彷徨う者たち

彷徨う者たち

1,870円 (税込)

9pt

シリーズ累計50万部突破!社会派ヒューマンミステリーの金字塔、ついに最終章へ

在りし日の友情と恋。立ちはだかる悔恨と贖罪。
選ぶべき自分は刑事か、友か――

災害公営住宅への移転に伴い解体作業が進む仮設住宅の一室で見つかった他殺体。発見場所は出入り口がすべて施錠された完全密室、被害者は町役場の仮設住民の担当者だった。宮城県警の笘篠誠一郎刑事と蓮田将悟刑事は仮設住民と被害者とのトラブルの可能性を想定し、捜査にあたる。そこで遭遇したのは、蓮田にとって忘れがたい決別した過去に関わる人物だった――。

生活保護制度を題材に、佐藤健さん主演で映画化された第一作『護られなかった者たちへ』、震災からの復興とその闇ビジネスを描いた第二作『境界線』に続く、シリーズ累計50万部突破*の「宮城県警シリーズ」最新作。復興が進む被災地に根ざす人々の間で激しく揺れ動く心情と人間模様を描きながら完全密室トリックの謎に迫る、著者渾身のヒューマンミステリーにして、人気シリーズ三部作、堂々の完結編。

あの日、流された絆があった。


*単行本・文庫・電子書籍を含む。

【内容】
一 解体と復興
二 再建と利権
三 公務と私情
四 獲得と喪失
五 援護と庇護
エピローグ

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彷徨う者たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    かなさんからお薦めされた作品ですが、ようやく、読むことができました。

    舞台は東日本大震災後の宮城県、主人公は笘篠刑事ですが、今回は相棒の蓮田刑事がメイン。
    事件に蓮田の幼馴染が絡んできて、これまで以上に蓮田の人となりがわかる内容でした。

    このシリーズは震災後の問題やそこに暮らしている人々の苦悩を

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    震災・幼馴染・境界線と、すごく複雑に絡み合っている。
    主人公蓮田刑事の振り回される様子が痛々しいし、主人公に対して優位に立つ幼馴染にはあまり共感持てなかった。
    最後は安定の大どんでん返し。

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    中山七里さんの「宮城県警」シリーズである『護られなかった者たちへ』『境界線』の続編・完結編になります。

    完結編と言っても、このシリーズのファンである私はまだまだ続いてほしいと思っています。それはやはり宮城県民としては、まだ復興は完了していないと感じているからです。

    しかし、その後におきた「能登半

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    宮城県警シリーズ完結編というから、覚悟して読んだけど結構重くない感じだった。
    『護られなかった者たちへ』のインパクトが大きかったんだろうな。
    読みやすくてサクサク読めるけど、いまいち感情移入できず。

    震災で家族を亡くした人や仮設住宅に入居した人たちが読んだら共感できるのだろうか?

    読んでいてずっ

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    宮城県警シリーズ第3弾(完結なんや…)

    仮設住宅から、ちゃんとした住宅に移動して欲しいのは分かるけど、仮設住宅、それ以前のご近所の繋がりを無視して移動させてるの?
    そんな事したら、箱物としての復興は進むかもしれんけど、箱だけで中身が空っぽになるやん!
    個別に対応もしんどいのかなぁ…
    ホントのとこは

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    オーディブルにて。

    宮城県警シリーズ第三弾。
    今回は蓮田刑事の幼馴染たちも重要人物となり、刑事としての自分が幼馴染だからこそできること、できないこと。
    安定のどんでん返しもがあり、面白く読めた。

    0
    2025年07月03日

    Posted by ブクログ

    東日本大震災後の被災地で起こる事件を追う宮城県警・笘篠刑事シリーズの第三作。(『護られなかった者たちへ』『境界線』に続く)

    簡単に言えば第一作目は生活保護の問題、第二作目は被災した行方不明者の個人情報事故の問題、そして今回は仮設住宅から公営住宅への移転に関して、復興を進めたい行政と利権に絡む県会議

    0
    2025年06月16日

    Posted by ブクログ

    中盤、似たような展開が多く見られるものの結末は読ませる。
    東日本大震災はすでに終わり、復興の目処もついている。そんな訳はない。地震で何もかも失った者たちと、失わずに済んだ者たち。中山七里の事だからラストに何か仕掛けてくる、それは分かってはいたがこの結末は苦い。その癖奇妙な爽やかさがある。291頁と短

    0
    2025年05月30日

    Posted by ブクログ

    宮城県警シリーズの完結編との事で、3シリーズの中で1番被災者の悲哀にスポットが当たっていると感じた。
    本作でもやはり境界線の問題が重く伸し掛る。
    被災しなかった負い目を感じてしまう蓮田の姿が悲しい。
    刑事としての使命を全うせねばならないが、懐かしい友情に揺さぶられる姿が印象深い。

    復興を進めたい行

    0
    2025年05月22日

    Posted by ブクログ

    宮城県警シリーズ最終作
    復興とは何か。
    あの未曾有の大災害で護れなかった者、そうではなく護られた者それぞれが何かを失った。表面上だけでない何かを今作の登場人物たちはずっと探しているのかもしれない。

    0
    2025年03月02日

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