あらすじ
新人賞の選考に関わる編集者の刺殺死体が発見された。三人の作家志望者が容疑者に浮上するも捜査は難航。警視庁捜査一課の新人刑事・高千穂明日香の前に現れた助っ人は、人気ミステリ作家兼刑事技能指導員の毒島真理。冴え渡る推理と鋭い舌鋒で犯人を追い詰めていくが……。人間の業と出版業界の闇が暴かれる、痛快・ノンストップミステリ!
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Posted by ブクログ
作家兼警察官、毒島真理シリーズ
五つの短編集の構成
1.新人賞応募者vs選考者
2.デビュー間もない作家vs編集者
3.新人賞受賞者vsベテラン作家の審査員
4.人気作家vs愛読者
5.テレビドラマプロデューサーvs原作出版社
今までの中山七里さん作品と比べてミステリー要素が少ないですが主人公の毒舌で世の中の勘違い野郎たちを次から次へと撃沈させていくのが痛快です。
そして油断したところでのどんでん返し。
やられました。
この毒島真理のキャラ、病みつきになります。
Posted by ブクログ
作家にになりたい人以外はおすすめ。作家になりたい人が読んだら、毒島の毒舌でメンタルにクリティカルヒット受けて筆折っちゃうかもだから。
これは小説である以上作家が書いているんだけど。これ書いた中山七里先生怖すぎる(褒)
この小説のジャンルはミステリーなんだけど。作家志望や新人作家からしたらホラー。
Posted by ブクログ
作家刑事毒島の、「ぐふ、うふふふふ」笑い方が意地悪で面白かった。聞く読書。ナレーターさんがお上手。
先に、ミステリーの書き方的な、エッセイを読んでいたので、毒島が中山七里さんにしか、思えなかった。
小説、作家、新人作家、編集者と、ドラマ化による他者との関わり。面白かった。
Posted by ブクログ
ご縁があり、本作の最新作4作目を購入。
1作目の本作からスタート。
サクサクいける中山七里さんの腕は
言わずもがな素晴らしい
作家としてのお手本のよう。
と、褒めたたえたのは
この作品が作家刑事?という設定で
出版社業界?界隈?のお話なもんで
色んな作家さんや、作家くずれさん
作家脂肪酸…作家志望さん
色々な方々のある意味傲慢なご意見が
溢れております。
そんな輩を、中山七里いや主人公毒島(ブスジマ)
がバッサバッサと切っていくさまは
気持ちいぃ!の一言です。
ほぼ全話同じスタイルで起承転結していくので
何巻も続くと飽きちゃうかもしれませんが
次作も読みたいと思います。
解説の知念さんの評も面白くすばらしい。
10本も同時に書くって…
3日毎に締切があるって…
中山七里さん、寝てますか--?
新人賞とって作家デビュー。ヤッタ!
本屋に並んだ!ヤッタヤッタ!
東野圭吾、湊かなえと並ぶ。チーン
そりゃ厳しい世界よねᵕ ̫ ᵕ̩̩
Posted by ブクログ
【毒をもって毒を制す】
久しぶりに再読。
思えば自分が小説読み始める趣味を持てたのはこの作品がキッカケ。思い入れのある作品なんです。
内容は刑事技能指導員兼作家という二刀流の主人公毒島が、拗らせた承認欲求の塊みたいな連中を片っ端からへし折って、おまけに殺人事件も解決するっていう大変分かりやすいお話。
書いてよし!しょっぴいて良しの超人的な才覚を持ちながら、性格が超悪い!この毒島のギャップが堪らないんです。もう発言の一つ一つがド正論なのがまた良い!
