【感想・ネタバレ】銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2のレビュー

あらすじ

2作目も暴走が止まらない、合計150歳の老老コンビ!

車椅子の探偵・玄太郎が病気で入院。その上、元裁判官の静は謎の復讐者に狙われ…。意表を突くトリック駆使の痛快事件簿第2弾。

※この電子書籍は2020年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

中山七里先生のシリーズの中で、すごくコミカルで痛快なシリーズ。
私も弦太郎さんのように口と頭が達者な老人になりたい。
年取る事がこんなに素敵なことだと思えるようになった。
そして、このシリーズがあの岬洋介シリーズに繋がり、悲しい事になるとは涙

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2025年09月08日

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第2弾の舞台は東京。
この2人があらゆる事件に向き合い、解決していく様は圧巻。
そして、他の中山作品への伏線も随所に散りばめられ、中山七里ファンとしては必読の一冊です。

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2025年08月30日

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ネタバレ

静おばあちゃんと玄太郎おじいちゃんの大活躍劇第2弾。

前作よりも少し重めの内容。
玄太郎おじいちゃんが「布団の上で死ねるとは思わない」と繰り返すところがこの後を知ってると切ない…

玄太郎おじいちゃんの行動に忌憚なく言い返す静おばあちゃんもだけど、みち子さんとの夫婦漫才もおもしろい。笑

4章と5章は法の正義を考えさせるシリアスモード。
しっかりどんでん返しもあって中山七里作品のいいとこ出てた〜

玄太郎おじいちゃんとのお別れ寂しい(;;)

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2025年08月27日

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今回は場所を東京に移して、シニアヒロインの活躍
というか、静さんの奮闘記録でございましたね
前半、頑固爺との掛け合いからスタートなので
この調子で、おもしろ路線で行くかと思いきや、突然かなりダークモードに
終盤はもう、ちょっとつらすぎますよって展開で、
読んでるこちらが辛くて落ち込んじゃいましたよ。
なんですかねぇ、血の繋がりとかよりもやはり自分なんですよね
人のために、なんてできる人、なかなかいないですわね
今回は裁判官の苦悩、その職務の大変さを学ばせていただきました。
まぁ、裁判官なんて選挙のときにバツ印つけろって言われるぐらいで
今のところ関わり合うこと皆無ですが、
そういう役割を務めておられるかたもいるというのはよく認識できました。

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2024年11月02日

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老老コンビの第2弾。
元判事と要介護者の暴走老人のコンビは最高に楽しい!
娘夫婦の事故は納得出来なかったけど、他の事件はしっかり解決してスッキリしました。
まだまだ続いて欲しいです。

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2024年09月05日

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久しぶりの中山七里作品。
さよならドビュッシーの岬洋介シリーズのあの香月玄太郎おじいちゃんと、テミスの剣のあの高遠寺静元判事が繰り広げる要介護探偵シリーズ第2弾。
いやー、今まで2人に纏わる作品を読んでいるからこそ、色々なパズルのピースが組み合わさり、ホントライトに楽しめた。
中山七里作品のずるい(良い意味で)ところは、既読作品の別シリーズの登場人物がクロスオーバーして登場することで、またその作品を読み直したいと思えるところ。
ファンにとっては嬉しい無限のループ!
とりま、静おばあちゃんにおまかせ、読み直そうかなw

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2024年07月31日

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静さんと玄太郎のコンビは本当に面白いです。特に最後の章は、玄太郎の玄太郎たるケリの付け方が小気味良かったです。円ちゃんのことも改めて分かったし、岬洋介も出てきて思わずニヤリ。今まで読んできたいくつかの作品とも繋がるので、改めて読み直そうかなと思いました。
さて、次はどんなことが起こるのやら▪▪▪

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2023年10月26日

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円と静おばあちゃんが一緒に住むようになった流れをしれて、他の作品との細かいつながりが発見でき面白かった。

