ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
弁護士・御子柴礼司は、ある晩、記者の死体を遺棄した。死体を調べた警察は、御子柴に辿りつき事情を聴く。だが、彼には死亡推定時刻は法廷にいたという「鉄壁のアリバイ」があった――。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
中山七里作品にしばしば登場する御子柴礼司弁護士を主人公としたシリーズの第一作。他作では手段を選ばない悪徳弁護士として紹介されていて敬遠していたのだが、改めて読んでみたら非常に魅力的な作品だった。 テミスの剣、ネメシスの使者で活躍した渡瀬警部と古手川刑事が登場し、彼らの活躍も面白みを醸していた。 御子...続きを読む柴礼司、思った以上に魅力的な人物だったぞ。続編にも注目。 それにしても、このシリーズは、シリーズ間で作中の出来事に関連性があったり、読む順序が悩ましい。うまく順番に読むと、一層の面白みを感じられそう。
作者買い。 買った後にドラマ化されているのを知り、先にドラマを見てしまった…。 本作主人公である御子柴礼司は、少年時代に人を殺した事のある弁護士である。 決まったルーチンを持ち、イレギュラーが発生しようと決して慌てず、何事もなかったようにつとめる。死体遺棄に関しても、その次の日の行動でもそうであった...続きを読む。 本作は、とある死体を隠蔽する所から始まり、また殺人を犯したのか、と思わせる始まりだ。 本編を読み進めていく過程でも、御子柴が殺人を犯したのか、犯したのならどうやって殺したのか、そのような事を推理しながら読み進められた。ドラマとは違ったからだ。 御子柴に依頼された内容は、 事故で運ばれた夫が集中治療室にて寝ている時、突然人工呼吸器が止まり、それを止めたのが妻だとし殺人に問われた案件だった。 息子からの依頼でその母親の無罪の立証が御子柴の仕事であった。 仕事中に事故にあい、集中治療室に運ばれた夫。残されたのは妻と、車椅子生活を余儀なくされている左手以外は麻痺を起こし言語障害も持つ息子。介護疲れで気が動転し誤って消してしまったのかもしれない、から、保険金をかけていた事から保険金狙いの殺人だと、一審二審でそんな印象を持たれた母親であったが、最高裁で担当する御子柴は、今までの裁判で使われた証言を読み込み、証拠を読み込み、洗い直し、そして真実に辿りつく。 専門機器や法律についての記述が多いが、人工呼吸器について詳しく書かれているのを読んだ時はハッとさせられた。 そして裁判にて、証言に立たされた人工呼吸器820型。 見事である。 しかしそこで終わらないのが中山先生。 身体のほとんどが麻痺を起こしていて喋れないが、思考は普通の人と同じ、そして唯一動く左手で携帯を駆使して会話を行える息子の幹也の本当の顔。 裁判中は憔悴しきっていた母親の本当の顔。 人間の醜さ、浅ましさ、恨まれるということはどんな事が起こるのか、最後の数ページに一気に凝縮されていた。 しかし刑事の渡瀬さん、凄すぎひんか? あんな刑事さんおったら怖いわー。
トリックのすごさ、そしてそのトリックを暴いていく気持ちよさが圧倒的でした。 巧妙に組み立てられてて翻弄されました。
オーディブルにて あんな過去があっても弁護士になれるのか。 ハードでメンタルえぐられたけど、おもしろかった。 お父さんがただただ不憫。
現実味は薄いけれど…
面白かった。御子柴礼司というやり手の悪徳弁護士とだと思い込ましておいて、その人となりを見せられる。それぞれのキャラが極端な気もするけれど、それも気にならないぐらいに読まされる。そして事件のトリックも、あー、そう言うことやったんか!と真実がわかった時のスッキリ感が良い。 しかし、生命保険。高額の...続きを読む生命保険に入ったら要注意やね。
#ダーク
面白い
展開など本当に度肝をぬく。びっくりするほと引き込まれる作品。もう一度読んでいろいろと確かめてみたいなと思った。久しぶりに睡眠を削ってまで読んだ作品だった。この作者の作品をもっともっと読んでみたくなった。
具体的な事件を常に思い浮かべながら読んだ。御子柴弁護士の過去への嫌悪感を覚えつつ、引き込まれたミステリー。
御子柴のキャラクターが奥深く魅力的だった。裁判のシーンは、御子柴と検事の対決がとても面白くページを捲る手が止まらなかった。
過去に殺人を犯した訳ありの人が弁護士を務めて 人を弁護する事にはどうかなと思った。 しかし、読み進めるうちに更生されるべき場所で 更生するとより人のことを理解できるのではないか!? 人それぞれのため難しい問題である。 裁判の件は、読み慣れなかったが、 御子柴の切り返しは、面白い。 すぐに次作を読みた...続きを読むい。
加害者であった過去を持つ御子柴が贖罪をどう果たすのかという重いテーマで、御子柴を許せないと思いながらも、次第に彼の行動の意味を考えさせられ、単純な善悪では判断できない複雑な感情を抱きました。また御子柴の過去の描写で彼がどのように被害者に対して罪を償おうと決心したのかという心情の変化と、弁護士になろう...続きを読むと決心した経緯について周囲との人間関係や出来事をもとに描写されており、彼の贖罪は、ただの反省や謝罪ではなく、罪を背負いながら法の場で戦うことであるように感じ、御子柴の人物像について“元死体配達人”から"御子柴礼司"へ解像度を深めることが出来たと感じました。 作中の証人尋問や証拠提示の場面などはドラマチックに構成されており、まるで裁判を「観ている」ような臨場感があり最後まで楽しく読むことが出来る作品でした。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
贖罪の奏鳴曲
新刊情報をお知らせします。
中山七里
フォロー機能について
「講談社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
有罪、とAIは告げた
連続殺人鬼カエル男 完結編
このミステリーがすごい! 中山七里「とどけチャイコフスキー」vol.1
彷徨う者たち
総理にされた男 第二次内閣
とどけチャイコフスキー
越境刑事
特殊清掃人
「中山七里」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲贖罪の奏鳴曲 ページトップヘ