中山七里のレビュー一覧

  • さよならドビュッシー 前奏曲

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    玄太郎氏の有り様が大好きで、楽しく読ませてもらいました。
     呼びつけられる立場の人間からは煙たがられるでしょうが、自分の身内に欲しいじい様です。

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    2026年04月11日
  • 追憶の夜想曲

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    まずは前作「贖罪の奏鳴曲」から読むことをお勧めする。
    そして、間髪入れず続けて本作「追憶の夜想曲」を読むことを強く勧めます。

    そうでないと、この結末が分からないままで終わるなんて本当にもったいないから。
    読み終わってびっくりした。続けて読んでよかったって思った。

    頭の切れる検事と弁護士。
    2人のバチバチの法廷バトルは読んでいてすごく楽しい。
    回転の早い言葉の応酬と駆け引き。ちょっとでも隙を見せたらバサっと切られるような身の引き締まる展開に魅せられてしまう。

    でも、何よりも展開の読めなさに、一体何がどうなって、次は何を求めているのか気になって、気になって、読むのを止められなくなる。
    そして

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    2026年04月10日
  • 有罪、とAIは告げた

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    ネタバレ

    難しい言葉が多く、さらに私自身に裁判に関する知識が全くないため、皮肉にもAIを使いながらの読書となりました。

    崎山さんのセリフがまさに!
    人が人を裁くことがどいうことなのかすごく納得させられた。
    AIはすごく便利だし、私自身業務でもプライベートでもたくさん使うけど、人間にしかできない仕事も今はまだたくさんある。

    AIは急速に進化していて本当にこわい一方で、AIに自分がどれだけ助けられているか。
    5年後、10年後がどうなっているのか不安と楽しみ半々。

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    2026年04月09日
  • 恩讐の鎮魂曲

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    『償いというとは言葉じゃなくて行動だ。だから懺悔は口にするな。行動で示せ』(作中より稲見教官)

    開幕早々、不穏の渦に飲み込まれた…
    贖罪の奏鳴歌もかなり衝撃的なスタートだったが、今作も結構珍しいスタートだったと思う。
    物語では、良い意味でいつもの御子柴と違うところも見れた気がする!
    いつも通り社会問題となってることを取り上げてて良かったなあと思う。今回は高齢化・介護職。七里作品のおかげでそういう問題について良く調べたり考えるようになった。

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    2026年04月09日
  • 七色の毒 刑事犬養隼人

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    7つの短編集でした。
    それぞれ、どんでん返し、面白かったです。
    私は、青い魚が、面白かったです。「何でも屋」を仕事にしているという男のセリフ「私は特にこれと言った、特技もない。けれど、人の欲しているものがわかる。それで、何でも屋、便利屋みたいな仕事をしている」だって。そんな人には、騙されちゃいますね。

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    2026年04月09日
  • 闘う君の唄を

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    『普段どんなに行儀よくしていても、いったん箍が外れたら人間なんて感情の動物ですから』(作中の台詞より引用)

    中山七里作品で幼稚園教諭の話!?とびっくりして購入。最初の方はそのまま幼稚園のお話でさらにびっくり!
    主人公の凛先生の思ったことをはっきり口にしてしまう性格が、自分と似てていつも以上に感情移入して読んでしまいました…笑
    幼稚園での心温まる話、モンペとの闘い、そして最後の方にミステリー要素も……!!七里作品でお馴染みのあの警部も出てきます!!
    でも、いつもの中山七里作品のような最初っから最後までの濃いミステリーを期待してる人には物足りないかもしれません。
    私自身はめちゃくちゃ楽しめたので

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    2026年04月08日
  • 武闘刑事

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    中山七里さんの本を読むのは初めてだったけど、最初から面白くて一気読み。

    文体も読みやすい。

    主人公たちのシリーズ他にもありそうなんで読もうと思う。

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    2026年04月08日
  • ハングマン 鵜匠殺し

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    トクリュウによって財産を詐取され自死した人々と、父親が経営する会社の資金を持ち逃げされ苦境に陥ってしまった鷲坂晃一は、詐欺被害者という立場は同じであったが詐取する側と詐取される側になってしまう皮肉な関係を描く。
    法的な束縛のない復讐を是とするハングマンは、司法捜査から手の届かないトクリュウの指示役へと狙いを定める。
    物語としての溜飲は下がるが、悪を排除する行為も悪であるだけに、すっきりしない終わり方が複雑な余韻を味合わせてくれる。
    単純な勧善懲悪でないところが読みどころになっている。