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2025年11月21日

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 静おばあちゃんと要介護探偵第2弾、銀齢探偵社です。日本で20番目の元女性判事、静おばあちゃんと名古屋で香月地所を経営する経済界の重鎮、香月玄太郎(半身不随で移動には車椅子を要する要介護状態)がこの作品でもやってくれましたよ♪前作では名古屋が舞台でしたが、今回は玄太郎ががん治療のために上京して入院することになったことから東京が舞台となります。

 医療過誤、構造書偽造、高齢者の運転ミス、孤独死や介護など、様々な問題を取り上げつつ、ふたりはそれぞれの信念をもってその裏の裏まで白日のもとに晒していきます。ほんと、ふたりともやっぱかっこいい!!こんなおばあちゃんとおじいちゃん、好きなんですよね!

 「静おばあちゃんにおまかせ」に登場した孫娘の円も、あと司法修習生だった岬洋介もちょこっと登場します!!ラストがちょっと切なさを誘いますが、全体的にはライトな読みやすい作品でした。

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2025年09月16日

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タイトル通り80過ぎのお婆ちゃんと少し下のお爺ちゃんが活躍するミステリー。
でも、テンポはとてもスムーズに、爽快に、進んでいく。
自分の正義と他者から見た正義の違い。
必ずしも正義だけでは事が成り立たない現実を、元裁判官の静婆ちゃんを通していろいろと考えさせられました。

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2025年09月08日

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ネタバレ

オーディブルにて。

前作より楽しめた!
玄太郎の地所の社長、静の裁判官という仕事を生かした展開で読んでてすっきりした!
しかし、さよならドビュッシーに繋がってどうやら玄太郎が…とネタバレを見て、悲しいけども、ぜひ読みたい。オーディブルに入れて欲しい!

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2025年07月17日

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老老コンビのシリーズ、第二弾。
車椅子の暴走老人・香月 玄太郎。そして元裁判官の高遠寺 静。
2人が活躍する短編集、5篇。

玄太郎が入院することに。そして静の裁判官時代の同僚たちが謎の死を遂げる。果たして、狙われているのは、誰なのか?

驚きの真実が明らかとなる!

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2025年05月17日

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第2弾

といっても、これで終わりかな?
「さよならドビュッシー」読んだ人なら、元太さんのこと分かるはず…(T . T)

おじいちゃん、おばあちゃんコンビやけど、動きは軽快!
頭の回転も速い!

おばあちゃんは、法曹界に身を置いた正義を貫いた人。
おじいちゃんは、一人で事業を大きくして成功した事業家。清濁合わせ飲んで大きくした。
ある意味、2人は真逆の人やな。

こんな人らが、事件に入り込んだら、一悶着も二悶着もあるか…

正統派攻撃(静さん)で、警察、判事を動かして、容疑者を窮地に!
上手くいかん場合は、非正統派攻撃(玄太郎さん)で、容疑者の商売敵を巻き込んで、容疑者は、生活出来んようになって窮地に!

でもね。
話の途中でも、玄太郎おじいちゃんの行く末は分かっているので、そればっかり考えしまう。
半身不随だとしても、こんな元気でバイタリティあるおじいちゃんが…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

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2025年03月13日

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名探偵 静香さんの体裁ながら、実際の名探偵は傍若無人の老人である玄太郎さんといえるでしょう。
静香さんの清廉な生き方も良いが、それより無茶の中に世の中の真理を織り込んだ彼の発言は非常に含蓄があって更に良い。
もっと続いて欲しいシリーズです。

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2024年05月18日

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静おばあちゃんシリーズ3作目。
元裁判官の静おばあちゃんと車椅子の暴走老人玄太郎とのコンビによる連作短編ミステリー。
今回は、名古屋在住の玄太郎が癌の治療のため東京の病院に入院。そこで静と再会し、医療過誤問題、構造計算書偽装問題や高齢者の暴走事故など、ニュースで話題になった事件がテーマになっている。
玄太郎の暴走が事件解決の端緒となるのが、小気味いい。
この玄太郎、著者のデビュー作ともいえる作品で、すでに最期が判っていることに、哀切を感じる。
著者の小説には、他のシリーズの人物が時々顔を出すが、今回はファンにとってはうれしい岬洋介が司法修習生として登場。全作品を、書かれている時代別に並べてみたくなる。どなたか試してみる方は。

