柚月裕子のレビュー一覧

  • 教誨

    Posted by ブクログ

    環境は人を育てるというけれど どう足掻いても抜け出せずにどんどん悪い方に傾いていく人たちがいるんだなと思う。
    本当に何がいけなかったのだろう。
    どこで間違えたのだろう。
    ただただ哀しい。

    0
    2026年05月31日
  • 朽ちないサクラ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    単純な殺人事件とその解決ではなく、警察、公安の絡む展開に、あっという間に読み進んだが、読み終わってスッキリはしないね。
    to be continuedのパターン。
    仕掛の部分は、警察ならすぐ気付くだろ、この違和感、と言わざるを得なくて、え!?そうなの!?というより、いや一目見た時に一番最初におかしくない?と思う点じゃん、という感じが多かった印象。

    それでも引き込まれる展開に、きっとこの続編も読んじゃうな(^ー^)

    0
    2026年05月30日
  • ミカエルの鼓動

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最先端心臓手術ロボット「ミカエル」に浮かびあがった機器不良の疑念。医師も人間であり、完ぺきではない。ときには目の前の命を救えないこともあるが、医師として存在するための条件は「患者を全力で救おうとする気持ちがあるか」。
    2人の天才外科医のライバルストーリーのように見えて、その条件を一度は放棄したものどうしの共通点、葛藤も描いた作品だった。分厚いながら、気づいたら読んでしまっていた。心臓手術の場面は、かなり鮮明に記載されているが、心臓の専門用語がわからない部分も多く、映像化したものを見てみたい気持ちになった。

    0
    2026年05月30日
  • 凶犬の眼

    Posted by ブクログ

    シリーズ第2弾
    大上のあとを引き継いだ日岡が主人公になっている。どこでもある程度の持ちつ持たれつは、必要悪かな。
    抗争は、国民が被災しなければいいか。
    一枚岩になるのは難しい。

    0
    2026年05月26日
  • 凶犬の眼

    Posted by ブクログ

    ングゥ…相変わらず痺れる…おもしろかった…。圧倒的読みやすさも相まって、ページを捲る手が止まらなかった。国光かっこよすぎるってェ…。警察とヤクザ、この境界線の上を歩いていた大上の後ろを歩いていく日岡。1巻読んでからかなり日が経って2巻となる今作を読んだけれど、はやく3巻読まなきゃだ…。「孤狼の血」映画もすきだから、本読んだら映画観たくなるし、映画観たら本読みたくなる。エンドレス。

    0
    2026年05月23日
  • 慈雨

    Posted by ブクログ

    3.8くらい。
    お遍路のシーンは長く感じたが、捜査シーンはテンポよく読めた。
    柚月裕子なので読みやすいは読みやすい。

    0
    2026年05月22日
  • 最後の証人

    Posted by ブクログ

    子を持つ身としては心苦しい場面もあった。
    夫婦の胸の内を想像するとフィクションであっても辛かった。
    報われてほしいと、ただただ思った。

    0
    2026年05月20日
  • 教誨

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    暗い。とにかく暗い。
    自分では絶っっっ対に選ばない類の小説ですが、職場のパートさんが貸してくれたので、しぶしぶ読み始めました。しぶしぶでしたが、小説ですので、読み始めると先が先が気になり、すぐに読み終えてしまいました。とはいえ、夜なんかに読んだら眠りに悪影響がありそうなので、「持ち帰らない」と決め、職場でお昼休みに読みました。本当に暗く、重かった。

    死刑囚の、刑が執行されてから、物語は始まります。
    (これは物語なのか?ノンフィクション?ちょっと気にならないわけではなかったけれど、あえて深追いしませんでした)
    救いがない。
    どこで何が間違っていたのか。どうすれば事件は防げたのか。
    残された者たちがそれを追うことは必然だったとしても、幼い二つの命が消えた事実、どんな事情があったとしても罪を犯し、死刑という刑が執行された事実は変わらない。そう思うと、救いがないとしか思えなかった。

