シリーズ第2弾
作家になる前の刑事の頃の話やから、前日譚になるんかな?
犬養さんをコキ使いながら、育ててもいる。
人物像も「狂犬みたいに言わないで!」に対して、麻生班長から、
狂犬の方がまだマシだ。狂犬は手に負えなくなったら処分すればいいだけの話だが、毒島は散々暴れた上に飼い主の喉笛を噛み切り、そ
...続きを読むればかりか死体をきっちり処分してまんまと逃げ果せるような犬なのだ。
複数の事件が発生し、それ自体は、解決に導くが、何か引っ掛かる…
裏で、そいつらを操ってるヤツがおる。
「教授」と言われるヤツは誰や。
「僕は、そういう自分では一切手を汚さず悪さする人間が一番嫌いでね。何故かというと、僕自身がそういうタイプだからなんです」
確かに、自分で手を汚さず、悪さするとか、嫌やな。
「私は、知りませんでした。全て秘書に任せてたので…」みたいな。
こういうヤツら、ほんま腹立つもん!
今回の操り方もネットという匿名性が罪悪感を薄めてる気もするし、あんまネットの世界に突入するのも控えんとあかんな!と言いつつ、ネットの感想に投稿する為に打ち込んでる自分は?(−_−;)
基本、取調室のやり取りが中心で、落し方が凄い!精神ボロボロにさせられる方はキツいけど、悪さしたからしゃーないな!
相変わらずのどんでん返しも良かった。
ラストは…
毒島さんも、自分自身のケジメとして、辞めたのかな?
単に飽きただけかも(^◇^;)
その後、作家で活躍して、事件も解決していく…
やっぱり、飽きただけかも…
この作品は、編集者からの「中山七里を主人公にしてくれ」というオファーに応えて書いたらしい。
何でも描ける作家やな。
〆切月14本とか、解説にあったけど、他の作家さんから、
「中山七里はサイボーグ」
「中山七里は、七人いる」
とか言われてるらしい!
毎月、刊行とかやってて凄いけど、こら全読破出来ん…