの恨みと憎しみがあったのかな、ともとれるなぁと思った。
    ただ、相手をSNSで晒すことでもって制裁とするのなら、痴漢とか盗撮とか、そういうものでもよかったのかな、とは感じた。
    あと、佐方さんが、被告人と既知の仲で、「こいつはそんなことするはずがない」から入ってるからこの流れになるんだろうけど、「こいつならやりかねないよなぁ」という気持ちが少しでもあったら、この展開は望めなかったのかもしれない。被告人はそこも分かってて佐方さんに依頼したのかな。佐方さんと一緒にいた時期の時分はそんなことしない人に見えたはずだ、と。
    そのくせ色々言い淀んでたしな。言いたくない、みたいなこというし。ひどい立ち居振る舞いをしてたのも事実だったし。
    とにかく被告人は悪いのはたしか。それは間違いない。……


    と、読んで色々考えさせられるストーリー展開でした。佐方さん、次回作も待ってます。

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    2026年09月17日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    職場の人と飲みに行ったら、傷害事件に巻き込まれ、そこから色々あって人を殺して逃亡することになってしまった真柴亮。

    逃亡を追う刑事の陣内。

    そして、東日本大震災という震災の中で出会った男の子が真柴亮と共にすることになり、その子の父親の3人目線から物語は進んでいきます。

    真柴亮が、やる事やる事みんな悪い方へ行き、なんかやるせない気持ちになります。

    日常の些細な決断が、この状況につながっていく。

    その言葉が印象に残りました。

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    2026年09月15日
  • 誓いの証言

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    2つのストーリーが交互に綴られていきどちらもひきこまれてしまう。中盤でやっと伏線に気づいた時に現在進行のストーリーに融合する。裁判所の証人喚問の臨場感に再びひきこまれ涙してしまった。シリーズ続編が早く読みたくなりました。

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    2026年09月13日
  • ウツボカズラの甘い息

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     小説のタイトルはウツボカズラとある。恐らく植物の名称なのかと想像しながら、調べてみると、「独特な袋状の捕虫器を持つ食虫植物」と書いており、犯人が甘い汁を好む犯罪小説なのかと思いながら、さらに調べてみると花言葉は「甘い罠」「魅惑」「危険な美しさ」だ。

    甘い言葉には気を付けろ!

    と思いながら文庫本の裏表紙に「戦慄の犯罪小説」と書いていたのでワクワク感を期待しながら本書を読み進めた。(実はこういう小説が好みなんです(笑)そして警察小説でもある。

     基本はミステリの範疇なんだろうなぁ~と思い騙されまいと、読書ノートを書きながら付箋を貼ったりするのですが中判以降は物語の展開が速く大きく事件解明のため刑事が奔走する有様で、本来どんなに興味深くても、冷静さを失わない方なんですが、頁を捲る手が止まらなかった。そういう意味で熱中して読んだと理解してほしい。ミステリ小説が好きな方なら痺れるでしょうね。

    勿論、後半になるまで犯人像が明かされませんが、警察の必死の捜査で物語が猛スピードで終結に向かう様は圧巻でした。長編にも拘らず読める作品でした。
      傑作だと思う。
      読書は楽しい。

    仕掛けの匠が良いですね☺️
    #幻冬舎文庫
    #柚月裕子 #ウツボカズラの甘い息

    【文庫版裏表紙のあらすじ】
    家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。彼女から化粧品販売ビジネスに誘われ、大金と生き甲斐を手にしたが、鎌倉で起きた殺人事件の容疑者として突然逮捕されてしまう。無実を訴える文絵だが、鍵を握る加奈子が姿を消し、更に詐欺容疑まで重なって・・・・。全ては文絵の
    虚言か企みか?戦慄の独罪小説。

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    2026年09月11日
  • ミカエルの鼓動

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    大学病院を舞台にした小説といえば山崎豊子があまりに有名だから、これを書くのは大きなチャレンジだったかもしれない。でも権力闘争よりも医療の正義と命の大切さに向き合うことをメインテーマにしたストーリーは、いろいろと考えさせられるところも多かった。西條と真木という2人の心臓外科医の立場、生い立ち、対立、葛藤、協調等々が展開していって息をつく暇もない。札幌という土地、心臓疾患と手術、家族と仕事の間での生き方など、自分に関わることも少なくないこともこの物語に引き込まれた理由かもしれない。自分にはこんなに苦労しながらも理想を貫くかっこいい人生のカケラもないけど。
    ミカエルと名付けられた手術支援ロボットも、調べてみればダヴィンチという実在するロボットがあるらしい。そういうことからも作者の記述の裏付けとなる調査研究には感服するところだし、そういったリアリティがこのストーリーをさらに迫真なものへと導いてくれたのだろう。今更ながら読むべき本に出会ってよかったと思う読後感。

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    2026年09月11日
  • 孤狼の血

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    柚月裕子さんの作品、初めて読みました。
    本作品は、ヤクザと警察を描く正統派ハードボイルド。
    やっぱりハードボイルド系、かっこよくて憧れます。
    大上の漢としてのカッコをつける生きざまに拍手喝采です。
    普段から、自分にはない、芯を持つ性格の人間がとても好きで、今回もピッタリとハマりました。
    ブレない軸が自分にもあれば、カッコいい漢になれるのだろうか。

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    2026年09月08日