長浦京のレビュー一覧

  • アンリアル

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    特殊能力を持つ19歳のスパイが職務に苦悩する姿、両親の死の真相は?
    ・・・ということは、次作ありそうですね。

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    2024年01月02日
  • 警官の道

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    葉真中顕、中山七里、呉勝浩、深町秋生、下村敦史、長浦京、柚月裕子『警官の道』角川文庫。

    7人の作家の短編を収録した警察小説アンソロジー。7人の作家全員が自分の好みというのはなかなかあり得ないことだ。読んでみれば、柚月裕子の『聖』がピカイチで後は平凡な短編ばかりで、少しがっかりした。


    葉真中顕『上級国民』。本作に描かれる刑事事件とされなかった交通死亡事故は、2018年に東京都港区で起きた元東京地検特捜部長による自動車死亡事故を思い出す。実際にこういうことはありそうだ。90歳の佐々木嘉一が交通事故で亡くなった。しかし、車を運転していた谷田部洋は逮捕されなかった。その裏には驚愕の事実が隠されて

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    2023年12月25日
  • アンリアル

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    ほん3さんの本棚からです♪

    特殊能力を持つ青年沖野修也のスパイ小説
    未熟な青年の成長振り、スピード感あるアクションシーン、誰が味方なのかわからない所が興味深い

    時折優れた資質をのぞかせながらも、スパイであり19歳という若さゆえ、任務の理不尽さに何度も悩み立ち止まり、再び歩み出してはまた立ち止まりの繰り返し

    「信念はあるけど正義はない」
    そういう組織のなかで、彼は疑い身構えることばかりに慣れ過ぎて、小さな善意に触れてもどう応えていいかわからなくなってしまう

    彼の特殊な力に、敵と反感を抱いている人間も予想以上に多い

    フィクションの外装をしたこのシリアスな現実はいつから始まったのだろうか

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    2023年12月12日
  • アンリアル

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    元引きこもりの沖野修也は、両親の交通事故死の真相を探るため、警察官になった。
    警察署での実戦実習期間をあと二ヶ月残して、突然の本庁・警備部警察課第四係に異動になる。
    そこは、諜報、防諜を行う、スパイ組織だった。
    彼は、人の殺意が赤く見える特異体質を持っていた。
    まさかその「異能力」が、明治時代から続く遺伝子掛け合わせの産物だとは思ってもなかったが。

    任務を遂行していくなか、すべてが疑わしく、天城課長も国枝係長も水瀬もヒロも…周囲のすべての人間が信じられなくなっていた。

    辞めることは、ある意味で死を予測するかのようで、遂行していくしかないのだが、諜報機関、特殊組織、臓器嚢、洗脳と無数の現実離

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    2023年11月27日
  • アンダードッグス

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    評価は3.5点かな。

    農水省をやめて証券会社に入った元官僚の古葉慶太は資産の運用を任されている客に軽井沢まで呼び出される。

    顧客はイタリアの富豪、そこで古葉は断れない依頼を受ける。返事に逡巡しているとどんどん外堀を埋められ、古葉は返還前の香港に向かう。

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    2023年10月21日
  • アンリアル

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    沖野修也19歳、警察官の研修機関にも関らず単独捜査などで注意喚起され、ついに辞表勧告か?とおもいきや警視庁本庁のある係に異動となった。実は彼は集団で過ごすことが難しく独学で高卒認定試験や語学能力、IT技能などを習得していた。中学時代陸上では代表選手級。また、その集団で過ごすのを難しくしている能力を買われての異動だったのだが、沖野が勤務しながらその組織のことが読者にも沖野にもわかっていく。
    沖野が巻き込まれていく事件がかなり実際の政治で起こりそうな骨太の事案だったので、沖野の持つ能力などがフィクション性が強くて、逆に残念だった。少年漫画ではありそうな設定やキャラクターだった。
    グロいシーンが多々

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    2023年10月19日
  • アンリアル

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    はじめての作家さん。
    新聞の書評で見つけました。
    少しあらすじ
    長らく引きこもっていた沖野修也だが、両親の事故死の真相を突き止めるため、警察官に。
    警察学校時代に未解決の事件を独自に解決するなどしたが、その行動を問題視され、退職に追い込まれるのかと思いきや、突然「内閣府国際平和協力本部事務局分室 国際交流課二係」という部署に出向の任が下りる。
    そんな聞いたこともないところで一体何をするのか・・・
    そこは、諜報、防諜を行うスパイ組織だった。
    長らく引きこもる原因にもなった、沖野の特異体質、それを見込まれての任務である。

    ひ弱で特にやる気も無い沖野だったが、仕事をこなすうちに、両親の謎も少しずつ

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    2023年10月08日
  • リボルバー・リリー

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    平たく言えば、巨額の財産を相続する孤児と戦前の女性スパイと陸軍の追いかけっこです
    映画化されて、今作のことを初めて知りましたが、久々に漢字とルビ多めの作品を読みました
    でも不思議と飽きることなく、ドキドキワクワクを継続することができる作品です
    それは、作者の筆力だと思うのですが、感情的なことを書いていたと思ったら状況説明に読者の視線を移すテクニックが上手いなと思います

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    2023年09月16日
  • アンリアル

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    異能の19才の新人スパイの物語。「リボルバー リリー」でもそうだが、武器を片手に追いつ追われつのアクションや、素早い話の展開がめちゃ面白い。登場人物もよく練られていて最後まで飽きさせなかった。絶対続編がありそうな終わり方?待ち望んでる。

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    2023年08月29日
  • アンリアル

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    信念も正義も国際政治も胡散臭い。「嘘を聞き分ける耳」を持っていたり、「相手の目に浮かぶ赤い色」で感情読み取ったりできるスパイ。久々の諜報モノで面白かったが、謎が多く残った。シリーズにするのかしら?

