【感想・ネタバレ】特殊清掃人のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年01月15日

章ごとに区切られていて、一つの物語が短いので読みやすい。また、特殊清掃の実態や残された人たちの気持ち、本音を垣間見ることが出来た。読んで良かったと思える一冊。

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Posted by ブクログ 2023年10月04日

特殊清掃のお仕事は目から鱗だった。確かに、亡くなった人に意識はいきがちだが、残ったお部屋はそのままにしておくことは出来ない。死臭の凄まじさは相当なものなのだと。想像すら出来ないが。淡々とかつ真摯に仕事をこなすスタッフの面々に頭が下がる思いだった。事件やミステリー性も個人的にはこれくらいがちょうどいい...続きを読むかな(笑)
シリーズ化大いに希望です❗️

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月29日

とても読みやすい本だった。
孤独死などが原因で家屋にかなりのダメージを与えた遺体の居室清掃を行う業者「エンドクリーナー」が舞台。
エンドクリーナーは代表 五百旗頭(いおきべ)亘、白井寛、秋廣香澄の3人で構成されている。
1 祈りと呪い(秋廣視点)
2 腐蝕と還元(五百旗頭視点)
3 絶望と希望(白井...続きを読む視点)
4 正の遺産と負の遺産(五百旗頭視点)

蝿、蛆、体液、死臭など絶対に詳細な映像化は出来ないな、という描写がてんこ盛り。しかしこれもやはり人間の営みの一つであることは自明で。五百旗頭は元刑事、白井と秋廣は給料につられて転職してきた感じ。五百旗頭は理想の上司で職業に対しての倫理観も好ましいが清廉潔白だけではない、というところも垣間見える。

1,2では、ほとんど存在が出てこない白井の話である3。私はこの話が一番好きだ。五百旗頭がほとんど一人でもやっていけると判断して、白井を一人で現場まで行かせることに、不満を持ち始め、転職を考え始めたときに起こった、白井の知人の孤独死案件。もちろん、悪人がいないことから現実的ではないのかもしれないが、お互いがお互いの気持ちを大事にする、という関係性に対する郷愁を感じずにはいられなかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月05日

感想
初めて読むジャンルの本。ゴミ屋敷や死体があがった家を清掃する特殊清掃にスポットを当てた話。

感染症への危険が伴うこと、大家にもこのようなリスクがあることなど学ぶことも多い。

死因の謎解きもあってなかなかにスッキリ読める。実際の清掃過程はリアルだし、重いが興味深い。

あらすじ
前の会社が突...続きを読む然倒産し、急いで次の仕事を探して秋廣香澄が入った会社が、ゴミ屋敷や死体のあった家を清掃する特殊清掃の会社。

五百旗頭(いおきべ)を代表とする会社で社員は三人。核家族化が進む社会では成長産業にあたる。

引きこもりのゴミ屋敷で死んだ女性、入浴中に突然死し、シチュー状態で発見された独身男性、もう一人の社員の学生時代のバンド仲間の孤独死、資産家の相続争いなど、清掃を通じて、その人の生前や死因の謎解きまでしてしまう。まさに特殊清掃人。

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Posted by ブクログ 2024年04月18日

自分の記憶力の無さに
呆れる
五百旗頭の名前が出るたびに
前に戻って読み方探す
を4回程繰り替えした所で
付箋に読み方メモして
ページ捲る度に
付箋も移動しながら読んだよ笑

この先生の物語は
頭の中で映像化しやすくて
すいすい読める

今回短編っ事もあって
あっという間に読み終わった

キャラ設定...続きを読むがいいので
続編も期待したいな

孤独死は寂しいけど
こんな考えの会社が沢山あったら
救われるんだろうな

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Posted by ブクログ 2024年04月03日

前から読みたかった作品
着眼点がすごいと思う

特殊な職業という設定
大どんでん返しあり
短編で読みやすい
作家は中山七里先生

という、どこを取っても贅沢な一品である

仕事が特殊で気になる!!…で手を伸ばしたけど、
実際にこういうお仕事をされる方がいると思うと
頭が上がらない、すごい仕事だと思っ...続きを読む

でも食事の時はちょっと読めないかも…

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月13日

特殊清掃をテーマにした短編集。

亡くなり方ではなく、亡くなったときの思いや遺された人達の思いにフォーカスされていて、面白かった。
中山作品に慣れてると素直な終わり方でどんでん返し少なくて物足りなく感じるかもしれないけど、人間の機微を丁寧に描かれてるしこれくらいの方がいいとわたしは思った。

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Posted by ブクログ 2024年01月26日

シーンによっては、あまり想像したくなかったりもしたが、面白かった。氏家さんも出てきた。
ちょっと変わったミステリー?。

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Posted by ブクログ 2023年11月27日

特殊清掃業者「エンドクリーナー」のメンバーそれぞれの視点で、特殊清掃を頼まざるを得なくなった現場が描かれる。

そういう現場があるというのは知ってはいたけれど、なかなかに凄絶。かなりリアルにグロく現場の描写がされているので、食事前後に読むのは避けた方がよろしいかも。さすがのミステリ仕立てで、一話一話...続きを読む、面白く且つリアルお仕事としての知識も得つつ読むことができた。民間鑑定士の氏家さんもゲスト登場し、コラボ演出も楽しめて良かった。

