あらすじ
マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに……。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の正体とは?どんでん返しにつぐどんでん返し。最後の一行まで目が離せない。
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Posted by ブクログ
★★★★★ 4.5/5
被害者が増えるたびに深まる謎と容赦ないグロ描写。古手川の奮闘も相まって緊張感は増すばかり。中だるみどころか終盤に向けてどんどん加速していく。
さゆりは聖母から鬼へ。薄々気づいてはいたものの、そこから御前崎でひっくり返され、最後の勝雄でさらに一撃!しかも御前崎、君も「お」から始まっとるやないか!見事に転がされた。
古手川もよく頑張った。あそこまで痛めつけられると、もうやめてあげてー!と叫びたくなる。それでも最後のおいしいところは渡瀬、お前が持っていくんかい!
悲惨すぎる生い立ち、育った環境の影響、信頼や信念の危うさ、精神障害と刑事責任の問題。単なる猟奇殺人ミステリーでは終わらず、いろいろ考えさせられた。
群衆の暴走はちょっとやり過ぎ感、ラストにも多少の無理は感じる。でも、それを差し引いてもストーリーと仕掛けはともに4.5点!
グロ耐性は必要だけど、これは読んでよかった。
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精神に問題があると思われる連続殺人犯を追う話。
バトルシーンがやたら多い。中盤の3連戦が壮絶。
終盤のどんでん返し祭りが、読書体験として楽しい。理屈はかなり強引。「んなアホな!」と思うが、それを突っ込むのは野暮なくらいには勢いと楽しさがある。NARUTOくらい「実はコイツが……」って奴が出てきてウケる。
中盤までは普通のサイコスリラーっぽくて緩慢だが、終盤が読んでて楽しすぎるので、私的にこの手の作品の中ではかなり気に入った。
最後の最後、終わり方も凄い。感心した。どんでん返しの連続で頭から抜けつつあった要素を最後に拾う綺麗な結末。
渡瀬のビジュアルを鶴見慎吾で想像してたら、実際ドラマ版でキャスティングされてるらしい。こういうとき、なんか嬉しい。
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三重のどんでん返し。
面白かった。ただ、描写がグロテクスすぎる。
最後の渡瀬の言葉、因果はめぐるの後からの最後に
ゾクリときた。続編にも期待。
ただ描写が本当にグロすぎる…
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警察視点で描かれる連続殺人事件の物語。
事件毎に行われる殺害方法が非常にに残忍かつグロテスクで、文章にも関わらず目を覆いたくなるシーンが多い。
警察は安全を守るために仕事をしているが、その責務とは、正義とは何か。警察視点ならではの奥深い描き方はとても勉強になる。
そして最後に何度も驚かされる伏線回収は圧巻。
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法律の脆弱性を訴えるリーガルミステリーでありながら、猟奇的な犯行の連続と、劇場型犯罪のような展開で退屈しない。
作中に登場する嫌な人間たちの描写はどれも生々しく、特にメディアやネット民の卑しさ、それを皮肉った表現は、2011年の本とは思えないぐらい芯をついていた。
登場人物だけでなく、読者もろとも騙す叙述トリックの衝撃。そしてゾクッとくるあのラストが忘れられない。
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おもしろかった!
この人犯人?いやこの人が犯人や!え!?違う!?みたいな感じです。バカやから。
古手川さんまじ精神力すごい。結構悩んでらっしゃる?葛藤してらっしゃるようで、でもそーゆうとこが好き!
実際にこんな事件起こったら暴動みたいなの起こるんかな?でもこんな事件も今のネットでは面白おかしく書かれそう。所詮画面の向こうの話やからかなあって思うけど、実際に狙われたら人も殴れるかも?
Posted by ブクログ
シリーズが完結したものの、連続殺人で連続モノ?と気になり購入。描写が身体的にも精神的にもグロく、読み進めるのがしんどかったのと途中の群衆のテロかや犯人とやりあうところは少し中だるみした感触を受けた。ただ、幼少期の話からの伏線とミスリードは上手く、感心した。法律に対する犯人の想いや犯人に操られる人達の精神を考えるとグロい描写も必要かと思うし、最後まで読めば納得感のある作品と感じた。最後の描写で、天才的な心理学者が法律に復讐する話になるのか、猟奇的殺人者を産んでしまい自業自得なのか、次回作が気になる終わり方は素晴らしい。
Posted by ブクログ
うわぁしてやられた~そっちじゃなくてこっちか~!
誰のことかと思ったら…!
