柚月裕子のレビュー一覧

  • 暴虎の牙 下

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    大上 一ノ瀬 日岡そして国光とシリーズのメンバーが登場すると、おーっと唸りながら

    沖率いる呉寅会
    幼馴染の三島と元

    広島でのし上がろうと
    突き進む
    大上はそこに

    哀愁を持って終わるとは‥

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    2025年10月23日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    時は東日本大震災………………
    微罪で拘留されてた男が釈放され………………
    自由の身になったんだが………………
    運無く?間も悪く?事件を起こしてしまう。。。
    そして逃亡者となり目的があり北へ向かって!
    ラストまで一気読みしましたねぇ

    切ない救いない話しながら自分に置き替えて読んだ。
    俺も同じ過ち犯すかもなぁ。。。なんて考えた^^;
    実際、その場その人でなければ分からない事。

    改めて《神さま》はいてません(^^)

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    2025年10月23日
  • 風に立つ

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    父との長年の確執を抱える主人公・悟が、補導委託制度で預かることになった春斗と過ごす中で、これまで理解できずにいた父親の気持ちや生き方を見つめ直していく物語。
    家族関係の修復と個人の成長をテーマに、不器用ながらも互いを思いやる人たちの姿を丁寧に描いた作品。

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    2025年10月22日
  • 慈雨

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    主人公の退職した刑事が過去と向き合いながら、事件解決を目指していくが、取り返しのつかないことをしてしまったとしても、妻やかつての仲間に支えられて救われていく姿が良かった。

    後悔することがあったときに、そこに向き合うには辛く勇気がいるが、救われることもあるのだと思う。主人公にとって忌々しいものだった雨がラストは慈雨として感じられる変化に温かな気持ちになれた。

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    2025年10月22日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    ネタバレ

    亮がただただ可哀想でならなかった。生まれてから、苦労の連続。親に捨てられたという思いで、親しい人もいなくて、正社員になれそうな矢先に暴力事件に巻き込まれて、そして…と、物語が展開していく。

    不幸な人生を呪い、いったい誰を恨めばいい、と自分に問いかける。最後亮は、「誰のせいでもない。その時々で道を選んだのは自分だ。これは、なるべくしてなった結果だ」と思い至る。気持ちを変えて償おうと思った矢先に発砲されて、射殺されてしまった。しかし、最後の最後に父親の思いがわかったことが救いだった。

    震災時のリアルな状況、被災者達の心にもふれ、とても考えさせられる小説だった。ぐいぐいと読まずにはいられない柚月

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    2025年10月22日
  • 合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明

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    貴山が好き。
    想像できる。かっこいいわー。IQ140-?素晴らしい。
    涼子とのコンビもいいし、でも、どうせなら貴山を主役にしてもいいかもしれない。
    新しい、仲間マロが増えて、賑やかになる事務所、上水流エージェンシー。どんどん依頼が舞い込んでくるね

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    2025年10月20日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    ネタバレ

    バッドエンドすぎる
    面白いのは面白かったけど、犯人があまりにも不憫すぎて悲しい。死なないでほしかった…

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    2025年10月19日
  • 盤上の向日葵(上)

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    孤独な才能と人の業の深さ、、切なくて悲しい物語。

    必然というのか、運命ってことなのか、ある一点に向かって盲目的に突き進んでいく桂介の人生にのめり込んでしまい、一気に読み終えてしまいました。

    題名の向日葵はゴッホの向日葵だったのか。

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    2025年10月15日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    名前を変え離れ離れになった姉妹 、早紀と冬香、実の父親から虐待を受け、幼少の2人は戸籍も届け貰えずワゴン車の中で暮らしていた。
    自殺者をボランティアで支えていた与野井夫婦の元じに姉の早紀から助けを求めた電話が、時が流れ結婚詐欺容疑で円藤冬香という女性が逮捕起訴される。
    フリーの記者、由美が事件の真相を記事に…
    そして、早紀と冬香姉妹と虐待の父親が一本の糸で…
    こんな過去があるなんて!
    刹那い、やるせない!
    考えれば考える程、やるせないくなる物語出会った。

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    2025年10月14日
  • 盤上の向日葵(下)

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    一気に読んでしまった。
    将棋の描写は良くわからないが、臨場感あって、楽しめた。話の構造も良かった。
    この作者、ハズレないね。

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    2025年10月14日
  • 盤上の向日葵(上)

