長浦京のレビュー一覧
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ネタバレ戦後焼け野原となり、秩序も治安も乱れ切った東京の街を取り仕切ったのは、GHQでも警察でもなく、やくざたちだった。
原爆で焼き払われた広島の戦後動乱期を描いた仁義なき戦いを彷彿させる傑作。吉田茂や鳩山一郎、山口組三代目に美空ひばりなど、仮名を使っているがモデルまるわかりの実残の人物が出てきて、実際の事件も扱われるなどしているので、リアリティがあって、なんというか朝日芸能のヤクザ記事を少し高尚な小説にした感じ(誉め言葉)
もはや歴史の範囲になる、昭和混乱期の話だと思っているが、安倍や麻生はここに出てくるヤツらの末裔だし、安倍襲撃事件の根本、統一教会も根っこ勝共連合というこの時代のヤクザや右翼や -
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2023年同名の映画、主人公 小曽根百合役、(綾瀬はるか)
余り適役とは思えないが、監督:行定勲だから納得かなー
明治〜大正、日清戦争、日露戦争、太平洋戦争、時代背景の戦時下の物語は、興味深い、同時代の作家、山口恵以子の月下上海と同じ時代背景で、大正デモクラシーのニオイがする。
古典、現代文学、いずれとも交わらない、列国教科、軍部強化、統制の中で、いかにして生きて金を稼ぐか、厳しい時代がそのまま描かれている事に驚いている。
大戦中の大正六(1917)年、ロシア国内で社会主義革命が起きると、翌七年、日本は、アメリカ、イギリス、フランス、イタリアなどとともに陸軍をシベリアに出兵させた。
日本 -
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★5 現代日本の暗部に焦点をあてたハードボイルド、国際化された犯罪の現状を知れ… #シスター・レイ
■あらすじ
東京墨田区で予備校講師をしている能條玲、彼女は元フランスの特殊部隊に所属していた経歴があった。フィリピン出身の友人の頼みで彼女の息子を探し出すことになった玲だったが、ヤクザやベトナム人組織との事件に発展してしまう。さらには、中国人、ブラジル人などの半グレ集団と国際的な犯罪トラブルにも巻き込まれていく…
■きっと読みたくなるレビュー
★5 おもろいっ
現代日本の暗部に焦点を当てたハードボイルド。我が国の国際化の現状とその課題認識させてくれる作品です。まず思うのは、日本って犯罪とい -
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すきだな(*´ェ`*)ポッ
長浦京さん、たぶんすきだな(*´ェ`*)ポッ
『プリンシパル』
『リボルバー・リリー』
『アンリアル』と読んで本作が4作目
長浦京さん、きっとすきだな(*´ェ`*)ポッ
『アンリアル』は普通でしたが、
『プリンシパル』と
『リボルバー・リリー』は高評価
で、本作も高評価
けど、長浦さんを読むときは気合いがいります
だって、どの作品も分厚いんだもん
本作も600ページ超えの大作
結果的には面白いからあっという間に読んでしまうけど、ちょっと躊躇しますよ
面白くなかったらどーしようと、、、
けど、期待を裏切らない面白さがあるから大丈夫!
いつも通りめ -
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鬼★5 戦争直後の日本、悪の巣窟と歪んだ駆け引きを臨場感たっぷりに記した歴史犯罪小説 #1947
■あらすじ
1947年、敗戦後連合軍に統治されている日本が舞台。イギリス陸軍中尉であるイアンは、とある目的で日本を訪れていた。戦時中、捕虜になってしまったイアンの兄は、日本軍の私刑によって殺害されていたのだった。
父からの命令と兄の名誉のために、殺害した日本人に復讐を目論む。しかし復讐の対象者は雲隠れしており、さらにGHQや英国の思惑に振り回されることになり…
■きっと読みたくなるレビュー
まさに長浦京先生の真骨頂。戦後の日本を舞台に、悪の巣窟ぶりを臨場感たっぷりに描いた歴史犯罪小説です。こう -
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長浦京『アンダードッグス』角川文庫。
直木賞候補作となった国際諜報冒険小説。
ストーリー構成が見事と言うしかない。あれよあれよという間に古葉慶太がマッシモの策略に嵌っていくように物語の世界に引き込まれていく。裏切りに次ぐ裏切りと硝煙と血飛沫が渦巻く中で、古葉慶太が懸命に生きた時代と義理の娘である古葉瑛美の時代とが交互に描かれ、もしかしたら古葉慶太は生きているのではないかと匂わせる。
長い長い旅路の果てに……
余韻を感じるラストが良い。非常に良い。
1996年、政争に巻込まれ失脚した元農林水産省の官僚で証券マンの古葉慶太は担当する顧客のイタリア人大富豪、マッシモ・ジョルジアンニの策略