柚月裕子のレビュー一覧

  • 慈雨

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    裕月裕子さん著「慈雨」
    自分にとって約一年振りに読む著者の作品。積読本だらけの本棚の中から長年眠っていた本作にようやく手を伸ばした。

    物語は刑事物のミステリーであるのだが、それ以上にヒューマンドラマの要素が重厚な物語だった。
    主人公神場の愚直な刑事らしさと人間臭さとが混在して描かれている。
    特に妻の香代子、娘の幸知との神場の家族愛の物語展開がお見事。素晴らしかった。

    神場が退職してお遍路巡礼していく最中という背景も素晴らしかった。
    16年前に起きた事件に対しての後悔からきている物なのは最初から解っていたが、結願に向けて妻に対しても娘に対しても神場の本心が読み取れていく。
    事件と共に本心を妻

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    2026年02月10日
  • 慈雨

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    オーディブル視聴。
    刑事を引退した主人公が長年連れ添ってきた妻と共に過去を思い出しながらお遍路の旅をする様と、同時進行でとある事件が解決していく様も描かれる。
    淡々とした語り口なのだけれど、だんだんとどうなるのか気になって仕方がなくなってきて止まらなくなってしまった! 最終的にそれぞれがどうなったかの詳細は描かれなかったけれど、優しい笑顔が似合うラストだった。

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    2026年02月09日
  • 孤狼の血

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    ネタバレ

    大好きな映画の原作を読みたい読みたいと
    思いながら今日に至る。やっと読めた。
    組織名や組員がとにかく沢山出てくるので
    頭こんがらがるけど、映画を観ていたおかげで
    比較的スーッと読み解ける。
    いやぁこれは実写化大成功作品ですね。

    日岡の日誌にガミさんが走り書きしていた
    あの名シーンが原作にはなくてとても残念だったけど
    そう考えると映画の脚本最高だったんだなぁとも思える。いやぁ、すぐ続編「凶犬の眼」行ってきます(*`・ω・)ゞ

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    2026年02月08日
  • 盤上の向日葵(上)

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    上巻では、白骨死体の遺留品捜査を担当する刑事の視点と、幼くして高い棋力を示す佳介、そしてあるきっかけで佳介と出会い、世話役を担うことになった唐沢夫妻と佳介が過ごす時間とが交互に描かれる。時代は昭和で、聞き込み捜査はアナログそのもの。なかなか進展しない捜査の過程が、かえって味わい深い。

    唐沢夫妻と佳介が過ごす時間の描写は、読みながら涙が止まらなかった。子に恵まれなかったが子ども思いの老夫婦と、自分の子どもの面倒も見ない実の親。最低な親であっても、唯一の親からの愛を求めてしまう幼い子どもの姿が胸に迫る。

    また、かつて奨励会に入会しながらもプロ棋士になれず、退会後に警部となった佐野が、遺留品の駒

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    2026年02月08日
  • 慈雨

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    刑事を退職後、妻香代子と巡礼に参加した主人公

    旅先で幼女殺害事件をニュースで耳にし、15年末まえの純子ちゃん事件を冤罪にした記憶に縛られる主人公

    同じ犯人ではないか、また第3の被害者を出してという責めに苦しむ

    部下であり、娘の恋人である新米刑事、もと同僚と密かに組んで、白いバンをトラックにのせて移動と推理し捜査していく。

    後半になり犯人像への迫り方
    刑事としての強い責任感とプライド、人間像と重なりながら引き込まれていった

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    2026年02月06日
  • 朽ちないサクラ

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    2024年に映画化された柚月裕子さんの警察小説…あるストーカー殺人事件から警察の不祥事がスクープされて…新聞記者の親友に裏切られたと詰め寄る主人公…真実を知るかもしれない関係者に届きそうになると新たな事件が…終始緊張感がありました!

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    2026年02月05日
  • 風に立つ

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    補導委託について、とても興味がわいてきた。家族や親子にはいろいろな形があって、いびつな部分もあるけど、それを周りの人との関係を通して違う見方ができる。素晴らしい制度だと思った。

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    2026年02月05日
  • 教誨

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    読んでいて何度も気持ちが揺れた。
    同情してはいけない、でも理解しようとしてしまう。
    その葛藤ごと背負わされている気がした。
    読後のモヤモヤは、簡単に消えてくれない。

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    2026年01月31日
  • 慈雨

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    4.3/5.0

    登場人物たちそれぞれが抱える、悲しみ、苦しみ、悔恨、逡巡、罪の意識……
    それらが痛いほど伝わってきた。
    そしてそれらを決して綺麗にまとめることなく、結末を提示することもなく、「書き切らない」小説としての終わらせ方にも好感を持った。

