【感想・ネタバレ】隣はシリアルキラーのレビュー

あらすじ

ぎりっ、ぎりっ。ぐし、ぐし。ざああああっ――。深夜2時20分、東京都大田区にある工場で働く神足友哉は、今日もアパートの隣室から聞こえてくる、何かを切断しているような不気味な物音で起こされた。ふと、隣人で外国人技能実習生の徐浩然が死体を解体する姿を妄想するが、近所で女性の遺体の一部が発見されたことで、それが現実味を帯びる。気になった神足は、真夜中に部屋から出た徐を尾行すると、想像を絶する恐ろしい展開に……。五感から震え上がるような体験を提供するホラーミステリー。

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Posted by ブクログ

中山七里さん作品の中でもだいぶのエンタメ作品という感じ

気持ちいい伏線回収で
いろいろ忙しくしてて一気読みできなかったのが残念だけど読みやすくて最後まで完走できたのは中山七里さんゆえ

被害者も、加害者も、演者すべての気持ちがわかる…
起こるべくして起こった事件というか

私的にはあまりホラーやえぐみは感じなかったかな
とにかく真相が知りたかったって感じでした

葛城刑事キャラ強
シリーズもんなんですか?

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

最初はよくある隣人が殺人鬼で〜みたいな話だったのが主人公の過去や周りの人間の関わり方等で展開が2転3転したと思いました。
読む手が止まらず一気読みしました。。

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2025年06月12日

Posted by ブクログ

夏の真夜中、アパートの隣室から気味の悪い音が聞こえてくる…
この『夏』という季節が、より一層不快感が増していると思う。
舞台は某工業地帯という事で、専門的な薬品等のにおいについて描写が出てきます。何一つ嗅いだ事ないのですが、あぁこれは絶対に嗅ぎたくないなーって想像出来て、嗅覚からも不快度が上がります。絶対夏に嗅ぎたくないタイプのにおいです。
でも一気に読みたくなるストーリー展開で、ミステリー初心者の私は読みやすかったです。
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私の不注意だったのですが、先に解説読もうとした時、最後の1ページをチラッと見えてしまい後悔しました…
そこで少しオチが予想できてしまったので、これから読まれる方気をつけてください!

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

ドキドキハラハラで一気読み。

工場の社員寮で、隣に住んでるカタコトの中国人が夜中に人を解体してるような音聞こえてきて、気になって眠れない。っていうのが冒頭で、
どんなオチになるんやろ?
実は幻聴ってオチ?それか何か別の音やろ?って思って読んでたら、、、∑(゚Д゚)

ラストのシーンはさすが、
どんでん返しの帝王 中山七里先生!!
面白かった!!

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

予想よりホラー味は全然なくて良かった
連日隣から質量のあるものを切り落とす音が聞こえてたらしそりゃ恐怖
この著者の割には淡々としてるしグロくないなぁと読み進めていたけど、ラストで「わぁ、やっぱり…」
刑法第39条系が出るのはもうマストだ

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2025年10月05日

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今年のナツイチはホラー読みたいなぁと思って買った1冊。音がリアルすぎて、思いの外、めっちゃくちゃ怖くて、おしっこチビりそうになった。

じっくり考察しながらではなく、サクサク読みたい人にオススメ小説。最後は、衝撃な事実に震えた。

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2025年09月04日

Posted by ブクログ

ナツイチでの紹介で購入

物語が進むごとに
印象が変わっていき
読後に受けるのは
スッキリとさわやかな空気

主人公が持っている問題は解決したわけではないし
悲しい事件でもあったけど
主人公が新たな一歩を踏み出したと感じた終わり方だったんではないかと私は感じた

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2025年09月01日

Posted by ブクログ

ずっと気になっていた作品。ナツイチ対象作品になっていたため重い腰をあげてやっと読めた。
冒頭の擬音から始まり、臨場感が溢れる表現で引き込まれた。
ただ、どんでん返しという感じはあまりなくさくさく読み進められた。

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2025年07月28日

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久しぶりの中山七里先生❢
隣室から聞こえてくる不穏な物音。
いや〜、センパイの矢口が怪しいなぁと思ってたらまさかだった。ただただホントにいいセンパイだったってゆうね。
犯人は分からなくて一気読み。