    親からの洗脳とでも言うべき呪い。閉鎖的な田舎での閉鎖的な人間関係。
    この時代に、こんなものに支配されるなんて、と強い憤りしか感じなかった。
    私も、主人公と同じように、響子の父・健一に一番の怒り(なんて言葉では足りないくらいだけれど)を感じました。
    それでも、響子の母・千枝子と、そして響子自身にも、もっと強くあってほしかったと思わざるをえない。親からの「呪い」は、私が考える以上に強力なのだろうけど・・・

    たまにニュースで見聞きする、生活苦から自分の子に手をかけてしまう事件などに対して、とても辛く、悲しいと思うと同時に、その母親に対して、強くあって欲しかったと、いつも思う。どんな事情があっても、自分の子とともに生きる強さを持ってほしかったと。
    千枝子も響子も、ともに母親になった以上、強くあってほしかった。

    それに・・・響子が最後まで守ったという「約束」があまり腑に落ちませんでした。辛い思い出しかない故郷になぜ帰りたいのか、三原家の墓に入ることになぜ執着するのか。それこそが、親からの洗脳や、閉鎖的な地方で生きるということなのか。だったら、私が納得することは永遠にこないな、と思いました。母・千枝子の言葉を真に受けた響子が愛理を結果的に死に至らしめた、という”真実”にもあまりピンとこなかった。だとしたら、響子が受けた「洗脳」は父・健一より母・千枝子の方からの影響が強かったということか。

    そしてまた私の中ではじめの問いに戻ってしまう。
    どこで何が間違っていたのか。どうすれば事件は防げたのか。

    ただひとつ、わかったことがありました。育児放棄をしているように見える人の中には、自分の精神面や体調面で、育児したくてもできないような状況にある人がいるということ。薬の副作用もあって、響子はそうだったんだとわかった時、暗く辛い感情で心がいっぱいになりました。現実に、こういった母子家庭がどれくらいあるのだろうとー。

    響子を極悪人と思えなかった人たちがこうしてこの事件を追い続け、やっぱり響子は極悪人ではなかったとわかったけれど、それで何が、誰が、救われるのだろうか。

    私は、三人の鎮魂を願うことしかできない。

    解説でまた、はっとさせられました。人はガソリン(=愛情)がないと、頑張れない、と。「強くなって」と私がいくら思っても、そうなれない人もいる。
    その事実に、現実に目を背けるなと、そう言われた気がする読書でした。
    そういう意味では読んでよかったと思います。

    0
    2026年05月20日
  • 朽ちないサクラ

    Posted by ブクログ

    主人公の泉が決めた最後の決意までの物語を
    是非、読んで欲しい。同じ女性として泉の
    生き方はかっこいい。公安VS刑事警察の図は
    よく色んな物語で見るけど…こういう終わり方は
    初めてかもしれない。読み応えがあった。
    闇に飲まれて終わりにしない泉の力強さが凄い。
    いくら殺された親友の無念の為とはいえ
    あそこまでの勇気は出ない。公安警察が強いのを
    色んな物語で見てきたからこそ、そう思うけど…

    新しい女性警察の物語を感じられたなぁ
    まさか千佳と百瀬 浅羽の物語のあとが
    こんなに盛り上がるとは…意外な結末だったかも
    警察だけじゃなく宗教関係の話もあって面白かった

    警察の物語、色々見てきたけど泉が務めてた
    広報公聴課なるものがあるの知らなかったし
    まだまだ知らない世界があるんだなぁと思った
    こんなに内部事情をリアルに描ける柚月先生凄い

    0
    2026年05月19日
  • 最後の証人

    Posted by ブクログ

    audible。聴く耳が止められず?!寝不足です。
    最後の証人、その人か〜!
    一癖ある法廷ミステリーでおもしろかった。
    息子を亡くした夫婦の悲痛な思いが胸を締め付けた。
    小説を読んでいると冤罪ものは多いけど、実際には冤罪の弁護というケースは少ないのだと知った。

