柚月裕子のレビュー一覧

  • 検事の信義
    色々な心理や事情があるなか 気になる事を追究し、真実にたどり着く。信頼できる上司も良いです。
    涙もろく 4話の昌平さんの母親に伝えたい言葉に泣かされました。
    佐方シリーズ一気読み 短編で空いた時間に読むことができました。
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
     NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も」を単行本化したもの。先日、SF作家の神林長平さんとビタニャ編を見て、読んでみることにした。

     猫好きの「物書きさん」6名が猫との暮らしを語っている。村山由佳さんともみじ、養老孟司さんとまるなどは、本も出ているし有名だな。自分も猫と暮らしているので、うんうん...続きを読む
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2
    孤狼の血の続編。映画の小説化作品。大上刑事にかわり日岡刑事が広島ヤクザと戦う。上林の残虐凶暴さが印象に残るが、終盤に予想外の展開。
  • パレートの誤算
    面白かった!主人公の市役所職員、同僚たち、事件を担当する刑事、それぞれのキャラが魅力的だった。

    生活保護、ケースワーカー、お役所の事勿れ主義、貧困、ヤクザ、、色々な要素が絡み合った、社会について考えさせられる内容。生活保護はたしかに不正受給など悪い面ばかりとりあげられていて、嫌な印象が強かったが、...続きを読む
  • 検事の信義
    佐方貞人シリーズ4作目
    佐方が、起訴された事件の裁判を担当する公判部の検事して、持ち前の洞察力や判断力を発揮する4話の短編集。

    1話目「裁きを望む」、2話目「恨みを刻む」、4話目「信義を守る」は、佐方が刑事部の検事によって起訴された事件を再度洗い直す内容。
    1、2話目では、佐方が真実を明らかにしつ...続きを読む
  • パレートの誤算
    ケースワーカーはなぜ殺されたのか。優秀な先輩の素顔を追って、女性ワーカーが生活保護の闇を炙り出す!受給者、ケースワーカー、役人…それぞれの思惑が交錯する渾身の社会派サスペンス!
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2
    孤狼の血で大興奮、凶犬の眼で大興奮、そして本書、「孤狼の血level2」で....やはり大興奮した。おうおう、鼻からの出血多量で死ぬど?ぐぬぬ、全て最高ではないか...星が足りぬ。
    と、めちゃめちゃに楽しんでいたのだがどうしても何かが物足りない。何だろう。あぁ、アレだ。「漢」の哀愁とそれに伴うアンニ...続きを読む
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐
    婚活相手を立て続けに殺した疑いで1人の女が逮捕された。その女、円藤冬香の姿を記事にしようとフリーライターの由美は彼女の過去を追ううちに驚くべき真相にたどり着く。
    父親からの虐待、その後の数奇な人生、姉妹の絆…。途中から2人をもう追わないで欲しいとさえ思いだした。あまりにも過酷で読むのも辛い人生。でも...続きを読む
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

    面白かった

    もう一度読みたくなる。いつもこの作者さんの本は生い立ちなどがかわいそすぎて泣けてきてしまう。なぜだかわからないがいつも泣いてしまう。ザラザラした気持ちにもなるが前をむいてほしいなと心から思える作品だなと思う
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2
    映画を見ているので内容はよく分かる。
    上林の狂喜を思い出した。
    残酷シーンは文字の方が、恐怖シーンは映像の方がより鮮明になるような気がする。
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐
    一見、助け合っているようで、そうでない関係。人を本当に支えるために自分がどう振る舞うべきかを問われている気がした。
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2
    正直、期待してなかったけど、
    めちゃくちゃ面白かった。
    確かに、大上の後釜をこんな若造に?
    って思って読み始めたから色々と納得。
    全体的に観てもスカッと読み終えた。

    まだまだ続きが読みたい作品。
  • 慈雨
     幼女誘拐陵辱殺人事件捜査と冤罪事件への対応を柱にした長編サスペンス。
              
          * * * * *
     
     警察や検察、中央省庁といった権力組織の「権威(メンツ)第1主義」を問題視したものが柚月作品には多い。
     たしかに現実にも「官僚は間違えてはならない」という強固な意識が大...続きを読む
  • 検事の信義

    ストイックですね

    佐方さんが、淡々と、ストイックに仕事に取り組む姿勢が尊敬します。だからと言って冷たいわけではなく、情に熱いところもあり、見習いたいです。
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。
    心がほっこりするエッセイ集。
    作家と猫の関係性をいろんな所から掘り下げた作品。
    猫は犬と違い、自由気ままな性格が多い。それが作家の心の癒しになるのだ。
    また、原稿で行き詰まった時に猫を愛でてパワーチャージする。そんなところも形はどうであれみんな同じなんだと思った。
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明
     女性探偵が「あり得ない」事件の謎解きに挑む連作短編集。
     5編からなり、各話のタイトルが「~にあり得ない」で統一されている。(こういったこだわりは好き。)
              ◇
     探偵で元弁護士の上水流涼子が、有能だが無愛想な貴山をパートナーにして、数々の難しい依頼に対し、その肝を解明して鮮やか...続きを読む
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2
    ドハマりした柚月裕子作「狐狼の血」シリーズの映画版LEVEL2のノベライズ作品。

    今日も仕事なのにベッドに入ってから読み始め、結果徹夜で読み終えてしまった^^;

    尾谷と五十子の抗争から3年。

    「暴虎の牙」で暴れまくった虎よりも危ない奴が登場します。

    それは一ノ瀬によって首を落とされた五十子会...続きを読む
  • 凶犬の眼
    午前中に「孤狼の血」を読み終え、勢いそのままにprimeで映画版を楽しみ、夕方からシリーズ第2作となる本作を読み終えました。

    「狐狼の血」と比べ、血生臭い抗争シーンが少ない分、非常に静かな作品です。

    ヤクザ物で静かな作品って表現もどうかとは思いますが、確かに本シリーズの主人公は警察の日岡ですから...続きを読む
  • 小説 孤狼の血 LEVEL2
    このシリーズ、どんどん凄くなっていく。
    反社会勢力が怖いし、殺し方エグい。で、これ読み終えて気がついたが柚月裕子さんじゃないじゃん!
  • パレートの誤算

    おもしろい!

    柚木裕子の作品は初めてだったので、連作ものを避けて選んだのが当作品だが、面白かった!また、読みやすくてテンポがいいのも良い。