無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
なかなかの悪女ぶりで読んでて気持ちのいい物でありませんでしたが、それを上回る面白さと緻密さがありました。最後のどんでん返しのまたどんでん返しは天晴れでした。恭子が再生不良性貧血で美智留から骨髄移植を受けた事が最後にこう繋がるのかぁ!と感心しました。
元々ヒポクラテスシリーズで中山七里作品を読む様になり、そこに出て来た渡瀬警部のシリーズ、古手川刑事のシリーズを読み、更にそれらのシリーズに出て来た御子柴弁護士のシリーズ、そして古手川刑事の宿敵だった有働さゆりが登場したこの美智留のシリーズまで繋がりました。
中山七里の術中にハマっている様な気もしますが、この様にシリーズを跨いで多くの登場人物がオーバーラップするのは読んでて楽しいです。
Posted by ブクログ
主人公の美智留自身が直接手を下して人を殺めるわけではない。彼女がするのは、人生に行き詰まったり、心に小さな歪みを持ったりしている人々に寄り添い、ほんの少しの「アドバイス」を与えることだけ。
借金に苦しむ人、承認欲求に飢えた人、容姿にコンプレックスを持つ人――。美智留は彼らの心の隙間を正確に見抜き、本人が心の奥底で望んでいる「悪意」や「欲望」を肯定して解放してあげるのだ。
美智留に背中を押された人々は、自らの意志で一線を越え、破滅の道を突き進んでいく。その姿を見て、私は「もし自分が人生のどん底にいる時に美智留に出会ったら、拒絶できただろうか」と考えずにはいられなかった。
彼女は悪魔のような存在だが、破滅へのトリガーを引いているのは、紛れもなく自分自身の弱さとエゴなのだ。
タイトルに含まれている「嗤う」という漢字には、あざ笑う、見下して笑うという意味がある。
中山氐はそこまで考えてたことに再度感動した。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。