柚月裕子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこれまでAudibleでたくさんの作品を聴いてきたけど、胸が詰まって泣けてくるのは柚月裕子作品が多い。
静かに胸にじわじわ登場人物たちの感情が染み込んできて、あるポイントでそれが決壊する。
この作品は、短編が繋がっていて、少し冗長だなと感じたところもある。
でも、小さいパーツが繋がって、最後の章が活きるんだろうなと読み終えて納得。
佐方貞人という人物を深く知って、もっと好きになった。
まだ他の作品を読んでないけど、死なないで活躍を続けてほしい!
いい本に出会うと、こんな素晴らしい作品を生み出して、世に出してくれた人たちみんなに感謝したくなる。
ありがとうございました!!!!!!
あと、やっぱりいつも装丁が素晴らしいですよね。
検事バッジ、かっこいい。
このシリーズはまだあるようなので、本当に楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレお久しぶりの佐方さん。
女性の立場で考えた時、どんなに憎い相手でも、貶める手段として自分の体を使うかな、とは思ったけど、それすら厭わないほどの恨みと憎しみがあったのかな、ともとれるなぁと思った。
ただ、相手をSNSで晒すことでもって制裁とするのなら、痴漢とか盗撮とか、そういうものでもよかったのかな、とは感じた。
あと、佐方さんが、被告人と既知の仲で、「こいつはそんなことするはずがない」から入ってるからこの流れになるんだろうけど、「こいつならやりかねないよなぁ」という気持ちが少しでもあったら、この展開は望めなかったのかもしれない。被告人はそこも分かってて佐方さんに依頼したのかな。佐方さんと一緒にいた時期の時分はそんなことしない人に見えたはずだ、と。
そのくせ色々言い淀んでたしな。言いたくない、みたいなこというし。ひどい立ち居振る舞いをしてたのも事実だったし。
とにかく被告人は悪いのはたしか。それは間違いない。……
と、読んで色々考えさせられるストーリー展開でした。佐方さん、次回作も待ってます。 -
Posted by ブクログ
小説のタイトルはウツボカズラとある。恐らく植物の名称なのかと想像しながら、調べてみると、「独特な袋状の捕虫器を持つ食虫植物」と書いており、犯人が甘い汁を好む犯罪小説なのかと思いながら、さらに調べてみると花言葉は「甘い罠」「魅惑」「危険な美しさ」だ。
甘い言葉には気を付けろ!
と思いながら文庫本の裏表紙に「戦慄の犯罪小説」と書いていたのでワクワク感を期待しながら本書を読み進めた。(実はこういう小説が好みなんです(笑)そして警察小説でもある。
基本はミステリの範疇なんだろうなぁ~と思い騙されまいと、読書ノートを書きながら付箋を貼ったりするのですが中判以降は物語の展開が速く大きく事件解明のため刑事が奔走する有様で、本来どんなに興味深くても、冷静さを失わない方なんですが、頁を捲る手が止まらなかった。そういう意味で熱中して読んだと理解してほしい。ミステリ小説が好きな方なら痺れるでしょうね。
勿論、後半になるまで犯人像が明かされませんが、警察の必死の捜査で物語が猛スピードで終結に向かう様は圧巻でした。長編にも拘らず読める作品でした。
傑作だと思う。
読書は楽しい。
仕掛けの匠が良いですね☺️
#幻冬舎文庫
#柚月裕子 #ウツボカズラの甘い息
【文庫版裏表紙のあらすじ】
家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。彼女から化粧品販売ビジネスに誘われ、大金と生き甲斐を手にしたが、鎌倉で起きた殺人事件の容疑者として突然逮捕されてしまう。無実を訴える文絵だが、鍵を握る加奈子が姿を消し、更に詐欺容疑まで重なって・・・・。全ては文絵の
虚言か企みか?戦慄の独罪小説。 -
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大学病院を舞台にした小説といえば山崎豊子があまりに有名だから、これを書くのは大きなチャレンジだったかもしれない。でも権力闘争よりも医療の正義と命の大切さに向き合うことをメインテーマにしたストーリーは、いろいろと考えさせられるところも多かった。西條と真木という2人の心臓外科医の立場、生い立ち、対立、葛藤、協調等々が展開していって息をつく暇もない。札幌という土地、心臓疾患と手術、家族と仕事の間での生き方など、自分に関わることも少なくないこともこの物語に引き込まれた理由かもしれない。自分にはこんなに苦労しながらも理想を貫くかっこいい人生のカケラもないけど。
