【感想・ネタバレ】隣はシリアルキラーのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

単行本の時から気になっていた作品だったので読んでみた。
隣の部屋から「ギシッギシッ」と死体を解体するような音が聞こえるという恐怖マックス設定。
隣人は不気味な雰囲気の中国人。
ホラー作品なのかなと思っていたけど、ミステリだった。
主人公の秘められた過去にもゾッとした。
会社の後輩に想いを寄せるストーカー側の心理が細やかに描かれていて、恐ろしかった。
なんならこっちの方が怖かったかも。
そして、一度犯した罪に対する世間の目はやはり冷たいものなのだなと。
重たくなかったのでサクッと読めました。

0
2024年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中山七里先生の長編小説。
隣から何かを解体するような音が聞こえ、そこの住人である徐を追いかけてみると彼が体の一部を捨てているのが目撃された。そこから始まる恐怖のサイコサスペンス。
序盤から明らかに徐が怪しい雰囲気を出しているので、中山七里先生のことだから彼ではないんだろうなという風に読んでいました。犯人の正体は驚いたし、なにより神足や徐が可愛そうだと思ってしまった。彼らにはなんとか救われて欲しいと想いました。それにしてもミスリードが上手いなぁと、矢口やもしかしたら本当に神足の妄想なのではと思わせる描写もあって騙されてしまいました。とても面白かったです。

この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
神足友哉/五條美樹久:内山昂輝
矢口正樹:杉田智和
徐浩然:下野紘
別宮紗穂里:伊瀬茉莉也
宮藤:安元洋貴
葛城:石川界人

0
2024年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後100ページは一気読みだった。
どんな恐ろしい展開になるかと怯えながら読んでいたが、最後はハートフル?な感じで終わって救いようのある話だった。
中山七里先生は初読みだったが、読みやすい文体で他作品も読んでみたい。

0
2024年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

言葉が通じない外国人への偏見、外国人技能実習生の実態、前科者の社会復帰の難しさ、様々な社会課題を絶妙に織り交ぜた作品。
まさに中山七里の真骨頂。自分の身近でない世界であるものの、現実に同じ境遇の人が実在するのだと、小説の中だけの話ではないと確りと脳内に焼きつけられる。
複雑さ故の、①事件の真相はやや無理矢理詰め込んだ印象と、②終盤の展開の異常な速さ、は少々気になった。
前科者の社会復帰を真の意味で支えられる社会の寛容さが、実現される未来に期待する。

0
2024年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の数ページで、急展開。
やばいシリアルキラーかと思ってたけど、
日本語教えてくれたからっていう
気持ちが切なくなった。

0
2024年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルに惹かれて購入しました。
中山七里さんの作品を読んだのは、これが2作目でした。同じ出来事でも、それを見る人によって捉え方が大きく異なるという点が、以前読んだ「護られなかった者たちへ」に通ずるように思います。

「隣人がシリアルキラーで、深夜不気味な音が聞こえてくる…」
その導入にぐっと惹きつけられたものの、途中警官視点になる辺りから、徐々に気持ちが離れていってしまいました…。はっきりとした理由は分かりませんが、警官が出てくることで「容疑者=捕まる人」vs「警官=捕まえる人」という構図になってしまうのが面白くないと感じてしまうのかもしれません。
序盤、廊下で主人公と隣人が鉢合わせてしまう場面のような、「シリアルキラー」vs「主人公」の構図のまま進んでいって欲しかったかなあ。

0
2024年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初から不穏な空気で読み進めると意外な展開だった。
主人公が潜り込んだ工場で手をついた所が伏線になるかと思ったら、ならなかったのがちょっと心残りであるが全体的に面白かった。

0
2023年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

徐が犯人のまま進むか、神足が犯人というどんでん返しが来るのかと思ったらそのまま徐が犯人で逮捕された‥と思ったらまさかのそっちですか!!!な感じで、途中まではありきたりでこのまま想像通りで終わりそうだったからこそ真犯人が分かって驚きだったがなにか物足りなさがある。

0
2023年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【2023年120冊目】
帯の煽りに惹かれて購入しました。思ったより怖くなかったです、どちらかというとミステリー要素の方が強いかも。

毎夜、隣の部屋から聞きたくもない音が聞こえてくる。まるで何かを解体しているかのような――嫌すぎますね。徐々に真相に近づいてはいくものの、主人公にも素直に警察のお世話になれない部分があったのが、物語の肝だったような気がします。

すんなり解決しないのがミステリー小説だろうと思いながら読んでましたので、ちょっとだけやっぱりね感もありました。

0
2023年10月02日

「小説」ランキング