中山七里のレビュー一覧

  • ヒポクラテスの困惑

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    ネタバレ

    コロナを題材にした今作。正直、やられた!と思った。

    世界中の人がコロナ禍を経験した今、これ以上ぴったりな題材はないと思う。

    少なくとも、私は法医学者の三人が、どうやってこの時期を過ごしたのか、どう思っていたのか、聞きたかった。

    巻き込まれて、人の悪意をこれでもかと見せられたとき、確かに一番治らない、根絶できないのはウイルスではないと思った。

    シリーズ最新作にして、最高作だと思う。

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    2026年10月26日
  • 嗤う淑女

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    物語はどんどんスピーディに進んでいくのに、ツッコミどころはなく、端折られている感もなく読みやすかった。美智瑠の強かさは恐ろしいものだが、生への執念さえ感じた。中学生の時の体育館の件を見るに、この強かさと実行力ら生来のものなのだと思う。とにかく一気読みしまう面白さだった。

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    2026年10月25日
  • 絡新婦の糸―警視庁サイバー犯罪対策課―

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    サイバー攻撃、フェイクニュース、ネット炎上、
    などなど、まさに、タイムリーなストーリーだった。
    PHPの脆弱性を見つけたのも、AIだったとは、とても皮肉だ。
    家族以上に相談ができるチャッピーと、親密ぶりもよく目にする。
    SNSで、インフルエンサーを一度信用してしまったら、まるで新興宗教の信者のようになる人も出てくるだろう。
    一つの情報で、どれだけの速さで拡散されるか、
    デマでもフェイクでも、真実はどうあれ、
    たぶん、深く考えずに軽い気持ちで広めていく。
    ネットにあげられた人が傷つこうが、自殺しようが、それさえも、架空の中の出来事のように、考えるのだろう。
    みんなやっている、自分だけじゃない・・・といいわけをして。

    中山さんは、たぶん最初に犯人を登場させていると、エッセイに書いているので、この人かな?この人は?
    と、みんなを疑りながら考察をして読んだ。
    まさか、この人が!

    「VIVANT」のドラマで、野崎が蜘蛛の巣の餌食となって、膨大な情報網の中に飛び込んだストーリーを思い出した。

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    2026年10月25日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    御子柴シリーズ第一作目
    冒頭のシーンから驚きで「あれ、弁護士の話だよな…?」と不安に
    そして御子柴が何故悪辣弁護士になったのかの経緯、終盤から怒涛の勢いで明かされる事件の真相に目が離せなかった
    やはり簡単に真実にたどり着けない

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    2026年10月25日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    2週間ほど前から読み始め、後半は今朝5時半に起きて、一気読み。
    いやー凄かった。
    好きよ。かなり好きよ!
    たしかに字を追えなくなるほどの痛々しい描写はあったけれども、それ以上に印象に残ったのはきめ細やかな伏線回収。
    程よくヘビーで、程よくポップで。
    良い読書体験でした。

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    2026年10月24日
  • ネメシスの使者

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    渡瀬さんシリーズ第2弾!

    司法システムと死刑制度を取り上げた作品で、すごく考えさせられました
    ネットの怖さも再認識出来、理不尽すぎて悲しくなりました

    ラストはビックリしましたが、これはこれで良かったと思いたいです
    じゃないと誰も救われない

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    2026年10月24日
  • おやすみラフマニノフ

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    これはクラシックの本ですか?!
    とにかく曲を演奏している時の描写が凄まじい!!音楽はここまで言葉で表現できるものなんだって新発見です。ただ曲の特徴を紹介するのではなく、演奏者目線でどのように奏でるのかを、熱く書かれているのが本当に素敵です。この本を読んだみんなが思うことだと思いますが、めっちゃ聴きたくなりました。

    しかも、最後はしっかりミステリーになっていてお話としても面白いです。このシリーズとんでもなく好きかも♪

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    2026年10月24日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    嗤う二人ふたたびを読んで、この後、カエル男と話が繋がるという事で手に取りました。まさか本作が嗤う二人より前の中山七里氏処女作(改題)とは!
    七里氏のルーツが本作にありました。グロさはも勿論、本作においては民衆が暴徒と化す様子が見事に描かれていました。格闘シーンは読書にも関わらず思わず目をそらしたくなったほど。そして、最終章でのお決まりの大どんでん返しは見事でした。
    未読のカエル男ふたたび→完結編、嗤う二人(最新作)への展開が愉しみです

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    2026年10月23日
  • 超合理的! ミステリーの書き方

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    読者は皆、中山七里に見透かされている

    おそらくこれを読もうと読む気になった方は作家志望ってところでしょうか。そしてそんな人はすごく物書きとして楽をしたいと考えている、あるいはミステリーを簡単に書けるようになることを期待したことでしょう。
    先に言いますが残念、そんな思いは叶いませんでしたー。なんならそんな馬鹿のために中山七里が喝を入れるため、あるいはそんな奴を作家にしないため書いたのでしょう。
    いいですか、1作家本人がミステリーを書くのにめっちゃくちゃ苦労してるんですよ、しかも寝る暇も遊ぶ暇も作らないただひたすらにストイックで、それなのになかなか出すのに苦労してるんです。
    本書で中山七里が言いました。自分はひたすら読んでインプットしてきたからたくさん書けるのだと。私これを読んで思いました、作家になるべく人はこうであると
    皆少し楽しすぎですね。考えが甘い。AIが進みどんどん楽になる世の中でひたすら苦しむ覚悟がお有りでしたら是非読んでみてください。現実は地獄してますよ、作家はやっぱり地獄してこそ作家みたいです。

