あらすじ
マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに……。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の正体とは?どんでん返しにつぐどんでん返し。最後の一行まで目が離せない。
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おもしろかった!
この人犯人?いやこの人が犯人や!え!?違う!?みたいな感じです。バカやから。
古手川さんまじ精神力すごい。結構悩んでらっしゃる?葛藤してらっしゃるようで、でもそーゆうとこが好き!
実際にこんな事件起こったら暴動みたいなの起こるんかな?でもこんな事件も今のネットでは面白おかしく書かれそう。所詮画面の向こうの話やからかなあって思うけど、実際に狙われたら人も殴れるかも?
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え、そのまま当真が犯人なの…?と心配したけどそんなわけはなく、ピアノ母が真犯人。簡単な叙述トリックにもなぜか全く気づけず悔しい…っ(笑)
なるほどなるほどそういう感じ!…と思いきや、さらに裁けない黒幕がいたというのが良かった!2段どんでん返し!
ところで、罪のない子どもが性的に酷い目にあう描写は嫌だな…顔を顰めて読みました。
あと古手川の異常な生命力が一番気になった。
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「ミュージアム」のパクリかと思ったことをここに懺悔します。こっちが先。
最初に読んだ時は、遺体に対する扱いの惨さに引っ張られて、状況や人物の描写がいまいち頭に入ってこなかった。メインの登場人物がどういった人間なのかを頭に入れた上で再読すると、ものすごく面白い。
刑法第39条について、社会でどう扱うべきなのか。
基本的には「人を殺したら死刑だろ」と思う。ただ、過失だったら、動機が仇討ちなら、冤罪の可能性があったら……
今の社会に「人殺し→即死刑」はあまりに乱暴な理論とも思う。
被害者側、加害者側、虞犯者、我々は状況次第でどの立場にもなり得るし、心を壊すような出来事がいつ起こるかもわからない。
なら、どんな立場の人間も7割方納得できるような妥協案をどうにか打ち出すべきじゃないのか、そんなことを考えさせられた。
何より、音楽に関する造詣の深さ、音で味わえる感動を言葉で追体験させてくれる感覚は唯一無二。
多重構造の謎解きより、音についての文章を味わいたくて何度も開いた。
じっくり楽しめる、厚みがあるミステリー。
しかし終盤、これでもかとたたみかけられる暴力描写には「もうやめてぇ!」と心が悲鳴を上げる。こんなの初撃でショック状態起こすわ。
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3度のどんでん返し。
更に次回作への示唆。
アクションシーンは気分悪くなる程のリアリズム。
圧倒的な文章力と、見事な起承転結の組立力。
すごい!
Posted by ブクログ
思ってた倍グロいというか暴力描写多くて具合悪くなったりバトル漫画かなって並に戦闘するから作者の癖なのかと頑張って読んだら、ラストスパートが怒涛のどんでん返しでそこだけを読むために頑張ってよかったと思えた 続き買うのはいいかな、と途中は思ったけどあんなラスト書かれたらやっぱり全部読むしかないになった。特にナツオ、の意味が小説ならではで十角館の殺人思い出した
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想像以上に怖かった。
凄惨なシーンはもちろん、
『 人間』そのものの『 狂気』。
これだけ残酷な事件を目の当たりにしてしまうと、
刑法39条をそのまま該当させてしまうことが本当に正しいのかどうか疑問に感じる。
あまりに恐ろしくて眠れそうにない。
今、夜中の3時半です(涙)
Posted by ブクログ
キチンとした設計図を作ってから、ミステリーに仕立てたのがよくわかる作品だった。
市民が警察署になだれ込んで暴動を起こすという荒唐無稽なB級パニックものの背景描写も計算ずくなんだろう。バカバカしいけど作品によくハマってる。
Aが犯人→Aを操るBが犯人→そのBを操るCが犯人→そしてCを狙うA……という構造が、ドンデンというよりマトリョーシカみたいで、だから設計図っぽいんだよなあ
Posted by ブクログ
中山七里の本は色々読んだがその中でもかなり秀逸な作品だったと感じる
