あらすじ
誰もいなくなった部屋にこそ、住んでいた者の嘘のない生きざまが現れる──。特殊清掃業者〈エンドクリーナー〉には、日々、様々な依頼が押し寄せる。彼らの仕事をとおして、死者が抱えていた様々な事情が浮かび上がる。『護られなかった者たちへ』の著者が贈るヒューマン・ミステリー。
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Posted by ブクログ
中山七里作品2作目。
読みながら想像するだけで、現場の壮絶さや特殊清掃人の仕事の大変さが 凄く分かる。
絶対に誰かがやらなきゃいけない、でもやりたがる人は数える程でしかないだろう仕事についてる人は凄いなぁと思った…。
この作品の良かったところは ただ特殊清掃をするだけじゃなく、亡くなった人の想いや周りの人の想いまで書いてるところだと思う。
孤独死しても こうやって想いに寄り添ってくれる、気持ちを汲んでくれる人がいてくれたら 浮かばれるんじゃないのかな…。
(秋廣香澄·あきひろかすみ目線)
30代 独身女性(関口麻梨奈)
仕事を辞めた後 引き籠もりに…。
後に自然死(脳梗塞·心原性脳塞栓症)、死後1ヵ月半経過。
(五百旗頭亘·いおきべわたる目線)
40代 ベンチャー企業家(伊根欣二郎)
浴槽にてヒートショックによる死亡、死後1週間経過。
(白井寛·しらいひろし目線)
20代 無職の男性(川島瑠斗)
熱中症にて死亡、死後2週間経過。
(五百旗頭 目線)
80代 資産家(諏訪連司郎)
持病(狭心症)の発作で死亡、死後1ヵ月経過。
Posted by ブクログ
食事をしながらとか
お菓子食べながらとか
本を読む私ですが…この本は無理
色々リアルな表現が多すぎる
グロいのも、いやミスも
むしろ楽しめるタイプなんだけど
蛆虫や小蠅の大群や蛹なんて…
おまけに人間シチューって…
もうやめてーって感じ
お風呂で死ぬと、そんなことに⁈
想像力豊かすぎてヤバかった
でも実際こういう仕事してる方が
いるんだよね?
そこに目を向けた中山七里先生
素晴らしい
ドラマや映画では、ここまでリアルに
見せれないやろうし、小説ならではよね
肝心なストーリーは、読みやすく
分かりやすかった
びっくり展開はなかったし
ミステリーって感じではないけどね
孤独死だけはしないようにしたいと
勉強になった