見事に踊らされました…
描写がどれもグロくてキツくてやるせない
市民の暴動とかいかにもザ・群集心理でこわーい
しかし古手川はメッタメタのボッコボコにやられ過ぎじゃない?痛々しくてずっとしかめっ面してましたw
そしてこれが続くのですね?
すぐ続編読みます!
Posted by ブクログ
おもしろかった。
途中何度かツラくなるような場面があり読んでいて少し苦しかったけど最後まで読めた。
終盤古手川の気持ちを考えると切なくなった。
この本は私にとって日本の司法について考える一つの機会となり良い読書経験になったと思う。
Posted by ブクログ
じゃあ、「あ」と「い」の人は本当に理由なく殺されてるってこと?
五十音順に殺人させる必要があって真の目的は息子を殺して金目当て、自分の家族を殺されたのに心神喪失で無罪にさせられたからその弁護士を殺したかった訳だし
続き気になるからこのままオーディブルで聞くぞー
Posted by ブクログ
以前、わたしの母がどんでん返しがすごい作品をとある書店員さんに伺った際、紹介された作品の一つです。
連続猟奇殺人事件を新人・古手川刑事とその先輩・渡瀬刑事が追う物語が展開されます。
まだ幼い子どもが、どのような辛い目にあって精神が崩壊し、生き物を殺すことに興味を持つようになったのかの一例が書かれており、読んでいると気が滅入ってくる方もいるかもしれません。
しかし、この凄惨なシーンの数々を乗り越えた先に、驚くべきどんでん返しが待っています。
感じ方には個人差があると思いますが、わたしには夕木春央さんの『方舟』と同じぐらいの衝撃的なラストでした。
文章が少し難しく感じるかもしれませんが、残酷な描写が無理でなければ、ぜひ秋の夜長にゆっくりと読んでみてほしい一冊でした。
印象に残ったセリフ(長いので一部省略しました)
「この世には完全な健常者もいなければ完全な異常者もいない。
どんな人間も心の奥に狂気を飼っている。
道を往く人々も、オフィスの中で働いている連中も、グラウンドで汗を流している連中も皆そうだ。例外はいない。
ところがその奥底に隠れている狂気が何かの弾みでひょいと表に出る時がある。
そして、それを見た周りの人間がこいつは異常者だとレッテルを貼って自分たちから一刻も早く遠ざけようとする。
どうして、そんな大騒ぎするのか。
答えは簡単、自分もそうなる可能性があることを知っているからだ。
だから、人はその狂気を飼い慣らそうとして努力する。」
ここから先はネタバレになりますので、真相をご存知の方のみお進みください。
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ちなみにわたしの推理ですが、この殺人が起こって誰が得しているのか?と考えると、序盤でテレビ番組への出演が増えたあの教授ではないかとまず予想しました。
そして物語の真ん中あたりのページで、被害者の3人を結ぶ環があると渡瀬刑事が気がつきますが、ページを遡って考えてみても全く思いつきませんでした
( ๐_๐)〣ガーン
その後、勝雄くんの変貌に驚き、突如として夜叉の顔に変わったさゆりさんに心の中で悲鳴を上げΣ(||゚Д゚)ヒィィィィ
全てが終わったと安堵したのも束の間、渡瀬刑事の推理を聞いて古手川刑事は耳を疑いましたが、わたしはしばし目をぱちくりさせて呆然としました( ゚д゚)ポカーン
そして次回につながる伏線。
終盤の畳みかけが素晴らしい物語で、感服いたしました。
ただ一点だけ、古手川刑事の身体はとても頑丈すぎやしないかとツッコみたい衝動に駆られました。
勝雄くんとの闘いで既に満身創痍だったのに、さゆりさんとの闘いでも割と動いてるイメージがあったので、もし敵に回したら恐ろしく、もはや人間ではなくターミネーターです(((=ω=)))ブルブル
続編はあと2作品あるみたいですが、彼の心の奥にある狂気が出てこないといいなと願うばかりです。
Posted by ブクログ
美談として捉えていた報道の見方を180°変えられるような、小説だった
伏線が回収されるたびに溜息を付きながら小説を閉じる、この作業15回ぐらい行ったと思う
残酷な描写が続き見ていられないがそれでも読まずにはいられない、変な中毒性のある小説だった
Posted by ブクログ
表紙のポップさから、勝手にカエル探偵かと思ってたらカエル男が犯人だった笑。やっぱりお前が犯人か…?ということろから最後の怒涛の展開。面白かった。
ただ、突然の小児への性的虐待シーンとか動物虐待シーンとかあるので、苦手な方は注意。
Posted by ブクログ
ミステリ、サスペンス、公民、福祉、社会情勢……。
そして終盤の鬼気迫り読み手を急かすような文章と展開。
ページを捲る事に変わる様相は面白く、特に終盤の畳み掛けは本当に見事だったが、
最終盤で「う~ん」となってしまった。
……と思っていたら最後の最後で大横転。
なるほどね、面白かった。
けど「それ」ってそんな便利なものかなぁ…?
