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Posted by ブクログ
【毒をもって毒を制す】
久しぶりに再読。
思えば自分が小説読み始める趣味を持てたのはこの作品がキッカケ。思い入れのある作品なんです。
内容は刑事技能指導員兼作家という二刀流の主人公毒島が、拗らせた承認欲求の塊みたいな連中を片っ端からへし折って、おまけに殺人事件も解決するっていう大変分かりやすいお話。
書いてよし!しょっぴいて良しの超人的な才覚を持ちながら、性格が超悪い!この毒島のギャップが堪らないんです。もう発言の一つ一つがド正論なのがまた良い!
現場の違和感を見逃さない洞察力の高さ、犯罪憎しのある種の高潔さもありながら、容疑者相手にネチネチと言葉責め!嫌味と正論を織り交ぜて煽りに煽りまくって相手の心を完全にへし折る。気持ちいいw
これは短編ですがどの話にもヤバいヤツしか出てきません。
(※事件関係者は取り調べ中に「私のことはペンネームで呼んでください」ってお決まりのように言います)
出版業界ってホントに怖いところだね...これホントなのかな?一般常識通用しないモンスターばっかりじゃんw
Posted by ブクログ
最近全く同じ「毒島」という名前の方が出てくる本を読んでいたので、なんとなく正義感溢れる人物なのかと先入観をもって読んだので、イメージと違くてなんとなく腑に落ちず。
これは私の勝手な先入観のせいだが。
嘘か誠か分からないが、リアリティある内容だった。
どちらかと言うと警察官って熱血漢のように描かれることが多いが、語彙力あった方がいいだろうなと感じた。
もうそういう熱いだけで解決する時代でもないし。
最後の話はよく聞くというか、疑惑があった作品も沢山あったし、あまりドラマやら映画やら観なくなった理由もそれが多いなと思った。
いつも実写化この人ばっかだよな~とか、この人じゃないんだよな~みたいな、最近もよくあるが。
このうちの誰かが犯人ですという伏線があってから推理パートなので、きっとこの人だな!なんて考えながら読んだが、ことごとくあっていなかった。
こういう話の進め方は読んでて楽しくて好きだと思った。
Posted by ブクログ
『この作品は二〇一六年八月小社より刊行されたものです。この物語は完全にフィクションです。現実はもっと滑稽で悲惨です。単行本の刊行から二年経過しましたが、状況は悪化の一途を辿っています。』
大概実在する人物・団体・事件とは一切関係ないことを記す箇所の巻末数行メッセージがありますが、見間違いかと思うところでした。もうすぐ刊行から10年経ちそうな2026年の今はどうなのかな…と思ってしまった。編集出版業界が、いかに特殊で悪い慣習が横行しているか、ブラックユーモア交えて短編ミステリーで読むことができます。作家になろうと夢見ている人や作家にはなったけど燻っている人たちに、ぐうの音もでない正論をかます毒島先生の発言、作者からの叱咤激励としても読めた。(才能の芽は早めに摘みとっておくに限るからね。うふふ。←が本音だったかもしれないけれど(゜o゜))
既に3つぐらいシリーズ作品に手を出して、愛読者を気取っていたけど、まだまだでした。引き続き中山作品を読み漁っていきたいと思ったし、改めて何冊も本を書いて世に送り出すことは、決して簡単ではないことを教わりました。
2026.6
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