シンプルなトリックなのにちゃんと騙されるし、ストーリーの展開にも驚かされた
最後の1行、手が滑って先に薄らと見てしまったのが悔やまれる…
贖罪の奏鳴曲を先に読んでいたので、とても嬉しくてとても悲しかった
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最後の解説的なのでさよならドビュッシーと同じタイミングでこの話を書いたと説明されていてびっくりした。
単純にミステリーとして複雑かつ長くて面白い。どんでん返しが多いところや、緊縛した状況が続く感じが面白さを増していく。
Posted by ブクログ
本屋に積まれた「完結編」を見て再読を決意。家の本棚になかったのでサクッと購入。2011年5月からつけてる読書記録になかったので、少なくとも15年は経ってる計算。
こんなにもどんでん返していたとは。何も覚えてなくて本当によかった。
次は「ふたたび」。これは未読。
Posted by ブクログ
高校生の頃に電車で読んで体調崩した記憶が強烈に残っていたので再読したけど、中山七里のイメージが変わった。
本作は刑法第39条についてフォーカスされ、精神疾患等抱える者の殺人についての問題提起が香る。
最近別作品読んだけど、この作家は法律?に長けてる方だったんだなあという印象。
幼少期に父親から性的虐待を受けていた男児が、心の歪みを抱えて大人になり、猟奇殺人を繰り返す殺人鬼になったものだと記憶を歪めて覚えていたけど、ここまでどんでん返しが繰り返される物語だったのか……と目まぐるしさに少々めまい。
保護司の有働さゆり(旧 : 嵯峨坂夏緒)、そして自閉症の当真勝雄少年が犯人かと思いきや、真の黒幕は精神科医の御前崎でした、という話。
そして過去に気分が悪くなったのは、飯能市民がパニック起こして警察署に暴動を起こした時の生傷を抱えた古手川(しかもその直前だか直後には当真ともバトってて既にかなり負傷済み)が、有働邸の防音室でさゆりと暗闇バトるシーン。
果物ナイフや松葉杖で生傷もろとも執拗に攻撃されまくって、非常に生々しい激痛描写が続くところだった。。今回は体調崩さなかった。成長。
Posted by ブクログ
前から読もうと思っていたカエル男シリーズが完結したというので、読み始めました。
読む前、カエル男とはカエルの着ぐるみの殺人犯かと思いきや、世間が名付けた呼称だったとは。暴力的なシーンは読んでいて辛いが、ストーリーはかなり面白い。最後の最後まで気が抜けない。ふたたびも楽しみです。
Posted by ブクログ
予想の斜め上を行く怪作だった。
『殺戮にいたる病』に匹敵するグロ描写の数々は確実に人を選ぶ作品。
口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられた女性の全裸死体。
傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。
街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼『カエル男』による最初の犯行だった。
警察の捜査が進展しないなか、
第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに陥る。
埼玉県警捜査一課の刑事・古手川と渡瀬を中心に事件の捜査は進んでいく。
捜査の過程で明らかになっていく犯人の異常性、
すなわち、精神に異常を来した者の犯行ではないかという推理。
そこに立ちはだかる刑法39条の存在など、物語は一筋縄ではいかない、
やり場のない怒りや苦悩を含みながらどんどんと突き進んでいく。
この辺のスリリングさは圧巻であった。
カエル男に対する恐怖も、グロ描写の効果も相まって恐怖しかない。
徐々に明らかになっていくカエル男の正体も、
わかりやすいミスリードだなと思っていた箇所も、
その辺諸々引っ括めて、やられた!という感想。
二重三重に張り巡らされた罠にまんまと引っ掛かってしまった。
少々のグロ耐性が無いと、読むのがしんどい作品ではあるが、
純粋にどんでん返しを味わいたい人には打ってつけの作品。
Posted by ブクログ
えげつない〜!
最後はバトルシーン多めだった。臨場感あって一気読み!
何度も何度も、え、あと数ページでまだひっくり返すの!?と驚かされた。悪い奴が多いのか、生育環境さえ違えば、と。どうしてもシリアルキラーの話になると、幼少期の性被害、虐待が多いというか問題だよなぁって思う。一時期は多かったイメージだけど、これだけ問題視されているし減ったのだろうか?
