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雑誌連載が10本に減り大いに危機感を抱き、プロットが浮かばずブランデーをがぶ飲み。原稿の締め切り直前、設定していたトリックが使えないことが判明。栄養ドリンクの三種混合を一気飲みし、徹夜で考え抜く――。どんでん返しの帝王がプロットの立て方や原稿の進め方、編集者とのやりとりを赤裸々に告白。本音炸裂、非難囂々の爆笑エッセイ!
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Posted by ブクログ
中山七里先生の『作家の生活』は、華やかに見える作家業の裏側を、リアルかつ淡々と描いていてとても面白かったです。締切に関する話が多く、作家にとってやはり締切とは身を削るものなのだと感じました。でも、そこを面白おかしく書いているのはさすがです。文章の端々から伝わる映画への深い愛情も印象的で、創作の原動力...続きを読むがどこにあるのかを考えさせられました。読み終えて、「好きなものを突き詰めること」こそが創作の原点だと感じました。
中山七里さんのエッセイというか日記やな。(日記文学というらしい。「土佐日記」とかの。何か比較できんような…) いきなり凄い! ページ数も600ページ超え。1年5ヵ月の生の声! しかし、並行で、何本小説家書いてんの? その間に、映画の予約してるし(・・;) この人、ゲラ直しも速い!というか、ほぼミスな...続きを読むしなんやな… 小説描く目的も読者に届けたいなんて、自己満足やなく、まずは、出版社さんが満足出来ること(=儲かる)。 それも、小説描く事が自己表現の場として描いてる訳やなく、編集者のリクエストに答えて色んなモノを描いてるみたい。 ライトなミステリーが良い! 企業ものが良い! ミステリー以外が良い! というようなリクエストが来ると、まずプロットを提出して、合意を得てから、作品を描く。 更に凄い映画ファン。昔、京都の弥生座が売りに出された時、真剣に買うか悩んだらしい。(今は、もうないけど。MOVIX京都の辺りかな?) ホームシアターも凄い! ・中山七里さん、薬丸岳さんのファン! ・憧れは、小説家を目指す契機になった島田荘司さん。 ・「金田一シリーズ」は中山七里さんの聖典。 ・1日1冊、映画1作品は、読む&観る。 ・何気にというか、激しく映画『この世界の片隅に』推し。 などなど。 やはり、日記は色んな事が分かる! 私も薬丸岳さん好きよ! 金田一耕助さんも! 日付けつけて毎日の出来事描いてるんやけど、バタバタやん。1人ブラック企業とはよく言ったもんや。 でも、そのバタバタが、何か楽しそう。ワーカーホリックの人なんは、間違いないんやけど、やっぱり楽しそう。 でも、毎日、コメツキバッタのように、編集さんに、締め切りの延長をお願いしてるのが… しかし… やっぱり働き過ぎやな。 ほとんどベッドで寝ない。座ったまま寝落ちばっかりな気が… ベッドで寝た日にゃ、2日ぐらい寝てしまう。 歯医者で治療して、麻酔醒めて、痛みが出たら、「これて寝なくてもいける!」とか… もう言葉も出ない… トランプ大統領就任&やり方などの話を批判的に書いてるけど、この作品が少し古いので、また、今、再来してるんですけど(−_−;) この日記が、随時掲載されていたので、編集者さんは警戒したらしいと逸話あり。 なかなか、中山七里さんの色んなことが分かって面白い!!! 〈解説の最後〉 最後に、本書のサブリーダーとして、本文中で何度も言及されている『作家刑事毒島』のご一読をお奨めしておきたい。小説出版の現状を余すところなく描き、世の編集者を震撼させたいわくつきの業界内幕ものでもあり、モデルはもちろん著者自身(本人は否定しているけど)。本書と並行して読めば、今まで見えなかったものまで見えてくる! 〈中山さんは七人いる説〉 沢山描くからやなく、 出す本出す本全てジャンルも作風も違うので中山七里はユニット名ではないかと言われていたみたい。 〈プロ意識の固まり発言〉 「売れる人は期限に拘り、売れない人は完成度に拘る」 本が売れるのは出版社の尽力の賜物であり、売れないのは作家の責任だ。少なくともそう考えた方が精神衛生上ずっとよろしいし、次につながる。 自身の信条やら念やらに固執したままでエンタメ小説を量産できると本気で借じているのだろうか。 *************** 今週末は、私事で色々あって、観れんかと思ったけど何とか、ネトフリで! (ユッキーさんとの固い約束!!!) 「武道実務官」 観るのどうしよか?って思ってたけど、それなりに面白かった。 まぁ、イケメンだし、強いし良いのでは? 但し、スキッとしたい時だけに! 日本もそういう罪の人には、足輪付けて、場所特定せなあかんと思うわ!
