中山七里の作品一覧
「中山七里」の「連続殺人鬼カエル男」「暗殺の交響曲」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中山七里」の「連続殺人鬼カエル男」「暗殺の交響曲」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
花園大学文学部国文学科卒。2009年、『さよならドビュッシー』で「第8回このミステリーがすごい!大賞」を受賞。48歳での小説家デビュー。『いつまでもショパン』が映画化された。ほかにも大人気の音楽ミステリー『さよならドビュッシー』シリーズなどの作品を手がける。
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Posted by ブクログ
★★★★★ 4.5/5
被害者が増えるたびに深まる謎と容赦ないグロ描写。古手川の奮闘も相まって緊張感は増すばかり。中だるみどころか終盤に向けてどんどん加速していく。
さゆりは聖母から鬼へ。薄々気づいてはいたものの、そこから御前崎でひっくり返され、最後の勝雄でさらに一撃!しかも御前崎、君も「お」から始まっとるやないか!見事に転がされた。
古手川もよく頑張った。あそこまで痛めつけられると、もうやめてあげてー!と叫びたくなる。それでも最後のおいしいところは渡瀬、お前が持っていくんかい!
悲惨すぎる生い立ち、育った環境の影響、信頼や信念の危うさ、精神障害と刑事責任の問題。単なる猟奇殺人ミステリーでは終わらず、いろいろ考えさせられた。
群衆の暴走はちょっとやり過ぎ感、ラストにも多少の無理は感じる。でも、それを差し引いてもストーリーと仕掛けはともに4.5点!
グロ耐性は必要だけど、これは読んでよかった。
Posted by ブクログ
元首相の溝呂木が街頭演説中に刺殺された。犯人である入山和奏は就職氷河期世代、溝呂木政権のせいで人生がうまくいかなかった怨恨が動機と思われた。これはただの殺人事件なのか、それとも重大なテロ行為なのか。裁判に臨むのは大阪地検の不破検事、そして御子柴礼司。またしてもこの二人の対決が熱いミステリです。
どこからどうみても入山和奏の犯行は明らかすぎて、いかな御子柴といえどもこれをどうやって弁護するのだろう、と疑問に思うことしきり。だけど迷いもなく次々と調査を進め戦略を練る御子柴のプロフェッショナルな態度に痺れます。彼、シリーズ進むごとにどんどんカッコよくなっているんですよねえ。
一方の不破ももちろんカッコよいのです。たしかにこのふたりって、ものすごく似た者同士なのかも。さらに今回は雑誌記者の志賀や鑑定士の氏家も登場し、とことん豪華。もちろんミステリとしての筋書きも見事です。
ただし、読後に一つ懸念が残りました。御子柴先生、お土産買えたのかしら(笑)。
Posted by ブクログ
精神に問題があると思われる連続殺人犯を追う話。
バトルシーンがやたら多い。中盤の3連戦が壮絶。
終盤のどんでん返し祭りが、読書体験として楽しい。理屈はかなり強引。「んなアホな!」と思うが、それを突っ込むのは野暮なくらいには勢いと楽しさがある。NARUTOくらい「実はコイツが……」って奴が出てきてウケる。
中盤までは普通のサイコスリラーっぽくて緩慢だが、終盤が読んでて楽しすぎるので、私的にこの手の作品の中ではかなり気に入った。
最後の最後、終わり方も凄い。感心した。どんでん返しの連続で頭から抜けつつあった要素を最後に拾う綺麗な結末。
渡瀬のビジュアルを鶴見慎吾で想像してたら、実際ドラマ版でキャスティングされてるらしい。こういうとき、なんか嬉しい。