【感想・ネタバレ】総理にされた男 第二次内閣のレビュー

あらすじ

累計15万部突破! “替え玉総理”が政治を大胆に動かしていく人気小説第2弾!

売れない舞台役者・加納慎策が、病に倒れた内閣総理大臣・真垣統一郎と瓜二つの容姿と精緻なものまね芸を併せ持つという理由で、真垣の“替え玉総理”を秘密裏に務めることになって2年。素人ながらも忖度のない発想と国民に寄り添った熱意あふれる言動で海千山千の政治家たちを凌駕し、世論を味方につけてきた。そんな政府にとって喫緊の課題は長らく低迷する経済問題だった。打開策を考える中、そこへ追い打ちをかけるように降りかかるパンデミック、自然災害、五輪などの難局の数々。さらに極東地域での緊張が急速に高まったとき、慎策と日本にとって最大の試練の時が訪れる――。

国民目線で一切の忖度をせずに真っ向から政治家たちに立ち向かい、山積する政治問題などに切り込み解決していく姿が「爽快!」と読者の反響を呼んだ前作。舞台役者の慎策が、国民の思いを胸に熱く呼びかける演説と、手に汗握る展開と“どんでん返し”はまさに著者の真骨頂。累計15万部突破の人気ポリティカル・エンターテインメント小説、待望の続編!

【内容】

VS 経済
VS 感染症
VS 災害
VS 五輪
VS 有事

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

はああ…めっちゃ面白かった。
本当にエンタメとして最高。
この世界の国民であるかのように、慎策の決断を見守っている自分がいた。
次から次へと降りかかる難題に懊悩する真垣総理(慎策)を支える男二人も良いんだよなあ。
『VS有事』の緊迫感がもの凄くて息をするのも忘れそうなぐらい読み耽ってしまった。
まだまだ問題は山積しているけど、この男の政治をもっと見てみたいと思った。
爽快な気分で本を閉じられるって最高です。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

シリーズ2作。替え玉総理というあり得ない設定だが、迷いながらも使命感に突き動かされ責任を果たそうとする売れない舞台役者慎策に好感が持てる。景気対策、パンデミック、災害、台湾有事…。ドタバタになりそうな展開が彼のキャラデ読ませるストーリーになってはいるが、次は難しそう。

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2025年11月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった
安倍元首相を真似ながら、瓜二つのしがない演劇役者が総理を演じる話

エンタメの本として佳作
思想信条的にも自分に合う、左の人には無理

強いメッセージがありそうでなさそうで、うまく娯楽に落とし込めているのは著者の実力

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

第1作を読み終えた足で書店で購入しました。
「替え玉」として総理大臣を演じることになった売れない舞台俳優だった主人公が、次第に総理大臣としての風格を持つようになる様子に胸が熱くなります。

停滞する経済、新型コロナウイルスの感染拡大、パンデミックの中での東京オリパラ、そして中国と台湾の衝突。

主人公のとる政策は、政治経済の知識も柵もないからこそ思いつくどんでん返しのようなものばかりですが、その根底には利権や権力欲ではなく「国民のため」「平和のため」という青臭い理想がしっかりと残っています。実際の政治にうんざりしている人が多いからこそ、国民に寄り添ってくれる総理大臣の真摯な姿と痛快な逆転劇が魅力的に感じられるのかもしれません。

まだまだ続編がありそうなエンディングで、この後の展開も楽しみにしたいと思います。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

面白かった。
総理の影武者となった俳優が、総理が亡くなった後も秘密裏に総理を続け様々な問題を解決していく。
身近な経済の問題から始まり、ついには台中問題に至るまで苦悩する慎策の姿を描く。
近年に起き事件や出来事とリンクさせているので物語にリアリティがあり、身近な話題として没入しやすかった。
筋立ての上手さが流石であった。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作が非常に面白かったので、続編の発売を知ってからとても楽しみにしていた。
今作は、ここ数年実際に起きた日本の出来事を題材とし、国がいかにして対処していくのかを描いたものである。前作に比べ、本物の総理かのような振る舞いや考えが見られた。しかし、加納慎策という人生を生きてきたからこそ、その人生を糧にして、魅力的な総理として日本を守ることができているのだと感じた。
今回も非常に勉強になった。まだまだ続きが読みたい。

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

総理大臣の替玉として務めて2年。政治ど素人の加納が、素人だからこその視点で真摯に向き合う姿勢に心が動かされる古参議員達。

総理大臣がテーマ故に政治部分がちょっと読みにくかったけど、加納の人柄は真っ直ぐで、それに感化された人達が徐々に味方になってくれるのは爽快でした。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

大好きな総理にされた男の続きが今、このタイミングで読めたことを幸運に思います!

