柚月裕子のレビュー一覧

  • ミカエルの鼓動

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    プロローグに書かれた人は誰だろう、いつこの話題が出るだろうと構えて読んだが、エピローグまで引っ張られるとは。それと、西條医師や院長などの出てくる人達の上昇志向が強すぎて、前半は暗い気持ちで読まされた。真木も秘密が多いし、仕事場の雰囲気も悪い。
    少年の心臓手術で、この少年を救おうと西條が考え始めた頃から面白くなってきた。何としても救おうと真木にオペのバックアップを頼み、予想通りミカエルが暴走する。緊迫の場面が生々しい。
    失敗を隠そうとする医療関係者達。それを告発すべく立ち上がった西條。弱者である患者及び家族を救えるのは、やはり当事者や倫理観を持った専門家だと強く思わされた。

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    2024年04月22日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    NHKの「ネコメンタリー 猫も、杓子も。」見損ねてるからみたいな。
    個人的には、保坂和志さんの猫本読みたくなった。

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    2024年04月09日
  • 警官の道

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    上級国民:葉真中顕/許されざる者:中山七里/
    Vに捧げる行進:呉勝浩/クローゼット:深町秋生/
    見えない刃:下村敦史/シスター・レイ:長浦京/
    聖(あきら):柚月裕子

    作家もいろいろ 物語もいろいろ
    読んだことのない作家さん出会うのも おもしろい

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    2024年04月05日
  • 暴虎の牙 下

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    え?続きは?これで終わり?という読み足りなさが残る結末。ガミさんにまた出会えたこと、パナマ帽にまつわるストーリーを読めたことがよかった。完結とのことだが、日岡の成長をもっと見届けたい次第。

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    2024年04月03日
  • 検事の死命

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    ネタバレ

    『業をおろす』では、前作『検事の本懐』の中の一話、『本懐を知る』で明らかとなった佐方の亡き父・陽世に纏わる真実に再びスポットが当てられるので、先にそちらを読むことが推奨される。
    佐方にとっての父であり、祖父敏郎にとっての息子である陽世の「本懐」を守り続けなければならない佐方の苦しみ。何もできず歯痒い思いを抱き続ける佐方を優しく導く英心に心打たれる。
    結果的に陽世の「本懐」は破られることになるが、現世の人々を正しく導くこれも住職である英心の「本懐」。

    刑事部編と公判部編に分かれた『死命』は、佐方と彼の上司である筒井の検事生命を賭けた闘い。権力に屈することなく、正義を貫こうとする二人とそれを見守

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    2024年04月01日
  • もの書く人のかたわらには、いつも猫がいた NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    6人の作家さん毎に色が異なる厚手の紙の本。
    写真はもちろんカラー。

    角田光代さん
    「トト」は2冊フォトエッセイを読んだので知ってる。
    「トトが来る前は自分中心で、辛いことがあると全身で向かい合っていたのでしんどかった。」が、
    「トトが来てからは、とりあえずトトにご飯をあげなきゃ、といった気持ちの逃し方ができた。」そうだ。
    角田さんは犬が好きで、「トト」は犬の要素を持っていると言っていたのを思い出した。
    他の猫よりも人懐っこいのかな。

    村山由佳さん
    猫が大好きなんですね。
    「もみじ」に対する想いは尋常ではなく、エッセイを何冊も出しているみたい。
    「もみじ」の生まれる瞬間にも立ち会ってるし、亡

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    2024年03月28日
  • 検事の信義

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    検事。
    そんなに興味を持てるイメージがなかったり、堅苦しいイメージだったりして、最初のうちは読みづらかったのですが、どんどん引き込まれて‥

    「事実は真実ではありません。」

    「人には感情があります。怒り、悲しみ、恨み、慈しみ。それらが、事件を引き起こす。事件を起こした人間の根底にあるものがわからなければ、真の意味で事件を裁いたことにはならない。」

    犯罪は許されることはないけれど、そこに至るまでの心に寄り添ってもらえたら。
    そして、人が人を正しく裁くことは難しい。

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    2024年03月12日
  • ウツボカズラの甘い息

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    事件の結論に辿り着けそうで辿り着けないもどかしさが読み応えに繋がった。母親だからこその苦悩が全くの他人事では無いなと感じ、辛かった。ページ数の割にすんなりと読み進められるのは自分が当事者のように没入しているからだと思った。

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    2024年03月11日
  • 凶犬の眼

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    虎狼の血の続編。
    前作で大上と組んでいた若い日岡が主役。はじめから日岡が山奥で僻地の駐在所に左遷されている。
    極道と警察官が関わり合うとどうしても汚職と言いたくなるのが昨今だが、作品の舞台は今より少し昔の、携帯電話も発達してない時代。少しまだ、極道にもそれなりの筋ってもんが大事にされていた頃だと思う。ろまん。
    正義ではなく仁義という義の立て方というか在り方というか。
    仁義を通す国光と彼を慕う舎弟たちが、どこか懐かしく愛らしい。
    ただ、仁義を通す者に真っ向から対立する仁義があるなら、それは衝突しかないわけで、そんな切ない結論になるとは。
    そんなところが染みた。
    面白いが、重い。でもそこが作者さん