    0
    2026年05月18日
  • 検事の信義

    Posted by ブクログ

    過去シリーズと同様、佐方の芯の通り方を感じられ読んでて清々しい。短編であることもあって?過去作ほどは夢中になれなかった。

    0
    2026年05月17日
  • 凶犬の眼

    Posted by ブクログ

    孤狼の血から一貫してるが「善と悪とは何か」という答えの出ない問いを突き付ける内容。極限状態でのやり取りがかっこよすぎ。

    0
    2026年05月17日
  • 凶犬の眼

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目は、大上さんのお弟子さんであった日岡氏が主人公。
    やはり、これは、令和版仁義なき戦い
    しかし、この兄弟には、仁義があったんです!
    詳しくは本誌で。

    0
    2026年05月12日
  • 朽ちないサクラ

    Posted by ブクログ

    柚月さんの作品はとても読みやすく、どんどん引き込まれていく。とても面白かった。

    警察で働く人は全て警察官だと思っていたが、ヒロイン森口泉のように事務職員として勤務する場合もあるんだと、まずそこに驚いた。

    なぜ殺人事件が起きたのか。最後まで期待したような答えが出なくてちょっと消化不良気味。泉の活躍は次回作に続くようなので早速読みたい。

    0
    2026年05月12日
  • 慈雨

    Posted by ブクログ

    あきない正傅をちょっと休止して、前から気になっていた警察小説読んでみました。奥田英朗のリバーの感想にあがっていた小説でしたが、リバーとはかなり趣きが違いました。ともに北関東連続幼女誘拐殺人事件を取り扱っています。定年退職した元刑事夫婦が、四国八十八箇所巡りするお話しを軸に、事件解決の糸口を思いつく場面が印象的でした。

    0
    2026年05月12日
  • あしたの君へ

    Posted by ブクログ

    家庭裁判所調査官補の大地が少年事件や家事事件を担当し成長してゆく物語

    離婚する際に子どもの親権を決めたりする職業とのこと。人生を左右する決断に悩む大地。彼のように相談した人が笑顔になったら嬉しいと思い従事する人が多いといいなぁと思った

    0
    2026年05月10日
  • 検事の本懐

    Posted by ブクログ

    再読と途中で気づく。連続短編集。個人的にはもうこの時点で宮部みゆき並の貫禄かと。佐方さんのもさついた風貌から繰り出される冴え渡る考察が好みすぎてあぁページ終わらないでと思いました。次巻は佐方目線のストーリー多めで読みたいところ。王道だけど泣けます

    0
    2026年05月10日
  • 暴虎の牙 上

    Posted by ブクログ

    柚月裕子作品はめちゃくちゃ好きなんだけど、虎狼の血でヤクザものは苦手かもと少し思ってしまった。。そのためずっと積読してた暴虎の牙。
    読む本がなくなって、ずっと置いたままだし読むか〜と読みはじめたら…おもしろい!!!
    ヤクザものは苦手なんて思ってたのごめんなさい。
    あっという間に読み終えてもう下巻です。
    虎狼の血より面白いと思ったのは、ガミさんのことをよく知っているからかな。生きてるガミさんに会えたのがうれしいのかもしれない。

    あと、虎狼の血の時も思ったんだけど、やっぱりヤクザものが苦手なんじゃなくて、組や登場人物が多すぎて、関係性や人間性を把握しきれないから苦手なんだと、あらためてわかりました笑

    0
    2026年05月09日
  • 盤上の向日葵(下)

    Posted by ブクログ

    下巻は殺人事件の捜査はサブストーリーで、1人のプロ棋士と真剣師の話がメインストーリーだった。
    昭和期の哀愁も重なり何とも言えないよどみや人間くささが感じられる。
    二歩、将棋を始めたばかりの頃ならやってしまいがちのものがその先にもあるとは。

    0
    2026年05月09日
  • 孤狼の血

    Posted by ブクログ

    昭和の広島を舞台にした、ヤクザの抗争と警察の闇が絡み合う警察小説。特に「組」の構造や人間関係の書き込みが細かく、著者の熱量を感じる。
    設定自体は「一匹狼のベテラン刑事と若手刑事」という王道スタイル。ある種予想通りの展開もありつつ、終盤の伏線回収とテンポの良さが心地良い。

    0
    2026年05月07日