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2025年07月20日

Posted by ブクログ

本来ならば星3つ、と感じてしまったのは、私自身が中山七里さんの作品を多く読んでいて、今回もラストのどんでん返しをある程度予想できてしまったからです。ただ、著者の作風に慣れていない方には、十分にサプライズがあり、楽しめる内容だと思います。物語のテンポも良く、サイコパス的な展開でありながらも、読後に変な後味の悪さが残らないバランス感覚も好印象でした。

また、単なるサスペンスにとどまらず、作中では外国人労働者や前科者、ホームレスといった現代社会が抱える問題にも触れられており、物語に厚みを持たせているのも評価できるポイントです。社会派ミステリとしての要素を巧みに織り交ぜながら、エンターテイメントとしても成立させている点は中山七里作品ならではと言えるでしょう。

中山作品のファンはもちろん、社会問題を盛り込んだサスペンス小説に興味のある読者にもおすすめできる一冊です。

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2025年07月06日

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ネタバレ

以前同著者の作品を読んで、気になったので拝読しました。思っていた以上にスリルがあって面白く、満足しました。
隣にシリアルキラーが住んでいる事と、警察に自分の素性を知られてはいけない事のダブルで緊張させられました。
疑ってる時の警察の聴取は本当怖いなと思います。人生で職質は絶対に受けたくないけど、葛城さんなら良いかもしれない。飄々と冷静で、優しさもあるなんて、ファンになってしまいました。

シリアルキラーから彼女を守ろうとしていた主人公が気の毒すぎる展開でした。シリアルキラーが一見普通の人というのは、あり得そうですが信じたくないです。先輩の明るさと優しさに緩和されます。
個人的には、徐も良い人だけど、死体解体するよりも先に、彼女の為にやる事はあったと思いますね。ソレダケじゃないと思います。

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2025年06月15日

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ネタバレ

「ううん。徐さんを怖がっているのは当然だけど、それ以外の何かも怖がっている。言ってることが矛盾してるのはね、怖がる対象が二つ以上あるからよ」

タイトルも帯もゴール地点を指しているから、どうにかどこかで捻ってくると身構えて読んでいた。動機までは読めなかったけど、意味深な伏線が所々あったから、結末は想定通り。スーさんの不気味さは、読み返せばもっと本心がわかるようになっていたんだろう。見た目や国籍、本国でのバックグラウンドなど、偏見や思い込みでネガティブなイメージをもつことはよくないが、こういう状況ではまずそうした人に嫌疑の目が向いてしまう。スーさんの純朴さと、お礼に死体を刻むという狂気が同居しているのが最後までホラー。

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2025年05月25日

Posted by ブクログ

強いホラー要素は感じなかったものの、
ホームレスや前科者、ストーカーなどの社会問題も取り入れられていてページをめくる手は止まらなかった。

擬音やカタコトの話し方などに多少の恐怖は感じた!!

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2025年05月20日

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様々な社会の闇や生きにくさが浮き彫りにされる。終始読みやすく、ヒリヒリする緊張感と主人公の葛藤を感じつつも、ラスト数ページまで完全に気を抜いてた。こういう終わりかって…思ってたらいやいやさすが!

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2025年05月16日

購入済み

読みやすかった!

非常にサクサクと読み進められて、一気読みしてしまいました。矢口さん推しです♪「どんでん返しがすごい」と聞いて手に取ったのですが、途中から予想できちゃいました…それでもとても面白かったです。中山七里さんの他の作品も読んでみたくなりました!

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2024年11月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シンプルに読むのに時間がかかってしまって、前半と後半のつながりをあまり深くかけない。ただ、後半のどんでん返しは面白かった(なんかあるんやろなあって予想は少しできていたが)。紗穂里の動機がちょっと弱い気がした。どんでん返しはいいけど、その後処理(動機づけ)がちょっと雑いんかもと思った。けど、マジで後半は面白くて一気読みした。緊迫感が伝わってきて心臓の鼓動すら聞こえた。中国の一人っ子政策の闇や、ホームレスなど、戸籍すら持てない人の話は印象深い。売るものがなくなっていくと、最後には存在を売らなければならないと言うのも筆舌に尽くし難い気持ちになった。

