ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
何故、お前が死刑囚に。教誨師の高輪顕真が拘置所で出会った男、関根要一。かつて、雪山で遭難した彼を命懸けで救ってくれた友だ。本当に彼が殺人を犯したのか。調べるほど浮かび上がる不可解な謎。無実の罪で絞首台に向かう友が、護りたいものとは――。無情にも迫る死刑執行の刻、教誨師の執念は友の魂を救えるか。急転直下の“大どんでん返し”に驚愕必至。究極のタイムリミット・サスペンス。(解説・村上貴史)
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
2024-2 読み始めると止まらなくて、数時間で一気読みしてしまった。 主人公は浄土真宗?の僧侶で、囚人や死刑囚に徳性教育をする“教誨師”を務めている。死刑囚の死刑執行の場にも立ち会う仕事だという。(死刑直前に話をしたり、執行後に読経したり) ある日集団向けに講話をしていると、囚人の中に学生時代...続きを読むの友人を見つける。なんと死刑囚だというが、そんなことするやつには思えない、何かあるはずだ…、と真相究明に向けて奔走するお話。 設定も独特ながら、作中に仏教的な考え方とかが出てきてとても興味深くてぐんぐん惹き込まれた。 警察でもない、探偵でもない、検事や弁護士でもない僧侶という存在が、どうやって真相を突き止めるのか?そこにどんな困難があるのか?がとても面白い。 結末が明かされるのとそれに至るまでのドタバタが少し呆気なかったというか、無理矢理な感じはあるかなと思ったけれども(笑) 最後の締めはとても気持ちよかった。
冤罪と思われる関根が絞首台に送られてしまうのかと終始ハラハラした。教誨師である以前に友人という不思議な関係や、教誨師と刑事で事件の真相を追っていくストーリーが新鮮で面白かった。
宗教に明るくないので専門用語は難しいし、話の進みもゆっくりな感じでなかなか読み進めることができなかったけど、4章後半くらいから一気に引き込まれた。
ストーリー展開もさることながら、登場人物の心理描写も丁寧に描かれている。 最初に描かれるあの場面は文字だけの表現にも関わらず情景が鮮明に目の前に現れてきて胸が苦しくなるほど。 こちらの作品もきれいにひっくりがえされました。
教誨師の顕真(仏教僧)はある講話にて大学時代の友と会う。 驚くことに彼は死刑囚となっていた。自分の命を救ってくれた彼が⁈ そして彼の個人教誨となる。彼は冤罪ではないのか? 死刑執行が迫り来る中、真実を追う… 【教誨師: 刑務所で受刑者や在監者に、悪を悔い正しい道を歩むように教えさとす人。死刑執行時...続きを読むにも立ち会う】 ドキドキハラハラ。 …というか、中山先生、すごすぎよ。 社会に訴えるものもあり、考えさせられ、その上でこの迫力! 読む手が止まりません♪
初めて読んだ作家さん! 切り口が新しくて面白かった〜 真犯人が気になるというよりも登場人物たちの動きが気になってのめり込んで読んでしまう感じでした。 違う作品も読もうー!
さすがにもう間に合わないよ、って思ってからの怒涛の展開にびっくり。 帯に「死刑執行直前からの大どんでん返し!」とあったが、ここまで直前とは。 ラストがちょっと強引だったけど、教誨師の目線で刑務所や死刑囚の様子を知ることができてすごく興味深かった。
教誨師 確定死刑囚が執行の直前、接することのできる人のなかで、刑務官や立ち会いの検事でもない唯一の「民間人」が教誨師だ。 教誨師は、牧師や神父、僧侶などの宗教人で、それぞれの宗派の教えに基づき、刑務所や拘置所などの被収容者に対する心のケアを行う。 何か、凄い仕事。 基本、宗教の人がするらしいけど...続きを読む、死刑囚の心のケアって… この作品では、浄土真宗本願寺派のお坊さんが、教誨師。そして、主人公! 今回の担当は…大学の友人と気づく… それも命の恩人。 もう、宗教家とかいう以前に人としてキツい。 何か、冤罪の可能性が出て来て、もう、お坊さんやなく、命の恩人を助ける為に、活動し続ける。 そら、仏の教えも大事やろうけど、もう、人として、何とかしたいと思うわな。(私自身は、無宗教) このお坊さんと刑事が、タッグを組んで、事件を洗い直す。お坊さんが、探偵役なんやな。 犯人探しで、明るい兆しが出て来たって思ってたら、死刑執行のサインに署名され… タイムリミットは、5日… それまでに、何とかしないと! もうあかん!って感じで、ハラハラドキドキ読んだ〜! どんでん返しもあったし、楽しめた〜 何か、死刑執行命令書に法務大臣が署名して、執行されるんやけど、大臣次第で、署名しなかったり、急に何人も署名したりと、基準とかどうなってんの?って感じ。 別に、死刑執行の推進派でも、否定派でもないけど、気分次第で執行やったり、やらなかったりは違和感ありあり!
苦しい。 冒頭から苦しすぎる。 教誨師と死刑囚の話であるがゆえ、死刑執行も描かれている。 もちろん死刑囚となるのだから、それ相当の悪事を働いたことに間違いないのだが、それでも辛い。 死を目前にした囚人に念仏をどれだけ唱えても何の意味も価値もない。 宗教に対して知識も信仰もないのだけども 「どん...続きを読むな悩みでも解放してやれば一部分となりとも抜けていく。あとは自力で解決するか、時間の経過もともに忘却するのを待つか二つに一つ。」と。 私の悩みも解放して時間の経過を待つばかりか。 主人公の顕真は自力で解決していく。 刑務所で出会った囚人はかつて命がけで助けてくれた友人。 命がけで助けてくれるような人間が、殺人を犯すだろうか。 どうにも納得できない顕真は東奔西走し真相を究明していく。
教誨師と死刑囚であり友人で命の恩人、複雑な二人の関係。最後はどんでん返しがおるだろうとは思っていても執行が迫るなか、思いもよらぬ結末。謎解きよりサスペンス感が溢れる作品?
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
死にゆく者の祈り(新潮文庫)
新刊情報をお知らせします。
中山七里
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
作家刑事毒島の暴言
連続殺人鬼カエル男
『このミステリーがすごい!』 中山七里「連続殺人鬼カエル男 完結編」vol.1
超合理的! ミステリーの書き方
ドクター・デスの遺産 刑事犬養隼人
切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人
七色の毒 刑事犬養隼人
能面検事の死闘
「中山七里」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲死にゆく者の祈り(新潮文庫) ページトップヘ