柚月裕子のレビュー一覧

  • 朽ちないサクラ

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    ネタバレ

    3.6

    柚月裕子さんの作品はなんだかんだ面白い。

    警察内の刑事と公安の正義の違いを描きつつ、納得のいかない主人公の純粋さが良かった。

    犯人が捕まってか、『犯人が津村を疑ってたのは何故』って思た自分を褒めたいw

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    2025年04月27日
  • あしたの君へ

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    見習いの家庭裁判所調査官の望月大地が担当の事件の調査から立ち会いなどして解決に導いていく。見習いゆえに中々思い通りにはいかない。それでも少しでもいい方向になるために葛藤し解決していく。精神的にも微妙な心を揺れを調べるのだから大変な仕事だ。これを実際に仕事としている人がいると思うと頭がさがる。

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    2025年04月24日
  • 朽ちないサクラ

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    ネタバレ

    不祥事のネタ元はどこか、記者の千佳は死ぬ前の数日間どこで何をしていたのか、生活安全課の辺見はなぜ被害届を受理しなかったのかなど、多くの謎が提示された上で物語は展開していく。それらが少しずつ解き明かされて繋がり、真相が見えてくる。
    警察小説でありながら、主人公二人は最前線で捜査を進める捜査一課の刑事ではないので、素人探偵モノの側面もある。しかし二人とも諦めることなく執念で糸を手繰っていく。
    柚月裕子作品は誇りや矜持を抱く警察官が多く登場するところが良い。
    最後に正義の鉄槌が下され巨悪が打ち倒される、その予想を覆されたのは理不尽ではあるものの新鮮で面白かった。

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    2025年04月20日
  • 月下のサクラ

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     本来なら罪を犯した人間を逮捕する組織である、警察署内で盗難事件が起きた。それも犯人は、内部関係者の可能性が高いということ。
     これだけでも、世間からの風当たりは相当なものだが、この事件単なる盗難事件ではなかった・・・。
     待望の刑事になったるばかりの森口泉と、彼女の記憶力の能力をかった黒瀬刑事を中心に、誰が嘘をつき、誰が信用できるのか・・・。
    面白かった!

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    2025年04月17日
  • 盤上の向日葵(上)

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    現在の捜査と時間の違う別のストーリーの配分が良くてついついページを繰ってしまう。休むことなく下巻へ!

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    2025年04月17日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    ・まあまあじゃないですかね。
    ・パレートの誤算よりはましかな。
    ・テンポもいいし、後書きにあるように松本清張感も醸し出している。
    ・やっぱり北陸って旅情を誘うよなあ。描写が上手い。これぐらいのスケール感の方がリアルに描けるから読み応えもある。
    ・メインの登場人物も絞られているから読みやすい。
    ・虐待のシーンは真に迫るものがあり、心がキュッとなってしまった。そこらへんも上手い。なんというか、描写に躊躇がないね。

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    2025年04月13日
  • 朽ちないサクラ

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    朽ちないサクラを読んで、柚月裕子さんを好きになりました。
    わたしの予想通りの展開にはならず、祈るように読んだ部分もありました。
    感情移入しすぎて、最後は「わたしも警察官になる!!!!!!!!!!」という気持ちに。^ - ^
    映画も見ればよかったと後悔、、、

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    2025年04月12日
  • 月下のサクラ

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    3.7

    柚月裕子さんはやっぱり面白い。

    主人公である泉が身内(警官)による犯罪に挑む姿がカッコよく、泉の信念の強さに憧れる。

    こんなにも情熱的で、実直かつ努力家な姿がとても魅力的だった。

    次回作も楽しみ。

    ただし、警官がこんなにも汚職まみれかつ、多過ぎないかと思い上記の点数。

    自分が知らないだけで不祥事、責任転嫁が多いのか知りたい。

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    2025年04月11日
  • 月下のサクラ

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    朽ちないサクラの続編
    警察職員から採用試験を受け直し、刑事に登用される。
    森口泉は、さらに機動分析係に異動して、曲者揃いの係長達と日々捜査に当たる

    会計課で保管されている大金が無くなったことがわかり、捜査するうちにとんでもない警察不祥事が

    朽ちないと違って、捜査員としての立場で泉の成長が見られた。
    ラストまでハラハラな展開で一気に読めた。
    また、映画化を!と期待してしまう^_^

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    2025年04月08日
  • 合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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    連ドラ化していたようですが、見てませんでした(タイトルは見覚えありましたが)。主人公が天海祐希というのは納得ですね。よくわかる。短編が5篇入ってて読みやすかったですが、主人公側が強すぎません?

