中山七里のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
オーディブル視聴。
第1巻の事件から急に飛躍して国を跨いだ事件に関わることになる県警のアマゾネス高頭紗子! この謳い文句だと、両手に銃を構えて敵陣に突っ込むくらいのことをしそうなんだけど、そういう映画みたいな爽快ストーリーではないのがなかなか。今回もピンチを部下のナイスアシストでなんとか切り抜けるけれど、酷い拷問描写でウヘェとなりながら、本当この危機をどうやって切り抜けるのかサッパリわからずハラハラしました。事件の陰惨さに比してしめっぽい後日談などがなく割とさっぱりと終わっていくところもにくいところ。
実はこの高頭紗子シリーズ、読む順番がわからなくて、3巻にあたる作品を先に読んでしまったんですが(巻数つけて欲しい〜!)、冴子は毎回ズタボロになりながら頑張っているな?!と気付きました。頑張って欲しい。続きまってます。 -
Posted by ブクログ
『護られなかった者たちへ』『境界線』と続く、完結編。
少しずつ復興が進んだとしても、街が新しく変わろうとしても、そこで亡くした家族の喪失感と悲しみは永遠に癒されるものではない。
行政や国は、常に新しい未来を創ろうとするかもしれないが、そこで根付いた絆や人間関係は軽んじられてしまう。
力のあるものが、ないものを搾取する、弱いものは常におびえて過ごす。
今回の、「密室殺人」のトリック、さすが笘篠刑事!
そして、身内や知り合いは捜査に参加されない中での、友人だからこその蓮田刑事の覚悟と勇気で、見事に解決に導いた。
でも、物足りなさを感じるのは、やっぱり終わってほしくないシリーズだからだ。 -
Posted by ブクログ
1Q84O1兄弟子(本名)の本棚からですっo(^▽^)o
もうお星様5つなんかじゃ足りません!!
良かったです!めっちゃ好き!!
この本めっちゃ好きっ!!!
時々刺さってしまうんです。兄弟子の本棚 (๑˃̵ᴗ˂̵)و
先ず主人公ですよ!
180cm の 32歳。
女性なんですっ!
滅茶苦茶かっこいいんです!
次から次へとやってくる苦境に立ち向かっていく姿!
女とは思えない立ち振る舞い!言葉遣いっ!
そして何と言っても強い!!!
これですよ!!
強いって最強ですね (๑˃̵ᴗ˂̵)و
↑何言ってんだか。
いやぁ、久々、超興奮して読みました!
息もつかせない猛烈な展開と中山七里先生のさすがのラスト!!
もう感激しましたー(*≧∀≦*)
大好きすぎます!!!
一休さん、ありがとー(*ˊᗜˋ*)
----
最近 Excel VBAの依頼を他場所からたくさん受けて、私のCopilot (AI)コパちゃんに滅茶苦茶頼っておりました。
コパちゃんの実力がマジで凄いので、RPAでやらせていた仕事もVBAでできるんじゃないかと今日一日コパちゃんと喋り通しておりました。
RPAって、めっちゃ遅いんです。
動いている間、他のことも出来ないし、しょっちゅう失敗するし(-。-;
使えねーって思ってました。
RPAでやらせたいのは大抵web絡みです。
webのデータ拾ってExcelで加工。
だったら全部 VBAでよくね?と思い、コパちゃんに訊きながらコーディングしていくと、これまで難解で時間がかかっていたweb操作があっという間に出来上がっていく!!
凄いぞコパ!!
明日からもコパちゃんと喧嘩しながら頑張って完成させるぞぉ!
そりゃAIがこんなに出来たら人間要らなくなるわ(^◇^;)
経理なんて、あと数年かもなぁ。。。
間違いなく要らなくなるな(-。-; -
Posted by ブクログ
リーガルサスペンス「御子柴弁護士シリーズ」の第4作。
今回の弁護対象は実母。旦那殺しの容疑で動機、物証、アリバイすべてが有罪を示唆し、一縷の希望もない状況。さらに母子の確執も不安要素に。ほぼ負け確定の逆境でどう戦うのか・・・
本シリーズは3作目が一番面白いと思っていたのに、4作目でさらに超えてきました。
絶体絶命の窮地に追い込まれたところからの怒涛の大逆転と、その後のシュールなエンディングが心を揺さぶります。
脛に傷を持つはぐれ者のダークヒーローが、世の中の多くの無理解を(表面的には)意に介さずに、数少ない味方とともに自分の信じる道を進むという構図は鉄板の一つですね。
「被害者遺族の苦しみ、加害者家族の苦しみ」が今回の裏テーマだと思いますが、考えさせられます。多くの人は被害者遺族に同情するものの、加害者家族に寄り添うことには躊躇するのではないかという指摘が込められています。 -
Posted by ブクログ
【人は、思ったより脆い】
帰宅部の高校生・慎也は、学校一の美少女である楓から「放課後、予定を空けておいて」と告げられる。しかし昼休み過ぎ、校内で転落事故が発生。発見された遺体は、その楓だった。慎也は事故ではなく事件性を疑い、従兄で刑事の公彦と共に捜査へ協力していく――。
高校生が主人公ということで最初はどうなるかと思いましたが、気づけば一気読みしていました。
事件捜査のため、これまで全く興味のなかった演劇部へ入部。成り行きで脚本まで任され、文化祭へ向けて本気で演技指導を行い、仲間たちと舞台を作り上げていく展開は、単なる事件捜査だけでは終わらない青春群像劇としての魅力があります。
本作で特に印象的だったのは、多感な高校生たちの感情描写。妙に共感できる部分が多かったのは、自分にも確かに「あの頃」があったからかもしれません。
身近な場所で突然「死」が現実になる恐怖。遠慮のない報道陣。事件の隠蔽に動こうとする学校や理事会。そんな大人たちへの怒りや、どうにも割り切れない感情の描写は、読んでいて時折居た堪れなくなりました。
一方で、教育実習生として学校へ潜入している刑事・公彦もかなり良いキャラクター。中山七里作品では年下扱いされることも多い人物ですが、今回は頼れる年上ポジションとして活躍しており、シリーズ読者として少し嬉しくなります。
正直、事件そのものはかなり残酷です。しかし本作は、演劇部での活動や仲間たちとの交流など、青春小説としての空気感が全体を包み込んでいるため、不思議と重くなり過ぎない。それでいて、高校生たちの「人の脆さ」や未熟さ、大人社会への怒りや戸惑いも丁寧に描かれており、青春ミステリーとして非常に読み応えのある作品でした。