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Posted by ブクログ 2023年10月04日

特殊清掃人という仕事は凄絶の一語に尽きる。
読みながら思わず眉間に皺が寄り、悪寒と生唾が出てくる。こんな過酷な仕事があるだろうかと思うが、考えてみれば誰かがやらないと何も片付かない。こういう汚れ仕事をやってくれている人たちがいるんだなぁと感慨深い。

ミステリ要素は普通。そもそもこういう仕事をしてい...続きを読むる方たちが故人の縁故者などにヒアリングして周るような事ってあるの?とも思うが、兎にも角にもこういう過酷な仕事の現実を知ることが出来て、それをミステリ風に読みやすくしてくれているだけで充分に高評価できる作品だ。

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Posted by ブクログ 2023年10月01日

五百旗頭を始めとして、特殊清掃人たちの信念のようなものが感じられる話だった。短編がいくつか載っていて読みやすかった。五百旗頭の人間力、上司として最高だと思う。
そして、不幸にも孤独に亡くなっていった人たちのメッセージ、一生懸命生きていた様子が伝わってくる話だった。

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Posted by ブクログ 2023年09月23日

特殊清掃の現場の壮絶さや仕事の大変さ(こんなにも感染症などのリスクがある仕事とは知らなかった)ので、色々な発見があり、あっという間に読み終えました。

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Posted by ブクログ 2023年08月18日

 清掃シーンの描写はなかなか壮絶で、グロ系・虫苦手な方は要注意。特に2話目がキツい。独居老人や引きこもりが増えると、特殊清掃業の需要はどんどん増えるのかと考えると恐ろしくなる。清掃業者が少し踏み込みすぎでは?と思う場面が多かったが、清掃描写にさえ目を瞑れば読みやすくて面白い。特殊清掃業が一定以上必要...続きを読むとされなくするためには、やはり地域共生なのだろうか。

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Posted by ブクログ 2023年08月15日

特殊清掃は知っていたけれど、具体的にどういう仕事をするのかっては知らなかったので未知の世界をのぞいてしまった。描写が細やかなので、容易に想像できてしまうのがすごいやら、辛いやら。そんなに免疫がないんけじゃないけど、結構エグい。
特殊清掃を必要とするような亡くなり方をしたということで、皆さん苦境に立た...続きを読むされていて経緯が明らかになっていく程に感情移入してしまって苦しくなる。最期にこんな真摯な仕事をしとくれる人たちに清めてもらえて、良かったのかも。
なんだか祈りたくなる物語でした。

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Posted by ブクログ 2024年04月24日

短編だし導入部分のテンポが良くて読みやすいけど、ミステリとしては物足りなさがあった。
登場人物3人の勘がやけに良すぎる気も笑

特殊清掃人という職業のことは知ってたけど、遺品整理から形見分けまで行うのは初耳。

まさに「部屋を祓う」人たちだ。

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Posted by ブクログ 2024年03月13日

さらーっと読めていいんだけど、五百旗頭という名前が特殊すぎて、話があんまり入ってこない…てか話の邪魔にしかならないと思った。

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Posted by ブクログ 2024年02月26日

何だろう…
ヒポクラテスシリーズでもそうでしたが、
作者があえて、目を背けたくなるような描写を
読者に見せようとしているような…
個人的にそんな印象を受けました。

特に短編集のようなかたちで、毎回それを読むからかも。
ただ私自身は、読む分には全然平気でした。
川瀬さんの法医昆虫学で免疫ついてるよう...続きを読むです。

そして色々言いましたが、結構面白かったです(^-^)

室内で亡くなってすぐに発見されないと
こんなに大変なんだ…
考えさせられる部分もありました。

それから、エンドクリーナー代表の五百旗頭が
どんな人なのか、もっと知りたいなと思います。

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Posted by ブクログ 2024年01月16日

孤独死の現場の表現がなかなかグロいですが、先が気になって一気読みでした。
超高齢化のこれからの時代、需要が多そうですね、、
自分は孤独死はしたくない、人に迷惑かけて死にたくないと思うけど、どうなるかは分からないご時世。
家族や友人を大事にしようと思いました。

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Posted by ブクログ 2024年01月08日

特殊清掃人の仕事をやっている人はどんな人なのか興味があって読んでみた
死体の表現が細かくてつい想像してしまった、、今度内見する家が告知事項ありらしいけど見に行くのやめようかな、、( ; ; )
話は意外とあっさりしている4つの短編集だった。あっさりしすぎていて、最後に4話の伏線を回収したラストみた...続きを読むいなのがあるかと思ったら何もなくて、少し期待外れだった!