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    2025年04月06日
  • 孤狼の血

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    借り物。ヤクザと癒着する刑事と新任刑事のコンビが織りなす広島ヤクザ界の話。というか、映画を先に観ていたので、読みながら役所広司と松坂桃李の声が頭の中で再生された。 映画はかなり前に観たので記憶が曖昧だけど、小説は若干ニュアンスの違うエンディングだったような。小説の方は映画と違って3部作とのことで、楽しみが増えた。

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    2025年10月06日
  • ミカエルの鼓動

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    ネタバレ

    面白くて一気に読んだ。職業小説的でもあるのだけど、社内政治のドロドロしたところ、狡猾な病院長、天才医師など各登場人物が立っていて面白い。無駄な描写が少ないこともまたこの作者の小説のいいところかもしれない。

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    2025年04月01日
  • ミカエルの鼓動

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    最先端医療機器ミカエルで手術を行う西条と従来の開胸手術の真木、二人の駆け引きと患者に向き合う姿がいい。続編が読みたい!

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    2025年03月30日
  • あしたの君へ

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    少年少女の事案にしても、夫婦の問題にしても思い込みだけでなく、現地(現場)をきちんと調査・確認しないといけないんでしょうね。
    家裁調査官だけでなく、自身の仕事においてもそうでないと・・・と思いました。

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    2025年03月29日
  • 最後の証人

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    うん、良かった!
    スカッと感というより、こうあって欲しいという気持ちに寄り添ってもらえた。
    さらに主人公の人となりをもうちょっと知りたくなり、続巻を読むのが楽しみです

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    2025年03月28日
  • 最後の証人

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    すごく良かった。ただ、こういう綺麗事小説お決まりのラストとは違う、高瀬夫婦の思い・計画が遂げられるラストを望んでしまう。

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    2025年03月25日
  • 検事の信義

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    最後の証人から読みはじめて、検事時代の佐方貞人シリーズ3作を読み進め、これで今のところ全部ですかね。とにかく面白いです。
    今回は、日岡が出てきたのが胸熱でした。
    そして、また検事を辞めた佐方貞人が読みたくなり、最後の証人に戻る、と。
    無限ループになりそう…

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    2025年03月24日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    結婚詐欺の被疑者となった女性を追うフリーライターと、無戸籍児として虐待を受けながら生きる姉妹のお話が並行して進みます
    なんとなく伏線から察したり、語り手の“私”の正体に気付いたりはしましたが、最後まではらはらしながら読めました
    タイトルを“蟻の菜園”としたことに、筆者の思いややるせなさが感じられました

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    2025年03月22日
  • パレートの誤算

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    現代社会が抱える生活保護の闇を題材にした長編社会派ミステリー。最初はこの人が犯人と思っていたところ、実はこっちだったかと振り回されてしまったが納得の結末。面白かった。

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    2025年03月19日
  • 凶犬の眼

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    ネタバレ

    登場人物や関係性を忘れないうちに続編を読もうと思っていたが、ヤクザの人間関係はややこしい。細かくメモしてもなかなか頭に入らない。でもそれだけ沢山の人が関わり、横にも縦にも分厚い世界があり特殊な構造をしているとわかって面白かった。
    なんといっても国光がカッコ良かった。言ったことは必ずやる、約束は違えない、信頼に値する男である。エピローグは悲しかったが、親の仇をしっかり取ろうとするヤクザのほうが国光と気が合うかもしれないと思った。
    日岡のその後が見られたのもよかった。まだヤクザの世界を渡り歩くには早く、ガミさんのようにはいかず危なっかしいところもあるが、人格や気質を見込まれて国光に仕上げてもらった

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    2025年03月19日