現場の違和感を見逃さない洞察力の高さ、犯罪憎しのある種の高潔さもありながら、容疑者相手にネチネチと言葉責め!嫌味と正論を織り交ぜて煽りに煽りまくって相手の心を完全にへし折る。気持ちいいw
これは短編ですがどの話にもヤバいヤツしか出てきません。
(※事件関係者は取り調べ中に「私のことはペンネームで呼んでください」ってお決まりのように言います)
出版業界ってホントに怖いところだね...これホントなのかな?一般常識通用しないモンスターばっかりじゃんw
Posted by ブクログ
最近全く同じ「毒島」という名前の方が出てくる本を読んでいたので、なんとなく正義感溢れる人物なのかと先入観をもって読んだので、イメージと違くてなんとなく腑に落ちず。
これは私の勝手な先入観のせいだが。
嘘か誠か分からないが、リアリティある内容だった。
どちらかと言うと警察官って熱血漢のように描かれることが多いが、語彙力あった方がいいだろうなと感じた。
もうそういう熱いだけで解決する時代でもないし。
最後の話はよく聞くというか、疑惑があった作品も沢山あったし、あまりドラマやら映画やら観なくなった理由もそれが多いなと思った。
いつも実写化この人ばっかだよな~とか、この人じゃないんだよな~みたいな、最近もよくあるが。
このうちの誰かが犯人ですという伏線があってから推理パートなので、きっとこの人だな!なんて考えながら読んだが、ことごとくあっていなかった。
こういう話の進め方は読んでて楽しくて好きだと思った。
Posted by ブクログ
『この作品は二〇一六年八月小社より刊行されたものです。この物語は完全にフィクションです。現実はもっと滑稽で悲惨です。単行本の刊行から二年経過しましたが、状況は悪化の一途を辿っています。』
大概実在する人物・団体・事件とは一切関係ないことを記す箇所の巻末数行メッセージがありますが、見間違いかと思うところでした。もうすぐ刊行から10年経ちそうな2026年の今はどうなのかな…。編集出版業界が、いかに特殊で悪い慣習が横行しているか、ブラックユーモア交えて短編ミステリーで読むことができます。作家を夢見ている人や作家として燻っている人達に、ぐうの音もでない正論をかます毒島先生の発言が、中山七里先生からの叱咤激励としても読めた。(才能の芽は早めに摘みとっておくに限るからね。うふふ。←が本音だったかもしれないけれど(゜o゜))
既に3つぐらいシリーズ作品に手を出して、愛読者を気取っていたけど、まだまだでした。引き続き中山作品を読み漁っていきたいと思ったし、改めて何冊も本を書いて世に送り出すことは、決して簡単ではないことを教わりました。
2026.6
Posted by ブクログ
毒島シリーズ第一弾
刑事でありながら売れっ子作家の毒島
犬養刑事が苦手な人物
出版業界がメイン
言われた方には気の毒な気はするが毒舌が痛快で気持ち良かった。
実は中山七里さんが出版者やTVや映画監督、TVのプロデューサーに言いたい事はそれなのね。
「ぐふ、うふふふふ」
Posted by ブクログ
3.8
短編集なのでこの点でしたが、やっぱり面白かった!
中山七里さんらしく嫌な主人公なんだけど、引き込まれる感じが凄く楽しめた。
結局毒島シリーズを早く買いたい。
Posted by ブクログ
好き嫌いが分かれるかもしれません
この作品は人を選ぶと思います、手厳しい表現が多く章ごとに2~3人は人を見下してる人がいます
読み進めるにつれ著者の愚痴を聞かされている気分になります(著作モデルらしい)
私には合いませんでしたが読んで良かった
そこが崖でも坂でも関係なく背中を押してくる作品なので何かを目指す人がいるなら読んでみるのも良いかもしれません
Posted by ブクログ
作家刑事毒島シリーズでは、一番面白いと思う。ほかの話では、毒島刑事の嫌なところが出過ぎているからかもしれない。新米刑事とのコンビが、いい調和がとれているのかも。
Posted by ブクログ
毒島さんの毒舌は帯に書いてある通り最強で痛快でした!
出版界や原作とドラマ化などの実写化の裏側などリアルというか事実なのかなぁと思ってしまうほどで面白かったです!
