無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
『逃亡刑事』の高頭冴子シリーズ第二弾! “県警のアマゾネス”の異名を持つ千葉県警の高頭冴子は、留学生の不審な失踪が相次いでいるという噂を耳にする。その数日後、中国国籍で新疆ウイグル自治区出身の留学生カーリの死体が発見された。捜査に乗り出した冴子は、事件に中国公安部が絡んでいることを掴むも、カーリの雇い主のカーディルも殺害される。冴子に保護を求めていたカーリの同僚のレイハンも連れ去られてしまい、その容疑者は逃亡。レイハンを救い、事件の真相を暴くため、冴子と部下の郡山は中国への捜査を強行するが、そこで二人が目にしたのはウイグル民族が置かれた恐るべき状況だった――
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
オーディブル視聴。
第1巻の事件から急に飛躍して国を跨いだ事件に関わることになる県警のアマゾネス高頭紗子! この謳い文句だと、両手に銃を構えて敵陣に突っ込むくらいのことをしそうなんだけど、そういう映画みたいな爽快ストーリーではないのがなかなか。今回もピンチを部下のナイスアシストでなんとか切り抜けるけれど、酷い拷問描写でウヘェとなりながら、本当この危機をどうやって切り抜けるのかサッパリわからずハラハラしました。事件の陰惨さに比してしめっぽい後日談などがなく割とさっぱりと終わっていくところもにくいところ。
実はこの高頭紗子シリーズ、読む順番がわからなくて、3巻にあたる作品を先に読んでしまったんですが(巻数つけて欲しい〜!)、冴子は毎回ズタボロになりながら頑張っているな?!と気付きました。頑張って欲しい。続きまってます。
Posted by ブクログ
高頭冴子のシリーズ2作目にして危険度マックスの作品。タイトルの「越境」を最初は県警の管轄を越えるという意味だと思っていたが、まさかの海外への越境。
本作では中国に迫害されているウイグル民族の問題を取り上げているが、自分が如何にその迫害(というよりも民族浄化)の実態を知らないかという事実を思い知らされた。アマゾネスと呼ばれ男勝りでクールな高頭冴子だが、実は情に厚く、ウイグル人活動家の女性を救い出すべく中国へ出張する。そこで捉えられ言語に絶する拷問を受けるのだが、読んでいて流石に今回は助からないんじゃないかと思ってしまう(主役が助からないなんて話は絶対にないんだけど)。最終的には高頭冴子は救助され悪を成敗するが、とにかく悪役が本当に胸糞が悪いくらい悪役で、これだけ善玉と悪玉が明確に描かれていると主人公に肩入れしやすくもなる。
それにしても改めて中山七里は「カエル男」などでも描いているように残額な描写が得意だな...。
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾
しかし、相手が中国で、ウイグル問題。
こんなん描いたら、中山七里さん、中国旅行なんか行ったら、拉致られそう。
日本はスパイ天国って言われてるけど、当然、中国の公安もおるんやろな。日本にいて、ウイグル問題をSNSで発信しても…
一人は、殺されれ、一人は、誘拐&拉致され、そのまま、中国へ!
その人を救いに、部下の郡山と2人で日本を飛び出す高頭…
ここからは、激しいバトルが!って思ってたけど…
痛い〜!
激しく痛い〜!
恥ずかしめられるは、痛めつけられるは…こら、心折れるで、普通。
こんなん闘ってるというより、耐えるだけやん!
それもキツい…
如何に隙をついて、人質取り戻して、脱出するかのワンチャン狙い…
いやいや、如何にアマゾネスと言われる高頭さんでも、可哀想過ぎる〜
もう、心も身体もボロボロやん!
でも、凄いタフやな。
何か、話の1/4は、拷問かって感じ(-。-;
弾圧受ければ、必然的に地下に潜って、レジスタンスが広がる。
そのお陰で、何とかやけど、これを高頭さんの活躍というには、辛過ぎる(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
Posted by ブクログ
千葉県中央区栄町、午前九時四十分
レイハンは、戒律の厳しい国で生まれ育った。風俗街は決して愉快なロケーションではない。だが、清貧な滅亡よりはずっとましだ。
他人の文化を嘲笑するものは、己の帰属する民族なり文化なりが滅びる可能性など露ほども考えないに違いない(実情だと思います)
レイハンは背後にただならぬ気配を感じた。
主人公・高頭冴子は同期の県警生活安全総務課警部山野美香から「中国人留学生就労者の行方不明者が頻発している」と聞いた。行方不明者届が出されている手前、調べてみたら成田から出国した記録が見つかった。
「一応国籍は中国。だけど正確には東トルキスタン」出身が新疆ウイグル自治区だ。
警察が民事不介入を謳っている以上、実際に捜査できるのは特異行方不明者だけだ。
特異不明者とは、子どもや認知症を患っている高齢者などである。
十月十五日早朝、成人男性の死体が発見された。リンチ同然の状態で発見された死体で事件性が確認され、県警本部刑事部に出動要請がなされた。通常であれば凶悪事件として早期解決のため人員を投入するものだが、今回の事件にはそこまで熱意が感じられない。被害者は、中国公安部(中国政府)の監視対象にされているからだ。中国公安部の三人が入国しているのも確認されている。
千葉県警に自らを保護する様に求めていたレイハンが拉致され、高頭警部と部下の郡山が新疆ウイグル自治区の非開放地区に侵入し奪還に向かうことになった。この先のあらすじは、凄惨すぎて僕には書けません。(あらすじはここまで…。)ネットで検索してみれば、悲惨な現状が他国のジャーナリストや自治区から脱出したウイグル人の告白が垣間見える。中国との犯人引渡条約が結ばれていない。荒手の強行に出るという物語の筋は面白いが、全くあり得ない。
この問題を題材にしている作家は多いが、中国の野望は果てしなく、ジェノサイドは止まらない。
Posted by ブクログ
「逃亡刑事」に続き、県警のアマゾネス・高頭冴子シリーズ、2作目。
いや、今までから中山七里作品でエグい、グロい描写は数多くあったんだけども、今作はもう別格。あまりにキツい描写なので読む者を選ばざるを得ない。とは言え、、、私は結構リアルに近い描写じゃないかな、と思っております。さすがに先生もそれなりに取材されてのことだと思うので。ただね、、、この手の作品は難しい。「アポロンの嘲笑」を読んだ時も思ったけど、現状のリアルさを変にフィクションの中に落とし込んでしまうと、せっかくのリアルも絵空事だと誤認されてしまうのではないだろうか。フィクションでしか描けないというのもあるだろうけど、現状があまりにも悲惨で残酷なだけにね、、、。
このシリーズも更に続編はあるのかな。さすがにアマゾネスの高頭も簡単に元通り、というわけにはいかなさそう。
Posted by ブクログ
ハードな内容で読み応えはあったが、ミステリー要素は低く社会派の小説という印象。ウイグル地区と中国政府の実態という感じで、謎解きの要素はない。爽快感もあまりなく、オチも事態が大きくなりすぎたので個人的なことに落とし込んだという印象。
現実的ではあるが小説であるがゆえのフィクションさ(爽快感)を求めたい自分には、今回の作品はあまり響かなかった。
人に勧めにくいが、読む価値がないとかそういったことはなく、この作品はフィクションと知りながらも1つの実態として知り、もしかしたらと物事を考えるきっかけにもなる。
ただ重ねて言うがミステリー要素は低いのが残念だった
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。