おもしろい。神保町辺りをうろうろしていたら、本人に会えるのかしら。。。 「作家刑事毒島」はまだ、読んでいなかったのだが、早速、読むことにしよう。
大好きな中山七里センセイのエッセイ。そうかーあの作品やこの作品はこんなふうにしてできていたんだと、中山七里ファンなら絶対に楽しめること間違いなし。 もちろんファンなら既読だとは思うけど、あえて言えば、作家刑事毒島を読んでからこの作品を読むことを強くオススメしますw それにしてもやっぱり天才なんだな。...続きを読むあたしとはもう次元が違いすぎて、ちょっと何言ってるかわからん・・というところも多いけど、何ていうか、所謂生きにくいと思うところからの脱却方法につながるヒントはたくさんあったかな。 もちろんそれをそのまま実行できるわけではないのだけれど。
おもしろい!!!! 読んでる私もわらけてしまって七転八倒 あははうふふころころ ドキッ ギクッ 作家さんが書く ご本人 のことって、作品を読んで抱いていたイメージと違うことが多くて読まなくなっていたのだけれど、面白いと思った3人目。 カバーに写真が無かったので検索したらなんと! 人のよさそ...続きを読むうなオジサマ風。この人が、あんなのやそんなのやこんなのを書いた??人は見かけじゃないね (゚д゚)(。_。)ウン 京極さんほどではないけれど結構厚い600ページを超える文庫本だけどサクサク読めますよ (^^♪
中山七転八倒 著者:中山七里 **あらすじ**: 雑誌連載が10本に減り、焦燥感に駆られながらもブランデーを片手に原稿に向かう――。数々のどんでん返しで読者を魅了する“どんでん返しの帝王”中山七里が、自らの創作の舞台裏を赤裸々に語る爆笑エッセイ。プロットの行き詰まり、編集者とのやりとり...続きを読む、そして時には体を張った執筆の日常がユーモアたっぷりに綴られる。執筆論でありながら、一種の冒険記でもある本作は、創作者ならずとも楽しめる一冊。 **感想**: 中山七里さんの作品はこれまでも数多く読んできましたが、今回はフィクションではなく、著者自身の創作の裏側を描いたエッセイということで、また違った興味を持って読みました。一言でいえば「凄まじい」。想像以上に過酷でストイックな創作の日々に、ただただ圧倒されました。 多作の作家であることは知っていましたが、取材ゼロであれほど専門的な描写を可能にしているとは驚きです。膨大な読書や映画鑑賞を通じて蓄積された知識が、あのリアルな物語を支えているのだと知り、あらためて中山さんの引き出しの多さと探究心の深さに感服しました。 「憧れ産業」という言葉が印象的で、夢や理想だけでは続けられない世界で、常に締切と向き合い、命を削るようにして作品を生み出しているその姿勢は、小説家という職業の厳しさを教えてくれます。とはいえ、宗教の勧誘を撃退するユーモアたっぷりのエピソードなど、クスッと笑える要素も満載で、読んでいて飽きることがありませんでした。 読後には、中山さんが本書で強く推していた映画『この世界の片隅に』もさっそく視聴。創作の重みと尊さをさらに実感しました。どうか無理をせず、健康に留意しながら、今後も読者を驚かせてくれるような作品を生み出してほしいと心から願います。
七里さんの脳内を覗いてみたくて恐る恐る読んだ。 ドン引きする箇所は多い。 その一方で強烈に惹かれる箇所もある。 映画愛は凄まじく、アイデアの豊富さに驚き、仕事に対する姿勢にはこちらの背筋が伸びる思いだった。 まさに企業戦士。 執筆時の裏話まで知ったら、もうこの方の作品を読破するしかないな。
これは小説ではなく、素顔の中山さんが垣間見える1冊!? 作家刑事毒島とこの1冊で、素顔の中山さんが見えるのか。 単なる日記とはいえない、人気作家の見せる深みがある!
中山七里さんのエッセイ(日記) デビューから6年ほどたってから、刺激が欲しくて?書きはじめられたとか。 何本も連載かかえて、締切過ぎてても映画は毎日観る。本も毎日読む。 当然、寝ない。めちゃくちゃです。 笑いどころ満載ですが、ご家族とのやり取りが特に気に入ってます。
中山七里さんのエッセイ。 約1年にわたり綴られた日記を手記にしたものでした。 内容は…。すごく笑わせてもらいました。 執筆の苦労(主に締切)。各編集者とのやりとり。 忙しいながらの趣味(現実逃避)。そして時折見せる毒。 かなり濃い内容とページ数ですが、ひとつひとつが楽しく。 元々中山さんのファンです...続きを読むが益々好きになりました。 混合エナジードリンクのがぶ飲みやら。徹夜体質やら。 お体にはどうかお気をつけてほしいものです。 おそらく無理でしょうけど 笑
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