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Posted by ブクログ 2023年12月30日

何日も放置されたご遺体の描写がすごかった。こういう仕事が本当に必要な今ですが、うっかり想像してしまうとキツイ。
が、肝心の故人の事情や孤独死の真相は普通だったので落差というかちょっと拍子抜けでした。

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Posted by ブクログ 2023年12月23日

すごい仕事があるんだなと知った。孤独死って嫌だな。誰かとちょっとでもつながっているって大事だなと思えた。

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Posted by ブクログ 2023年12月17日

孤独死をしてある程度の時間が経過したあとの部屋を片付けるお仕事が特殊清掃。
何故人知れず死ぬことになったのか、生前の人となりを探るのが、主人公のクセみたいなものか。もしくは遺品整理の手続き上必要な工程なのか。

とにかく死ぬ直前に色々な事情を抱えた4人の死者の生きた証を探すお話。
LGBTを起因とし...続きを読むた30代女性の死
我が子三姉妹への愛憎の結末を自分の死で評価する80代資産家の死。
この2人のお話が印象的だった。

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Posted by ブクログ 2023年12月12日

五百旗頭さんがパーフェクトすぎて水戸黄門の印籠みたい。もう少し低音な部分もあって欲しいところ。孤独死は、特別なことではないんだな。

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Posted by ブクログ 2023年12月02日

この職に就く人は、ある種のおくりびとだと思っている。ただ世にいうおくりびとと圧倒的に違うのは、色々な意味で、綺麗事じゃないと言うことだ。この著書の一遍一遍に、登場人物のさらけ出す様と特殊清掃の現場の惨状が絶妙だ。ただ、もう一捻り欲す。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月07日

『はい、〈エンドクリーナー〉です』『色んな方向から物件を見ないと、瑕疵の下に別の瑕疵が隠れていることはざらにあるから』あの鑑定センターの所長も登場したり七里先生のファンにはニヤリの瞬間。人知れず亡くなってしまった人たちの部屋を片付ける『特殊清掃』五百旗頭さんに、秋廣さん、そして白井くんの3人。部屋を...続きを読む片付け、遺品を整理し、人生の最後の片付け。特に白井くんのバンド仲間の物語は辛かったなあ。五百旗頭さんと意気投合(?)の鑑定氏、またこの2人、どこかで登場しそうな予感と、期待。

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Posted by ブクログ 2023年11月02日

孤独死の後始末を司る特殊清掃人のお話。蝿の嵐や体液に群がる蛆などあまりリアルには想像したくない描写があちこちに。職業自体へ興味が惹かれることに加え、軽めの短編連作なのでサクサク読めます。

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Posted by ブクログ 2023年09月28日

訳あって亡くなってしまった人の、時間が経過した部屋は想像を超える状況らしい。
それを元に戻すために特殊清掃人たちがいる。

特殊清掃人の3人が、一人称視点を次々に交代しながら、
それぞれの物語を紡いでいく。
亡くなった人たちはただの「死体だったもの」ではなく、
やはりそこには遺品を通して、何かしらの...続きを読む「人間」としての生き様が見えるのだと思う。

五百旗部が語るように、「住まいについた怨念を払う」というのがなんとなくわかる気がする。
感染レベルの高い極限下での作業は、精神力も体力も削られるとても過酷な仕事だと思うが、
全ての清掃が終わった先に、何か突き抜けるまっさらな新鮮な風が室内に蘇るような感覚だろうか。

まるで見てきたかのような描写に、ちょっと食欲を無くしかけもしたが、はっきり言えるのは、
逝くならすぐに誰かに発見してもらいたいものだ…。
あと、お風呂に入りながらは嫌だ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月15日

2023年19冊目。

特殊清掃のお仕事は、ドキュメンタリーや漫画で何度も触れてきていました。
社会派のイメージのある中山七里さんが、特殊清掃をどう描くのか気になり、手に取りました。

「え?そんなことあるの?」みたいな展開は、特殊な現場だからあり得ることなのか、それとも、小説だからこその味付けなの...続きを読むかよくわかりませんが。
人の死が絡む場合、警察やご遺族と連携するのは頷けますが、一介の清掃業者がここまでは立ち入らないだろうと思い、あまり感情移入できませんでした。

いろいろ衝撃的な現場に出会っていたけれど、疎遠になっていたかつての同級生の部屋の特殊清掃・遺品整理を請け負うことになっていた回は、切なかったです。

この分野については、小説とかミステリではない、リアルな手記を読みたいです。

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Posted by ブクログ 2023年09月02日

中山七里さんはいろいろな題材でおもしろく、読みやすい本がたくさんあって、すごい。
しかし、登場人物の名前がむずかしい。

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Posted by ブクログ 2024年01月07日

念願の中山七里さん初読み。
若干期待過多ではあったかなと思うところもあるけれど、読みやすく、面白かった。
オチを濁す感じは好みではないが。

連作短編集

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