あらすじ
マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに……。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の正体とは?どんでん返しにつぐどんでん返し。最後の一行まで目が離せない。
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Posted by ブクログ
読み終えた時の伏線を回収し終えた感じや予想を覆すように犯人が出てくるところはかなり圧巻だった。
猟奇的な殺人はただの目眩まし…。
すごいストーリーにただ圧倒された感覚がかなり強かった。
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単純な事件のようで複雑に絡み合う
中山先生の作品は人物像が頭に浮かびやすい文章だなといつも思う
自分もピアノ講師をしているのでどんな曲かも分かるし演奏シーンを思い浮かべながら読んでいるのがより馴染みやすいのかもしれない
ぜひクラシックの曲が出てくるシーンはその曲を聴きながらシーンに入り込んでもらいたいなと思う
シリーズ3作目が新刊で出たタイミングで読み始めたので3作目は単行本で購入一気見しました
続きが気になる!
となる作品
死体描写は顔を顰めて読みました^^;
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古手川が生きていて良かった。
あんなに体も心もメタメタにされながら己の信念を貫き通したのはすごいししぶとすぎる。
細かな描写に想像力が掻き立てられて苦しくなる所が何度もあった。
殺人対象者があいうえお順というのが面白かったし、あれだけ市民が狂乱してしまうのも恐怖だった。
そして、後半が怒涛の展開で驚きの連続だった。
古手川と渡瀬の優秀さが際立っていた。
また、最後の一行で因果応報の意味が理解できた。
偶然から始まり偶然で終わるのかと。
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スゴい!面白い!
基本的には殺人や死体の描写がグロい。
それも何回もグロいのが出てくる。
なのに何故か夢中になって読んでしまう。
「ふたたび」に続き「完結編」も出てるので3作一気読みもおすすめです。
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“有働先生は少し狡いと思った。自分が入院している間にカエル男の称号をちゃっかり奪ってしまった。だが勝雄には分かっている。有働先生は自分の代わりに捕まってくれたのだ。自分にあの続きをさせるために。
自分はその期待に応えなくてはいけない。元の生活に戻ったら、すぐ五人目の獲物を渉猟しなくてはいけない。
だが、その居場所は既に明らかだ。五人目は有働先生の指示ではなく自分で選んだ。マツドシシラカワチョウ三の一の一。一度網膜に映ったカルテの情報は記憶に刻まれて消えることがない。駅名表示はひらがななので勝雄にも判読できる。電車を乗り継げば勝雄の住処からも辿り着けるだろう。
五人目の名前ももちろん、覚えている。
───オマエザキムネタカ。”(p403)
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どんでん返し系
猟奇的な連続殺人犯が現場に残すカエルに関わる犯行声明文
終盤の真犯人が2転3転と明かされるのは凄かったし、ラストは真犯人が因果応報になるのが好みだった。
Posted by ブクログ
オーディブルで聴取。
あまりにも殺害方法が残酷すぎて気持ちが悪すぎる。
でもストーリーとしては面白いんだよなあ。
1人目の犯人はすぐわかったけど、2重3重とは・・・。
ただ、1冊目で主人公?の刑事さんが殺されなかったので、
シリーズ2巻目、3巻目もきっと殺されないと信じて、
続きを読んでみるか???
ただ気持ちが悪すぎる。後味が悪い・・・。
犯人も心神喪失タイプだと、この世の中で救いようがないし。
Posted by ブクログ
次々に見つかる無残な死体、残された幼稚なメモ、猟奇的な殺人を続けるカエル男の正体とは。
死体の描写や格闘シーンなどの描写が克明で、読んでいるだけで痛々しかったです。
でもそれはさすがに見落としが過ぎるんじゃないかなーw
Posted by ブクログ
わーやられた!
見事にミスリードされました
描写がだいぶグロテスクで気持ち悪いけど、ミステリーとしては面白かった
続編もあるようで、そちらも気になる
精神疾患と責任能力
群衆の力
Posted by ブクログ
気になってた有名シリーズ、初巻から読み始め。
まあ、最後の章で完全にやられましたね。頭がグルングルン、おかわりまでさせられました。
どんでん返し系の中でも好きな類だな。これ。
にしても、テーマ自体は重いな。責任能力と司法。感情で話ししてはダメなんだろうけど、そりゃ感情的になるよね。。。
あと、残虐というか暴力系の描写ちょっと多かったなー。戦うシーンはいいんだけど、痛そうすぎ!!!
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2点、3点ひっくり返されたとはこのことか!