Posted by ブクログ
前半はどうかな、と思ったが、半ばからおもしろくなり始めた。
それ以降は没頭して読んだ!
すぐ、カエル男ふたたびを読み出したほど先が気になって仕方なくなった。
Posted by ブクログ
面白かった。さすがはどんでん返しの帝王、必ずこちらの予想を更に上回ってくるので本当にすごい。
ただ、グロすぎた…描写がグロすぎて、よくこんな描写を書けるなと、自分だったら書いてて耐えられないと思う。
読み終わった後の後味も悪くてぐったりしてしまった。
面白かったけれども…好きとは言い難い。
別の作品も読んでみたい気持ちと、また嫌な気持ちになるのかという嫌悪感とで葛藤。
古手川刑事が何度も殺されそうになるのはちょっとしつこかったかも笑
暴徒化する流れがリアリティに欠けるという意見には確かに、という感じ。でも私は展開の面白さにその辺の引っ掛かりは流してしまった。
Posted by ブクログ
二転三転として最後の方は面白かった。主人公がボコボコにされる描写が多くて驚いた。
動物虐待、性的虐待、子供殺し、強姦などの要素を含むため、再読はしない。
Posted by ブクログ
面白くて一気読み。犯人が二転三転。最後まで飽きずに読めた。戦いのシーンが長くてちと退屈だったが、描写が目に浮かぶ。映像より生々しい。
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思ってた倍グロいというか暴力描写多くて具合悪くなったりバトル漫画かなって並に戦闘するから作者の癖なのかと頑張って読んだら、ラストスパートが怒涛のどんでん返しでそこだけを読むために頑張ってよかったと思えた 続き買うのはいいかな、と途中は思ったけどあんなラスト書かれたらやっぱり全部読むしかないになった。特にナツオ、の意味が小説ならではで十角館の殺人思い出した
Posted by ブクログ
想像以上に怖かった。
凄惨なシーンはもちろん、
『 人間』そのものの『 狂気』。
これだけ残酷な事件を目の当たりにしてしまうと、
刑法39条をそのまま該当させてしまうことが本当に正しいのかどうか疑問に感じる。
あまりに恐ろしくて眠れそうにない。
今、夜中の3時半です(涙)
Posted by ブクログ
キチンとした設計図を作ってから、ミステリーに仕立てたのがよくわかる作品だった。
市民が警察署になだれ込んで暴動を起こすという荒唐無稽なB級パニックものの背景描写も計算ずくなんだろう。バカバカしいけど作品によくハマってる。
Aが犯人→Aを操るBが犯人→そのBを操るCが犯人→そしてCを狙うA……という構造が、ドンデンというよりマトリョーシカみたいで、だから設計図っぽいんだよなあ
Posted by ブクログ
高校生の頃に電車で読んで体調崩した記憶が強烈に残っていたので再読したけど、中山七里のイメージが変わった。
本作は刑法第39条についてフォーカスされ、精神疾患等抱える者の殺人についての問題提起が香る。
最近別作品読んだけど、この作家は法律?に長けてる方だったんだなあという印象。
幼少期に父親から性的虐待を受けていた男児が、心の歪みを抱えて大人になり、猟奇殺人を繰り返す殺人鬼になったものだと記憶を歪めて覚えていたけど、ここまでどんでん返しが繰り返される物語だったのか……と目まぐるしさに少々めまい。
保護司の有働さゆり(旧 : 嵯峨坂夏緒)、そして自閉症の当真勝雄少年が犯人かと思いきや、真の黒幕は精神科医の御前崎でした、という話。
そして過去に気分が悪くなったのは、飯能市民がパニック起こして警察署に暴動を起こした時の生傷を抱えた古手川(しかもその直前だか直後には当真ともバトってて既にかなり負傷済み)が、有働邸の防音室でさゆりと暗闇バトるシーン。
果物ナイフや松葉杖で生傷もろとも執拗に攻撃されまくって、非常に生々しい激痛描写が続くところだった。。今回は体調崩さなかった。成長。
匿名
どんでん返しを警戒して読んだからか、性別誤認させようとしているところには気づけたけれど
さらにその先があったとは。。。
因果応報での締めも良かった。
ただ、戦闘シーンとかくどく感じてので多少読み飛ばしてしまった。
