柚月裕子のレビュー一覧

  • 検事の信義

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    シリーズ4作目だということも知らずに1番先に読んでしまった。自分の理解力では事件の成り立ちと成り行き、人間の相互関係や駆け引きが噛み砕けずに中盤まで何故かサクサク読めなかったが、後半はサクサクと読むことができた。シリーズ全て読もうと思う。ガミさんの弟子まで登場していて、次回作ではもっと絡んで欲しい。

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    2024年01月22日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

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    ふたつの時間 ~~ 12の小編 2009年1月から2022年3月
    ふたりの自分 ~~ 5の小編 2011年4月から2018年3月

    ここにも あの経験をした人がいた

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    2024年01月18日
  • ウツボカズラの甘い息

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    刑事側の視点と、文絵側の視点で話が進んでいき、最後に一気に繋がっていく。
    ネットワークビジネスというところで、人間の弱いところにつけこむことで起きた事件ということろはあり得るなと思う。

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    2024年01月16日
  • 暴虎の牙 下

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    まさに暴虎の牙である沖虎彦。

    読み終わったときは、何故かポッカリ心に穴が空いたような虚しさが漂った。

    ガミさんの意志を継いだ日岡の活躍がもっと見たかった感はあったが、ガミさんとまではいかないものの、ガミさんのように変貌した姿が垣間見れたのは、頼もしかった。

    それにしても、この男臭い世界を女性の柚月先生が描かれていることに驚いてしまう。

    シリーズ完結とあるが、日岡のその後を見たいのは私だけだろうか。

    最後にviviさん!!!
    ようやく読み終えることができました。遅くなりましたが孤狼の血シリーズをありがとうございました♪

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    2024年01月08日
  • 暴虎の牙 上

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    やっと手にした孤狼の血シリーズ!!!

    相変わらずのガミさん節が懐かしい。
    サングラスに煙草を燻らす姿が目に浮かぶ。パナマ帽にこのような由来があったとは…。

    虎ちゃん…沖は…
    敵なのか味方なのか。

    一之瀬も相変わらず格好いい。

    下巻が楽しみ。

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    2024年01月06日
  • 凶犬の眼

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    序盤の静から、中盤にかけて徐々に動へと物語が進み、一気に盛り上がる 後半は次作への布石って感じだったなぁ
    一作目とは全く異なる印象だが、明らかに日岡の物語
    三部作なので、前作読んでから必ず読むべき作品

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    2024年01月03日
  • ウツボカズラの甘い息

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    『狐狼の血』がおもしろかったので他の作品も、と。設定はよくあるミステリー系、「解離性障害」という主人公の別人格が犯人?というミスリードを誘う流れ。え、結局主人公が二重人格なの、別の人間なの、というのが最後の方までわからない描き方はさすがです。

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    2023年12月28日
  • 警官の道

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    葉真中顕、中山七里、呉勝浩、深町秋生、下村敦史、長浦京、柚月裕子『警官の道』角川文庫。

    7人の作家の短編を収録した警察小説アンソロジー。7人の作家全員が自分の好みというのはなかなかあり得ないことだ。読んでみれば、柚月裕子の『聖』がピカイチで後は平凡な短編ばかりで、少しがっかりした。


    葉真中顕『上級国民』。本作に描かれる刑事事件とされなかった交通死亡事故は、2018年に東京都港区で起きた元東京地検特捜部長による自動車死亡事故を思い出す。実際にこういうことはありそうだ。90歳の佐々木嘉一が交通事故で亡くなった。しかし、車を運転していた谷田部洋は逮捕されなかった。その裏には驚愕の事実が隠されて

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    2023年12月25日
  • ウツボカズラの甘い息

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    昔は美人だった。

    結婚して束縛の強い夫の影響でぶくぶく太り、昔の見る影もなくなった。
    懸賞の応募が唯一の楽しみ。

    懸賞で当選した人気歌手のディナーショーで昔の同級生に偶然会い、声をかけられる。

    その同級生のことはあまり覚えていないが、向こうは自分のことをよく覚えている。

    そして誘われるビジネス。
    昔を取り戻しつつある主人公。

    そして事件が起きる。

    こんな展開になるとは中盤以降も想像がつかないミステリー

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    2023年12月16日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

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    柚月さんのエッセイを読んで
    柚月さんの印象がどう変わるのか少し心配でしたが、見事に良い方へ。それもかなり良く。

    ご自身でも
    会うと違う印象の人だと言われると書いていらっしゃいましたが、
    私が想像していた今までのイメージとはだいぶ違う方でした。
    とても謙虚で、優しく、穏やかな柔らかい印象を受けました。


    考えさせられる事や
    涙する部分もありますが
    素敵なエッセイでした。

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    2023年12月03日
  • 暴虎の牙 下

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    孤狼の血シリーズ三作目の下巻にしてシリーズ最終巻

    沖は出所後、自分が逮捕されるきっかけとなった密告者を探すため動き出す
    が、しかし事態はドンドン不穏な方向に向かっていき...

