中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サイバー攻撃、フェイクニュース、ネット炎上、
などなど、まさに、タイムリーなストーリーだった。
PHPの脆弱性を見つけたのも、AIだったとは、とても皮肉だ。
家族以上に相談ができるチャッピーと、親密ぶりもよく目にする。
SNSで、インフルエンサーを一度信用してしまったら、まるで新興宗教の信者のようになる人も出てくるだろう。
一つの情報で、どれだけの速さで拡散されるか、
デマでもフェイクでも、真実はどうあれ、
たぶん、深く考えずに軽い気持ちで広めていく。
ネットにあげられた人が傷つこうが、自殺しようが、それさえも、架空の中の出来事のように、考えるのだろう。
みんなやっている、自分だけじゃない・・・といいわけをして。
中山さんは、たぶん最初に犯人を登場させていると、エッセイに書いているので、この人かな?この人は?
と、みんなを疑りながら考察をして読んだ。
まさか、この人が!
「VIVANT」のドラマで、野崎が蜘蛛の巣の餌食となって、膨大な情報網の中に飛び込んだストーリーを思い出した。 -
Posted by ブクログ
読者は皆、中山七里に見透かされている
おそらくこれを読もうと読む気になった方は作家志望ってところでしょうか。そしてそんな人はすごく物書きとして楽をしたいと考えている、あるいはミステリーを簡単に書けるようになることを期待したことでしょう。
先に言いますが残念、そんな思いは叶いませんでしたー。なんならそんな馬鹿のために中山七里が喝を入れるため、あるいはそんな奴を作家にしないため書いたのでしょう。
いいですか、1作家本人がミステリーを書くのにめっちゃくちゃ苦労してるんですよ、しかも寝る暇も遊ぶ暇も作らないただひたすらにストイックで、それなのになかなか出すのに苦労してるんです。
本書で中山七里が言いました。自分はひたすら読んでインプットしてきたからたくさん書けるのだと。私これを読んで思いました、作家になるべく人はこうであると
皆少し楽しすぎですね。考えが甘い。AIが進みどんどん楽になる世の中でひたすら苦しむ覚悟がお有りでしたら是非読んでみてください。現実は地獄してますよ、作家はやっぱり地獄してこそ作家みたいです。 -
Posted by ブクログ
前回読んだ「護られなかった者たちへ」に近いものを感じた。こちらもラストのどんでん返しと問題提起の作品だった。
法神というAI裁判官が最終的にどういう失敗をして評価されるのかはなんとなく予想してたが、まさかここで中国思想が出てくるとは…。中国に批判的なのかな…?国としてやりそうなのは確かに中国だけど。
何をAIが担い、何を人間が担うのか。その境目はやっぱり感情に関わること。法律はその国の人間が作った正義の基準になるもの。曖昧なそれを疑いもせずに分析しようし判断するのはやっぱりAIならでは。裁判官の判断にばらつきが出るのも感情があるから。それをアルゴリズムで踏襲しようとしても限界がある。常に「ここでは感情が抑止力になっていないか」を見つめAIの使い方について判断していかなければならない。
日本政府には技術協力のやり方をぜひ慎重になってほしい。これは筆者と同感。 -
Posted by ブクログ
弁護士 御子柴シリーズ第七弾。
なんと、能面検事シリーズの不破検事も登場。
(不破さんの能面検事シリーズ第四段『能面検事の挫折』にも御子柴が登場してる)
名前だけだけど『総理にされた男』の真垣総理も出てくる。「おわっ!」って声出たよ。
大阪で街頭演説をしていた元総理大臣が刺し殺される。犯人の女性はすぐに取り押さえられる。現行犯逮捕だし、防犯カメラとかに映像は残ってるし、簡単な裁判になるかと思っていたら、、、御子柴VS不破検事再び。どちらに軍配が上がるかな?
納得の結末でした。
私の中で中山七里さんといえば難読漢字。今回一番ビックリしたのはこちら↓
恣(ほしいまま)
あなた一文字だったのね、、、