アンダードッグス

アンダードッグス

1,056円 (税込)

5pt

3.4

「君の選択肢に『No』はない。『Si(はい)』でなければ『morte(死)』だ」――1996年末、元官僚の証券マン・古葉慶太は、顧客の大富豪・マッシモからある計画を託される。それは、中国返還直前の香港から密かに運び出される国家機密を強奪せよというものだった。かつて政争に巻き込まれ失脚した古葉は、逆襲の機会とばかりに香港へ飛ぶ。だが、彼を待っていたのは、国籍もバラバラな“負け犬”仲間たちと、計画を狙う米露英中、各国情報機関だった――。裏切るか、見破るか。策謀の渦巻く香港を“負け犬”たちが駆け抜ける!

...続きを読む

アンダードッグス のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月08日

    1996年末から1997年にかけて、中国返還前夜の香港の闇の中で繰り広げられた、米ソ英中日入り乱れての血肉の飛び散る極秘情報争奪戦。

    並行して、その20年後、天涯孤独な娘が香港で亡霊の様な過去の関係者を辿る旅が語られる。

    全てを見通していたようなイタリア人マッシモが編成したチームのメンバーが斯様...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月21日

    評価は3.5点かな。

    農水省をやめて証券会社に入った元官僚の古葉慶太は資産の運用を任されている客に軽井沢まで呼び出される。

    顧客はイタリアの富豪、そこで古葉は断れない依頼を受ける。返事に逡巡しているとどんどん外堀を埋められ、古葉は返還前の香港に向かう。

    0

    Posted by ブクログ 2024年02月28日

    この作家さん1冊目。主人公はオファーされた仕事をするには所謂プロとは言えないけれど、ある意味最も適性のある人。前職時代に身に付けた能力と、周りのプロたちから教わったテクニックを組み合わせてゴールを目指していくやり方の緻密さが凄い。後半クライマックスへ向けてスピード感が増し、最も良い終わり方をしてくれ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月23日

    良いね!諜報機関の騙し合い。心が躍ります。
    少し、素人がどうしてここまで出来るのかに引っ掛かりましたが。

    概ね、楽しかった。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月16日

    中国返還前の香港を舞台に、元官僚の主人公が機密情報を奪取する作戦に巻き込まれていくエンタメコンゲーム小説。情報量は膨大だが、スピード感があってスリリングな作風。直木賞候補にも選ばれるだけの力作ではあるが、あまりに展開が早過ぎて物語の奥行きがなく、続々参戦する登場人物たちのキャラクター造詣も浅い。ダー...続きを読む

    0

アンダードッグス の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

長浦京 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す