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    2026年04月07日
  • 能面検事の死闘

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    中山七里『能面検事の死闘』光文社文庫。

    シリーズ第3弾。

    予想外の展開と犯人の正体。今回も非常にリーダビリティが高く、読み応えがあった。

    忘れた頃に起きる無差別殺人という人命も人権も無視した非道な犯罪。確かに思った通りの人生を送れずに不満はあるのかも知れない。しかし、その不満を間違った方法で解消しようとする考えは許すことが出来ない。


    南海電鉄岸和田駅で無差別殺人事件が発生する。犯人の32歳の笹清政市は駅構内にレンタカーのワゴン車で突っ込み、3人を轢き殺し、さらには車から降りてサバイバルナイフで3人の女性と小学生1人を切り殺すという残虐な犯行を行ったのだ。

    駆け付けた警察官に取り押さ

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    2026年04月07日
  • 被告人、AI

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    AIシリーズ第2作。前作はデータベース、機械学習レベルのAIだったので補助AIどまりだったが、今回は被告人としてAIが実際に罪に問われるかという挑戦的な作品。まあ、AIは学習内容によっていかようにもなるものだから、アルゴリズムや食わせるデータで人間の意のままにできるため、犯人は人間であることは間違いない。従って、いつも通り(人間の)犯人を捕まえることに専念しよう。

    裁判ということで主人公の裁判官は静おばあちゃんの孫の高円寺円。前回活躍したものだからAI担当にさせられる。下っ端はつらいよ。もし有罪となり執行猶予が付かなかったらどうなるのだろう。拘置所に入れられ、コンセントにつながれ、更生プログ

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    2026年04月07日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    一気読みしてしまった。
    どうにも止まらなかった。

    冒頭から主人公であるはずの弁護士がなぜか死体を運ぶところから始まる。
    どうやって死体を処理しようか考えている。
    しかも「死体に触れるのは、これが二度目だった」と。
    まさかの前科持ち。もしくは現役の殺し屋兼弁護士なのか?

    いきなり混乱する状況下で、国選弁護人として殺人事件の弁護をするためにの調査から物語が展開していく。

    最高裁裁判のシーンからラストまでの逆転に次ぐ逆転劇は、本当に息をするのも忘れてしまうくらいの怒涛の展開だった。

    人の思い込み、偏見、差別。
    最後は何だかいろいろと考えさせられもしました。

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    2026年04月07日
  • 切り裂きジャックの告白 刑事犬養隼人

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    犬養と古手川のコンビがとても良い。
    若手の古手川の突っ走るような考え方などを、ベテラン犬養は認めている。そして、犬養は、古手川を信頼し、コンビとして助け合う。古手川が大活躍だ。

    今まで読んできた、御子柴シリーズや能面検事では、アシスタントが、けっこう平凡で、すごいリーダーから学ぶ形だった。今回は、アシスタント的存在の小手川は、犬養から学びながらも、犬養も感心するほど、機転が効く。

    犯人は誰だ?のどんでん返し!そしてまた、どんでん返し!面白かった!

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    2026年04月06日
  • 恩讐の鎮魂曲

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    恩師のために弁護する御子柴が、感情出して熱くなってるシーンに感動した。 
    今までは全く見えなかった人間らしさが見えた。
    新情報がどんどん出てくるのでわくわくしながら読み進められた。

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    2026年04月05日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    ネタバレ

    容疑者と思われていた男が犯人だと思い込まされていただけで、犯人が捕まったと思いきや真犯人が別にいるというどんでん返しと、最後の最後で次のターゲットを選ぶところでこれが因果応報…!と思わされるシーンでゾクゾクした。御子柴礼司シリーズも好きなので、そこからの登場人物の繋がりも楽しんで読めた。