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    2023年08月28日
  • リボルバー・リリー

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    長いよ。ダラダラと長いよ。めちゃくちゃ魅力的な主人公の設定なのに全然活かしきれてないと思うし、アクションもストーリーもずっと逃げてて単調だし、なんというか描写が説明的過ぎて俺には合わなかった。主人公が魅力的なのに愛せないのは感情の描写が下手だからだと思う。あと、100年前の大正時代を舞台にしてるのだけども、考証が正しいのか不安でいちいち裏とりをしないと安心して読めないのはどうしてだ?携帯電灯とかトラックとか大正時代のってどんなのだかぱっと頭に浮かばないからか?幕末や明治に比較しても筆力がないと描くのが難しい時代だと思うし、一部抜粋して誰かに読ませてもこれ大正の話だって気づかないし、なんというか

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    2023年08月23日
  • アンリアル

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    平和の影に隠れた闇… 異能力を持つ19歳の新人スパイが、生死の間をギリギリで駆け抜ける #アンリアル

    ■あらすじ
    19歳の主人公である新人警察官の沖野修也は、人の悪意を視覚的に感じることができた。かつて両親が事故で亡くなっていたが、死因について懐疑的だった彼は、早く出世することで真相につながる情報を掴むべく、いつも独断で捜査を行っていた。
    警察から煙たい存在だった彼は、上司から異動が告げられる。新しい部署は機密扱いの特殊な捜査をしているようで…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    報道されず、決して表には出てこない正義の裏側。フィクションであると理解しつつも、当たらずとも遠からずなんじゃないの?

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    2023年08月15日
  • リボルバー・リリー

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    映画化も話題の超エンタメ長編、初めての長浦京。
    関東大震災後の日本で、不正に得た日本陸軍の巨額資金を巡り、カギを握る少年と、その逃亡を助ける事になった特殊機関で訓練を受けた諜報員:小曾根百合(リボルバー・リリー)の逃亡劇を、息をもつかせぬ連続アクションで描いて行きます。
    久々の冒険小説でハードボイルド!642ページ堪能しました(^_^;)
    ちょっと映画も観たいです!

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    2023年08月14日
  • アンリアル

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    敵意を持つ者の目が光って見えるという特殊能力を持つ沖野は若くしてスパイ機関のメンバーに抜擢される。カナダに逃亡した台湾の製薬会社の元社長が来日する件。アメリカだ他人を洗脳して殺人を犯させる件など。

    描写が細かく理屈にも細かい。疲れそうになりながらも、面白いことは面白いんだよな、と思いつつ読んだ。

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    2023年08月10日
  • アンリアル

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    長浦作品らしい力強くスピーディで魅力的な展開だが、終盤やや尻すぼみ感あり。LTHまでは期待に胸躍る展開だったが、この終わり方はどうだろう。神津ってこの小説にここまで必要なのかなあ。国際交流課2係と存在意義と沖野の考える正義の鬩ぎ合いが確り書かれていれば、それだけで良かったのではとも思った。魅力的な題材だったのに少し残念。

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    2023年07月31日
  • アンリアル

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    第3章まではどんでん返し連続の謎解き要素もあり楽しく読めた。最終章で話が飛躍しすぎて何が事実で何が真実なのか、勢力図はどうなってるのかがわからなくなった。

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    2023年07月30日
  • アンリアル

    購入済み

    読みやすい

    以前の作品は残忍残酷なシーんで描写もあり、
    途中で読むのがイヤにらなったりしめしてが、
    最近は読み易くて、本作も続編がありそうな
    終わり方でしたが、面白く拝読致しました。

    #ドキドキハラハラ

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    2023年07月24日
  • リボルバー・リリー

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    主人公の名前が一緒で親近感。
    兎に角カッコいい。
    戦闘のシーンは、なぞり読みだけで、良く分からず。
    あんなに撃たれても戦えるものなのか。
    陸軍から海軍に逃げ込むというのが、新鮮だった。
    岩見弁護士のエゴの描写も人間の心理だなと思った。

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    2023年07月22日
  • リボルバー・リリー

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    かなり前に読みましたが、あまりの面白さに中学生の息子に勧めました。
    私の中のハードボイルドNo.1です

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    2023年07月18日
  • マーダーズ

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    ネタバレ

    89殺人が密やかに行われた背景にあった大きな悲劇。何が正解かを問いかける作品。コントロールされた結果なのか、悲惨な人生の再出発なのか。意見が分かれると思うが一気に読みました。

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    2023年07月14日