読む順番
中山先生の作品は登場人物がクロスオーバーします。
正しい読む順番が知りたい。
わたしは『嗤う淑女』シリーズを『二人』まで先に読みました。
☆ひとつマイナスの理由は以上です。
匿名
どんでん返しの帝王はすごい
刑法第三十九条第一項「心神喪失者の行為はこれを罰せず」。
『連続殺人鬼カエル男』はこの条文について、深く考えさせられる内容だった。
社会問題に突っ込んだ内容だが、話が二転三転する小説で大変驚かされ、手に汗握る展開だった。
引き込まれますが、結構グロい
グイグイ引き込まれて一気に読みました。猟奇的ミステリー小説やドラマ・映画は無数にありますが、文章だけでここまでグロいのはすごい描写力。苦手な方にはオススメしません。どんでん返しにはそこまで驚きませんでしたが、よく出来ているミステリーだと思います。続編も併せて読んだのですが、何だか読後しばらくモヤモヤしてしまったので星4つとしました。
Posted by ブクログ
中山七里作品をいくつか読んでいる人なら二重の企みまでは読めると思う。というか、そこまではあの名作とほぼ同じプロット・犯人像・動機でほぼ模倣ではないかと思って焦ったが、その先がオリジナルであった。ミステリー的にオリジナル部分は真相が三重構造であることと動機を刑法第三十九条に絡めた点にあり、特に後者は真犯人像からも上手いと思った。
だが、二重でさえ不可能に近いとされているなか(主観)で、三重となるともはやファンタジーの領域であり、あの名作を下敷きにして独自の地平を切り拓いたとは言い難いと思う。
オチに関しては良かった。
Posted by ブクログ
刑事古手川が連続殺人鬼カエル男を追いかける物語。精神年齢の低そうな犯行文から、犯人は精神病を持っていた者なのか?一体誰が。。。
格闘シーンでのグロテスクな表現も多く、読んでられないような痛々しさがキツかった。
ミステリーとしては、どんでん返しが二転三転して展開的には面白味があったが、衝撃というか、納得感はやや薄めではある。
次々に狙われる人々と、展開に先が気になって読みやすいという点は良かった。
Posted by ブクログ
中学生の時に読んだ
当時映画やってたっけ
蛙が可愛くて好きだから読んだのか、こう言う系統を好きな友達から借りたのか覚えていない
快楽殺人犯的思想と純粋な正義感の警察官の思想に初めて触れた、つまりは僕史上初めてのサスペンスだったのかな
Posted by ブクログ
文章が好き ◯
作品全体の雰囲気が好き
内容結末に納得がいった ◯
また読みたい
その他 ◯
「完結編」が本屋さんに並んでいたので、興味をもって手に取りました。
そもそも過激な暴力描写は苦手なので、途中投げ出しそうになりましたが、描き込まれている各シーンに、息をするのをわすれるほど。
つづき、読みます。
Posted by ブクログ
見事に騙されてしまいました!
叙述トリックがすごいなという印象です。
ですが、描写があまりにもグロいのと、どんでん返しが多すぎてやりすぎでは、、、?と思ってしまい私は少し苦手な作品でした。
Posted by ブクログ
「きょう、かえるをつかまえたよ。」
主人公である若手刑事が怪しい精神性を匂わせる謎の連続殺人鬼の正体を追うミステリー作品。ドラマ化もされていたりと世間からの評判は高いらしい。
!気に入った点
▪️地の文が分かり易くもしつこくない程良さで、特に平坦なシーンでの状況描写が優秀。
▪️主人公の未熟かつ熱血でありながら守るべき者を守ろうとする男気な性格。
!いまいちな点
▪️物語が盛り上がるシーンになると変にドラマチックにしようとする作者の意思がチラつく。わざとらしい演技で力量を誤魔化す安いテレビドラマを見た時の様な微妙な気持ちになった。上に書いた通り、平常時の地の文はとても塩梅が良かっただけにかなり口惜しい。
!総括
光るものは多々あれど、最終的にそれ以上に苦手な部分が多くなってしまったのが切ない。始まりから中盤あたりまでは本当に素晴らしかった。続編がどうなるのか気になりつつ、なかなか手が伸びない。
そういえば、玄関先での自衛官との殴り合いは結局なんだったんだ……?