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2025年12月02日

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明らか怪しい隣人の部屋から何かを解体する音が…
夜中尾行してたら死体の一部まで見つけちゃったらもう犯人は研修生の徐でしょと思うけど、主人公しかり、意外とみんな怪しいから警察も疑心暗鬼。
二転三転ありつつ犯人は意外と想像範囲内。
動機がトラウマありつつも、殺人までしちゃう?という疑問符付くけど、まぁそれぞれ事情はあるしね!
徐と神足の過去の苦悩もそれぞれ大変です。

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025-5

深夜にゴリゴリ音が聞こえて「死体でも解体してるのか?」って発想はぶっ飛んでるのでは?と思ったけれど、真相はもっとぶっ飛んでいた。

真相が気になりすぎて一気読み。

矢口先輩がいい人すぎて、この人が主人公のそばにいてよかったなあと思う。主人公が過去に犯した過ちは消えないけど、それをちゃんと意識して繰り返さないようにしてるところは良かったと思う。

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2025年10月21日

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読み進めていくと、最初ほどのインパクトはなかったような、、
ただ主人公の過去についての話は面白かった

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2025年09月29日

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読む前は、多分連続殺人鬼が次々と殺人をしていくさまをブラックユーモアを交えて語られる、言ってしまえば軽めの物語かと思っていた。だけど、読んでみるとすぐに違うことがわかる。ラストに近づくにつれてそれが顕著になり、読み終えると読み始める前の自分の予想が馬鹿らしいものだったことに気づく。ただのホラー、ミステリー小説として楽しむのももちろんだが、主人公の神足やシリアルキラー、除の過去などにもスポットが当てられており、現代の社会問題なんかにも触れることができる。そして、中山七里さんの作品を読むと毎回思うことだが、読み始めると止まらなくなるほどの読みやすさ。中山七里さんは嗤う淑女シリーズの2作目まで読んたことがあるが、カエル男や護られなかった者たち、岬洋介シリーズなんかも読みたいなと思ってしまった。

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2025年09月23日

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ネタバレ

「隣はシリアルキラー」という題名が「隣室はシリアルキラー」としなかった理由は、「隣(にいる存在)がシリアルキラー」=主人公の彼女がシリアルキラーということを含意したかったからではないか?

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

メッキ工場の安普譜の寮。隣の部屋の風呂場からギリッギリっぎりっ,と何かを解体している音がする。気になって眠れない神足友哉。寝不足で,あわや職場で死にそうになる。でもこのままだと、本当に事故死してしまう。
隣は徐浩然(じょはおれん)と言う中国人。交渉しても「ニホンゴワカラナイ」と言って取り合わない。
そうしていると25歳女性の腕が見つかる。
まさか隣で本当に人の遺体を解体してるのか!?
そうしているうちに、第二、第三の遺体の一部も見つかる。それらは全部,一部だけ。そして被害者は若い女だ。
徐が、腕を捨ててるのを見た。それを警察に匿名でリークするが、腕は見つからない。だがしばらくして少し離れた場所で見つかる。徐は、神足がつけてたのに,気がついていたんだろうか?

警察の捜査はなかなか捗らなかった。リークされた徐浩然も疑いを持つが、彼を被疑者として冤罪だった場合国際問題になるのでなかなか難しい。
そんななか、神足友哉と言う人物が怪しいとされる。それは彼の秘密が明らかになったから。


って話。

バラバラ遺体の事件だけでなく、神足の過去も交差していく。神足がもっと普通の人だったら警察にも相談しやすかっただろうに。

あと、まぁ、この人怪しい?ちょびっとって思った人が、ソレだったんだけど、その辺がサラッとしすぎてるなーと思った。
動機はわかるけど、長編小説の最後が
サラッとしすぎてて、もうちょい心情などつっこんでくれてもよかったかなーと思う

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

中山七里先生の作品2作目

壁の薄いアパートの隣の部屋に連続殺人犯住んでいたら……とてもじゃないけど落ち着いて生活なんて出来ないですよね。

背筋が寒くなりました。
最近の暑さにへばり気味のところで読んでたので、気持ち耐えられずちょいちょいページ捲る手を止めて、深呼吸してまた進むの繰り返しでした。

元気な時に読んでください。

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2025年08月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

実際にこんなことはなさそうだが、真犯人は、途中から怪しさを感じてしまい、やはり、、という感じだった。しかし他の方も言うように動機がちょっと弱いと思った。全体的にテンポがよく引き込まれたのであっという間に読めてしまった。不思議な中国人は、やっていることは凄惨だが、心が綺麗な方だと思った。