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2024年02月09日

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もの言えぬ証人/像は忘れない/鉄の柩/
葬儀を終えて/復讐の女神/エピローグ

要介護探偵は車椅子の暴走老人 玄太郎
静おばあちゃんは元判事 高遠寺静

お二人とも頭は切れると思う。どちらかと言えば冷静な静かに対して、思いついたらダンプやショベルカーのように邪魔者を押しのけて物事を推し進めるのが玄太郎。いいコンビだと思います。時々おたおたする静さんがかわいいです。

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2024年01月12日

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老老コンビ第2弾。読みやすいしスッキリ解決するのが良いです。前に読んだ「静おばあちゃんにおまかせ」や「さよならドビュッシー」をもう一度読みたくなりました。

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2023年11月14日

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靜おばあちゃんと玄太郎じいさんのコンビ、東京に場所を移して再び登場。
無理矢理突破を図る玄太郎じいさんと経験と人柄で警察にも頼りにされる靜おばあちゃんのコンビは、こなれてきたかな。
次はどこで、二人でコンビが見られるのできるしょうか?

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2023年10月22日

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相変わらずの傍若無人っぷりが際立つ玄太郎じいちゃん。
読んでいる分には爽快だが、実際にいたら鬱陶しいことこの上ないだろうな…(こんな言葉じゃ足りないくらいの非道っぷり)。

後半は事件同士が繋がっていて、黒幕も意外性はそこまでないけどすっきり納得できる。

玄太郎じいちゃんの最期を知っているから、ラストはなんだか哀愁が漂っているように感じる。

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2025年05月26日

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短編のようで全ての話が繋がって、最後は腑に落ちたというかスッキリしました。エピローグを読んで、自分には出来ないけど主人公達のように自分の正義を曲げないで生きたいと思いました。

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2024年03月09日

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ネタバレ

【収録作品】もの言えぬ証人/像は忘れない/鉄の柩/葬儀を終えて/復讐の女神

単行本で読んだ作品の再読。

謹厳実直で自分に厳しい元裁判官・静と経済界の重鎮で横紙破りの暴走老人・玄太郎。どちらも他人の人生に大きな影響を与えてきたことを自覚し、覚悟して生きている。やり方は違えど勧善懲悪を是とする二人の姿は好もしく、玄太郎の暴走っぷりは小気味よい。

しかし、後半二作は重い。
悪いのは犯罪者であって、それを正当に裁いた者ではない。
さらに、犯罪者の身内や元犯罪者を排斥する社会の問題。そこに悪意を向けて鬱憤晴らしをしなければやっていけないような人間を生み出す社会がおかしい。
社会と言ってしまうと大きな話みたいだが、実際は自分の姿勢の話だ。

静だけだと重苦しくなってしまう話だから、苦さを吹き飛ばしてくれる玄太郎の存在は大きい。

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2024年02月16日

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ネタバレ

中山七里の作品は相互に登場人物が重なる作品群がある
「さよならドビュッシー」の被害者である香山玄太郎が
「要介護探偵の事件簿」の探偵役である、本書の相棒は
「静おばあちゃんにおまかせ」で探偵の高遠寺静元判事
「静おばあちゃんと要介護探偵」は2冊ある、これらの
世界には随所に顔出す岬洋介の作品群が今後の楽しみ
シリーズでおなじみになってきているので、この作品の
弱点である事件への介入方法だけは疑問鹿ないけれども
そんなことより物語に入り込みたいのでスルーします

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

この後の話を知っているので、コンビがここまでというのは大分寂しい感じ。
オレオレ詐欺の犯罪に加担した息子のカタを取ろうとする父親の話とか切ないな、と思う。
それにしても脱税とはなかなかやはり亀の甲より年の劫って感じだなとニヤリってなりました。

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2023年12月17日

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