作品一覧

  • 1947

    1947

    小説・文芸

    4.0
    1巻2,750円 (税込)
    1947年。英国軍人のイアンは、戦場で不当に斬首された兄の仇を討つため来日する。駐日英国連絡公館の協力を得つつ少ない手掛かりを追うが、英経済界の重鎮である父親ゆずりの人種差別主義者でプライドの高いイアンは、各所と軋轢を生む。GHQ、日本人ヤクザ、戦犯将校……さまざまな思惑が入り乱れ、多くの障害が立ちふさがる中、次第に協力者も現れるが日本人もアメリカ人も信用できない。イアンの復讐は果たされるのか?
  • シスター・レイ

    シスター・レイ

    小説・文芸

    4.1
    1巻2,090円 (税込)
    東京墨田区の外国人たちの相談役的存在で、「シスター」と慕われる、予備校の英語講師、能條玲。フィリピン出身の友人女性からの頼みで彼女の息子を探すことになった玲は、彼を探すうちに、ひょんなことから暴力団と外国人半グレ集団とのトラブルに巻き込まれてしまう。普段はただの一般人としてふるまう彼女だが、元フランス特殊部隊のエースという隠された経歴があった。前職の技術を活かし、暴力団と半グレたちを制圧して事件を解決に導く玲。その後も相次ぐトラブルに巻き込まれた外国人たちを助けていくうちに、玲は下町に隠された国際的な陰謀に巻き込まれていく。
  • アンリアル

    アンリアル

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    両親の死の真相を探るため、引きこもり生活を脱し警察官を志した19歳の沖野修也。 警察学校在学中、ある能力を使って二件の未解決事件を解決に導いたが、推理遊び扱いされ組織からは嫌悪の目を向けられることになってしまう。 そうした人々の目は皆、暗がりの中で身構える猫のように赤く光って見える。それこそが、沖野の持つ「特質」だった。 ある日、単独行動の挙句、公安の捜査を邪魔したことで、沖野は副所長室に呼び出され聞きなれない部署への異動を命じられる。 「内閣府国際平和協力本部事務局分室 国際交流課二係」。 そこは人知れず、諜報、防諜を行う、スパイ組織だった--。 日本を守る暗闘に巻き込まれた沖野は、闇に光る赤い目の数々と対峙していくことになるのだが……。 スパイ小説のシンギュラリティとなる記念碑的作品、ついに刊行。
  • プリンシパル(新潮文庫)

    プリンシパル(新潮文庫)

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    非情と外道がこの家の規律だった。1945年、東京。関東最大級の暴力組織、水嶽(みたけ)本家の一人娘・綾女(あやめ)は、父の訃報に呼び戻され「組長代行」となることを余儀なくされた。戦後混乱期を牛耳るヤクザたちの熾烈な抗争、利権を貪るGHQ、それらを利用しようとする大物議員。流血も硝煙も権力の策謀も懼れぬ究極の「悪女」と化した綾女が、最期に目にするものは。一気読み必至の超弩級ピカレスク・ロマン。(解説・末國善己)
  • アンダードッグス

    アンダードッグス

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,056円 (税込)
    「君の選択肢に『No』はない。『Si(はい)』でなければ『morte(死)』だ」――1996年末、元官僚の証券マン・古葉慶太は、顧客の大富豪・マッシモからある計画を託される。それは、中国返還直前の香港から密かに運び出される国家機密を強奪せよというものだった。かつて政争に巻き込まれ失脚した古葉は、逆襲の機会とばかりに香港へ飛ぶ。だが、彼を待っていたのは、国籍もバラバラな“負け犬”仲間たちと、計画を狙う米露英中、各国情報機関だった――。裏切るか、見破るか。策謀の渦巻く香港を“負け犬”たちが駆け抜ける!
  • マーダーズ

    マーダーズ

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,045円 (税込)
    大藪賞受賞作『リボルバー・リリー』が2023年行定勲監督で映画化決定! 気鋭の作家による衝撃の問題作。 この街には複数の殺人者がいる。彼らが出会うとき、 法では裁き得ない者たちへの断罪が始まる――。大藪賞作家が現代を舞台に描く圧倒的犯罪小説! デビュー2作目『リボルバー・リリー』でいきなり大藪賞受賞! ストーカーに襲われる女性を助けた夜から、 商社マンである阿久津清春の日常は狂い始める。 ブラウンの瞳と褐色の肌を持つその女、 柚木玲美は言った「あなたが殺人犯だと知っています」 17歳の夏、清春は人を殺していた。誰にも知られず――。 意図的に清春に近づいた玲美は、その「事実」と引き換えに、 母の死の真相と行方不明の姉の捜索を依頼する。 パートナーとなるのは、かつて実兄の殺害容疑をかけられた組対五課の刑事・則本敦子。 彼女もまた、過去の事件の証拠を玲美に握られていた。 異様な関係で結ばれた三人の捜査は、いくつかの未解決事件を掘り起こし、 やがて社会に潜む、起こしてはならない者たちを呼び寄せてしまう……。 この10年で日本全体の殺人認知件数は1万288。検挙率の平均は98%。 単純計算で206人の殺人犯が捕まっていないことになる。 また、年間約17万人が死因不明の異状死として届けられるが、解剖に回されるのはわずか12%。 およそ15万の「異状死体」が、詳しく調べられないまま死因を特定されている。 イギリスでの解剖率は約40%、アメリカで約60%、北欧では90%を超えるところもあり、 他の先進国と比べてこの数値は異様に低い。 つまり、この国では多くの「死」が見逃されている可能性があるのだ。
  • アキレウスの背中