読者の思い込み心理を誘導する流れは良かったがグロい部分やいらない話も長々ある所が読むのを断念しそうであったが読んで良かった。
Posted by ブクログ
中山七里氏の『嗤う淑女二人』を読んで、有働さゆりという人物の背景をもっと知りたくなり、『連続殺人鬼カエル男』を手に取った。
物語は冒頭から凄惨な連続殺人事件が続き、その衝撃的な幕開けに一気に物語へ引き込まれる。その中で、有働さゆりはピアノ講師として登場する。穏やかで親しみやすく、とても雰囲気の良い女性という印象を受けたが、読み進めるうちに、それこそが巧妙なミスリードだったことに気づかされる。
事件は被害者が五十音順に選ばれていることが判明し、飯能市の市民は極度の恐怖と混乱に陥る。警察への不信感はやがて怒りへと変わり、市民が暴徒化して警察署を襲撃する場面は圧巻だった。猟奇的な殺人事件だけでなく、集団心理が暴走していく様子には強い迫力があり、残虐な描写と相まって目を背けたくなるほどだった。
物語には何重にも伏線が張り巡らされ、真相が見えたと思えば再び覆される展開が続く。二転三転するストーリーに翻弄されながら、終盤ですべてが一本につながる構成は見事で、中山七里氏の巧みな筆力を改めて実感した。
『連続殺人鬼カエル男』は、猟奇殺人を描くサスペンスでありながら、法と正義、そして人間の集団心理の危うさを鋭く描いた社会派ミステリーでもある。有働さゆりという人物への見方も大きく変わり、『嗤う淑女』シリーズへと続く彼女の原点を知ることができた一冊だった。
Posted by ブクログ
80点
真相へ向けて一転二転あった。
犯人の手法に少し無理があると思ったけど、おもしろかった。
警察署襲撃のくだりはなくても良さそう。バッサリカットした方がストーリーがテンポ良く進んで面白くなりそう。
ナツオの回想シーンは、叙述トリックで性別ミスリードしてるなあって気づいた✌️
Posted by ブクログ
個人的には考えさせられる一冊だと感じた。でも、内容はけっこう生々しいのでダメな人は最後まで読み終えるのは難しいかも。
内容は良いだけに読み手を選ぶ作品なのは残念。
Posted by ブクログ
☆4.3【Audible】
犯行現場に残された稚拙な声明文と残忍な方法で損壊された死体ってもうたまらんよな笑
まぁ正直聴いてて犯人は読めてしまったし古手川が不死身すぎてリアリティない、警察署の暴動シーンが中弛みというかあんまり面白くない割に長いっていうので評価の割にはそこまで…
と思ってたのは最終章まで
想像以上のどんでん返しに驚愕し、事件の真相に潜む悪意に恐怖した
そして特に痺れた最後の一文
よく映画とかでラスト10分で貴方は騙される的なのあるけど本当に本作のラスト一文は痺れた
Posted by ブクログ
きょうもかえるをつかまえたよ。
ずーっと、積読だったこの作品。
やっと、読めた!そして、予想通りのグロさと面白さ!!
殺人鬼カエルおとこの恐怖も見どころだが、主人公、古手川の凶暴さというか、なんというかそれも見逃せない。
オチもしっかりついてて、メチャクチャ面白かった。
どうやら、自分はグロ寄りのミステリーが好きなのかも。続編もいずれ、読んでみよう!
匿名
どんでん返しを警戒して読んだからか、性別誤認させようとしているところには気づけたけれど
さらにその先があったとは。。。
因果応報での締めも良かった。
ただ、戦闘シーンとかくどく感じてので多少読み飛ばしてしまった。
読む順番
中山先生の作品は登場人物がクロスオーバーします。
正しい読む順番が知りたい。
わたしは『嗤う淑女』シリーズを『二人』まで先に読みました。
☆ひとつマイナスの理由は以上です。
匿名
どんでん返しの帝王はすごい
刑法第三十九条第一項「心神喪失者の行為はこれを罰せず」。
『連続殺人鬼カエル男』はこの条文について、深く考えさせられる内容だった。
社会問題に突っ込んだ内容だが、話が二転三転する小説で大変驚かされ、手に汗握る展開だった。
引き込まれますが、結構グロい
グイグイ引き込まれて一気に読みました。猟奇的ミステリー小説やドラマ・映画は無数にありますが、文章だけでここまでグロいのはすごい描写力。苦手な方にはオススメしません。どんでん返しにはそこまで驚きませんでしたが、よく出来ているミステリーだと思います。続編も併せて読んだのですが、何だか読後しばらくモヤモヤしてしまったので星4つとしました。
Posted by ブクログ
ミステリーの叙述トリックは僕の非常に好きな分野です。作家さんにまんまと騙されたと気づいた時には唖然として、改めて読み返すと作家さんの表現の工夫の跡がわかって、むしろ潔く負けを認めて一礼するスポーツのような、爽快感さえ覚える事もあります。
しかしながら、この作品でも僕はしっかりと騙されてしまったのですが、いつもの叙述トリックものと違って心地よい読後感を得られませんでした。グロテスクな内容が要因なのか、性的虐待の描写が要因なのか、暴力表現が頻繁に出てくるのが要因なのか、それら全てが要因なのか。。。題材自体はすごく面白いし、終盤のどんでん返しも悪くないんですけどねぇ。
似た読後感を感じた方が居られれば、ご意見をお聞かせ頂けると嬉しいです♪
Posted by ブクログ
正直、最後まで残酷であって欲しかった。犯人の幼稚さというか、救いようのない行為に意味を持たせないで欲しかった。
どんでん返しというか、黒幕が実は…という展開を描きたかったのだろうが、最初から最後まで純粋であってほしかった。
なので、最後のどんでん返しまではとても良かったです。
Posted by ブクログ
埼玉県飯能市で陰惨な殺人事件が起こり、その死体の傍らには子供が書いたかのような稚拙なメモが残されていた。「きょうかえるをつかまえたよ。」という書き出しから、マスコミは犯人を「カエル男」と名付ける。警察の捜査が難航するなか、第二第三の事件が起こり、街中はパニックに陥っていく。
主人公の古手川刑事が終盤これでもかと痛めつけられてて痛い痛い痛い…!