五つの短編が入っているけど五つ目の話が1番好きだった。
中山七里先生やっぱり面白いです。
Posted by ブクログ
2025-6
刑事を辞めて作家をしている毒島は、要請を受けて刑事技能指導員として警察で働いてるという特殊な立場。設定が面白いなと手に取ったんですが、めちゃくちゃ面白かったです。
犬養さんのトレーナー?だったとかで、ちょっと逃げ腰というかタジタジな犬養さんが見られてそこも面白かった。今回はその犬養さんの後輩で新人刑事の高千穂さんが主人公。毒島さんに振り回されながら、文芸界の闇を知っていく。
作家のかたが文芸界の闇を描くというのがまたなんとも。
毒島さんのキャラも独特で、どんどん読み進めてしまった。続きも早く読みたい。
Posted by ブクログ
毒島さんの毒舌を待ってしまう自分がいる
主に事件は出版業界に関してで1章1章で事件が解決されとても読みやすいものだった
これからの明日香さんと毒島さんとの関わりも楽しみなので次の巻も読もうと思う
これからの出版業界の方達の為にも本をこれかもしっかり書籍として買わなくてはと思わされました
Posted by ブクログ
元捜査一課の刑事でありながら人気作家となった毒島真理が、出版業界を舞台に起きる事件を、鋭い観察眼と容赦ない毒舌で解き明かしていく連作短編集。
編集者や作家、ドラマ業界など、出版を取り巻く人間模様の中で次々と事件が展開する。
事件の謎解き以上に、夢や憧れに取り憑かれた人間の脆さを暴き出すのが痛快だった。毒島は「アイドルやスポーツ選手は素養があるが、作家志望者の9割は根拠も才能もない」と言い切り、編集者の苦労を代弁する。さらに「被害者意識は金言を雑音に変える」「夢は人生を拗らせる重荷になる」といった言葉で、人間の自己正当化や承認欲求を容赦なく断罪する。
『作家刑事毒島』は、推理小説の体裁を取りながら、出版業界の「夢に翻弄される人間の愚かさと執念」を描いた作品。事件の謎解きよりも、毒島の毒舌とそこに込められた人間洞察の鋭さが特に面白いと感じた。
Posted by ブクログ
新しいキャラクター。
作家で刑事。現実にあり得るのかはともかく、業界独自の視点から容疑者を追い詰めていく毒島の手腕は痛快でした。
独特すぎるキャラクターに振り回される明日香。二人のやり取りが面白く、出てくる容疑者も呆れるような幼稚性のじんぶつばかり。頭がお花畑というか、被害妄想甚だしいというか、自分もそうならないよう自制したい、と反面教師の容疑者だらけ。
おもしろかったです。
Posted by ブクログ
すっかり毒島先生のファンである。傍若無人で冷酷、口を開けば皮肉や毒舌が飛び出すのでおよそ現実には出会いたくない人物だけど、時折相手へのエールを滲ませたりする人間味がグッと来た。まさに沼な言動。これはトリコにならざるを得ないというもの。
出版業界を皮肉りまくるブラックユーモアが、「現役の作家さんがここまで書いちゃっていいの?」と心配になるレベル。
業界の内幕劇が好きなので興味津々で読んだが、誇張はあるだろうけれど、こんなにも魑魅魍魎が蠢いているのか、出版業界⋯
毒島の針のように鋭い舌鋒が、承認欲求・自己陶酔の権化みたいな出版関係者をバッサリ斬る様は妖怪退治みたいで痛快で、スカッとして気分がいい。でも業界関係者からしたら気が気じゃないのではなかろうか。
内幕劇としての読み応えももちろん抜群なのだが、ミステリとしてもめちゃくちゃ面白い。短編だからか大掛かりなものは無かったけれど、どんでん返しの帝王の異名に恥じぬ意外な真相に驚かされっぱなしだった。
Posted by ブクログ
Tさんのおすすめ。
同じ作者で歯に衣着せぬ主人公ばかり読んでいたせいか、
どうも毒舌には感じられない。
警察を一度退職しながらミステリー作家となった後、
復職した毒島刑事。
出版業界をめぐる殺人事件ということで登場するのだが、
ミステリ―よりは、出版業界の内情と言うか実情の方が面白かった。
小説家を目指す「ワナビ」、編集者、読者、新人賞受賞者と、
色々な人が出て来たが、
どの人も感情移入できるような人物像ではないから、
毒島刑事が吐く毒を痛く感じないのだろうか。
解説に書かれていた著者自身のエピソード、
執筆時間を確保するために、1日に2時間の睡眠、1日に1回のトイレですむように
肉体を改造した、という話も気になる。
Posted by ブクログ
出版業界を描くブラックコメディ。
睡眠2時間1日トイレ1回原稿締め切り3日ごと中山七里おそるべし。
