あらすじ
凄惨な殺害方法と稚拙な犯行声明文で世間を震撼させた「カエル男連続猟奇殺人事件」。十ヵ月後、事件を担当した精神科医・御前崎教授の自宅が爆破され、その跡からは粉砕・炭化した死体が出てきた。そしてあの犯行声明文が見つかる。カエル男の報復に、渡瀬&古手川の刑事コンビもふたたび動き出す。さらにカエル男の保護司だった有働さゆりもアクションを起こし……。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
前作、「カエル男」は完成度も高く、謎解きも出しつくした感があった。
「カエル男に続編が可能なのか?」と思いつつ、オーディブルで聴いた。
すごい展開、最後の謎解き。小手川と渡瀬のキャラ立ちもすごい。
そしてどう聞いてもまたカエル男の続編につながるラスト。
こんな小説が書かれていたのか…
Posted by ブクログ
今回もグロすぎました(>人<;)
どの死体現場の情景も酷いですが、特に【破砕する】の殺される場面。
自分がやられている様でしばしば読むのを失せてしまいました。
今回のテーマは【刑法三十九条→責任能力の認められない人間は悪事を働いても罰することができない】
これをマスコミ、警察内部、被害者加害者家族、それぞれの考えを中山さん風に上手く描いていると思います。
民衆が目に見えない恐怖に襲われた状況がコロナ騒動の民衆心理を思い出したが、これがコロナ前の作品という事でさすがだと感心してしまった。
古手川が悲惨な死体を見て『あんなのは人間のすることじゃない』の返しで
渡瀬が『人間だからあんなことをするのだ』
というセリフ。
渡瀬は誰よりも人間というものを理解してると思いました。
そして最後の得意のどんでん返し!
今回も騙されました。やられましたm(_ _)m
この文庫本、巻末に中山作品、人物相関図とこれが発売された2019年時点の40冊分の登場人物が図示されているのも嬉しいです。
最後、書き忘れてました。私の好きな御子柴弁護士も出ているのも嬉しいです。評価4→評価5
Posted by ブクログ
前作連続殺人鬼カエル男の続編。殺人者たちは精神鑑定により医療刑務所に入り、死刑などの刑事罰を受けていない。そんな中、死体損壊のみだった勝雄が医療刑務所を退院する。オから再開された五十音順殺人事件。カ行をすっ飛ばしてサ行からまた続く。医療刑務所の人手不足や、精神障害による刑法のすり抜けなどについて、世に問題提起する。
Posted by ブクログ
前作ほどの衝撃は正直なかったですが、しっかり騙されて、「えっ」て声をあげてしまいました。
今回は刑法39条についての問題提起の記述が多かったかな。社会派ミステリーですね。
それにしてもグロい描写がすごいです。
Posted by ブクログ
カエル男2巻。
前作より更に範囲が広がり、事件もより凄惨になり、先が気になってほぼ一気読み。
しかも途中であの御子柴弁護士まで登場‼︎中山七里作品で最初に読んだのが御子柴シリーズだったから思い入れが強く、それ故に登場した時は一気にテンションが上がった✨
刑法三十九条の在り方や精神障害者への司法システム等々、なかなか話題にするのが憚られる議題について問題提起している本作が今後更にどういう展開を広げていくのか、どういうラストを迎えていくのかとても気になる。
次も楽しみ‼︎
Posted by ブクログ
前作も面白かったのでこちらも読んでみました^ ^
引き続き、古手川さん頑張れ〜!っと言う感じ(笑)
相変わらずグロテスクな描写も鳥肌…
驚きのどんでん人物の登場も最高!
さゆりさんのヴィランぶりにも思わず『おぉ!』と声が出た(笑)
またまた続きが気になる終わり方でした!