すっかり真垣総理に魅了された一人なのですが、各章終わり方が気持ち良いし求心力があるので真垣総理と一緒に走るような気持ちで読めて本当に楽しい。内容が内容なのでさらに続くにしてもまた時間がかかってしまうのでしょうが、ぜひまた真垣総理に会いたいです。
それにしても各章のテーマが実際にあったことばかりだと客観的に思うと現実は本当に小説より奇なりだと思います。パンデミックからのオリンピックなんて物語にもほどがあるけど、自分が実際に生きた世界のことなんだなと思うと不思議。そこに本当に真垣総理がいたかもしれないことを考えるのが楽しいです。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

中山氏の手にかかれば、ポリティカルエンタメも朝飯前なんだろう。荒唐無稽設定ながら問題事象は現代日本を取り巻く状況そのもので、処方箋とまではいかないがしっかりソリューションまで描いている。特に台湾有事は良かった。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

最初のうちは面白く読んでいたんですが、なんだか難しくなってきて、しばらく放置してました。最近国政の変化もあり、また続きから読み出したら、面白くて、一気に読んでしまいました。どうなるんだろう、と、ドキドキ、怖かったですが、どんどん主人公が成長していき、ハマっていて、エンタメになってきて、スッキリ爽快に読むことができました。さすが中山七里さん、盛り上げ上手、面白いですね

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2025年09月22日

Posted by ブクログ

偽物が本物になった感じですね。
前もそうだったけど上手く行き過ぎです。
もう少し紆余曲折が有ればと思います。
次は無いですよね。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

総理のそっくりさんが本当に総理になっちゃう話のその後。各章ごとに問題が持ち上がり、本当は政治家なんかじゃない主人公独特の方法で解決を導いていく。

いつもの中山七里というか、彼の政治に対する意見をそのまま作品にしたんだろうなという感じではあります。前作は「売れないモノマネ俳優がひょんなことから総理になっちゃうことのあれこれ」がそれなりにあったのですが、今作はその後でもあり、もう普通に純真な総理大臣の政治活動物語みたいな感じになっていて、そういう点でちょっとマンネリ感はありました。

作品と直接関係ないですが、台湾有事が言われるこの時期に、まさにそれを扱ったエピソードがこうやって飛び出すなど、中山七里のタイミングの妙には驚かされます。私も読んでいて「こうなってくれたらいいな」などと思ったりしました。

少し意地悪な言い方ですが、現状までの政治やmディアのあり方に不満を持ち、現在高市さんを支持しているような方にはこれは面白く読めると思います。私もどっちかというとそちら側ではありました。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

総理にされた男の第二弾。

前作で影武者を考案して後ろ盾になっていた官房長官もなくなり、孤立無援の中で総理を演じ続けているという状況で、真の総理となっていく影武者の話です。
時代背景は2020年頃の日本がモチーフで、当時の総理といえば安倍さんでした。
こうして物語として振り返ってみると、ほんとに激動の時期だったと思いますし、その中で剛腕、傲慢といわれ続けながらも決断していった安倍さんはよくやったと思います。
本作の主人公は政治的金銭的しがらみがないという純粋さゆえの決断ではありますが、著者にしては珍しく安倍政治の判断を肯定的に描いているように思えました。
オリンピックも開催して菅さんの総理時期まで進んでいるので長期政権となってしまっているようで影武者が降板するのタイミングが無くなっているので次に続編が出るとしたら、また現実の政治を描きながら降板する話になるのかな。

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2025年11月08日

Posted by ブクログ


七里先生の初心者です。
こうやってシリーズものは続いていくのですね。

前回と比べるとやや落ちるというのが正直な感想です。前作は樽見さんという名参謀が良い味出していたけど、それがないな。なんか不完全燃焼です。
大隈さんはちょっとちがうんだよなー。親中派だし(笑)
七里先生の本はめちゃくちゃ面白かったー!というより自然体で読みやすく、物語に入れる。
そして、また続編を買ってしまう。
さすが職業作家です。執筆スピードも半端じゃないし。すごい人だ。

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2025年10月17日

Posted by ブクログ

発売前のゲラをNetGalleyJPさんで読ませて頂きました。
“総理の替え玉”というあり得ない設定。
前作の記憶がかなり朧気でしたが楽しめました。

真垣総理…いや、影武者の慎策が率いる日本という国の行方を、これまで実際に起こったパンデミック、オリンピック、台風被害、台中問題などを絡めながら描かれていました。
中山七里さん、さすがとしか言いようがない!

あの時はどうだったかなぁ…と記憶をたどり、実際の舞台裏を想像しながら読みました。
こうして楽しくエンターテイメントとして読むのは不思議な感じ。

危なげな慎策が、一筋ならではいかない議員を相手にどうにかこうにかここまで総理をやってきているだけあって、後半、肝が据わってきたなぁ。
まだまだ続編がありそうなラスト!
今後どう続いていくのか楽しみです。

明るいタッチで描かれていて読みやすく、わかりにくい政治を身近に、他人事ではなく自分事として感じさせてくれる。
社会問題をエンターテイメントとして身近に楽しませてくれる著者の作品はいつも読み応えがあって好きです。

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2025年09月09日

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