話は名探偵コナンみたいな感じ。
事件が起きて毒島が登場して解決する。
毒島は毒舌で他人を小馬鹿にしてるやつ
Posted by ブクログ
毒舌全開、性格最悪。だけどこの刑事、最高に面白い。
元捜査一課の敏腕刑事にして現役の売れっ子ミステリー作家、毒島真理。刑事技能指導員として新人刑事・高千穂明日香とバディを組み、出版業界で起きる殺人事件を冴え渡る推理と容赦ない毒舌で解き明かしていく連作短編ミステリーです。
中山七里さんの作品はたくさんのキャラクターが立っており、それぞれが独立した人気シリーズだという印象がありますが、この作家刑事・毒島シリーズもまた強烈な個性を放っています。オーディブルで聴き始めましたが、非常に癖のあるキャラクターでありながら、「作家刑事」という今まで聞かない設定に新鮮な面白さがあります。シリーズ化して続編もあるようですので、楽しみに聴き続けていきたいと思います。
Posted by ブクログ
人気作家になった元刑事が、難事件立ち向かうストーリーです。
事件自体はそこまで捻りはありませんが、主人公のキャラがかなり確立されていて、容赦ないドSぶりを発揮しています。
ちなみに主人公の「毒島」は「ブスジマ」と読みますが、どうしても「ドクジマ」と読んでしまい、最終的に自分の中では「ドクジマ」ということになりました 笑
Posted by ブクログ
作家兼刑事の毒島と警視庁の高千穂がコンビを組んで出版やエンタメ業界絡みの事件解決に挑むストーリー。
プライドだけが高くて実力の伴いきれない新人作家の鼻をへし折ったり、自らの原作小説を脚色変更する監督やプロデューサーに冷静に怖い反撃を仕掛けようとしたりと、毒島は過激なことばの刃を放ちまくる。犯人を追い詰めるにも容赦なく、完全に逃げ道を断ち切り、獲物を゙追い込んでいく姿は圧巻であった。刃に衣着せぬ台詞は小気味がよく、しっかり犯人が分かって捕まるので読後感も良い。上司や同僚にはなりたくないが、第三者として眺めている部分で、毒島真理は大変興味深く面白い人物だと思う。
中山七里先生が作家のあるべき姿を゙指し示している台詞は印象に残る。書いて書いて書きまくるしかない。世間から忘れられないために、作家は物語を書き続けるしかないのだ。結構強烈なメッセージだ。中山先生のように、多作で次々に文章を編み続けるには並々ならぬ努力と結果を出し続ける執念が求められるだろう。ちょっと売れたい、名を残して一儲けしたい、なんていう甘い発想では太刀打ちできないに違いない。
Posted by ブクログ
元刑事がミステリー作家になり警察の刑事技能指導員でもある毒島真理先生が文芸界で起こる様々な殺人事件を警視庁捜査一課の高千穂明日香刑事と解き明かす短編集。
1.「ワナビの心理試験」:文学新人賞応募者たち(容疑者)vs.一次選考者(「下読み」というらしい。被害者)
2.「編集者は偏執者」:文学賞受賞の新人作家たち(容疑者)vs.出版会社編集者(被害者)
3.「賞は獲ってはみたものの」:文学賞は獲ったものの二作目が書けない新人作家たち(容疑者)vs.賞選考委員の大御所作家(被害者)
4.「愛涜者」:愛読者たち(三者三様、容疑者)vs.サイン会を企画された売れっ子作家(被害者)
5.「原作とドラマの間には深くて暗い川がある」:毒島先生の作品のドラマ化関係者たち(監督、脚本家、出版社員)vs.テレビドラマプロデューサー
※どれも多分日頃から中山七里先生が出版関係で接して感じていることをテーマに書かれたのだろう。お馴染み犬養刑事が毒島先生(文学界)を苦手として明日香に任せ、チョイ役になっているのがおかしい。
Posted by ブクログ
あら、借りた本と装丁が違いますね。
中山七里さんの執筆量が並外れていることは周知の事実。解説で知念さんも書いてらっしゃるけど、ファンの方が読むのが追いつかない珍しい作家さん。
しかも 時折 サイン本を作る書店の散歩なのか近旅なのか、そのあたりを歩いてらっしゃったりする。
そんな業界の中心にいらっしゃる著者の業界内ミステリー。新人作家さんへの悪態。編集者の悪癖。文学賞の悪徳。原作とドラマの悪戦。
そして、最後には、フィクションだけど 現実はもっと滑稽で悲惨だとおっしゃる。
出版業界は地獄絵図?
半分は地獄、半分は喜劇。
そして中山先生は、その境界線を歩いている作家なのでしょうか。
皆さんが続々と中山先生を読まれていて
羨ましいので 今ならすぐ読めるコーナーから
お借りしました。