3重底の2層目までは見破れたけどまださらに底があった。悔しい。だがそれが面白い。そうこなくっちゃ。終わり方も好みです。因果応報とはまさにこのこと。
続編も機会があれば読んでみる。
Posted by ブクログ
胸糞ミステリー。
内容に反して文庫版の表紙がポップ過ぎないか?
どんでん返しはよく考えられているなと言う印象だけど、ミスリードが精神的に操られている人のモノローグだったり、いまいちフェアじゃない。
その割に手掛かりの提示は意外とあからさま(これはフェアと言うよりは稚拙なだけな気がする)なので、
序盤でさゆり怪しい、真人虐待もさゆりくさい。
ナツオがカタカナな時点で、男性にミスリードしての女性=やっぱりさゆりかな。
中盤あたりで全体を操っている黒幕を匂わせ=御前崎でしょうね。動機は39条への問題提起あたり?
あ、オだから5番目の被害者として自殺して終わりかな。
と、あまり驚きはなかった。
一方で、胸糞展開にかったるい警察署襲撃。
社会に不安が蔓延していく描写がなんだか説明調でだらだらした文章。
ここに力を入れるって事はもしかしたら煽動している黒幕の壮大な計画のうちかと期待したが、動機は個人的な復讐でした…
39条の存在には確かにモヤっとしたけど、そこまで問題提起しているわけではなく軽い感じ。
内容の割に長いしその長さをぐいぐい読ませるほどの巧みさもあまりない。
語りたい事、見せたいものがとっ散らかってる。
と言う事で、1/3くらいのページ数にギュっとしてくれたらもっと楽しめた気がする。
終わり方はよかったかな。でも続編に続くのか…
皆まで言わずにこのまま終わった方が良かったのでは。
Posted by ブクログ
描写がリアルで、何度か吐き気を催しながらも完読。
当真勝雄と嵯峨島ナツオがリアタイで登場しているようにミスリードされ、どっちがカエル男なの?
でもナツオは子どもだよね?と悩みながら読み進めると、ナツオは有働さゆりの子どもの頃の名前で男の子でもなかったと、叙述トリックにミスリードされまくってました。挙句にはこの犯罪は三重構造になっていて、自分がカエル男だと信じきってる勝雄と自分が彼を操ったと思ってるさゆりの更に上に真の犯人の御前崎がいたなんて、もう驚きしかない。
でも、証拠はなく御前崎を裁くことができない... 不屈の小手川に逮捕して欲しいのに...歯がゆい。
ただ、続編でのカエル男の第5の獲物が御前崎とのこと。
こんな終わり方されたら、次も読まない訳にいかない。刑法39条がどこまで獣を野に放ち続けるのか、見届けたい。
Posted by ブクログ
殺害のされた方がどれもグロかったです。
でもそれよりも、その被害者の一人が真人だったのが、切なかった。まさか彼に暴行を働いていたのが母親で最後にはその母親に殺されてしまうだなんて…
悲しすぎます。
ストーリー的にはどんでん返しに次ぐどんでん返しで、その母親も結局は被害者だったのですが…
とにかく後味がすごく悪い作品でしたが、同時に刑法39条について深く考えさせられる作品でした。
ただ一つだけ、古手川の上司が冷静沈着で、でも部下想いの渡瀬で良かった。
Posted by ブクログ
ミステリの部分は、他の方々のレビュー通り理路整然としていて鮮やかだった。
グロ表現についても血の匂いや傷口の生々しさ、当事者が感じる痛みが文字通り痛いほど分かる書きっぷりで、にも関わらず一晩で読み切ってしまうほど引き込まれる筆致だった。
ただ正直、読後感はあまり良くない。
刑法第39条をテーマに挙げていながら、目新しい視点/解釈での取り上げ方ではなかったので、自分が期待した部分は別にこの話の肝ではなかったのかと(勝手だが)落胆した。
あとはその、勝雄と真人があまりにも可哀そうだと思ってしまった。
結局動機が保険金と復讐だったというチープさに対して、失われた命と人生が重すぎる。
特に真人が古手川と打ち解けたシーンでは真人の幸せを願ったものだが、直後フラグ回収とばかりに殺害され、挙句母親から愛されることもなかったという事実を知ったときは、なんだかもう37条の話などどうでもよくなっていた。
結果読後に残ったものは悲しさだけだった。子供の理不尽な死というのが自分にとって地雷なのかも。