長浦京の作品一覧
「長浦京」の「シスター・レイ」「マーダーズ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
馴染みのない
ハードボイルドを手に取ったのは
600ページもある分厚い文庫が
魅力的に見えたから
二重カバーには 綾瀬はるかの姿
映画化されていたようで。。。
作品の世界観を、イメージを
知ってから読もうと
まずは映像を。
おかげで本の世界にも
すんなり入り込めた
小説は映像より密
スリルも 焦燥感も、当時の文化も。
中盤から 読むのが楽しみになってきた
女性がメインのハードボイルドなので
馴染みがなくても読みやすい。
文体も。
大正時代、震災以降の世界。
当時の日本の姿や街並みを
映画で見たシーンを思い浮かべながら
読んだ。また映画を観たくなる。
憧れはしないけど
百合の生き様はカッコいい
映画の綾瀬はるかは
イメージと少し違うけど
ふにゃっとした印象とは真逆な演技が
素晴らしく、好きになった
それと、山本五十六が カッコよすぎて
心を捕まれた笑
彼のセリフも印象深かった
何気なく手に取ったこの本
知らない世界に夢中になれた。
大好きな1冊
Posted by ブクログ
プロローグ
長浦京が創り出す世界観が本当に好きだ!
自身に本当にフィットする
プリンシパル、シスターレイなど女性主人公の
ハードボイルドを描かせたらピカイチなのではないだろうか
今回の舞台は己がこよなく愛する大正末期の
時代設定だ
閉ざされた病室で嬉々として頁を捲った
本章
『リボルバー・リリー』悶絶の★5
しつこいようだが、長浦氏が創り出す女性キャラクターがこの上なく大好きだ
美女でありながら当然強く、感情的にならないところも良い
至って冷徹でクレバーなのだ
『プリンシパル』は氏の1つの到達点だと思うが
本作は、流石大藪春彦賞受賞作だけあって非の打ち所がない物語となっている
ミステリー要素と冒険要素が絶妙に絡み合い、ハードボイルドで処理していく様は圧巻だ
素晴らしい“時”を経験できた本書に「ありがとう」と、云いたい!
エピローグ
いろんな意味でこの1週間は、未知であり、なによりも、かけがいのない時間そして経験となった
人生と本と正面から向き合い、そしてブク友の
皆様からたくさんの勇気をもらったのである
こうした貴重な“Experience”を今後の人生に活かしていきたい!
心よりそう思った!
完
※皆さまありがとうございました_(_^_)_8v♪
Posted by ブクログ
星4にするか星5にするか、かなり悩みました。
話の展開が面白い云々というよりは、主人公や世界観を好きになれるか否かで評価が大きく変わる作品という印象。
本作の主人公である綾女のような、肝が据わっており頭もキレる、強いのにでも危うさや脆さも併せ持つキャラクターというのが私はとても好きなので、個人的にこの作品は好みドンピシャでした。
ヤクザがしっかりとヤクザらしく描かれており、やり口はえげつないし人死が多い。拷問された肉体についても描写されていたりするので、裏社会の血なまぐさい部分をこんなにちゃんとやるのかと最初はギョッとしましたが……。
でもそんな作風だからこそ、綾女のハードボイルドっぷりがより際立ち、彼女をいっそう魅力的に感じられたように思います。そして血塗られた裏社会の容赦のなさを描くからこそ、登場人物たちがこの後どうなるかのか続きが気になり、ついまたページを捲ってしまう。
綾女のことを知ることが出来たという意味ではこの本に出会えて良かったと思いますが、ただ私の場合は主人公に愛着がある分だけ読んでいて苦しくも感じたので……。そこで評価に迷いました。
極道を嫌悪して家を出たのにその才覚を持って生まれてしまった女が苦悩しながらも修羅の道を進む。組長として名を馳せていく彼女の生き様に心惹かれる部分があるという方は、是非読んでみてはいかがでしょうか。
Posted by ブクログ
戦後焼け野原となり、秩序も治安も乱れ切った東京の街を取り仕切ったのは、GHQでも警察でもなく、やくざたちだった。
原爆で焼き払われた広島の戦後動乱期を描いた仁義なき戦いを彷彿させる傑作。吉田茂や鳩山一郎、山口組三代目に美空ひばりなど、仮名を使っているがモデルまるわかりの実残の人物が出てきて、実際の事件も扱われるなどしているので、リアリティがあって、なんというか朝日芸能のヤクザ記事を少し高尚な小説にした感じ(誉め言葉)
もはや歴史の範囲になる、昭和混乱期の話だと思っているが、安倍や麻生はここに出てくるヤツらの末裔だし、安倍襲撃事件の根本、統一教会も根っこ勝共連合というこの時代のヤクザや右翼や政治家たちの生み出したものだし、そこに関連する裏金疑惑の萩生田は自民党の要職にカムバック…この小説で描かれたディストピアな日本は今にも十分通じているのかもしれない。