柚月裕子のレビュー一覧

  • 暴虎の牙 下

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    かつて「仁義なき戦い」という映画が人気になったが、柚月先生による令和版のリメイク小説ともいえる作品であると思った。
    それにしても、まさか、そんな結末だとは…
    主人公である沖にとって本望の結末なのかもしれない。

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    2026年04月30日
  • 最後の証人

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    面白かったー。
    刑事、法廷ものは、進むべきとこが
    決まっており私には分かりやすく良かった。
    警察の隠蔽体質は、相変わらずの風土みたいな感じですね。
    どこの世界にも要領のいい奴が存在している。
    次も読んでみたいシリーズです。

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    2026年04月27日
  • 検事の本懐

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    新人検事時代の佐方 貞人を描いたシリーズ第2巻

    法と人、両方で裁ける人間・佐方 貞人は、好きな男性キャラクターの一人として加わりました❗️

    本作では、己の信念に則って真実を追い求める姿と共に、巨大な組織の権力と陰謀の前に、憤りを感じる姿も描かれていて、とても満足度が高い作品でした❗️

    好きな話しは、『第三話 恩を返す』と『第五話 本懐を知る』で、最後は心が震える何とも言えないくらい素晴らしい作品でした❗️

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    2026年04月27日
  • 検事の死命

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    主人公は佐方貞人。
    しかしながら、ストーリー展開が事務官の増田や弁護士の井原の目線から描かれていることで、より佐方の人間性が浮き出ている。
    シリーズ一気読みしています。

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    2026年04月26日
  • ウツボカズラの甘い息

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    無駄なくテンポの良い展開。読者の想像を超えて、飽きさせない波乱の数々。楽しませていただきましたー^_^

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    2026年04月26日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    猫飼い作家さんのエッセイとショートストーリー。
    可愛い猫ちゃんの写真もたくさんで、読んで眺めて癒される。好きな作家さんのエッセイが読めて猫ちゃんも可愛い。

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    2026年04月10日
  • ウツボカズラの甘い息

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    後半の警察の場面で見え方が変わり夢中で読んだ。読み直したけどやっぱりわからない。解説は読み終えてから読んでほしい。

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    2026年04月10日
  • ミカエルの鼓動

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    登場人物は全て善人でも悪人でもない。
    それぞれの考えと信念を持って生きている。
    そこに感情移入が出来る。
    作品を通して善性のある人物の信念を、功名心、プライド等が邪魔をする。
    しかし、最後には善性が勝つ。
    この魅せ方が上手い。
    良い本を読んだ。

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    2026年04月06日
  • 慈雨

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    「あの事件は、本当に冤罪ではなかったのか」——。退職後もお遍路の旅でさえ消えない神場の苦悩が、新たな事件の発生によって再び加速します。
    物語の軸となるのは、巡礼の地から指示を出す神場と、現場を走る若き刑事・緒方の師弟関係です。娘の恋人でもある緒方にとって、神場の言葉は一人の男としての「品格」に満ちており、その背中を追う姿には深い人間ドラマが宿っています。
    真実が明らかになれば警察の闇を暴くことになりかねないという極限状態。その中で、神場、緒方、鷲尾の三人が見せる信頼関係、そして彼らを支える家族の描写が、このミステリーをより気高いものに昇華させています。
    神場の父としての言葉に激しく感情移入し、気づけば涙が溢れていました。緻密な構成と凄まじい筆力で描かれた、魂を揺さぶる名作です。

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    2026年04月04日
  • 盤上の向日葵(下)

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    ラストで2本のストーリーが交わり、見事に昇華させました。
    まさに盤上に向日葵が咲いたエンディングでした。

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    2026年03月28日
  • あしたの君へ

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    やはり結局、どれを読んでも柚月裕子作品が好き。

    登場人物がいつも魅力的。
    大地もそう。前半から溢れている、強く出る自信もなく、空気も読もうとする感じ。上手く笑おうとしても笑えてない。よくある普通の感じなのが良い。

    主人公だからと秀でてるわけじゃないのがいい。その大地が真っ直ぐ前を向いて歩もうとするのが刺さる。

    物語としても短編集になっているので、とても読みやすい。しかもみんなの悩みが、遠くない現実でイメージしやすく、それも寄り添いやすい。
    殺人事件ばかり読んでいたけど、こういうのもいい。