    沖、三島、元の小学校時代との対比がラスト付近に出てきて印象に残った

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    2023年11月30日
  • 暴虎の牙 上

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    孤狼の血シリーズ三作目の上巻
    ただし時系列的には一作目よりも過去の物語

    主人公はもちろん大上と愚連隊の沖
    物語は極道同士の抗争ではなく沖とその仲間たちが無茶苦茶暴れ回っているというのが中心

    大上のトレードマークのアレも登場

    これから下巻が楽しみ

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    2023年11月28日
  • ウツボカズラの甘い息

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    文絵パートと刑事パートが交互に
    繰り返しながら物語が展開する。
    文絵のパートは、精神的に揺れて
    いるキャラなので、読んでいて、
    ハラハラさせられたが結末が気に
    なり一気に読めた。
    刑事パートの謎を解き明かしてい
    く過程も面白い。
    登場人物が少なく、人間関係もあ
    る程度分かりやすく読みやすいと
    思う。

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    2023年11月25日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

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    好きな作家さんの一人である柚月裕子さんの初エッセイ。
    作品にまっすぐに向き合っていることが、端々に感じられた。
    生母さんを早くに病気で亡くされ、その後震災でご両親を亡くされたこと。それぞれのエピソードがなんとも切なく辛い。
    タイトルの「ふたつの時間、ふたりの自分」は、読み終えた後でとてもしっくりきた。

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    2023年11月06日
  • 暴虎の牙 下

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    202301/上下巻まとめて。これまた傑作!シリーズ1作目が素晴らしすぎたので、申し訳ないけど以降のハードルあがってしまい1作目の衝撃を超えられない面はあるけど…。

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    2023年10月25日
  • 暴虎の牙 上

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    202301/上下巻まとめて。これまた傑作!シリーズ1作目が素晴らしすぎたので、申し訳ないけど以降のハードルあがってしまい1作目の衝撃を超えられない面はあるけど…。

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    2023年10月25日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

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    柚月裕子『ふたつの時間、ふたりの自分』文春文庫。

    2008年のデビューから2023年現在までの15年間の軌跡を辿る著者初となるエッセイ集。

    作家と主婦の『ふたりの自分』という自身のことを綴ったエッセイと東日本大震災で父親と祖母を失ったことを切っ掛けに東日本大震災前後の『ふたつの時間』を綴った二部構成のエッセイ集となっている。

    年代的に近いこと、同じ岩手出身ということもあってか、妙に納得するところが多い。自分も2年間、父親の仕事の関係で釜石に暮らしていたことがある。夜の町に光る新日鉄の工場、いつもゴーっというかワーンというような工場の操業する音が聞こえたものだ。

    最初のエッセイ『記憶の中

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    2023年10月25日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

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    お母さんの500円玉貯金の話がすごく良かったー
    震災の話は新聞に載ってる体験談より真に迫ってる感が強くて、同じ感じの文章が何度もでてきたけどその度に重ーくなった

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    2023年10月23日
  • 暴虎の牙 下

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    ネタバレ

    孤狼の血シリーズ1作目で大上メインの話、2作目では日岡メインの話、そして3作目の今回はどういった視点で描かれるのかが興味深かった。
    沖を中心に、服役前は大上、出所後は日岡との絡みで時代背景を合わせてくるとは…
    見事としか言いようがないです。

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    2023年10月17日
  • 蟻の菜園 ‐アントガーデン‐

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    結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。
    婚活サイトで知り合った複数の男性が亡くなっていたのだ。
    美貌の冬香に関心を抱いたライターの由美が事件を追うと、冬香の意外な過去と素顔が明らかになり……。

    読んでると辛い場面が出てきて、心がえぐられる。
    環境が異なるだけでこんなにも人生が変わってくるのか…と感じた作品だった。
    本の世界だけど、自分はまだ恵まれているとも思うし、生き方を考えさせられる話だった。

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    2023年10月17日