中山七里のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレとても面白かった。展開がどんどんと進み、御子柴を知る度にどんどん話に引き込まれていった。最後のどんでん返しの連続には何度も驚かされた。感情を表す表現や風景などの表現の一つ一つが細かく、臨場感があった。初めは性格が悪くて冷酷だと思われていた御子柴が、過去を知るうちにいい人だと見方が変わっていったのも面白いし、御子柴や登場人物の心理表現が本当に繊細で情景を想像しやすかった。
ただ自身の読解力不足かもしれないが、里美についての深掘りがあまり無かったため、御子柴の悪徳ぶりを引き立てるのにはいいかもしれないが、最終的にはなんだったんだという若干なんとも言えない気持ちになってしまった。もっとこの女性の苦 -
Posted by ブクログ
パスカル『パンセ』の以下を何度も思い起こしながら読んだ。
「どうしてきみは僕を殺すのか。」
「君が川の向こうに住んでいるからだ。友よ、もしこちら側に住んでいれば僕は人殺しだ。でも向こう側だから僕は勇者だ」(若干意訳)
住んでる国が違うだけなのだ。
社会は完全じゃない。
でもより多くの人が幸せになるように少しづつ変わっていってほしい。
その願いみたいなものがまさにこの本なのではないか。多くの人が考えるきっかけになっている。
自分が今後難病になって回復の見込みが無ければ安楽死したい。
今そういう法は日本に無い。
明日にも事故や病気で激痛を伴う症状に自分も、誰もがなりうる。
今、声を上げなくてい -
Posted by ブクログ
能面検事シリーズ第4弾。第4弾なので過去の3冊を読んだのかと確認したら、第1弾しか読んでいなかった。しかも一度、私も読むのを途中で「挫折」して、2回目でようやく読み切ったようだ。検事に対するイメージが最初はピンと来なかったのは、テレビドラマの「HERO」の影響かもしれない。キムタクの様な検事が実際とギャップがありすぎて混乱した。ところが、去年(2025年)のテレビ東京の「能面検事」を見た時に、やっぱり検事はこういうイメージがしっくりくるものだ。不祥事検事が横行する中、実際にこれだけ完璧に仕事をする検事がいるのかは不明だが、真剣に事件と向き合う姿には共感した。加えて、不破俊太郎役の上川達也の演技