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2025年07月31日

Posted by ブクログ

⭐︎3.5
・隣の部屋から深夜に響く恐ろしい音、事件の残虐性など序盤から惹きつけられる内容だった。主人公の驚きの過去が明らかになったり、ラストまでは犯人探し含め楽しんで読めた。
・中山七里さん著ということで期待しすぎてしまったからか、結末が弱く感じてしまった。犯人の意外性だけがあって、キャラクターや動機が中途半端で印象に残らなかったのが少し残念。

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2025年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと気になっていた一冊でようやく読めた。初めての中山七里さん!
最後まで徐が怪しかったけど、最後はどんでん返しでびっくりした。
隣の部屋で死体が解体されていて、職場も同じなんて状況は怖すぎるし最悪すぎる…
逃げ場のない恐怖がずっとあった。

一度、罪を犯して服役すると再びまともな仕事に就くのはすごく難しい現実や、戸籍を持っている当たり前の大切さや、戸籍売買に潜んでいる問題など社会問題についても触れていて、ただのホラーミステリーではなく読み応えがあった。

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2025年07月22日

Posted by ブクログ

久しぶりの中山七里先生
不穏な隣人
深夜に始まる不快な物音
日常に感じるホラー体験風
何をしているか見えない物音って
悪い方向にしかイメージがわかない

ぎりっ、ぎりっ。ぐし、ぐし。
近隣で遺体の一部が発見されたから
イメージはますます膨らむ

そして、中山七里先生らしく
戸籍売買問題、中国のひとりっ子政策からの無国籍問題という社会的テーマをライトな感じで背景に持たせる

まあ小説ですと、不快な音から事件に発展しますが、賃貸物件ではクレームに発展します
本当に音に敏感な方はせめて最上階へのご入居をお勧めしたい、思うのです

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2025年07月14日

Posted by ブクログ

深夜2:20、神足友哉は、アパートの隣室から聞こえてくる不気味な物音で起こされた。ふと、隣人の徐浩然が死体を解体する姿を想像するが、近所で遺体の一部が発見されたことで、妄想は現実味を帯びる。
気になった神足が真夜中に外出した徐を尾行すると、想像を絶する恐ろしい展開に……。


職場の寮の隣室から、夜な夜な聞こえてくる不気味な音と周囲で発生する連続バラバラ殺人事件から始まるホラーミステリ。

なんとなく、普段あまり意識しない心の深くに根ざす差別意識のようなものを刺激される作品。異常な事態が起こった際、普段あまり関わりの深くない人間が不審な行動を起こしていたら、どこかで妄想が過ぎるとは思いながらも疑ずにはいられないかも。
実際は、近年近所付き合いも希薄な場合も多いかと思うので、実際隣人がどんな悪事を働いていても分からない事がほとんどかもしれませんね。

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2025年07月13日

Posted by ブクログ

フーダニット、或いは動機探し、どんでん返し、そういったものを期待してしまうといまひとつです。途中で少しずつヒントを与えてくださっていて、容易にわかってしまうので。
そうではなく、人間ドラマを読む、となると、登場人物の細かな描写であったり、それこそ冒頭の擬音であったり、表現が上手な作家さんです。
「カエル男」もそうでしたが、グロさだけでなく、その他の描写に目を向けて欲しいなと思います。
というわけで一気読み。
☆3ですが3.5くらいかな。

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2025年07月11日

Posted by ブクログ

最初の音から始まり、不安煽るような行動までは良かったけど、そこから色々なテーマが描かれていたのでその分内容が薄く感じた。最後の終わり方もスッと終わって味気ない感じ。

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2025年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まったく怖くなくて拍子抜け。ほぼミステリーでした。
前情報なく読んだけど、予想通りの真犯人(動機もほぼ予想通り)で個人的にはなにもひっくり返らなかった。
刑事コンビのキャラクターがよくて、この2人を主人公の話が読みたいなと思った。

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2025年05月17日

購入済み

イマイチ

ラストまではまったく緊張感がなく、オチも取ってつけたよう。
警察の無能ぶりも含めてすべての人物がご都合的。
ミステリとしてもサスペンスとしても物足りない。

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2024年09月12日

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