    アキレウスの背中

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,001円 (税込)
    標的は国際マラソンレース。 多国籍テロ集団と警察庁特別チームの壮絶な戦いを描く 世界規格のノンストップ・サスペンス。 東京で開催予定の国際マラソンレースが多国籍テロ組織の標的となった。 警察庁特別チーム〈MIT〉の班長に抜擢された下水流悠宇(おりづる・ゆう)は、 日本人トップランナーの警護に当たる。 テロの背景にあるのはスポーツ利権と絡み合う大国の思惑。 果たして悠宇はアスリートと国家の威信を守ることができるか。 怒涛のノンストップ・サスペンス開幕! 映画化された『リボルバー・リリー』や直木賞候補作『アンダードックス』など、 特大スケールの作品を次々と発表する長浦京さんが本作で描くのは、 公営ギャンブルの対象となったマラソンレースと、 その利権をめぐる大国の思惑が生んだテロ計画。 東京に潜むテロリストたちに立ち向かうのは、 選抜された刑事たちによる特別チーム。 その班長に抜擢された下水流悠宇は、 はみ出し者ぞろいのチームをまとめあげ、 アスリートと国家の威信を守ることができるのか!? ※この電子書籍は2022年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 警官の道

    警官の道

    小説・文芸

    3.8
    1巻902円 (税込)
    「力が必要だ」――母と自分を虐待し別れたろくでなしの父親に復讐するため、暴力団員を目指す聖。中華料理店でアルバイトをしながら、神戸の金坂組のバッジをもらうチャンスを狙う聖は、組に出入りするサングラスをかけた迫力十分の男に弟子入りを懇願する。だが、男は素姓はそのうちわかると言い残し闇の奥へ消えた……(「聖」)。 組織に生き、事件と隣り合わせの警官たちの生きざま。 「孤狼の血」シリーズの柚月裕子、『スワン』『爆弾』で注目の呉勝浩、「刑事犬養隼人」シリーズの中山七里など、ミステリー界を背負う注目作家たちによる、豪華警察小説アンソロジー!
  • 決戦!忠臣蔵

    決戦!忠臣蔵

    小説・文芸

    4.3
    1巻770円 (税込)
    三百有余年、日本人が愛し涙を流し続けた続けた歴史物語『忠臣蔵』。多くの文学賞を受賞している歴史小説界の至宝とも言うべき作家たちが、日本最大の歴史サーガに挑む。傑作アンソロジーが待望の文庫化。
  • リボルバー・リリー
    値引きあり

    リボルバー・リリー

    小説・文芸

    3.9
    1巻572円 (税込)
    小曽根百合――実業家・水野寛蔵の下、幣原機関で訓練を受け、16歳で実地任務に投入。東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与し、各国大使館から「最も排除すべき日本人」と呼ばれた美しき諜報員。20歳で消息を絶った彼女だが、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・細見慎太との出会いによって、再び戦場へ。百合と慎太を追うのは陸軍の精鋭部隊。関東大震災後の帝都を生き抜く先に、終息の地は待っているのか。
  • 赤刃
    値引きあり

    赤刃

    小説・文芸

    4.7
    1巻429円 (税込)
    江戸初期、徳川家光の治世。百を超える<辻斬り>の災禍に、江戸の町は震撼していた。殺戮集団の主犯は、戦国の英雄、元津藩士の赤迫雅峰とその一党。幕府が送る刺客は次々と返り討ちにあい、老中・松平伊豆守は切り札となる<掃討使>に旗本・小留間逸次郎を任命する。赤迫対逸次郎、血塗られた闘いは連鎖し、やがて市中は戦場と化す--。無惨にして無常。これぞ、新時代の剣戟活劇!

