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ミイラ化した死体は何を語る?
引きこもりを抱えた家族を襲う悲劇。彼らは被害者か、それとも――。
光崎教授が抉り出す、深い闇とは?
浦和医大法医学教室にミイラ化した遺体が運び込まれた。亡くなったのは40歳の独身女性で、死後2週間が経っていた。
まだ4月だというのに埼玉で見つかった4体目の餓死死体だ。埼玉県警の古手川によると、女性は大学受験に失敗して以来20年以上引き籠っていたという。
同居していた70代の両親は先行きを案じ、何とか更生させようと民間の自立支援団体を頼ったが、娘は激昂し食事も摂らなかったらしい。
彼女はなぜ餓死を選んだのか? それとも親が嘘を?
だが、解剖を行った光崎教授は、空っぽであるはずの胃から意外なものを見つけるが――。
死体は嘘を吐かない――傑作法医学ミステリー第5弾!
Posted by ブクログ 2024年04月20日
引き籠り男性による無差別殺人の場面から始まる物語。
そして5本の短編が、老境にある両親の元で引き籠る中年の”子供"に纏わる事件、認知症の妻を介護する夫、引き籠りの60才の息子に苦悩する父親、引き籠り息子が連続殺傷事件を起こした顛末。
いずれも引き籠りを題材にした短編集の最後に、思いがけない...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月19日
今回のヒポクラテスは真琴と古手川の二人のバディものと言っていいだろうう、五つの事件のうち大半が引き籠もりの事案であったが、これを解決しないで移民を考える政府の無責任さにも憤りを感じるし、後半の二つの事件はロスジェネを生んだ日本の経済政策の失敗が原因である、特に金融政策を失敗した日銀白川総裁とバブル後...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月30日
『死体は嘘を吐かない』でお馴染みのヒポクラテスシリーズ第五弾。
今回は引き籠りや老老介護に焦点を当てた社会派ミステリー。
プロローグ一行目の吸引力、すぐ傍にある未来に嫌な予感しかしない。
40歳の一人娘の引き籠りに悩む夫婦や、50歳の息子の家庭内暴力に苦しむ夫婦、10歳年上の妻を介護する夫など...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月03日
浦和医大法医学教室に、餓死した女性のミイラ化死体が運び込まれた。女性は20年以上引きこもっていたという。解剖を行った光崎教授は、空っぽであるはずの胃から意外なものを見つけて…。
法医学ミステリのヒポクラテスシリーズも第5弾だそうだ。今回は光崎教授のキャラが色濃く出た作品群ではなく、古手川刑事が中心...続きを読む
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