Posted by ブクログ
かなりグロテスクなシーンがあり、読む人を
選んでしまう内容ですが それと引き換えに得
る事ができる驚きと面白さは最上級の小説でした。
終わり方もとても良く考えられていて
とても素晴しかったです。
古手川アンタは凄い笑
【もちろん縦読み】
Posted by ブクログ
面白かった
このミスで台頭してきた小説にいまいちハマってこなかったからうれしい
暴力的でちょっとグロかった
続きもすごく気になる終わり方でたのしみっ
単なるサイコミステリーではなく、責任能力を問う刑法第三十九条について考えさせられる
第一項には心神喪失者の行為はこれを罰せずという規定がある。心神喪失とは、精神の障害等の事由により事の是非善悪を弁識する能力(事理弁式能力)または、それに従って行動する能力(行動制御能力)が失われた状態をいう。
「裁判を受けるのは権利であり、罰を与えられて罪を償うのも実は義務ではなく権利なのだ。三十九条という法律は患者を救うのではなく、患者からその権利を奪うものではないか」
精神疾患の鑑定の後無罪になった息子を持つ加害者家族側がこれをいっているのが理性的だし、たしかになとおもった
史上初! 最終候補にダブルエントリーされ、「こっちを読みたい!」という声が続出した話題作。『さよならドビュッシー』『おやすみラフマニノフ』に続く中山七里の最新刊。『このミス』ファン待望の作品が、満を持して登場!
マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに……。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の正体とは? どんでん返しにつぐどんでん返し。最後の一行まで目が離せない。
Posted by ブクログ
久しぶりに中山七里を読んだ。中山七里の積読本がまだまだたくさんある。やはり面白い。読みやすい。ほのかに教養が香る。紹介される曲をYouTubeで検索して聴きながら。だから困るのだ。他の本を読めなくなるから。
内容はグロテスクだ。ヒトをモノ扱いしたような連続殺人。なかなか捕まらない犯人。群集心理が暴徒を作る。久しぶりの中山七里だからか、何も勘繰らずに今回は割と犯人が分かりやすかったなぁ、、等と呆けたことを思っていた。そこから怒涛のどんでん返し、そしてまたどんでん返し。どんでん返しの帝王だった。忘れてた。で、最後は?
ほんとゾクゾクする最後だった。この最後のために小説を読んでいる。続きがあるのだよ、この本には。
追記(2026.8.7)鈴木保奈美の番組『あの本、読みました?』で、湊かなえがアガサ・クリスティーを紹介していた。アガサ・クリスティーは数学の公式のようなもの、と言い、ミステリーの全ての公式がアガサ・クリスティーにあると。代表的なものをいくつか挙げていたが、その中にあった『ABC殺人事件』。これぞまさにこの『カエル男』じゃないか。中山七里すごいな。ほんとにすごい。そして、アガサ・クリスティーを読んでみたくなった。1冊も読んだことないのだが、これはミステリ好きとしては読まねばならないな。
Posted by ブクログ
2008年の「このミステリーがすごい!」の最終選考に残った本。同じ年、おなじ選考で中山七里氏の「さよならドビュッシー」大賞を獲得している。
連続猟奇殺人が埼玉県飯能市で発生する。殺害方法は多様だがすべて常軌を逸するやり方。
捜査にあたる小手川。手がかりのない中、容疑者の絞り込みのため、精神障害を持つ人間を当たり始め、障害を持つ若者とその治療に当たる理学療法士と知り合う。しかし、殺人は続き…
狂気の殺人が続いた地元。その次第にいらだち、恐怖のために爆発に至る過程など筆力でぐいぐい読ませる。最後、真犯人との対決は、このシチュエーションなら謎解きで終わらず最後まで緊張感が落ちない、という設定になっている。
匿名
どんでん返しを警戒して読んだからか、性別誤認させようとしているところには気づけたけれど
さらにその先があったとは。。。
因果応報での締めも良かった。
ただ、戦闘シーンとかくどく感じてので多少読み飛ばしてしまった。
読む順番
中山先生の作品は登場人物がクロスオーバーします。
正しい読む順番が知りたい。
わたしは『嗤う淑女』シリーズを『二人』まで先に読みました。
☆ひとつマイナスの理由は以上です。
匿名
どんでん返しの帝王はすごい
刑法第三十九条第一項「心神喪失者の行為はこれを罰せず」。
『連続殺人鬼カエル男』はこの条文について、深く考えさせられる内容だった。
社会問題に突っ込んだ内容だが、話が二転三転する小説で大変驚かされ、手に汗握る展開だった。
引き込まれますが、結構グロい
グイグイ引き込まれて一気に読みました。猟奇的ミステリー小説やドラマ・映画は無数にありますが、文章だけでここまでグロいのはすごい描写力。苦手な方にはオススメしません。どんでん返しにはそこまで驚きませんでしたが、よく出来ているミステリーだと思います。続編も併せて読んだのですが、何だか読後しばらくモヤモヤしてしまったので星4つとしました。
Posted by ブクログ
見事に騙されてしまいました!
