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陸上200m走でオリンピックを狙う沙良を悲劇が襲った。交通事故に巻きこまれ、左足を切断、しかも加害者は幼馴染みの泰輔だった。アスリート生命を絶たれた沙良は恨みを募らせる。そんな泰輔が殺害され、高額な保険金が支払われた。犯人は誰なのか? また、絶望の底から再起を図る沙良の運命は? どんでん返しの先に感涙のラストが待つ傑作長編ミステリー!
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Posted by ブクログ
もうね、なんというか・・・ 号泣必至。 障害者アスリートの話と、あの御子柴礼司弁護士と犬飼隼人刑事の対決。 この2つのストーリーが最後見事につながる。 ラストはもう泣ける。 中山七里先生の最高傑作の1つだと感じた。
曰くつきの人工の翼
あとに戻れない。 前に進むしかない。 だから、出会いはチャンスと捉え 逃さないように必死になる。しがみつく。 そして周りを巻き込んでいく。 彼はこれからも見ていてくれるだろう まだスタートラインに立ったばかりだから。
スプリンターとして実業団に所属していた一ノ瀬紗良は、交通事故に巻き込まれ、左足を失う。加害者は、隣人で幼馴染の泰輔だったが、事故後、何者かに殺害される。犯人を追う犬養刑事、泰輔の弁護人として登場する御子柴礼司、高価な競技用義足を購入し、パラアスリートを目指す紗良。御子柴シリーズを楽しんだ後だったので...続きを読む、この辺りで事件の真相に気づき、ニヤリ。ミステリーと言うよりは、紗良がパラアスリートとして再起する物語としてとても楽しめた。
久しぶりの中山七里作品 会社の役員さまからオススメされ 貸していただいた本作 お久しぶりなのは 御子柴弁護士、犬飼刑事。 どうやらまだ出会ったばかりの2人 他作品との時系列も気になったけど 悪徳弁護士と世間から言われる筋合い ないと思うのよ、御子柴先生って。 なんて思いながら 当時(2017年頃)...続きを読むのパラリンピックへの 世間の理解度や認知度の低さを (いまはずいぶん違うと思う) 改めて感じながら このある種スポコンものと 殺人事件がどう絡み合ってくるのかと 途中、もしかしたら?と気がついちゃったけど あの手紙は泣ける(´;ω;`)
絶望に翼はいらない――人は、強さで飛び立つ。 --- 中山七里さんといえば、警察・検察・弁護士など“法を扱う主人公”のイメージが強いですが、『翼がなくても』はその枠を抜け出した力強い一冊でした。 オリンピックを目指していた沙良が、交通事故で片足を失い、人生そのものが折れたように思えるところから物語...続きを読むは始まります。ミステリー要素やどんでん返しの緊張感ももちろん健在ですが、今回はそれ以上に、“喪失から立ち上がる人間の物語”としての厚みが際立っています。 苦しみ、怒り、恨み、そして再起。沙良の歩みは決して平坦ではなく、その姿が読者の胸を強く揺さぶります。中山作品の常連キャラである犬養刑事や御子柴弁護士が物語に関わってくるのもファンには嬉しい仕掛けで、シリーズを横断する世界観の広がりも魅力のひとつです。 “ミステリー”という枠を超えて、読後には深い余韻と温かい力が残る作品でした。いつもとは違う空気感を楽しみたい中山七里ファンにも、とてもおすすめです。
題名からしても殺人事件がメインではない感じ?と予想がついたけど、始まりはやはり殺人事件。 途中、どんどん殺人事件から遠ざかるような遠ざからないような。 犬飼刑事と御子柴弁護士にここで会えるとはとても嬉しい。事件絡みではあるけど、感動のスポーツ小説。
今回はミステリーの要素は控えめ ても、御子柴弁護士と犬飼刑事がまみえるシーンは見どころあり 障害者をとりまく環境にスポットを当てた一作
「たとえ翼がなくても、きっと彼女は無理にでも飛び立とうとしただろう。時々そういう諦めの悪い人間を見かける」 陸上200m走でオリンピックを狙う沙良を悲劇が襲った。交通事故に巻きこまれ、左足を切断、しかも加害者は幼馴染みの泰輔だった。アスリート生命を絶たれた沙良は恨みを募らせる。そんな泰輔が殺害され...続きを読む、高額な保険金が支払われた。犯人は誰なのか? また、絶望の底から再起を図る沙良の運命は? どんでん返しの先に感涙のラストが待つ傑作長編ミステリー!
ミステリーと障害者スポーツの現状をミックスさせた中山七里ならではの作品。本作では何と犬養隼人と御子柴礼司が登場する。しかも御子柴はちょっとの顔出しではなく、まあまあ重要な役割だ。中山七里のシリーズを越えたキャラクターの共演が楽しめる。 さて、ミステリーの方は途中からある程度タネが想像できたのでここで...続きを読むは言及しないが、障害者スポーツ関連については非常に勉強になった。最近でこそオリンピックとパラリンピックが共催されてテニスの藤枝慎吾や小田凱人、上地結衣などのお陰で多少は認知度が高まってはいるが、それでもマスコミの報道は圧倒的に少なく、当然それに比例して一般人の認知度も高くない。基本的には「無関心」が大多数だ。本作では陸上競技のアスリートが主人公なので、それに関する企業の姿勢や現代の義足事情、費用感などが描かれていたが他のスポーツでも似たような現状であろうことは想像に難くない。更にもう一つ踏み込んで考えると単に障害者スポーツの問題ではなく、障害者がどういう生き甲斐を持って暮らせる社会になっているかという話だ。 いずれにしても人間はみな自分の身に降りかかってこなければ真剣に考えようとしない。私自身、過去に親が車椅子に乗るようになって初めて駐車場の身障者マークのスペースを気にするようになった経験がある。 例え翼がなくても、手がなくても、目が見えなくても生き甲斐を持って暮らせる社会にしたい。
左足を失ったアスリートである主人公が、絶望から希望を見つけ行動していく物語。 主人公に少し都合の良い展開だなと思う部分もあったが、行動によって良い出会いも引き寄せる、ということかもしれないなと思った。 あと、主人公の左足を奪ってしまった相楽泰輔の人生がもう少し詳しく読みたくなった。
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