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    2026年03月24日
  • 最後の証人

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    ネタバレ

    まさに犯行が起きようとする場面の描写から始まり、3日間の裁判の様子を中心に、過去の回想を交えてストーリーが進んでいく。被告人が無実を訴えているという情報と、光治・美津子夫妻が入念に犯行計画を立てるシーンから、大それたトリックでも思いついたのだろうとページを進めると、まさか被告人と被害者がすり替わっていることには気づかなかった。(確かに、ホテル従業員の証言でホテルに入った順番のところで被告人と被害者の順番が明らかになっており、違和感はあったがそのまま読み進めていた。)叙述トリック的な要素が目立つが、タイトルにも証人ある通り、裁判での口頭のやりとりが多くを占め、特に最終弁論は検察、弁護人それぞれの思いが伝わるような、端々まで練られたセリフだと感じた。佐方と真生は裁判では敵対するも、互いに罪は裁かれるべきという信念があるのも良かった。ただ、殺人という大きな事件にも関わらず、過去に交通死亡事故でも関わっていた者同士だったというのは、こんなに最後まで分からないものなのか、とは少し疑問に感じた。事件は無罪となったが、7年前の事件が明るみに出たというのも希望を感じさせるラストで良かったし、シリーズを読み進めたくなった。

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    2026年03月21日
  • 孤狼の血

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    ネタバレ

    捜査二課の暴力団係に配属された日岡は、班長の大上の下につき、金融会社社員失踪事件を追う。ヤクザの懐に入り込み時には違法捜査も辞さない大上に、警察官として葛藤しながらも信頼感が芽生えていく過程を、暴力団捜査という一般常識の通用しない世界ながら、そのしきたりや特別な用語に至るまで読者に違和感を抱かせず描ききり、圧巻だった。各章の冒頭に日誌が登場し、その後何が起きるかが分かってしまうので、少しもったいない気がしていたが、所々黒塗りされたその日誌が、クライマックスの急展開、そしてプロローグの場面に綺麗に繋がり、ミステリとしても申し分ない読み応えだったように思う。大上のキャラクターは一冊で亡くしてしまうには惜しい気もしたが、続編もあるので、大上亡き後どのように展開していくのか、楽しみにしたい。

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    2026年03月20日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    やっぱり柚月裕子作品は素晴らしい。
    現在、過去、と行き来しながらさまざまな人の視点で話が進められる。でも混乱しない。展開のスピード感が早く、もっと知りたい!とページをめくる手が止まらない。
    細い細い糸を手繰って真実を一番知っているのが自分な状態で、いろんなことを主人公由美と一緒に考えされられた。
    主人公が刑事ではなく、ライターというのも良かった。刑事が事件を解決するという視点ではなく、ライターが冬香の人生を掘り下げていくというのが新鮮だった。
    伏線回収が好きなミステリー好きにおすすめしたいです。

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    2026年03月18日
  • 盤上の向日葵(上)

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    ネタバレ

    将棋の駒の行方を探す警察パート。
    序章で容疑者だとほのめかされた上条の生い立ちを追う過去パート。
    それぞれが交互に進んでいき、読んでいて飽きない。

    上巻最後で上条の出身地である諏訪市に住む人物に駒が渡ったことが分かる。
    ここからなぜ上条が容疑者候補になっていったのかが非常に気になる。

    今後どう展開されるのかが楽しみである。

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    2026年03月16日
  • ミカエルの鼓動

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    同じ医師でも、医療に対する考え方は少しずつ違う。そこにあるのは立場の違いだけではなく、それぞれが抱える正義感の違いなのだと思った。そのズレが軋轢を生みもするけれど、一方で医療の発展はそうしたぶつかり合いの中から進んできたのかもしれない。

    中心人物の西條も、ただまっすぐな正義だけで動く人物ではなく、どこか利己的な面も持っている。その複雑さがかえって人間らしくて、物語に深みを与えていた。

    生きること、死ぬこと、そして医療とは何か。重いテーマを扱いながらも、物語としてしっかり面白く、文章もとても読みやすい。一気に読んでしまった。

    また一人、好きな作家が増えた。

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    2026年03月12日
  • 暴虎の牙 下

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    孤狼の血シリーズ 完。
    ガミさんの過去編から、日岡の未来像まで描かれており、そして孤狼の血というストーリーが全て繋がった。圧巻のストーリーであった。

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    2026年03月07日
  • 臨床真理

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    めちゃくちゃにヘビーな内容でド深夜に読んだのを後悔している今日この頃(笑)。

    もしも自分の大切な人がこの作品の彩のようになっていたら、自分のことを信じてもらえないどころか精神異常者と思われたら。
    考えるだけでゾッとするし悲しくなる。

    何度も言うがヘビーな内容なので一概に「あー面白かった!」とスッキリできないが(イヤミスではない、、、はず)、衝撃や心に残る重さなどは群を抜いていると思う。

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    2026年03月05日
  • 暴虎の牙 上

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    前々作、前作に引き続き本作も面白い。ガミさんをはじめとする、ガミさんの関係者の人物像が色濃く描写されている。
    早く次作を読みたい。

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    2026年03月03日
  • 孤狼の血

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    映画化もされているが、大上、日岡、一ノ瀬のそれぞれの距離感や終盤の話の筋が違い、別の話に感じる。小説は2回、映画は3回見たが、やはり小説の方がいい。「暴虎の牙」まで読み終えた今、改めてもう一度じっくり読みたい。

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    2026年02月27日