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Posted by ブクログ
ハングマンシリーズ2冊目。このシリーズは他の中山七里作品とあまり重なっていなくて、単独シリーズで楽しめます。でも、私刑執行人の話なので、全体的に重いです。私刑に至るまでの、ずっと苦い感じで終わる読み心地のシリーズになっています。今回は詐欺に引っかかって人生を踏み外す様々な人たちが短く積み重ねられました。また、指示役から上位の実行役として使われる人たちがいかに絡め取られているのかもわかります。闇バイト、オレオレ詐欺、投資詐欺、ホスト。そして、私刑を受ける側の、現実社会ではルフィと呼ばれていたようなトップの指示役が、人生を踏み外す契機になった犯罪(こっちは一昔前なので古典的なあれこれ)。
最後に闇バイトなどの指示役が海外でどのように逃亡生活をしているのかが語られるのですが、そちらは全く知らない世界だったので、投獄された生活を新鮮な知識として楽しめました。フィリピンのビクタン収容所という外国人抑留者収容施設が書かれています。
中山七里作品にしてはグロ少なめですが、内容的に高校以上。
主要登場人物
比米倉内記 城南大学生だがハッカーなど通信技術系に長ける。
春原瑠衣 警視庁捜査一課勤務 1巻の主人公
鳥海秋彦 元捜査一課の探偵
Posted by ブクログ
シリーズ化するのかな?と思ってたら…やはり。
今回は、比米倉の大学の後輩が強盗に加担させられた挙句に殺されるという事件から始まる。
瑠衣の友人の祖母もオレオレ詐欺に引っ掛かり、金を騙し取られた申し訳なさから自ら自殺し、出し子に利用された青年は、事件の罪深さに絶望したのか、電車に飛び込み自殺する。
鳥海の知り合いの印刷会社社長は、詐欺に引っ掛かり倒産し、最後に〈私刑執行人〉に頼んで首を括る。
すべての被害者の裏には実行犯がいて、その陰には指示役がいる。
最後の黒幕は誰なのか?
闇に紛れた正体に辿り着いたとき…。
黒幕「ショウ」が鵜匠から誕生したとは…驚きであったが、過去を知ったとしても闇の世界へ足を突っ込んだことは間違いであったはずだ。
ハングマンがそろりと忍び寄るさまは息をのむ。
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