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    将棋の駒(名品)が人から人へ、そこに絡む人々。
    どんどん展開していくので、グイグイ読めてしまう。
    下巻の展開に期待、

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    2025年10月14日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    短編が繋がりをもつストーリーで読みやすく、面白い。スカッとする!
    うまく解決してくれるんだろうな、という安心感をもって読めるから楽しい。

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    2025年10月10日
  • 教誨

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    2人の少女(うち1人は我が子)を殺めた女性死刑囚が、執行前に遺した「守った約束」という言葉の真意を求める遠縁の女性が主人公のミステリー。
    響子(死刑囚)が辿った人生はあまりに苦しく、それが故に起こった哀しい結末。そしてその「約束」も、儚い一本の希望の糸を手繰るようなものだった。
    スナックのママが言っていた「どうしても幸せになれない人がいる」という言葉が人生の真理のような気がして、小説の世界の話として終わらせてはいけない気がした。
    読んでいて気は重いけれど、めくる手は止められないような、哀しい物語だった。

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    2025年10月10日
  • 逃亡者は北へ向かう

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     冒頭でバッドエンドが予想されるシーンから始まり、運命が先細りしていくように結末に向かっていく中、物語がひっくり返るようなどんでん返しがあるわけでもなく、ストーリー自体は切なさを感じるだけであった。しかし舞台となる震災直後の現地の描写や社会の雰囲気、被災者の心理描写が生々しく、当時の雰囲気が伝わってきた。当時は自分も被災し、家族と連絡が取れない中で、任務を遂行しなければならない立場に置かれたため、この本を読んで色々と考えさせられた。結果家族の無事を確認でき、この登場人物と比べると自分の被災は足下にも及ばないが、近しい人ではないにしても仲間の家族が亡くなったり、本人が亡くなる中、公か私かを自問自

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    2025年10月09日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    これはツラい…。つらすぎます。
    東日本大震災が背景の物語なのですが、震災時の想像を絶する描写が読んでいてとても苦しくなりました。遺族の方々はとても読めないと思います。家族を失った悲しみだけでなく、家族が生き残ったとしても、なぜ自分たちが生き残ったのかと自問自答する被災者たち。
    そういった非日常の中で起こる事件。先が気になり一気に読みました。あまりにも犯人が報われないのですが、ラストの優しさに読者はほんの少し報われるかな…。

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    2025年10月07日
  • 教誨

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    田舎の風景や情景、気温まで思い浮かべやすく、それが心地よかった。

    決して許されることではない。擁護もできない。
    しかし、死刑囚(犯罪者)それぞれの人生を、理由を、想いを知りたいと思う人がいるかもしれないこと。
    私は今後、そういった人がいるのではないかと頭に浮かぶのだろう。

    正直、このように事件に関するニュースは悲しく辛くなってしまうため得意ではないが…。
    耳に入った時には、この本を思い出すと思う。

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    2025年10月06日
  • 最後の証人

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    過去と現在の話が行ったり来たりする

    文の流れで「こっちだろう」と予測で読み進めると「こっちだったの?」とひっくり返される

    予想がついたらつまらないからこれが良いんだろうな

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    2025年10月04日
  • 教誨

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    読みやすかった。
    ても切ない。
    死刑囚が守った約束…最後に分かるけど切ない。
    自分の言葉が誰に影響を与えるのか、誰の言葉で自分はどんな影響を受けるのか、育った環境って…人間形成にどれほど影響受けるのか。

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    2025年10月04日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    なかなか面白かった。
    いろいろなところからのどんでん返しやシンプルな探偵ものなとわバラエティに飛んだ作品集でした。
    3028冊
    今年256冊目

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    2025年10月04日
  • 盤上の向日葵(上)

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    錦旗島黄楊根杢盛り上げ駒
    「錦旗島黄楊根杢盛上駒(きんきとうつげねもくもりあげこま)」とは、最高級の将棋駒で、「錦旗(きんき)」という格式高い書体を使用し、木目が美しい**「島黄楊(しまつげ)根杢(ねもく)」という希少な木材に、漆を厚く盛り上げて文字を表現する「盛上駒(もりあげごま)」

    「菊水月(きくすいげつ)」は、将棋の希少な駒の名前であり、小説・映画『盤上の向日葵』で重要な役割を果たすアイテムです。

    2018年本屋大賞2位!
    著者渾身の慟哭のミステリー、ついに文庫化!

    平成六年、夏。埼玉県の山中で白骨死体が発見された。遺留品は、名匠の将棋駒。叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志

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    2025年10月04日