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マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに……。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の正体とは?どんでん返しにつぐどんでん返し。最後の一行まで目が離せない。
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Posted by ブクログ
「さよならドビュッシー」「笑え、シャイロック」に次いで3作目の中山七里先生。とにかく書ける作品のレパートリーが広すぎてすごい。作家にはそれぞれ人生があり、作家になるまでの時間は有限で、書けるジャンルなんて限られてくるし、全く別方向の作品を描こうとしてもどこかで似通ってきてしまう。なのに同じ回のこのミス大賞に青春スポ根ピアニスト小説とここまで陰鬱なスプラッター刑事小説を投稿してどちらもノミネートさせる筆力は、ちょっとおじさんすぎるとはいえ漫画『バクマン。』の新妻エイジを想起させる。
肝心の本編についてだが、すごく心に迫ってくる内容だった。グロ要素が強いサイコスリラー要素があるミステリー小説は『殺戮にいたる病』『悪の教典』が挙げられるが、この2作とはまた異なった怖さがあった。こんなにグロい殺し方をしてるのに殺す瞬間の描写がなくそれを読者に委ねるということにより逆に怖さを引き立てているんだなと思う。また遺族の描写などがより自分の感情を刺激し鮮明に怖いと感じた。
また終盤の叙述トリックについては、タイトルが『ハサミ男』と似ていたため、こういう叙述トリックだったらいいなという自分の予想が当たって嬉しかった。
Posted by ブクログ
精神に問題があると思われる連続殺人犯を追う話。
バトルシーンがやたら多い。中盤の3連戦が壮絶。
終盤のどんでん返し祭りが、読書体験として楽しい。理屈はかなり強引。「んなアホな!」と思うが、それを突っ込むのは野暮なくらいには勢いと楽しさがある。NARUTOくらい「実はコイツが……」って奴が出てきてウケる。
中盤までは普通のサイコスリラーっぽくて緩慢だが、終盤が読んでて楽しすぎるので、私的にこの手の作品の中ではかなり気に入った。
最後の最後、終わり方も凄い。感心した。どんでん返しの連続で頭から抜けつつあった要素を最後に拾う綺麗な結末。
渡瀬のビジュアルを鶴見慎吾で想像してたら、実際ドラマ版でキャスティングされてるらしい。こういうとき、なんか嬉しい。
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