完結編も楽しみ⭐︎
書店員さんの解説も面白くて、中山七里さんの他のシリーズも読みたくなりました^ ^
匿名
私の人生で1番の小説
『連続殺人鬼カエル男」を読み感動したので、その続編である『連続殺人鬼カエル男ふたたび』も読了。
ラストシーンの真実が明かされる場面は鳥肌が立ち、読み終わったときには茫然自失した。
「ああ。こんなにも私は騙されるのか」と読み終わって少しの間動けなくなった。
語彙力を失う圧倒的すごさの小説で、これ以上のどんでん返し系小説に出会えるとは思えない。
今回もとても面白かった。前作は夢中で読み、最後のどんでん返しが楽しめたのでずっと読もう読もうと思ってた作品。
前作は相当前に読んだのでをもう一度読み直してからの「カエルふたたび」。読み返しておいて正解でした。
刑法39条の問題、心神喪失者は罪にならないなどをこれでもかって位に問題提起してる点が素晴らしい!
ラストの展開はまたゾクゾクしました。でも彼女がまだいる。。。
Posted by ブクログ
おかしいなと思いながらも展開は読めなかったので、やっぱり七里さんやなと思ったけど、殺し方とかだいぶ無理があった。
あと殺し方が気持ち悪すぎる。
Posted by ブクログ
前作もそれなりに凄惨なものだったが、それを遥かに上回る殺害方法の数々に戦慄しながらも釘付けにされてしまった。
前のが大丈夫でこれ読んだんやろ?それじゃあこれくらいやってもかまへんよな?わはははは。と言われている気さえする。
想像力が豊かな人は絶対に気分が悪くなるから読まないほうがいいかも……私はそのへんの能力が乏しいので助かった。
真犯人については前作を読んでいれば予測がつきやすいと思う。ただトリックやその動機?は見当がつかず、その真相を追うためにページをめくる手が止まらなかった。
今回も最後の最後で次に繋がる不穏な空気を醸し出していたので、次作「連続殺人鬼カエル男 完結編」も楽しみにしております。
相変わらず刑法39条の問題についても考えさせられるが、どんな法律にしたって考えているのも判断するのも人間なんだから完璧なものを作り上げるのは不可能なんだろうなと私自身は半ば諦め気味で思考を放棄してしまったので多くは語るまい。
Posted by ブクログ
最後の最後まで騙されてしまった。
実際にも嘘で罪を逃れる人がいるのだろうか。
仕事でも口が上手い人が優位に立つ。
ネズミは、大丈夫だったのだろうか。
Posted by ブクログ
青二才古手川が未熟ながらにカエル男を追う姿につい応援したくなる。最後のどんでん返しにはしてやられて笑いが止まりませんでした。そして気持ちのいい締めくくり、さゆりさんgg!
Posted by ブクログ
カエル男の続編。衝撃度でいえば最初の方が強かった。
変わらずのシリアスキラーとグロい描写は読んでいてテンションが下がる(褒めてる)が、飽きない展開、終盤のどんでん返しはさすがでした。
Posted by ブクログ
凄惨な殺害方法と幼児が書いたような稚拙な犯行声明文、
五十音順に行われる凶行から、街中を震撼させた“カエル男連続猟奇殺人事件"。
それから十カ月後、事件を担当した精神科医、御前崎教授の自宅が爆破され、
その跡からは粉砕・炭化した死体が出てきた。そしてあの犯行声明文が見つかる――。
カエル男・当真勝雄の報復に、協力要請がかかった埼玉県警の渡瀬&古手川コンビは現場に向かう。
さらに医療刑務所から勝雄の保護司だった有働さゆりもアクションを起こし……。
破裂・溶解・粉砕。ふたたび起こる悪夢の先にあるものは……。
Posted by ブクログ
いぶし銀みたく硬派な中山七里さんの文章が大好きです。
カエル男の一作目をだいぶ前に読んでから、今作に挑みましたが、読み進めるうちに前作の内容もきちんと呼び起こされて、続編としてとても読み応えがありました。
今作も凄惨な描写にうわっとなるところが度々ありましたが、それも含めて中山作品は面白い。
渡瀬刑事と小手川刑事のコンビが徐々に事件の真相に近づいていく様に頁を捲る手が止まりませんでした。
巻末の『中山作品・人物相関図』もいいですね。もっともっと中山作品が読んでみたくなります。
Posted by ブクログ
久しぶりに再読。
1作目を超える衝撃はないけど、安定の面白さ。
御子柴とさゆりの過去を知っていればこその面白さもあるので、贖罪の奏鳴曲も読んでほしい。
古手川くんが元気でいてくれるだけでよい。笑
