臨床真理

臨床真理

小説・文芸
836円 (税込)

4pt

臨床心理士・佐久間美帆が担当した青年・藤木司は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持っていた……。美帆は友人の警察官と共に、少女の死の真相に迫る! 著者のすべてが詰まった鮮烈なデビュー作!

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臨床真理 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃにヘビーな内容でド深夜に読んだのを後悔している今日この頃(笑)。

    もしも自分の大切な人がこの作品の彩のようになっていたら、自分のことを信じてもらえないどころか精神異常者と思われたら。
    考えるだけでゾッとするし悲しくなる。

    何度も言うがヘビーな内容なので一概に「あー面白かった!」とスッキリできないが(イヤミスではない、、、はず)、衝撃や心に残る重さなどは群を抜いていると思う。

    0
    2026年03月05日

    Posted by ブクログ

    物語としてとても面白かった!何度も苦しくなるようなむごい場面もあったけれど、柚月作品ならではのテンポの良さであっという間に読み終わった。
    物語としては面白いけれど、彩のような目に合っている弱者が現実にもいるのかもしれないと思うと本当に苦しい。

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

     二00八年、第7回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。

     柚月裕子ファンなら、既読ではないかと思う反面、『孤狼の血』シリーズや検事「佐方貞人シリーズ」だけ読まれた方も多いはず、そういう僕も今頃になってデビュー作品を読んで良かったと思っています。未読作品は多数ありますが、この著書名から事件物ではないと思っていた。

    「女横山秀夫」の異名を持つ彼女なら当然かもしれませんが、『検事の本懐』の著書の帯に横山秀夫氏の推薦文を書いてもらえたことに感動したという。

     著作は臨床心理士の主人公・佐久間美帆が、知的障害者更生施設に入所していた藤木司を担当することになった。彼は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという青年で、自殺を図った親しくしていた少女・水野彩は、自殺ではないと主張したことから物語が始まります。(動機の一部です)

     犯罪者の動機の心理が明確で分かり易く、ラストに至るまでの緊迫感が面白い。
    タブーに思える題材に若干閉口したが、型に嵌らない発想は奇想天外で、読後感はすっきりした印象でした。
     読書は楽しい。

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    人の感情を色として感じ取る「共感覚」を持つ青年・藤木司を担当することになった臨床心理士・佐久間美帆。親しかった少女の死は自殺ではないと訴える司の言葉をきっかけに、美帆はその真相を追い始める。

    人の心理を読み取り、理解しようとする心理士と、人の隠された感情まで見えてしまう青年。この二人を組み合わせた設定がまず面白い。

    そして事件の核心に触れてからの後半は、緊迫感が凄まじい。主人公が追い詰められていく展開にはハラハラさせられ、ページをめくる手が止まらなかった。そんな中で特に心に残ったのが、理解できないものを無理に理解したふりをせず、それでも相手を信じ、冷静に行動する人物の姿。人と人との信頼が伝わってくる展開には胸が熱くなった。

    立場も目的も異なる登場人物たちが、それぞれの「真理」を追い求めていく物語でもあったと思う。しかし、真理にたどり着けば、すべてを理解できるわけではない。犯罪へと向かった心理は読み取れても、それを理解することは到底できなかった。人の心理を知ることと、その人を理解することは同じではない。そう考えると、『臨床真理』というタイトルが読み終えて一層深く響いてくる。

    知的障害というデリケートな題材を扱い、共感覚という特殊な設定を物語に溶け込ませながら、時には目を背けたくなるほど過激な描写にまで踏み込んでいく。それでいて、登場人物の心模様や組織のあり方、行動に至る動機は丁寧に描かれている。

    社会の暗部にも、人間の心の奥底にも容赦なく踏み込み、最後は圧倒的なサスペンスで読ませる。これがデビュー作とは驚かされる。後の作品で何度も感じてきた「柚月裕子さんらしさ」は、すでにこの一作目からあったのだ。

    読み終えて改めて思う。やはり私は、柚月裕子さんの作品が好きだ。

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    柚木裕子さん、こちらがデビュー作なんですね。

    ストーリーとしてはすごく面白かったです。ただ内容はとてもハード。特に事件の真相がわかった後に主人公が真犯人に追い込まれるシーン以降は読むのがキツかったです。

    あの性的な暴力シーンは必要だったのかしら?と思ったけれど、真犯人がどれほど異常な人物であるかは十分過ぎるほど伝わってきました。

    この小説にも共感覚の持ち主が登場しますが、恐らく本人は生きづらいのでしょうね。

    柚木裕子さん、「慈雨」「孤狼の血」に続き3冊目でしたがまだまだ有名な作品があるので読んでみたいです。

    0
    2026年03月26日

    Posted by ブクログ

    柚木裕子さんのデビュー作。
    題名が臨床心理でなく臨床真理になってるのも頷ける。
    リアル感満載で本に吸い込まれてしまう面白さ。

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

    柚月さんのデビュー作であるが、読みごたえがある。かたくて重いが話しの中に引き込まれ没頭して読んでしまった。
    ただ後半で性描写が頻繁に出てきて、なんだかスッキリしない。こういうのもありかな?
    でも柚月さんの小説は何度もいうように話に引き込まれ好きだ。

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    著者のデビュー作らしいが、これはかなり面白かった。何となくの展開は読めたものの、最後の黒幕には驚いた。

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    佐方シリーズのヒューマンな面白さ、孤狼の血シリーズの暴力団な面白さ、それらが詰まったデビュー作。これ読んじゃうと他の著作が読みたくなります。

    0
    2025年05月09日

    Posted by ブクログ

    臨床心理士の佐久間美帆が藤木司の治療をする中で、精神病に携わる人々のあざとい部分をあからさまにする物語だが、障害者を飯のタネにするといったあくどい輩が実際に蔓延っていることを示しているように感じた.事件は司と親しかった水野彩の死が発端だが、他の障害者が性的暴行を受けている証拠が出てきて、彩も誰かに暴行されていることを推測した美帆.彩が残したUSBのデータ解析から意外な人物が犯人だとにらんだ美帆は同級生の警官 栗原の支援を得て追及を進める.犯人と面と向かっての最後の場面が秀逸だった.

    0
    2025年01月20日

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