ヒポクラテスの悲嘆

ヒポクラテスの悲嘆

1,870円 (税込)

9pt

ミイラ化した死体は何を語る?
引きこもりを抱えた家族を襲う悲劇。彼らは被害者か、それとも――。
光崎教授が抉り出す、深い闇とは?

浦和医大法医学教室にミイラ化した遺体が運び込まれた。亡くなったのは40歳の独身女性で、死後2週間が経っていた。
まだ4月だというのに埼玉で見つかった4体目の餓死死体だ。埼玉県警の古手川によると、女性は大学受験に失敗して以来20年以上引き籠っていたという。
同居していた70代の両親は先行きを案じ、何とか更生させようと民間の自立支援団体を頼ったが、娘は激昂し食事も摂らなかったらしい。
彼女はなぜ餓死を選んだのか? それとも親が嘘を?
だが、解剖を行った光崎教授は、空っぽであるはずの胃から意外なものを見つけるが――。

死体は嘘を吐かない――傑作法医学ミステリー第5弾!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ヒポクラテスの悲嘆 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読み残してた一冊。
    違うのはわかってるがシリーズの最終作かと思えた終わり方。

    その最後のやりとりが、

    「やっぱり俺と真琴先生はそういう仲だよな」
    真琴はどきりとして次の言葉を期待する。
    「なんたって死体が縁だから腐れ縁なんだよ」
    張り倒してやろうかと思った。

    きれいな終わり方でしょ。

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    全編通してあまり救いは無いです

    ニュースで度々取り上げられる『7040問題』や『8050問題』について描かれています
    極端に思う方もいらっしゃるのかもしれませんが、あり得ない話ではないと思いました

    ラストのちょっとした笑いには救われましたが全体的に気持ちが暗くなるので元気のない方は要注意かもです

    0
    2025年06月12日

    Posted by ブクログ

    ヒポクラテスシリーズ5冊目。
    中山七里さんの本の中で1番目か2番目に好きなシリーズ。『能面検事』とどちらが1位か悩む。

     今回は、目次を見るとピンとくるかな?

    目次
    1、7040
    2、8050
    3、8070
    4、9060
    5、6030

     引き篭もり、老老介護など家庭内での問題から起こった自然死

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

     「ヒポクラテスシリーズ」第5弾、最新作はすでに読んでいるからこのシリーズはこれで一区切りです!今回も面白かったなぁ〜♪

     ミイラ化した死体を巡る、引きこもりを題材にした連作短編です。読んでいてやるせないものを感じました…。引きこもりってある意味、身近にあることじゃないか?それでいて、ミイラ化って

    0
    2025年04月01日

    Posted by ブクログ

    このシリーズは安定の面白さ。
    もう5作目なのですね。

    今回は引きこもりを発端にした事件。ほぼ事件性がなく終わりにしようとしていたところ、何とか古手川さんが解剖へという感じで心臓が暴かれます。
    パターンが似ていてもついつい気になってしまいます。
    そして予約待ちが本当長かった。もう次作が出てる、楽しみ

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    今回もクセのあるおなじみのキャラクターのやりとりが楽しい!
    でも引きこもりというなかなかヘビーな事件。
    当事者も苦しいけど、周りの家族も苦しい。
    他人事とは思えない…なんだか重たい気分になりました。

    0
    2025年03月20日

    Posted by ブクログ

    親と引きこもりの子、そして老老介護…中々シビアな話ばかりだった。
    そして蜘蛛の話が怖すぎる…想像しただけで寒気が…

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    中山七里さんのシリーズで一番好き。
    引きこもりをテーマにした話だけど、大人や老人の引きこもりって、一歩間違えればどの家庭でも起こりそうで怖い。

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    面白かった!!
    テーマである「引き篭もり」をきっかけに起きる事件の数々に戦慄し、導入に出てきたシーンが最後綺麗に回収される手腕は圧巻だった。

    引き篭もりと家族の溝が、とてもリアルに描かれています。中には犯人に同情を覚える事件もあり、世の中にはこういう家庭もあるのだという勉強にもなりました。

    個人

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    各編に共通するのは、社会と溶け込むことを拒絶した引き籠りということだ。それを抱える家族。
    結果的に引き籠りは殺される…が、そこには救いようのない背景があり光は見えない。
    自分を受け入れてくれない社会への憤りや恨み辛みは誰しもあるかもしれないが折り合いをつけていこうと思った。
    奇怪な事象はこの小説以上

    0
    2025年10月12日

ヒポクラテスの悲嘆 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

中山七里 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す