柚月裕子のレビュー一覧

  • 孤狼の血

    Posted by ブクログ

    どんでん返しのびっくりだけじゃない、色んな感情にさせられた一冊。
    こんなジャンルも読めるんだって思わせてくれた。

    0
    2025年06月13日
  • 最後の証人

    Posted by ブクログ

    塾帰りの子供を事故で失う…
    犯人は何ら変わらない日常を過ごしているなんて許せない。
    感情が揺さぶられて、一気に読み進めた。
    最後は登場人物それぞれの想いを上手くまとめて、余韻を残しつつ、すっきりした。
    柚月裕子さんの作品は読みやすく、物語の世界に引き込まれていく面白さがあると思う。
    他の作品も読みたいと思った。

    0
    2025年06月11日
  • 風に立つ

    Posted by ブクログ

    406ページ
    1800円
    2025年5月27日〜6月8日

    補導委託を突然始めると言い出した孝雄。父が何を考えているのかわからず、戸惑う悟。南部鉄器の職人たちと触れ合う中で、少しずつ心を開いていく春斗。孝雄の真意が気になりつつ、悟の心情の変化が好ましく、春斗の行動にハラハラさせられるという、飽きさせない展開でサクサク読めた。タイトルに込められた思いは、私が考えていることで合っているのだろうか。どうしてこんなタイトルを思いつくのか、感心してしまう。

    0
    2025年06月08日
  • 朽ちないサクラ

    Posted by ブクログ

    残りのページが少ないのに関わらず
    最後の最後まで 気が抜けない
    スリリングな作品だった

    何が正義なのか?!
    そして人とは 組織とは
    やはり自分たちの利益に向かってるんだな
    と…
    やっぱり そうだよね…と思う気持ちと
    さみしい気持ちが

    続刊の月下のサクラで どう変化するのか
    楽しみだ
    初読みの作家さん。大当たりでした

    0
    2025年06月05日
  • 風に立つ

    Posted by ブクログ

    重いテーマでしたが、最後和解できて良かった
    こういう家庭の子も多くいるのかな?って思いました。
    だんだんと心が通い通じ合っていく事がわかって
    読んでいて嬉しかった
    心の豊かさと言うか人の温かさがわかった
    読みながら、物語の中がイメージ出来た
    最後の方涙が出てきた

    0
    2025年05月31日
  • ウツボカズラの甘い息

    Posted by ブクログ

    精神疾患の症状に悩む女、美容ビジネスに誘う女、殺人事件を追う警察とそれぞれの視点から描かれる作品は読み始めたら最後、結末まで息を潜めて読むしかない傑作である。
    よくある詐欺事件と警察の駆け引きかと思いきや後半から物語は全く別の様相を呈してくる。単なる犯罪小説かと思っていると寝首をざっくりと斬られている。
    ある種の夢に取り憑かれた者たちの夢の話、と言わればそうとも言えるのだが本作が見せてくるのは目を背けたくなる現代の悪夢である。

    0
    2025年05月25日
  • ミカエルの鼓動

    Posted by ブクログ

    ミカエルという機械を使って心臓の手術をする、第一人者になっている西條。

    そこに、機械を使わずに手術ができる医師、真木が入って来ることになり、西條は院長に対して不信感が少しずつ顔を出してくることになり……。

    テーマは、命の期限を自分たちで決めることはできない。なのかなあと思いました。

    どんなに手を尽くしても、亡くなってしまう時は亡くなってしまうし、どんなに死にたくても、行かされる時もある。

    西條が、ミカエル(天使)という機械を扱う神のような感じになっていき、読んでいるこっちが、大丈夫なの?と心配になりつつページが進みました。

    0
    2025年05月20日
  • 検事の本懐

    Posted by ブクログ

    前作、最後の証人に続く佐方シリーズの第2弾

    物語は昔にさかのぼって、若い頃の短編集なのですが…主人公の佐方さんは誰よりも喋らない。それぞれの短編で関わる周囲の人間の視点から事件が語られ解決されていきます。

    一つ一つの事件も面白いし、何より佐方さんがカッコよすぎます。
    続きも絶対読みます。

    0
    2025年05月19日
  • 検事の本懐

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ヤメ検弁護士だった佐方貞人が、検事だった頃の話。
    新任検事時代から始まり、話者は佐方ではなく、彼の周りの人物の視点で、彼の人間像を炙り出していく……という形式。
    ところどころ時代背景を感じるが、はっきりとは時代性を示す表現がないので気にせず読める。
    5話が収録された短編集だけど、それぞれの話がまるで長編のように密度が濃い。
    5冊読んだ気分になった。

