ヒポクラテスの悲嘆

ヒポクラテスの悲嘆

1,870円 (税込)

9pt

ミイラ化した死体は何を語る?
引きこもりを抱えた家族を襲う悲劇。彼らは被害者か、それとも――。
光崎教授が抉り出す、深い闇とは?

浦和医大法医学教室にミイラ化した遺体が運び込まれた。亡くなったのは40歳の独身女性で、死後2週間が経っていた。
まだ4月だというのに埼玉で見つかった4体目の餓死死体だ。埼玉県警の古手川によると、女性は大学受験に失敗して以来20年以上引き籠っていたという。
同居していた70代の両親は先行きを案じ、何とか更生させようと民間の自立支援団体を頼ったが、娘は激昂し食事も摂らなかったらしい。
彼女はなぜ餓死を選んだのか? それとも親が嘘を?
だが、解剖を行った光崎教授は、空っぽであるはずの胃から意外なものを見つけるが――。

死体は嘘を吐かない――傑作法医学ミステリー第5弾!

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ヒポクラテスの悲嘆 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年03月19日

    ヒポクラテスシリーズの「いつも通り」と言う安心感。今回は、分かりやすい伏線だったので、私でも分かりました。
    いつもの様に驚かされるのもいいですが、伏線が読めた状態で、にやにや読むのも楽しかったです。
    次回作も楽しみ。

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    Posted by ブクログ 2024年04月20日

    引き籠り男性による無差別殺人の場面から始まる物語。
    そして5本の短編が、老境にある両親の元で引き籠る中年の”子供"に纏わる事件、認知症の妻を介護する夫、引き籠りの60才の息子に苦悩する父親、引き籠り息子が連続殺傷事件を起こした顛末。
    いずれも引き籠りを題材にした短編集の最後に、思いがけない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月19日

    今回のヒポクラテスは真琴と古手川の二人のバディものと言っていいだろうう、五つの事件のうち大半が引き籠もりの事案であったが、これを解決しないで移民を考える政府の無責任さにも憤りを感じるし、後半の二つの事件はロスジェネを生んだ日本の経済政策の失敗が原因である、特に金融政策を失敗した日銀白川総裁とバブル後...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月07日

    引き篭もり殺人事件が連続して起こる。
    後ろで糸を引いている男が最後に登場する。
    引き篭もりが連続殺人を起こした事件をベースに話は作られている。

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    Posted by ブクログ 2024年03月30日

    『死体は嘘を吐かない』でお馴染みのヒポクラテスシリーズ第五弾。

    今回は引き籠りや老老介護に焦点を当てた社会派ミステリー。

    プロローグ一行目の吸引力、すぐ傍にある未来に嫌な予感しかしない。

    40歳の一人娘の引き籠りに悩む夫婦や、50歳の息子の家庭内暴力に苦しむ夫婦、10歳年上の妻を介護する夫など...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月13日

    久しぶりの中山七里作品。短編が最後に繋がってプロローグの伏線回収と黒幕へ辿り着くはずが、、
    早々に黒幕がわかってしまった。個人的には加えて繋がりもやや強引だった気がした。3.3

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    Posted by ブクログ 2024年04月05日

    なかなかシビアな内容。いつもの面々は読んでいて楽しいのだけど、生きるって辛い。そして引きこもる子達の難しさ、苦しさよ…。もし我が子が、と思うと素直には楽しめない読書になりました。ママ友さんからも色んな話を実体験として聞くし、ほんとに、もう、子育てが怖くなってしまって少し鬱。

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    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    引きこもりや老々介護など切ない題材が多かったな。古手川刑事と真琴の掛け合いが夫婦のようでなんだか微笑ましい。

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    Posted by ブクログ 2024年04月03日

    浦和医大法医学教室に、餓死した女性のミイラ化死体が運び込まれた。女性は20年以上引きこもっていたという。解剖を行った光崎教授は、空っぽであるはずの胃から意外なものを見つけて…。

    法医学ミステリのヒポクラテスシリーズも第5弾だそうだ。今回は光崎教授のキャラが色濃く出た作品群ではなく、古手川刑事が中心...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月21日

    ヒポクラテスシリーズもはや5作目。光崎教授・キャシー准教授、渡瀬刑事のキャラがたっていて面白いシリーズだが、今回は少し箸休め的な内容に感じた。プロットもそこまででもない。老老介護や8050問題の種々のケースを開陳してくれてるところは読みどころではある。

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