次はいよいよ完結編…
楽しみだけど寂しい……
Posted by ブクログ
前作からの4ヶ月のブランクが一瞬で無きものになった笑。これこそカエル男!「破砕する」の章はゾクゾクが止まらん。最後はちゃんと「えっ?!」で満足。巻末に40作分の相関図があって参考になる。
Posted by ブクログ
前作同様面白かった!前作の余韻があったので更に面白く感じたのかも知れません。
当小説の主人公の古手川刑事と渡瀬警部が登場するヒポクラテスシリーズ同様に死体描写には眉をひそめる物がありますが、終始飽きさせないストーリー展開で、最後は予期してなかったどんでん返しでした。
最後の最後はちょっとスッキリした復讐劇となりましたが、完結編でどのように展開していくのか非常に楽しみです。
Posted by ブクログ
2025年 23
五十音順に行われる凶行から街中を震撼させた“カエル男連続猟奇殺人事件"
それから10ヶ月後、事件を担当した精神科医御前崎教授の自宅が爆破され、その跡からは粉砕・炭化した死体が出てきた。
そしてあの犯行声明文が見つかる――。
カエル男・当真勝雄の報復に、協力要請がかかった埼玉県警の渡瀬&古手川コンビは現場に向かう
さらに医療刑務所から勝雄の保護司だった有働さゆりもアクションを起こし・・・
破裂・溶解・粉砕。ふたたび起こる悪夢の先にあるものは・・・
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
何も知らず読んだ前作がおもしろくて
続編も読んでみた
前作で残忍さやグロさに衝撃を受けたけども
今回はそれにも慣れていたんで、前作ほどの
衝撃はなかったけども、”破砕する”はエグかった
ほんとにそんなこと出来るの?そうなるの?
そんな場面に遭遇したことはないので
想像にも限界があって、リアルに想像できなくて
悔しくもありそれで当然でもあり
殺人のない小説は物足りなく思う様になって
しまった
39条については今作の方が考えさせられた
また最後にどんでん返しがあって
少ししか触れられなかったこの人は何?とは
思ったんだよなぁ
気づけませんでした
次作も楽しみ
Posted by ブクログ
いわゆる精神鑑定と犯罪の関連から起こる事件をスリリングに描きなおかつラストのどんでん返しは普通に驚いた。驚いたけど、ミステリとしては基本だね。
2919冊
今年147冊目
Posted by ブクログ
流石に中山七里はうまい、間違いなく惹き込まれる。
トリックもうまいことハマっている。
しかしやはり第2作は前作を超えられないのジンクスは残念な方に当たってしまっているのか、
前作ほどの「グロい!」「痛い!」が少ない。
その描写の少なさも伏線ではあるのだろうが、
やはり少し食べ足りない感。
いよいよ2作終わり、3作目が完結編らしく、
そこまで読んでからの評価ですかね。
Posted by ブクログ
カエル男続編。
「人間をすりつぶして、絵の具にして、壁に塗りつけた感じ」すごい表現だなw
相変わらず不気味な殺人事件。犯人が勝雄っぽく書かれていたけど絶対に違うな〜と思っていて。じゃあ誰だろう?小比類かな?御子柴かな?って思ってたけど、まさかまさかの!またお前か!!笑
ビックリしたー。
ここで終わりかと思っていたら、古沢冬樹のその後。こいつを無事に生かしておきたくないって思ったら、さすがの回収。
39条で守られていても、神様はいるってことだよね。まだ続編があるのか!楽しみ。
Posted by ブクログ
カエル男、続編。この世界観に慣れてしまうのも如何なものかと思いながらもグイグイと引き込まれていく。章題を見ながら今度はどんなに手でくるのか脅えているうちに、今回もまんまとしてやられたの応酬。さすが中山七里さんだなぁと。グロさが全面に出ていたのに先が気になってページを捲る手が止められない。古手川刑事の熱さもヒートアップしてそれに勝るとも劣らない渡瀬警部の厳つさがたまらなく、蘊蓄もワクワクしながら読んだ。どうやら最終巻の前に嗤う淑女シリーズを読む必要があるらしい。
せっかくなのでじっくりと向き合うとしよう。
Posted by ブクログ
渡瀬刑事が出るだけで★5をつけたかったですが大きな事件が起こる割に最後があっけなかった気がしないでもない^^;
ゴア表現は前作を超えてて個人的にとても良かったです。
★3にはなったけど終始、早く読み終えたい焦燥感に駆られる良作でした!!