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    2026年01月28日
  • 盤上の向日葵(上)

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    上巻は警察側の目線が多く、下巻は佳介側の目線が多く、違う小説を読んでる気持ちになった。
    将棋の細かい描写はちっともよくわからなかったけど、ずっとその先はどうなるんだろうという気持ちで読むのをやめられなかった。

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    2026年01月25日
  • 最後の証人

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    途中まで、被告人が誰なのかわからないようになっていて、さまざまに予想をしながら読み進めていきました。途中で挟み込まれる過去のエピソードがどんなふうに裁判に関わってくるのか、読む手が止まりませんでした。佐方の仕事は信念と情熱を持ってきっちりやり遂げる姿もとても魅力的でした。面白かったです。

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    2026年01月24日
  • 盤上の向日葵(下)

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     事件を追う刑事から、棋士の半生にスポットライトのほとんどが移転していく。ミステリーも犯人捜しより、何故?という疑問がほとんどになる。ミステリー要素とヒューマンドラマが良い具合に絡まりあった傑作だと思います。

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    2026年01月21日
  • 盤上の向日葵(上)

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     謎の死体の抱いた将棋の駒の出所を追う警察2人。その2人の雰囲気も良い感じで読ませてくれて、別パートのヒューマンドラマもいちいち感動しながら読める一冊。ミステリーの行方も気になる上巻が終わり、これから下巻に入ります。

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    2026年01月21日
  • 孤狼の血

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    大上がかっこよすぎる!!!大好きな映画だからずっと原作を読んでみたいと思ってたけど、おもしろい!熱い!素晴らしい!!珍しく映画から入った方がいい原作本な気がする。配役もばっちりで、出てくる人物も多いから役者を想像しながら話を進めることができて読みやすかった!とは言えこれはどこの所属だったっけ?と何度か初めの相関図を見ながら、、、
    警察として。人として何が正しいのか。でも大上はかっこいい。大上と日岡のコンビをずっと見ていたかったような気分。
    読み終えてから考えると、虎狼の血ってタイトルが最高にかっこいい。
    すぐ続編も読もう!!!

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    2026年01月19日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    柚月さんの本にははずれがない。
    今回はとくに吸い込まれるように読んだ。
    松本清張の砂の器を思い出させる。
    題名の蟻の菜園は、蟻と植物の共依存によって成り立っている事象。
    小説の中で、あなたと呼びかける人物は誰なのか、最後まで謎だった。

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    2026年01月18日
  • 盤上の向日葵(下)

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    終わりは賛否ありそうですが、やはり最後までぐいぐい引き込まれました。佳介が破滅に向かっていっているのは読みながら分かっていて、でも殺していないで欲しいと思って読み進めていました。やっぱりめちゃくちゃ面白い小説ですね

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    2026年01月17日
  • 盤上の向日葵(下)

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    将棋は全くわからないけど、将棋の世界の凄まじさに引き込まれて夢中で読みました。
    将棋がわかる方ならもっと面白いんだろうな。

    虐げられて育った桂介が、近所のおじさんに将棋を教えてもらえた時間だけがどんなに幸せなひとときだったことか。
    想像しただけで涙が出ました。
    切なく悲しい物語でした。

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    2026年01月16日
  • 盤上の向日葵(上)

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    面白い!いつも同じ感想になってますが、続きが気になって読み進めてしまう。現在と過去の行き来がお互いをまったく邪魔せず、どんどん引き込んでいきます。こういう本に当たると、やっぱり本を読むのって面白いなと改めて思います

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    2026年01月11日
  • ミカエルの鼓動

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    「白い巨塔」を彷彿とさせる、二人の医師の対立。
    ただ、この作品の主人公である西條は財前五郎とは違い、出世や名誉を追い求める医師ではなかった。
    白石航の手術を前に何度も葛藤するも、最後は自身の術式を捨て、真木へ託した。
    独断的で強引な面もあるが、生命に真摯に向き合う医師だと思う。
    特に、航を気にかけ病室をのぞいたり、向日葵を見に連れて行ったり、膝を折り、同じ目線で話をする姿がそれを物語っている。
    いつか真木のように医師として再生した姿が見たい。
    航と一緒に向日葵を育てる姿が見たい。

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    2026年01月04日
  • 朽ちないサクラ

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    面白かったー!
    やっぱ。柚月裕子さんのお話は面白い。テンポが良い。
    ちょっともしかしてこの人が犯人?って思ったけど。違ったけど…笑

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    2025年12月31日