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    2026年10月22日
  • さよならドビュッシー

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    音楽にあまり詳しく無い私でも楽しめた!
    ピアニストの世界壮絶だなーと思ってたら、それ以上に壮絶な展開が待っててびっくり。
    自分にとっての大切なものを失ったからこそ、残ったものへの執着というか執念というか、そういう強さってあるよね。
    大切なものがたくさんありすぎると、結局どれにも集中できないんだけど、それはそれで幸せな事。

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    2026年10月22日
  • ヒポクラテスの誓い

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    法医学はアンナチュラルで有名になった分野だけど、その面白みがしっかり描かれていた。

    教授をはじめとした登場人物がとても魅力的だった。次の作品も楽しみ。

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    2026年10月21日
  • テミスの剣

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    毎作ではあるが、最後に展開していく結末に、あゝそういうことなのか!と納得させられていくストーリーに引き込まれていきました。
    人が人を裁く。人は騙す生物。表も裏も生きている人間ほど恐ろしい。

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    2026年10月20日
  • 有罪、とAIは告げた

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    前回読んだ「護られなかった者たちへ」に近いものを感じた。こちらもラストのどんでん返しと問題提起の作品だった。

    法神というAI裁判官が最終的にどういう失敗をして評価されるのかはなんとなく予想してたが、まさかここで中国思想が出てくるとは…。中国に批判的なのかな…?国としてやりそうなのは確かに中国だけど。

    何をAIが担い、何を人間が担うのか。その境目はやっぱり感情に関わること。法律はその国の人間が作った正義の基準になるもの。曖昧なそれを疑いもせずに分析しようし判断するのはやっぱりAIならでは。裁判官の判断にばらつきが出るのも感情があるから。それをアルゴリズムで踏襲しようとしても限界がある。常に「ここでは感情が抑止力になっていないか」を見つめAIの使い方について判断していかなければならない。

    日本政府には技術協力のやり方をぜひ慎重になってほしい。これは筆者と同感。

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    2026年10月19日
  • テミスの剣

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    始めから終盤までダレる事なく楽しめた。
    冤罪の犠牲者。
    警察側の隠蔽隠し。
    それを暴く正義の警察官。
    この一冊で色んな世界を見れて満足だ。

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    2026年10月18日
  • 悪徳の輪舞曲

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    このシリーズ本当に好き。
    どこを読んでもおもしろいという安心感と信頼がある。
    今回はトリック的な部分の驚きとかどんでん返し的要素は少ないけど、ずっと夢中になって読める作品だった。
    毎回最後の法廷のシーンは鳥肌が立つ。
    作品の中の事件が実際に起こった事件を彷彿とさせる部分もあって、法律に守られた加害者を自分がどう見ているか改めて思い知らされた。

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    2026年10月18日
  • 能面検事の挫折

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    ネタバレ

    不破VS御子柴、それだけでも大興奮なのに氏家さん!!!
    中山七里さんのシリーズ作品を読んでる者からすると大興奮でした。

    不破検事も御子柴弁護士も自分の流儀があって、揺るぎない1本の矢があって、
    職は正反対でも、2人は同じ位置にいるんだろうなぁ。
    最後の一文は苦しくなりましたが、挫折を乗り越えた不破検事の続きがあると信じてます。

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    2026年10月18日
  • 恩讐の鎮魂曲

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    シリーズということを知らず、いきなりこの本からスタートしてしまいました。結果、ドはまりです。
    弁護のために組み立られていくストーリーや、そこに至る強引な証拠の獲得がとても面白いです。

    また、シリーズを順に読まれている場合、前作ではきっと冷酷さを前面に押し出されているであろう主人公について、その心の変遷が見られる作品なんだろうなぁと想像。
    何にしてもシリーズは順に読んでいくに限るなぁと思いました!
    とても面白かったので、今から読んでいきます!

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    2026年10月17日
  • 暗殺の交響曲

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    弁護士 御子柴シリーズ第七弾。
    なんと、能面検事シリーズの不破検事も登場。
    (不破さんの能面検事シリーズ第四段『能面検事の挫折』にも御子柴が登場してる)
    名前だけだけど『総理にされた男』の真垣総理も出てくる。「おわっ!」って声出たよ。

     大阪で街頭演説をしていた元総理大臣が刺し殺される。犯人の女性はすぐに取り押さえられる。現行犯逮捕だし、防犯カメラとかに映像は残ってるし、簡単な裁判になるかと思っていたら、、、御子柴VS不破検事再び。どちらに軍配が上がるかな?

     納得の結末でした。

     私の中で中山七里さんといえば難読漢字。今回一番ビックリしたのはこちら↓
    恣(ほしいまま) 
    あなた一文字だったのね、、、

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    2026年10月14日
  • 悪徳の輪舞曲

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    御子柴シリーズに嵌る。今回は母親の弁護。妹と母親にペースを乱されながらも弁護していく。結果に驚かされました。御子柴シリーズあと2冊。。次は誰を弁護するのか楽しみ。

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    2026年10月14日
  • 暗殺の交響曲

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    死体配達人御子柴弁護士VS能面検事不破。リベラル政権で総理大臣を、就職氷河期世代を招いた恨み殺めた入山和奏を巡って対決するが…。動機もどんでん返し、犯人もどんでん返しのWを堪能。ただ、警察があまりにも重大な事実を見逃しているのでそこが水をさす。

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    2026年10月12日