    ・樹を見る
    連続放火犯を追う刑事、南場の視点。
    18件の連続放火事件のうち、1件だけ犯人像が異なる……という疑問から、放火事件で唯一死人を出した1件だけは別の犯人がいると突き止めた佐方の手腕。

    ・罪を押す
    スリの常習犯が、出所してすぐにスリで捕

    0
    2025年05月15日
  • 検事の信義

    QM

    購入済み

    相変わらず自分の信念を貫く生き方に感服。
    このシリーズは読んでて楽しくいつも一気読みしてしまう。
    「罪をまっとうに裁かせることだ」心に響いた言葉だ。

    0
    2025年05月09日
  • 検事の死命

    QM

    購入済み

    面白かったです。
    最後はスカッとする内容で、読んでて飽きさない展開です。
    最後は思わずガッツポーズしてしまった。

    0
    2025年05月09日
  • 検事の本懐

    QM

    購入済み

    検事を主人公とした中編5編。優秀で硬骨で人情深い検事が活躍するお話。
    それぞれ工夫を凝らして、単純な謎解きや勧善懲悪に堕さないストーリーテリングはお見事だった。

    0
    2025年05月09日
  • 最後の証人

    QM

    購入済み

    交通事故で息子を失った夫婦が復讐する。正しく罪を裁くとは‥後半の佐方弁護士の最終弁論は素晴らしい。
    被告も被害者も弁護人を睨みつけるという面白い展開でした。

    0
    2025年05月09日
  • 月下のサクラ

    Posted by ブクログ

    前作「朽ちないサクラ」の第2弾。
    前作で広報職員だった泉は刑事として登場する。
    持ち前の負けん気の強さと努力だろう。
    警察署内の会計課から一億近いお金が盗まれる。そこから事件が広がりをみせます。
    前作より緊張感があり、のめり込みました。

    0
    2025年05月02日
  • 暴虎の牙 上

    Posted by ブクログ

    久しぶりのガミさん
    昭和57年の話でガミさんの過去編
    やっぱりガミさんがいいわ!

    尾谷組の一之瀬守孝
    呉虎会の沖虎彦
    二人共もいいキャラ
    下巻でどうなる?急げε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘



    0
    2025年04月21日
  • 孤狼の血 LEVEL2 1

    無料版購入済み

    かなり手強そうな相手

    今回日岡が相対する上林はとにかく手強くて強そうな様子。頭のキレはもちろんだが、何をするか読めないところにも恐怖を感じる

    #ダーク #怖い

    0
    2025年04月19日
  • ミカエルの鼓動

    Posted by ブクログ

    最新医療機器ミカエルと従来の手術方法で対立する西條と真木。手術方法を争う展開に引き込まれていきました。上層部の隠蔽は許せないな。西條の復活した姿を見てみたい。

    0
    2025年04月15日
  • 最後の証人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    情に流されず、自分の仕事を全うした上で、悲しみの根源を絶やすため、揉み消されて忘れ去られようとしていた真実を暴いてまた1から立ち向かう機会をつくった佐方は、法に携わるものとして、あるべき姿を示してくれたなと思った。
    ある程度物語の展開を予想しながら読み進め、裏切られては自分の考えの単純さに少し落ち込むという一連の流れが柚月先生の作品を読む楽しみになっている。

    0
    2025年04月14日
  • 検事の死命

    Posted by ブクログ

    左方シリーズ3冊目

    佐方さんの気持ちも表現されているし、筒井検事と増田事務官の存在もいい。過去の事件でかかわった南場さんも登場して、このシリーズ中で1番好きな1冊かも。

    0
    2025年04月04日
  • 暴虎の牙 下

    Posted by ブクログ

    昭和は大上が、平成に入ったら日岡が、暴れん坊の虎と対峙する。対峙というのか?
    あくまで虎の敵は外道だから大上も日岡も対決にはならない。
    やることは無茶苦茶な虎だが、なぜか憎めない。
    だからこの結末は意外でなんとも切なかった。

    0
    2025年03月26日