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Posted by ブクログ
さよならドビュッシーの主人公のおじいちゃん、車椅子のおじいちゃんの玄太郎が主人公。
「たわけぇ!!」が口癖で口から飛び出すのは強烈な毒舌と説教。趣味はプラモデル作りと相手を論破し弱点を突くこと。
名古屋財界の傑物で、毀誉褒貶の激しい人物で発言にブレのない人格者、はたまた鬼畜の如き拝金主義者と囁かれている。
さらには下半身不自由なのにも関わらず、自ら現場へ向かいだし、警察を犬呼ばわりし、銀行強盗に説教を始め、気に入らないことがあると癇癪を持ち出す、という鋼の心臓と精神的を持ち合わせる。
なんなんだ、この爺さん。
脳梗塞で倒れ、要介護認定を受けた玄太郎が、安楽椅子探偵も真っ青な方法で、介護者のみち子と協力して密室殺人、銀行強盗、通り魔などの事件を解決していく痛快ミステリー小説。
全シリーズの中で一番好きな作品かもしれない!
音楽要素は薄めだが、短編の事件の詰め合わさっていて読みやすい。
そしてなによりおじいちゃん玄太郎のキャラが立ってる。
玄太郎の火傷するような論破は愉快痛快でいつの間にかハマってしまう!今にも本から「たわけ!」と怒鳴り込みながら玄太郎が飛び出してきそう。
まさか銀行強盗にも説教しだすとは夢にも思わなかった。
ただ、「さよならドビュッシー」の展開を考えるととても哀しい。
この鋼の心臓のおじいちゃんとその愛すべき毒舌を、あなたはきっと好きになる!
名古屋のお天道様の下で読みたい一冊。
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