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    2024年03月05日
  • 警官の道

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    警官も人。
    悩みもあれば間違いもする。
    そんな中でも信念をもって行動し生きている人はかっこいい。
    どの作家さんの作品も響きました。

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    2024年02月29日
  • 検事の信義

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    佐方貞人シリーズ4作目、この後の話を早く読みたい。
    最後、介護殺人の話は自分の親が認知症になったら…などと考えながら読んでました。

    「事実は真実とは違う」
    佐方の信義がにじみ出る本作、必読です。

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    2024年02月27日
  • 警官の道

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    ネタバレ

    「警官」という職業に焦点を合わせているのが面白い。するっと読むつもりだったのに、好きな作家が多すぎて没入。急いで読むことができなくて、思いのほか時間を要しました。

    まずひとつめの葉真中さんで掴みバッチリ。以降、コロナに寄せた話もちらほらあり、あまりに寄せすぎるのは私は苦手なのですが、世間がパニックになっている間に作家たちはなんとかこれに絡めた話を書けないものかと考えていたのだなぁと思ったりも。

    警官だって普通の人間。LGBTをカミングアウトする時期に悩む姿なども描かれ、その生き様が興味深い。

    柚月姐さん、好きです♪

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    2024年02月20日
  • 凶犬の眼

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    孤狼の血では大上さんはカッコ良かった。今回は国光さんですね。
    ヤクザと言うより人としてカッコ良い。もういない昭和の人です。

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    2024年02月18日
  • 検事の信義

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    本物の検事はここまで事件を調べることはないだろうと思いながら、真実を知ろうとする佐方検事の姿に尊敬の念を抱きながら読んだ。でも、そこには理解ある上司がいるから。上司が替わったら大変だろうな。

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    2024年02月10日
  • 警官の道

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    警察小説の短編集
    葉真中顕、中山七里、呉勝浩、深町秋生、下村敦史、長浦京、柚月裕子
    今読まれているこの作家達の警察小説アンソロジーという事で、期待しまくって読み進めましたが・・・
    作品によって大きく好き嫌いがある感じですかね?中山七里と柚月裕子はさすがの面白さでしたが、長浦京は警察小説ですらなく、「リボルバー・リリーの現代版」の様相だし・・・
    他の方にも是非読んでいただき、感想を聞きたいです。

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    2024年02月01日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

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     柚月裕子さんの、作家生活15年の軌跡が詰まった文庫オリジナルエッセイ集です。カバー装画はGLAYのTERUさんの描き下ろし。素朴ながら柚月さんの心情に寄り添っていると感じました。

     私の柚月さん像‥見目麗しい女性作家が、なぜあんな骨太な男臭い物語を描けるのか、そこに萌えますし、またある時は、主人公が(佐方シリーズのように)自分の正義を貫く姿に快哉を叫びました。

     本エッセイは、柚月さんの喜怒哀楽が散りばめられたバラエティに富む内容で、とても新鮮に感じました。各紙や小説誌等に掲載された以前のものも多くありながら、古さを感じさせません。
     特に、柚月さんの創作にまつわる裏話は興味深いものがあ

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    2024年01月27日
  • ふたつの時間、ふたりの自分

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    ふたつの時間 ~~ 12の小編 2009年1月から2022年3月
    ふたりの自分 ~~ 5の小編 2011年4月から2018年3月

    ここにも あの経験をした人がいた

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    2024年01月18日
  • ウツボカズラの甘い息

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    刑事側の視点と、文絵側の視点で話が進んでいき、最後に一気に繋がっていく。
    ネットワークビジネスというところで、人間の弱いところにつけこむことで起きた事件ということろはあり得るなと思う。

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    2024年01月16日
  • 暴虎の牙 下

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    まさに暴虎の牙である沖虎彦。

    読み終わったときは、何故かポッカリ心に穴が空いたような虚しさが漂った。

    ガミさんの意志を継いだ日岡の活躍がもっと見たかった感はあったが、ガミさんとまではいかないものの、ガミさんのように変貌した姿が垣間見れたのは、頼もしかった。

    それにしても、この男臭い世界を女性の柚月先生が描かれていることに驚いてしまう。

    シリーズ完結とあるが、日岡のその後を見たいのは私だけだろうか。

    最後にviviさん!!!
    ようやく読み終えることができました。遅くなりましたが孤狼の血シリーズをありがとうございました♪

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    2024年01月08日
  • 暴虎の牙 上

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    やっと手にした孤狼の血シリーズ!!!

    相変わらずのガミさん節が懐かしい。
    サングラスに煙草を燻らす姿が目に浮かぶ。パナマ帽にこのような由来があったとは…。

    虎ちゃん…沖は…
    敵なのか味方なのか。

    一之瀬も相変わらず格好いい。

    下巻が楽しみ。

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    2024年01月06日