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    2026年04月05日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    原作未読。ドラマ版の感想です。 この著者は初めてでですが、どんでん返しがすごいとの事でまずはドラマ版があったので見ました。 黒幕に驚きました。 ドラマシーンでも死体描写はとても凄惨です。(解剖は四肢のみ) 主人公の刑事はボコボコにされるし、エンタメ重視の過激さはありますが、刑法39条について考えさせられる社会性な面もあります。 実際には減刑されても閉鎖病棟への強制入院となりますし、障害者と認定された人が罪を犯すのは高くはありませんので誤解しなければいいかなと思います。 正直危ないのはグレーな人達ですね…

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    2026年04月04日
  • 連続殺人鬼カエル男ふたたび

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    ネタバレ

    読み進めるうちに感じる違和感と、『まさか』『え?』の連続でページをめくる手が止まらない。『もしかしてあの人が??』と思っていたのにまったく関係がなかったりして、面白い。
    そしてまた刑法第39条について考えさせられる。他の作品でも、刑法第39条についてを扱っているものがあり、読んだことがある。『精神病』を本当に鑑別できるのか、振舞っている人もいるのではないか?と精神科医は、心理士は、鑑別できるのか?と。一瞬であれば難しいかもしれない。長期的に診ればわかるはずだし、プロとしてわからなくちゃいけない。本文には医療刑務所についても記載があり、専門家は自身の質を磨き続けなきゃいけないなと改めて思った。

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    2026年04月04日
  • 能面検事の死闘

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    ゆっくり読もうと思ってたけど、やっぱり、一気読みです。中山七里さんの本は、先が気になって気になって。
    能面検事、感情を外に出さない、検事。
    とても徹底してる。お付きの司書が、一般論で話すけど、だからこそ、能面検事の個性がひきたつのかも?
    関西弁は知らないので、あまり、気になりませんでした。ストーリー、プロットがやはり、素晴らしいです。
    読書を楽しめます。

    どうして感情を外に出さないのか、それは、若く未熟な時に、感情敵になり失敗した過去がありました。それから、戒めとして能面検事となり、淡々と事実に近づいていきます。

    社会的な問題も、考えさせられますね。だからと言って、犯罪行為は、良くないし、

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    2026年04月04日
  • さよならドビュッシー

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    ネタバレ

    著者の巧みな物語構成、鮮やかな情景描写にすっかり魅了された。
    火事で周りを炎に囲まれている様子、聴いたこともない音楽やその劇場の様子、人の感情・表情…。
    自分も火事に巻き込まれた気分になったし、すごい音楽を聴いているような気分になった。

    物語の途中では遺産相続、障害を持つ人が生活する過酷さ、いじめ、嫉妬、思い込み…、人の「汚い」部分までしっかり描写されていて、読んでいて苦しくなる時もあった。
    しかし、最後のコンクールでは、「彼女自身」のそれまでの努力の成果やピアノへの執着心・貪欲さが力一杯表現され、多くの人の心を動かし、岬洋介のおかげで周囲の思い込みからも鮮やかに解放された。爽快な終わりで気

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    2026年04月03日
  • 能面検事

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    感情を外に出さない、能面検事!
    面白かった!短編です。

    御子柴シリーズ、好きでハマってたから、次に、何読もうか、お迷い中です。

    でも、能面検事、良かったです。
    でもでも、やっぱり、
    御子柴ロスで、
    ちょっと、ぼやんとしてます。
    それくらい、御子柴、魅力的でした。

    能面検事もおもしろいですよ、この先、
    彼の過去とか、もっと、
    出てくるのかな?

    それでも、
    中山七里さん、面白いです。
    能面検事のシリーズを続けて、
    読みたいと思います。

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    2026年04月02日
  • さよならドビュッシー

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    再読してみると犯人だけは覚えていたけど、何故この人がという動機や理由に思い至らず、楽しく読めました。犯人は朧げながらわかっていたのですが、肝心なことを忘れていたので、この話の中でのいちばんのトリックに気づく楽しさを味わえました。忘れることも必要ですね。火事が原因で障害を負った主人公がピアノコンクールにチャレンジするストーリーは、まるで音楽青春小説で、音楽が好きな人なら必ず楽しめます。だけど、やはりミステリーです。トリックがあり、謎を説く探偵の役割をする岬洋介もいます。ピアニストで探偵の素質もあり、複雑な特徴をもつ岬が講師として主人公に与える影響にも素晴らしいところがあり、ミステリーだけにとどま

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    2026年03月31日