渡瀬刑事好きすぎる!!!!!!!!!!!!もっと読みて~!!!!!!
Posted by ブクログ
第一作目より楽しく読ませていただきました。第一作目の伏線が生かされた構成でストーリーの展開も1作目より好みでした。3冊目もあるようなので、そちらも引き続き読んでみたいと思います。ありがとうございます。
Posted by ブクログ
どんでん返しに次ぐどんでん返しに次ぐどんでん返し……と延々繰り返していけば、どんな面白い物語だろうが次第に陳腐でこじんまりしたどうでも良い結末へ向かっていかざるをえないなと。最後の「お前の負けだよ!」「いや、やっぱりお前の負けだよ!」みたいなやり取りは子どもの喧嘩のようでなんとも……。あと、なんというか前作で殺された有働真人可哀想だなって。仕方ないとはいえみんなさゆりと勝男の事ばっかりで真人の事なんてすっかり忘れてそうな感じが不憫。殺される為だけの存在だったのかな。そして行間の至る所から滲み出てくる著者の思想が私には全然合わないなと実感。
Posted by ブクログ
2025/44
有働さゆりは収容され、御前崎が爆死。
犯人は、さゆりが保護司を務めた青年の当真では?という展開。
今回は
御前崎の爆死(描写エグくて良い)、硫酸で溶ける、電車で轢死、そして一番やばいのが生きたまま足から破砕機に入れられる。
硫酸と電車は犯人の仕業じゃなくて、事故と自殺。
本当の狙いは、破砕機に入れられた精神科医だった。
正直シリーズの中では一番微妙だった。
古手川だいすきなんだけど、有働さゆりのことになると本当に判断力失うの読んでてイライラした。
私も渡瀬みたいに顰め面して読んでたと思う(?)
古手川の今後の成長に期待。
Posted by ブクログ
ぎゃ〜!!
ふたたび起こる悪夢!!
凄惨な殺害方法
幼児が書いたような稚拙な犯行声明文
五十音順に行われる凶行…
事件が解決したと思ったが…
あれから10ヶ月後に
街を恐怖と混乱の渦に陥れる
殺人鬼 “カエル男”が復活する
無秩序な殺人を続けるカエル男の正体は
おまえだったのかー!!
冒頭から犯人だと思って物語を読んできたのに…
全く予想していない結末に
ひっくりカエリました!!笑
初めから中山七里さんの手の平の上で
転がされてました!笑
予想を裏切る 物語は大好物です!笑
Posted by ブクログ
報道番組はあまり観ないので、中山七里の小説にはリアルを感じてしまう。
司法の矛盾や問題点を、物語から教わってる気がする。
──ここから、ネタバレになります。
連続殺人鬼カエル男の事件はまだ終わっていなかった……!
グロテスクな内容だけど、ホラー系よりはマシかも…(個人の意見w)。
またも五十音殺人事件が勃発。このままなんの手がかりもないままなの?と思いきや、「お!」という展開が……
エンターテインメントは全開より少なめ、かも。
個人的意見ですが、早期な展開を期待してしまった。それから、伏線が張りめぐされたわけでもなく……読んでいて「ん?」という疑問が膨れ上がって、真犯人が出てきたときは「ちょっと!……突飛では?」と思っちゃいましたがw
次は、完結編を読むぞ!