叙述トリックがすごいなという印象です。
ですが、描写があまりにもグロいのと、どんでん返しが多すぎてやりすぎでは、、、?と思ってしまい私は少し苦手な作品でした。
Posted by ブクログ
無差別殺人鬼カエルオトコ堂場
無惨な方法で次々と犯行を重ねる、血係が全くなく証拠、証言も出ない。、被害者の関係性は見当たらず。社会はパニックに落ちいる。そこで出てきたのが被害種の名前がアイウエオ順。
次の名前の住人と家族がパニックに陥り、暴徒と化す。
一方で類型犯を調べ始めると関係性が浮かび上がる。
二乗三重に張られた精神疾患と犯罪者の罠。
構成は素晴らしい出来上がり。人物造形がイマイチなのが残念。
面白い
Posted by ブクログ
可愛らしいカエルの表紙。
でも、ページをめくった瞬間に後悔するかもしれません。
そこに待っているのは、可愛らしいカエルの姿とは正反対の、あまりにも生々しく残酷なサイコホラーの世界だからです。
人を選ぶような過激な描写に思わず目を背けたくなりますが、この作品が多くのミステリファンを唸らせる理由は、物語の構成にあります。
ただ怖いだけじゃない。
物語が進むにつれて二転三転する、予測不能な展開。
そして何より、私たちが普段当たり前のように考えている「刑法39条」というテーマへの鋭い問いかけ。
最初はただのショッキングな物語だと思っていても、ラストまで読み切ったとき、その緻密な伏線と社会派としての重厚感に圧倒されるはずです。
「本気で怖いミステリが読みたい」
「読後に色々と考えさせられる一冊を探している」
そんな方にこそ、ぜひ手に取ってほしい作品です。
読むにはかなりのエネルギーが必要ですが、読み切った先に残る強烈な達成感を、ぜひ味わってみてください。
Posted by ブクログ
「きょう、かえるをつかまえたよ。」
主人公である若手刑事が怪しい精神性を匂わせる謎の連続殺人鬼の正体を追うミステリー作品。ドラマ化もされていたりと世間からの評判は高いらしい。
!気に入った点
▪️地の文が分かり易くもしつこくない程良さで、特に平坦なシーンでの状況描写が優秀。
▪️主人公の未熟かつ熱血でありながら守るべき者を守ろうとする男気な性格。
!いまいちな点
▪️物語が盛り上がるシーンになると変にドラマチックにしようとする作者の意思がチラつく。わざとらしい演技で力量を誤魔化す安いテレビドラマを見た時の様な微妙な気持ちになった。上に書いた通り、平常時の地の文はとても塩梅が良かっただけにかなり口惜しい。
!総括
光るものは多々あれど、最終的にそれ以上に苦手な部分が多くなってしまったのが切ない。始まりから中盤あたりまでは本当に素晴らしかった。続編がどうなるのか気になりつつ、なかなか手が伸びない。
そういえば、玄関先での自衛官との殴り合いは結局なんだったんだ……?
Posted by ブクログ
どんでん返しを謳われているため、つい用心しつつ読んでしまった。
最終的な犯人は何となく予想していたが、そこに至るまでにもどんでん返しがあり、こちらは予想外。
とは言え、騙されないようにとどこか構えて読んでいたため、今一つ没頭できず勿体無い気持ちに…。
でも、まんまと騙されるのも悔しく、どちらを取るべきか決められないままシリーズの続編へ。
Posted by ブクログ
最後がどんでん返しの連続で驚きの連続でしたが、なんか後味の悪い作品でした。
でも次の作品もきっと読んでしまいそうですね。
途中の警察署のお話はなくても良かったかなと思います。
Posted by ブクログ
ミステリーのおすすめでよく出てくるから期待しすぎてたかも。
途中の警察署に市民が押し寄せてるシーンが自分の中でイマイチな展開だったな、、
良かったところは、意外な人が犯人だったから、どんでん返し。
Posted by ブクログ
結末が意外、ということでオススメされました。確かに結末は意外。でも、ストーリーを楽しむタイプでは無かったかなぁ、というのが本音でしょうか。続編もあるみたいですが、多分読まない。