ミカエルと名付けられた手術支援ロボットも、調べてみればダヴィンチという実在するロボットがあるらしい。そういうことからも作者の記述の裏付けとなる調査研究には感服するところだし、そういったリアリティがこのストーリーをさらに迫真なものへと導いてくれたのだろう。今更ながら読むべき本に出会ってよかったと思う読後感。 -
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『逃亡者は北へ向かう』を読み終えて、胸に残ったのは、あまりにも深く、辛く、そして切ない思いだった。
物語は、体育館に立て籠もる犯人の衝撃的な場面から始まる。「なぜ彼はここまで追い詰められたのか」という疑問に突き動かされ、一気にページを読み進めた。
主人公の真柴亮は、真面目に生き、ようやく町工場の正社員になれるというささやかな幸せを掴みかけていた。しかし、その矢先に次々と不運に見舞われ、逃亡することになる。
彼を追う刑事・陣内もまた、東日本大震災で幼い娘を失うという大きな喪失を抱えていた。崩れかけた家庭と深い悲しみを抱えながらも、「これ以上死人を出したくない」という思いで真柴を追い続ける。その姿には、刑事としての責務と、一人の父親としての苦悩が滲んでいた。
一方、真柴にも、たとえ死刑を覚悟してでも東北へ向かわなければならない理由があった。逃走の途中で震災の混乱から家族とはぐれた幼い子どもと出会い、その小さな命を守りながら北へ向かう。
追う者と追われる者。立場は正反対でも、二人はともに大切なものを失い、深い悲しみを抱えていた。
真柴が望んでいたのは、ただ穏やかに生きることだったはずなのに、なぜこれほどまでに追い詰められなければならないのか。彼の不条理な運命には、何度も胸を締め付けられた。
震災という大きな悲劇の中で、それぞれが喪失を抱えながら生きようとする姿。読み終えたあと、人間の哀しさと運命の酷さ、そして人を思うことの意味を深く考えさせられた一冊だった。 -
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久々にドキドキハラハラした。
極道と刑事の何とも言えない契りがあって、団結力も半端ない。
出てくる人物の極道人も、きちんとしたルールに乗っ取って行動していて、カッコいいなんて思ってしまった。
主人公の日岡も、暴力団係の捜査ニ課の大上の元で、ばちばちに叩かれて暴言も吐かれて最初は嫌な上司だったけど、だんだんと愛あるムチに見えてきた。ダウンタウンの浜ちゃん系かな。どつかれても、愛に感じる。
ストーリーも、ちょっとダークで怖かったけど、面白かった。暴力団は、怖いね。
本の題名も、最後で明らかに。
受け継ぐという意味合いなのね。
これ、映画になったなら誰が主演なのかなぁ。映画化、期待しちゃう。 -
Posted by ブクログ
久々の佐方シリーズ!
やっと、回顧録の検事やなく、弁護士さんに戻って来た〜!
知り合いの弁護士が、逮捕!
クラブのお姉ちゃんをムリにホテル連れてって…
相手に訴えられ…
でも、合意の上やと…
イヤイヤ、それ以前にもう結婚してたら、あかんやん!( ˂˃ ‸ ˂˃)ジーーーッ
長い時の流れが、そうさせたのか、色々事情あり。
佐方さんが、コツコツ調べて真実に近づく…
この人は、弁護だけに収まらず、訴えた側まで…
「事実と真実は違います。目に見える事実だけではなく、事件の動機ー真実がわからなければ、本当に事件が解決できたとは思いません。私は藤本さんに、この事件の事実ではなく、真実を知ってほしかったんです」(本文より)
これや!!!
これが佐方さんや!
とことん、真実を追う!
この姿勢に訴えた側も!
こんな弁護士さん、おったらええな!
なんかあったら、頼りになるし!
また、次よみたいなぁ…
******【映画鑑賞】 (╬◣д◢)ジー******
金曜日から3連休なんで、いきなり木曜日から
「グレイ・ミッション」
観て来た!
第2週になると上映本数激減!
結構、好きやけどな。
計算尽くされた作戦。最悪の最悪を考えての計画とトレーニング!
まぁ、地味といえば地味やけど。
まさに、プロ集団!
ギレンホールさんも、カッコよかった〜!
今日も、ハゲの行こ!(^^)v