ユーザーレビュー

  • リボルバー・リリー

    Posted by ブクログ

    馴染みのない
    ハードボイルドを手に取ったのは
    600ページもある分厚い文庫が
    魅力的に見えたから
    二重カバーには 綾瀬はるかの姿
    映画化されていたようで。。。

    作品の世界観を、イメージを
    知ってから読もうと
    まずは映像を。
    おかげで本の世界にも
    すんなり入り込めた

    小説は映像より密
    スリルも 焦燥感も、当時の文化も。
    中盤から 読むのが楽しみになってきた
    女性がメインのハードボイルドなので
    馴染みがなくても読みやすい。
    文体も。
    大正時代、震災以降の世界。
    当時の日本の姿や街並みを
    映画で見たシーンを思い浮かべながら
    読んだ。また映画を観たくなる。

    憧れはしないけど
    百合の生き様はカッコいい
    映画の綾瀬はるかは
    イメージと少し違うけど
    ふにゃっとした印象とは真逆な演技が
    素晴らしく、好きになった
    それと、山本五十六が カッコよすぎて
    心を捕まれた笑
    彼のセリフも印象深かった

    何気なく手に取ったこの本
    知らない世界に夢中になれた。
    大好きな1冊

    0
    2026年07月05日
  • リボルバー・リリー

    Posted by ブクログ

    プロローグ

    長浦京が創り出す世界観が本当に好きだ!
    自身に本当にフィットする

    プリンシパル、シスターレイなど女性主人公の
    ハードボイルドを描かせたらピカイチなのではないだろうか

    今回の舞台は己がこよなく愛する大正末期の
    時代設定だ

    閉ざされた病室で嬉々として頁を捲った



    本章
    『リボルバー・リリー』悶絶の★5

    しつこいようだが、長浦氏が創り出す女性キャラクターがこの上なく大好きだ

    美女でありながら当然強く、感情的にならないところも良い
    至って冷徹でクレバーなのだ

    『プリンシパル』は氏の1つの到達点だと思うが
    本作は、流石大藪春彦賞受賞作だけあって非の打ち所がない物語となっている

    ミステリー要素と冒険要素が絶妙に絡み合い、ハードボイルドで処理していく様は圧巻だ

    素晴らしい“時”を経験できた本書に「ありがとう」と、云いたい!


    エピローグ

    いろんな意味でこの1週間は、未知であり、なによりも、かけがいのない時間そして経験となった

    人生と本と正面から向き合い、そしてブク友の
    皆様からたくさんの勇気をもらったのである

    こうした貴重な“Experience”を今後の人生に活かしていきたい!


    心よりそう思った!



                          完



    ※皆さまありがとうございました_(_^_)_8v♪

    0
    2026年03月08日
  • プリンシパル(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    星4にするか星5にするか、かなり悩みました。
    話の展開が面白い云々というよりは、主人公や世界観を好きになれるか否かで評価が大きく変わる作品という印象。
    本作の主人公である綾女のような、肝が据わっており頭もキレる、強いのにでも危うさや脆さも併せ持つキャラクターというのが私はとても好きなので、個人的にこの作品は好みドンピシャでした。
    ヤクザがしっかりとヤクザらしく描かれており、やり口はえげつないし人死が多い。拷問された肉体についても描写されていたりするので、裏社会の血なまぐさい部分をこんなにちゃんとやるのかと最初はギョッとしましたが……。
    でもそんな作風だからこそ、綾女のハードボイルドっぷりがより際立ち、彼女をいっそう魅力的に感じられたように思います。そして血塗られた裏社会の容赦のなさを描くからこそ、登場人物たちがこの後どうなるかのか続きが気になり、ついまたページを捲ってしまう。
    綾女のことを知ることが出来たという意味ではこの本に出会えて良かったと思いますが、ただ私の場合は主人公に愛着がある分だけ読んでいて苦しくも感じたので……。そこで評価に迷いました。
    極道を嫌悪して家を出たのにその才覚を持って生まれてしまった女が苦悩しながらも修羅の道を進む。組長として名を馳せていく彼女の生き様に心惹かれる部分があるという方は、是非読んでみてはいかがでしょうか。

    0
    2025年12月27日
  • プリンシパル(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦後焼け野原となり、秩序も治安も乱れ切った東京の街を取り仕切ったのは、GHQでも警察でもなく、やくざたちだった。

    原爆で焼き払われた広島の戦後動乱期を描いた仁義なき戦いを彷彿させる傑作。吉田茂や鳩山一郎、山口組三代目に美空ひばりなど、仮名を使っているがモデルまるわかりの実残の人物が出てきて、実際の事件も扱われるなどしているので、リアリティがあって、なんというか朝日芸能のヤクザ記事を少し高尚な小説にした感じ(誉め言葉)

    もはや歴史の範囲になる、昭和混乱期の話だと思っているが、安倍や麻生はここに出てくるヤツらの末裔だし、安倍襲撃事件の根本、統一教会も根っこ勝共連合というこの時代のヤクザや右翼や政治家たちの生み出したものだし、そこに関連する裏金疑惑の萩生田は自民党の要職にカムバック…この小説で描かれたディストピアな日本は今にも十分通じているのかもしれない。

    0
    2025年10月12日
  • シスター・レイ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    能條怜。予備校講師。フランス特殊部隊?帰り。ummundo。ベトナム人勢力とブラジル人。中国人も。近未来?というか今の日本の現状?
    頼まれると断れない玲。アクション多め。キャラも皆立ってる。映像化しそう。続編。

    0
    2025年10月05日

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