中山七里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
能面検事シリーズ第4弾。第4弾なので過去の3冊を読んだのかと確認したら、第1弾しか読んでいなかった。しかも一度、私も読むのを途中で「挫折」して、2回目でようやく読み切ったようだ。検事に対するイメージが最初はピンと来なかったのは、テレビドラマの「HERO」の影響かもしれない。キムタクの様な検事が実際とギャップがありすぎて混乱した。ところが、去年(2025年)のテレビ東京の「能面検事」を見た時に、やっぱり検事はこういうイメージがしっくりくるものだ。不祥事検事が横行する中、実際にこれだけ完璧に仕事をする検事がいるのかは不明だが、真剣に事件と向き合う姿には共感した。加えて、不破俊太郎役の上川達也の演技は完璧だったし、惣領美晴役のビズリーチ吉谷彩子の初々しさも良かった。
作品の感想の前に、能面検事の能面たる所以を詳細説明するのを大分経った第4弾まで引き延ばした意味が判らなかった。普通は第2弾くらいで紹介するものだと思うのだが。いずれにせよ私にとっては、偶然にも能面検事シリーズ第4弾(能面になった原因)を2冊目で読んだので、自分の中では自己完結していて問題はなかった。あとは腰を据えて第2弾、第3弾を読めば良いのだが・・・一部テレビで放映済みなんだよね。ちょっとネタバレしているので面白くないよね、本はスラスラ読めるだろうけど。
さて、作品の方は何と言っても大好きな御子柴礼司弁護士との対決でしょう。これは凄まじい戦いになると容易に予想された。どちらが勝つのかワクワクしていたら、途中で意外な展開になってちょっと緊張感がなくなってしまった。ネタバレになるので詳しいことは言えないが、二大巨頭の対決だけに、この様な展開になるのはしょうがないのかなと納得した。覚醒剤を巡る暴力団・半グレ集団との戦いも次回以降に続くようだし、取り敢えず本作品は一段落という位置付けなのかもしれない。
今回は犯人当てをすることを全く忘れていた。それほど、不破vs御子柴の対決の変遷に気を取られていたのかもしれない。しかし、最新情報では再度この二人の対決が行われるらしい。明後日(2026/8/26)発売される御子柴礼司シリーズ第7弾「暗殺の交響曲」が楽しみ!!!