Posted by ブクログ 2019年02月08日
病と闘う娘を気遣う孤高の刑事・犬養 隼人、シリーズ第3弾です。
本シリーズは、毎回、社会的に重いテーマを扱いますが、今回は『子宮頸がんワクチンの副反応』。
ある日、記憶障害を患う15才の少女が誘拐された。その現場には、『ハーメルンの笛吹き男』の絵葉書が...
そして、少女達の誘拐が連続して発生し...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月22日
政治や医療の闇の部分に焦点を当てながら、ミステリー部分もじわじわと犯人にたどり着いていく過程が、期待通りのワクワク感を最後まで切らさず楽しめた。
解説にある物語のその後の妄想がとても興味深かった。
Posted by ブクログ 2017年12月09日
得意のどんでん返しに物凄いインパクトがあった訳ではないけれど、薬害問題と誘拐事件の絡ませ方、発展のさせ方が実に上手い。解説が寒すぎて、最後に水を差されたのには不満が残る。
Posted by ブクログ 2017年12月02日
子宮頚がんワクチンのことを知りたくて、この本にたどり着いた。副反応で苦しむ少女が日本中にいるのに、ワクチンとの因果関係を認めようとしない厚生省。著者は、日本の良き未来のためにこの本を書いたのだと思う。フィクションと書いてあるが、それだけではないと私は思う。この問題提起を一国民として、しっかり受け止め...続きを読む